感想一覧
▽感想を書くよくある婚約破棄物と思いきや……引き込まれました。
悪役令嬢? 確かに。ざまぁ? 確かに。そうなんだけど、でもそれだけじゃない。
これはドロテア嬢が身を持って、王太子に権力の使い方、人望の集め方、政争の戦い方、そして敗者の末路も含めた、支配者としての有り様を指南した、という見方もできますね。彼女自身がそれを意図していたかどうかは別にして。
今回、アルベールはドロテアに切り捨てられた人々の憎しみを利用して彼女を追い詰めましたが、同じことが今後、アルベール自身にも起きないとは限らない。
何故なら玉座につくということは、(お飾りでもない限り)アルベール自身もまたドロテア嬢と同じか、それ以上に冷酷な判断を下さなくてはならない時が来るということだから。
「その時」アルベールは、ドロテア嬢と同じ手段を選択せずにいられるのか。そうならないためには、何が必要なのか。アルベールは今後、繰り返し自分に自問し続けるんだろうなと思います。「ドロテアならこうするだろう。ならば私は?」と。
ドロテア嬢は、彼にとって最大の敵であり、最上の師であり、最愛の女性であり、そして唯一無二の理解者なんですね。
そんな女性を喪ったアルベールが、後世にどんな歴史を刻む王になるのか。妄想が止まりません。王の治世に幸いあれ。
政争モノ大好き! 陰謀大好き! どストライクのツボをこれでもか! と連打されました。短編でありながら歴史ものの映画を見たような深い満足感と酩酊感。こんな読書体験のために読んでます。
書いてくださってありがとうございました。
悪役令嬢? 確かに。ざまぁ? 確かに。そうなんだけど、でもそれだけじゃない。
これはドロテア嬢が身を持って、王太子に権力の使い方、人望の集め方、政争の戦い方、そして敗者の末路も含めた、支配者としての有り様を指南した、という見方もできますね。彼女自身がそれを意図していたかどうかは別にして。
今回、アルベールはドロテアに切り捨てられた人々の憎しみを利用して彼女を追い詰めましたが、同じことが今後、アルベール自身にも起きないとは限らない。
何故なら玉座につくということは、(お飾りでもない限り)アルベール自身もまたドロテア嬢と同じか、それ以上に冷酷な判断を下さなくてはならない時が来るということだから。
「その時」アルベールは、ドロテア嬢と同じ手段を選択せずにいられるのか。そうならないためには、何が必要なのか。アルベールは今後、繰り返し自分に自問し続けるんだろうなと思います。「ドロテアならこうするだろう。ならば私は?」と。
ドロテア嬢は、彼にとって最大の敵であり、最上の師であり、最愛の女性であり、そして唯一無二の理解者なんですね。
そんな女性を喪ったアルベールが、後世にどんな歴史を刻む王になるのか。妄想が止まりません。王の治世に幸いあれ。
政争モノ大好き! 陰謀大好き! どストライクのツボをこれでもか! と連打されました。短編でありながら歴史ものの映画を見たような深い満足感と酩酊感。こんな読書体験のために読んでます。
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