感想一覧

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図書館の静けさが、こんなにも“音楽”として立ち上がる作品は久しぶりでした。ページをめくる音、足音、沈黙の粒立ちが丁寧で、読んでいるこちらの呼吸まで整っていく感覚があります。
音に疲れてしまった結芽の「それでも生きるしかない」現実の冷たさと、“なんとなく”を否定された痛みが、過剰に説明されず淡々と描かれるのが逆に刺さりました。
そして悠真が、音符を読めないからこそ「情景の言葉」で寄り添っていくのが優しい。二人の距離が縮まるほど、音のない場所に静かな旋律が満ちていく。派手ではないのに確実に心が動き、読後の余韻が長く残りました。
  • 投稿者: 麗奈
  • 23歳~29歳 女性
  • 2026年 01月14日 16時03分
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