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なんか人狼と共に社会問題みたいな要素も入れてきましたね…!!!でもある意味人狼って社会問題を象徴しているようなゲームでもありますよね。多数が正義みたいな考え方(だからこそ少数である「人外陣営」が創作において敵視されがちだし、処刑する人も結局は投票で決めるし)から成り立っているし、疑いだとか共感だとかそういう複雑な関係から成っている人間関係のようなものですよね。
最初のココさんの「狐族こそ至高で人間は頭が悪い」という考え方も、たまたま狐族が「少数」だっただけでありこの物語の中の「馬鹿な人間たち」とか「野蛮な魔族たち」という「多数」と根本的に変わってないんですよね。
でも最終的にココさんは「人間も魔族も狐族も共生できる世界にしていきたい」といったように考えを変えてますね。これって、人間とか魔族が九弦さんと同じようなことを言っても、ココさんには響かなかったんじゃないでしょうか。ココさんにとって人間や魔族は見下している対象だったので、耳すら傾けなかったかもしれないですね。でも、「同じ狐族でありその中でも尊敬している存在」の九弦さんから言われた言葉だからこそ、素直に受け止めることができたのだと思います。自分たちを客観的に見て、狐族が悪い意味でも特別になってしまっているという事実に気づき、その上で「今まで見下していた人間や魔族と共生して行きたい」という考えに至った九弦さんってすっごい素敵だし、「なるべく多くの人間、魔族、狐族が幸せに暮らせるように」「狐族の存続のために」という合理的な考え方をするという一見簡単に見えてすごく難しいことを考えてるなって思いました。
「人間や魔族と共生する」って言い換えれば、「今まで馬鹿にしたり見下し合った対象を許し、歩み寄る」ってことですもんね。
あと、個人的には九弦さんとココさんの信頼関係が素敵だなと感じました。
九弦さんがココさんに会いにきた時のココさんのセリフがすごい本心から九弦さんのこと尊敬してるし好きなんだなぁって。なんか例えがおかしいかもしれないですけど、悩み相談窓口に来た人を「勇気を出して相談しに来てくれてありがとう」って歓迎するカウンセラーさんと、推しの握手会でテンションが上がってるオタクを足して2で割ったみたいな…すみません何言ってるかわからないですね笑
とにかく、会えただけですごいテンション上がってるけどあくまで平常心というか丁寧な口調で対応してるココさんの健気さも伝わってきます。
ココさんの「狐族は古くから〜持っています」っていう返答に対する九弦さんの返答も、いきなり「もっと具体的に」って話題を進めるのではなく、「うんうん」って一回相槌を打つというか、ココさんの考えを一旦受け止めて肯定してから話を進めるというのが、お互いに尊重しあってるんだなぁ…ってのが伝わってきて素敵です。こういう細かい部分が積もって今の信頼関係が出来上がってるのかなぁ、って感じました。
九弦さんの「俺が死んだら…」のセリフの後のココさんが「そんな縁起でもないことを…!」ってセリフも、実際にちょっと想像しちゃってココさんが動揺しちゃってるのかなって考えると本当にココさんにとって九弦さんって大事な存在なんだなってのが伝わってきます。
細かい説明が全くないのにココさんと九弦さんの信頼関係がすごいってことがとても伝わってきました…!
あとこれは多分偶然というか深読みしすぎかもしれませんが、ココさんの名前って「狐」と「孤」でココだったりするんですかね…!?
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