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面白いはずなのに、ナレーションが入ることで没入出来ません。勿体ないです。ナレーションだけ、登場人物に振るわけにはいかないのでしょうか?
  • 投稿者: straightree
  • 2025年 12月27日 11時39分
読了後、『静かなる快進撃』という言葉が浮かびました。一仕事終える度に周囲の人々に認められ空気が変わっていくのが、ハイレベルなチェスを見ているようで心地よかったです。
素敵な物語をありがとうございました。

ナレーションですが、私も違和感を覚えました。
小説を読んでいて、突然大河ドラマ的媒体(登場人物の誰でもない音声で補足説明が入る)に切り替えられてすぐ元に戻されたような、奇妙な感覚です。
劇などの台本ならト書きとナレーションが別なのは理解できますが、小説には合わないと思います。
  • 投稿者: 可寿真
  • 2025年 12月26日 18時13分
三話まで読んでいて、全体の方向性や主人公像には強い一貫性を感じました。
数字と思考で物語を前に進める、という軸がはっきりしているので、
「何がこの人の武器なのか」「どこで評価が反転するのか」が分かりやすいです。

その一方で、細部の描写が追いついていないせいで、
場面のつながりや空間認識に一瞬ひっかかるところがありました。

たとえば三話のタイトル。
内容自体は「汚れた帳簿」「歪んだ数字」といった話なので、
現状のタイトルだと少し抽象度が高く、
読後に振り返ったときに「この話は何だったか」が
やや結びつきにくい印象があります。
「ほこり塗れの数字」くらいの、
作中の具体物に寄せたタイトルのほうが、
話の手触りと合いそうだと感じました。

また、「呪われた箱」の存在は印象的なのですが、
なぜ呪われているのか、どういう経緯で忌避されているのかが語られないため、
世界観的な必然性よりも舞台装置感が少し強く出ています。
簡単な噂話や過去の失敗談が添えられるだけでも、
箱そのものに歴史と重みが生まれると思います。

収支報告書の混乱については、三話できちんと説明されていて、
内容として理解できないわけではありません。
ただ、帳簿を読み解く場面で
色分けされた状態が唐突に現れるため、
読者側としては「その色はどこから来た?」と一瞬だけ立ち止まります。
色違いの付箋や紙、インクを用意した、という描写があれば、
主人公の準備や作業風景がより具体的に想像できて、
“できる人が淡々と整理している感”がさらに強まる気がしました。

さらに、カイルの動線についても少しだけ混乱があります。
奥の扉から出てきて廊下を通り、長官室へ向かった描写がある一方で、
次の話では彼の席が「出入口(エントランス)が見えるエリア」にあるとされていて、
読者の頭の中の役所の間取りが一度リセットされてしまいます。
書庫から出てきたのか、執務室が別にあるのか、
どこか一言補足があると空間が安定しそうです。

全体を通して感じたのは、
物語の骨格やロジックはとても強いのに、
「手を動かす描写」「場を共有するための描写」が
ところどころ省略されているせいで、
読者が追いつくのに一拍遅れる瞬間がある、という点でした。

逆に言えば、
そこが少し補われるだけで、
かなり読み心地のいい、説得力のある作品になると思います。
  • 投稿者: どM
  • 2025年 12月23日 09時43分
ご感想ありがとうございます!!
めっちゃ参考になります!!
次作で取り入れてみたいと思います(✯ᴗ✯)
楽しく読ませて頂きました。

ただ途中に入るナレーションが物語を断ち切ってしまうように思えました。
文章も読みやすく話も面白く人物も魅力的なのにちょっと残念で個人的にはナレーションは要らないかと。

勝手な感想、失礼しました。
  • 投稿者: モカ
  • 2025年 12月22日 16時39分
感想ありがとうございます!
ナレーションを入れるか、入れないか迷い中でして、、、
貴重なご意見ありがとうございます!
参考にします!!
クールな理系女史!カッコいい!
お読みいただきありがとうございます!!
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