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戦闘シーンそのものが武虎という人物を語っていて、とても良かったです。
戦いを読んでいるというより、覚悟を決めた一人の漢の人生を読んでいる感覚でした。

「壁になる」と決めた武虎に一切の揺らぎがないのが本当に格好いい。
その選択に後悔がなく、最期まで貫かれているのが好きです。

余計な説明を重ねず、行動と選択だけで人物像を描いているのも印象的でした。
主従関係も、命令ではなく自発的な忠義として描かれていて渋い。

別れの場面での武虎の言葉が、単なる泣かせ台詞ではなく「約束」として最後に回収される構成がとても美しいです。
戦では荒々しく、日常では寡黙な二人が、静かな信頼と友情で結ばれていたのだと感じました。

静かに、でも確実に感情を殴ってくる作品でした。
  • 投稿者: omi
  • 30歳~39歳 女性
  • 2026年 02月06日 15時22分
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