感想一覧
▽感想を書く静かな放課後教室から始まるのに、読めば読むほど内面が騒がしくなっていくお話でした。
本さえあれば満たされていると思っていた心菜の孤独と、つばめのまっすぐな恋、小里の身勝手さと本音が絡み合って、どの登場人物も「誰か一人だけが悪い」とは言い切れないところがリアルで刺さります。
とくに、告白シーンを見届けたあとに「素直に祝福しきれない心」と、「それでも応援したくなる自分」が同居している心菜の感情描写がすごく好きでした。
ラストの「今度は、周りに興味を示さないように。」という一文が、彼女の成長なのか後退なのか、読む側に委ねられている感じも後味がよくて、ブラックさと余韻のバランスが絶妙だと思います。
本さえあれば満たされていると思っていた心菜の孤独と、つばめのまっすぐな恋、小里の身勝手さと本音が絡み合って、どの登場人物も「誰か一人だけが悪い」とは言い切れないところがリアルで刺さります。
とくに、告白シーンを見届けたあとに「素直に祝福しきれない心」と、「それでも応援したくなる自分」が同居している心菜の感情描写がすごく好きでした。
ラストの「今度は、周りに興味を示さないように。」という一文が、彼女の成長なのか後退なのか、読む側に委ねられている感じも後味がよくて、ブラックさと余韻のバランスが絶妙だと思います。
感想ありがとうございます。読ませていただきました。
小説家になろうで初めて感想をいただき、とても嬉しいです。
大変励みになります。
小説家になろうで初めて感想をいただき、とても嬉しいです。
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- ペンギン内閣
- 2025年 12月26日 13時58分
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