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湊川文子の喪失感や千絵が電車で転がる場面そして日常の虚無感を語る高校生の視点がそれぞれ独立しながらも共通した静かな温度を感じましたが、母を亡くした後の部屋に残る生活の痕跡や壊れた窓枠への後悔が描かれる一方で日常を砂の除去に例えて語る少年の皮肉な諦観が印象に残っていますね。千絵が意図的に倒れることで周囲の無関心や自分の認識を確認する行為も奇妙でありながら納得できる心理描写でしたし、嘘と言い訳で成り立つ世界の中で自己を繋ぎ止めるために教師を抱きしめる結末まで淡々とした語り口が続いていて素晴らしいです笑
これからも応援していますので作家同士一緒にがんばっていきましょう!
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