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セレナが「時間を稼ぐ」と言いながら、実際は“守るための使命感”じゃなく「自分の静けさを乱された怒り」で動いてるのが刺さりました。聖女の残り香はあるのに、光が黄金じゃなく“森の深い緑と闇”になってる描写が最高で、「聖女が死んだ後に残るのは救いじゃなく領域の排除」ってテーマが一発で伝わります。

エラ視点の気づきも効いてます。力の性質は違うのに、無意識に張ってしまう小さな結界の形が“聖典の守護陣そのもの”──ここで読者も「否定しても聖女だ」と確信できる。だからこそ、跪いて「セレナ様?」と言ってしまうのが自然でした。

「そう呼ぶな。その名の者は、もういない」の冷たさも良いです。世界に見捨てられた側の言葉で、でもその直後に“確信の灯り”が彼女の心の扉を揺らす。最後の「失われた聖女と、絶望した世界。その間に差し込む細い光」で締める余韻が綺麗で、続きが読みたくなる引きになってます。
ありがとうございます
  • rir
  • 2026年 01月12日 22時30分
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