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就活がうまくいかず自分を偽り続けてきた二十二歳の葛藤が痛いほど伝わってきましたし、周囲に合わせて個性を削りながら生きてきた過去への後悔と事故で命を落とす瞬間の死への恐怖がリアルに描かれていて胸が締め付けられます。転生して赤ん坊になった主人公が羞恥心や暇に耐えながら新しい世界を観察する様子はどこか滑稽でありながらも再起への決意を感じましたが、文明が遅れていると思っていた世界で目の当たりにした魔法の存在が彼に衝撃を与える場面には高揚感を覚えますね笑
これからも応援していますので作家同士一緒にがんばっていきましょう!
就活がうまくいかず、真っ暗な部屋でハイボール片手にソシャゲ、という出だしから一気に引き込まれました。
「また余計なこと考えてるな、僕は」とか、サンダルで夜散歩に出てしまうところまで含めて、「あーこれやりそう…」とリアルさが刺さります。

そこから突然の交通事故 → 真っ白な部屋 → ちょっとだらっとした女神様、という流れもテンポが良くて、重くなりすぎないバランスが心地よかったです。説明しすぎず、会話で世界観を見せていく感じが読みやすいですね。

転生後の赤ん坊パートも、「中身22歳なのにオムツ&母乳」というギャップの気まずさと、だんだん両親に情が移っていく描写がほっこりしました。お父さんの異常な薪割りスピードや、お母さんの指先から火を出すシーンで、一気に「異世界なんだ」と世界が広がるのも好きです。

就活で行き詰まった主人公が、「今度こそ自分の意思で生きたい」と思い始める土台作りのプロローグとして、とても丁寧に組み立てられている印象でした。
自分も新社会人のファンタジーネタを書いているので、就活〜転生までの心情の揺れ方がすごく共感できて、続きも追いかけさせていただきます。
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