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はじめまして。『ヴィザンを生きる者達』拝読しました。
まず一話目の猪狩りパート、会話のテンポが軽快で、ホサ兄とスミーの掛け合いから「貧しいけど、それなりに回っている生活」の空気がすごく伝わってきました。
報酬額と円換算がさらっと入ってくるおかげで、世界観と生活水準のイメージが一気に掴めるのも面白かったです。「ご隠居様の牡丹鍋オファー」で一気に稼げるあたりも、地方の“景気の波”っぽさがあって妙なリアリティがありました。
そこから二話目のサブタイトル「倫理観で飯が食えるか」に繋がっていくシフトがかなり刺さりますね…。
中田氏希望の女たちの話題自体は下ネタ寄りなのに、ホサ兄の説明があまりにも現実的で、「貧しさ」「性欲」「産む・産まないのリスク」が全部むき出しで語られるのが印象的でした。
スミーの「申し訳なさ」と、周囲から見た「都合のよさ」が噛み合わない感じが、読んでいてちょっと苦くて、でも目を離せないです。
各話頭の
「この物語はフィクションです。」
+「貧しい集落だが幸せに暮らしていますよ」「倫理観で飯が~」「恵まれた奴の戯言」といった副題の付け方も、皮肉とユーモアが効いていて好みでした。
タイトルが「ヴィザンを生きる者達」なので、いつかスミー以外の視点――たとえば中田氏希望でやって来る女性側や、コイン領のご隠居様側から見たヴィザンの日常なども読んでみたいな、と感じました。
短編で終わってしまうには惜しい世界観だと思います。続きを読ませていただける機会があれば、とても嬉しいです。
まず一話目の猪狩りパート、会話のテンポが軽快で、ホサ兄とスミーの掛け合いから「貧しいけど、それなりに回っている生活」の空気がすごく伝わってきました。
報酬額と円換算がさらっと入ってくるおかげで、世界観と生活水準のイメージが一気に掴めるのも面白かったです。「ご隠居様の牡丹鍋オファー」で一気に稼げるあたりも、地方の“景気の波”っぽさがあって妙なリアリティがありました。
そこから二話目のサブタイトル「倫理観で飯が食えるか」に繋がっていくシフトがかなり刺さりますね…。
中田氏希望の女たちの話題自体は下ネタ寄りなのに、ホサ兄の説明があまりにも現実的で、「貧しさ」「性欲」「産む・産まないのリスク」が全部むき出しで語られるのが印象的でした。
スミーの「申し訳なさ」と、周囲から見た「都合のよさ」が噛み合わない感じが、読んでいてちょっと苦くて、でも目を離せないです。
各話頭の
「この物語はフィクションです。」
+「貧しい集落だが幸せに暮らしていますよ」「倫理観で飯が~」「恵まれた奴の戯言」といった副題の付け方も、皮肉とユーモアが効いていて好みでした。
タイトルが「ヴィザンを生きる者達」なので、いつかスミー以外の視点――たとえば中田氏希望でやって来る女性側や、コイン領のご隠居様側から見たヴィザンの日常なども読んでみたいな、と感じました。
短編で終わってしまうには惜しい世界観だと思います。続きを読ませていただける機会があれば、とても嬉しいです。
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