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説明してくださってありがとうございます。ここまで読んで、物語にとても深みを感じました。
ハーリンの物語をどうか書き続けていただけたら嬉しいです。これからの更新も楽しみにしています。
先の展開がまったく予想できないので、これはもう大人しく待つしかなさそうですね……(笑)
(´∀`*)
  • 投稿者: Giri Nehan
  • 2025年 12月29日 20時09分
大丈夫です。そう考えてしまうのも、無理はありません。
実は私自身も、同じことを何度も考えました。
その問いがあったからこそ、この章が生まれました。
そして、その結果としてヘイルは死に至ったのです。
完璧なものなんて存在しません。
一見すると完璧に見えても、どこかに必ず“隙間”があります。
それはとても小さくて、気にも留めないほどのものかもしれません。
けれど、時が来た瞬間――
その隙間は一気に広がり、崩れ落ちる。
そして、誰もその時に備えてはいなかったのです……。
それと、次の章は今週の土曜日に公開予定なので、あまり心配しすぎないでくださいね。
私は第1話からずっと読んできました。今回の話について、いくつか質問があります。
今回を見る限り、皆それぞれ2つの選択肢があったように思います。

ヘイルは家族と一緒に家の中に残るか、自分の復讐のために外へ出るかを選べました。
ハーリンは母の言うことを聞くか、ヘイルを助けるために外へ飛び出すかを選べました。
この2人の選択については、特に問題はありません。

ですが、メリルについては少し疑問があります。
彼女には、夫を力ずくで止めるか、あるいは家に残ってハーリンを守るという選択肢があったはずです。
私個人としては、最初の選択の方が、ヘイルとハーリンの両方を生かせた可能性があったのではないかと思います。

メリルは魔法使いですよね? 彼女ならヘイルを止めることは難しくなかったはずです。
それに、メリルはとても意志の強い女性だという印象があります。
それなのに、なぜ彼女はあのような選択をしたのでしょうか?
  • 投稿者: Giri Nehan
  • 2025年 12月29日 19時38分
メリルは人間です。
おっしゃる通り、メリルは精神的にも力の面でも強い女性でした――けれど、それは“以前の彼女”の話です。
ヘイルと出会う前、そしてハーリンを産む前の彼女です。
彼女は、自分が手に入れたこの穏やかな生活を信じていました。ヘイルを信じていました。
メリルにとってヘイルは、精神的な支えそのものだったのです。
序盤のエピソードでは、メリルがヘイルを叱る場面も描かれています。無茶な判断をしないようにと止めることもありました。
けれどその裏で、彼女は常にヘイルを信頼していました。
ヘイルの行動は、すべて家族のためだと信じていたからです。だからこそ、彼女は自分よりも彼を優先していたのです。
その“心の支え”が、家族から離れることを選び、突き放した瞬間――
メリルは崩れ落ちました。心は空白になり、身体から力が抜け、考えることも、動くこともできなくなったのです。
そして、ハーリンの姿を目にしたとき、彼女は二度目の選択をします。
――どんな犠牲を払ってでも、ハーリンを守ること。
同時に、彼女は自分自身に嘘をつき続けます。
「ヘイルはきっと無事だ」「いつもみたいに、帰ってくるはずだ」と。
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