感想一覧
▽感想を書く切ないお話ですね。
すごい力を持った一族が自重していたのに、暴力で台無しにされてしまった。
少年と領民が互いを思いやる姿にホッとしつつ、哀しみの終わりが見えない気がしました。
すごい力を持った一族が自重していたのに、暴力で台無しにされてしまった。
少年と領民が互いを思いやる姿にホッとしつつ、哀しみの終わりが見えない気がしました。
不老不死になれても幸せにはなれないと思うのです。閉じた時間の円環の中で互いに縋って過ごすだけになってしまう。
もしかしたらご先祖たちはそういう行く末さえも見通して禁忌としていたのかもしれません。でも少年はそこまで達観できずに復讐に走ってしまった為に代償を払わねばならないのです。
もしかしたらご先祖たちはそういう行く末さえも見通して禁忌としていたのかもしれません。でも少年はそこまで達観できずに復讐に走ってしまった為に代償を払わねばならないのです。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月18日 00時47分
これは凄く重いお話ですね。
そして、すさまじい復讐。
でも、最後に書かれた 生ける死者からの解放を願えば叶えられるのですが、それを選ぶと少年を置き去りにしてしまう(少年本人は自らの生を終えられない。それが能力を解放した代償)ため、心優しい彼らにはできません。
だから少年はひとりぼっちではなくて、彼を思う人々に囲まれて、過ごすのが救いですかね。
さすが高瀬様です。素晴らしいお話を有難うございました。
そして、すさまじい復讐。
でも、最後に書かれた 生ける死者からの解放を願えば叶えられるのですが、それを選ぶと少年を置き去りにしてしまう(少年本人は自らの生を終えられない。それが能力を解放した代償)ため、心優しい彼らにはできません。
だから少年はひとりぼっちではなくて、彼を思う人々に囲まれて、過ごすのが救いですかね。
さすが高瀬様です。素晴らしいお話を有難うございました。
一方的に滅ぼされてしまったら、残された者はどうするんだろう。そうだ! ゾンビになって逆に相手のホームを襲えばいい! なんて発想からの話だったんですが。なんかこうなりました。
一人でないのは救いでもあり、巻き込んでしまったことへの悔恨もあり、という感じでしょうか。いつか皆で穏やかに眠ったまま滅びる日が来ますように。
一人でないのは救いでもあり、巻き込んでしまったことへの悔恨もあり、という感じでしょうか。いつか皆で穏やかに眠ったまま滅びる日が来ますように。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月18日 00時43分
とても興味深く読ませていただきました。
なかなかダークな背景は好みです。面白かったです。
以下個人的な感想。
このお話はハッピーエンドではないですか?
結構エグく復讐は果たせたし、だいじな人々も取り戻せたし、一国の王にもなったし、封じるべきものも封じることが出来た。長生きもできる。
少年領主の力が魔力とか、神聖力とかだったら雰囲気変わっていたと思う。
秦の始皇帝さんは羨ましがるかもしれない。
なかなかダークな背景は好みです。面白かったです。
以下個人的な感想。
このお話はハッピーエンドではないですか?
結構エグく復讐は果たせたし、だいじな人々も取り戻せたし、一国の王にもなったし、封じるべきものも封じることが出来た。長生きもできる。
少年領主の力が魔力とか、神聖力とかだったら雰囲気変わっていたと思う。
秦の始皇帝さんは羨ましがるかもしれない。
書いた方も、ですからキーワードに「バッドエンド?」としました。ただ、ハッピーエンドでもありません。
生と死の狭間に暮らす少年領主と元領民たち。一見、すべてを取り戻せたようでありながら、そうではないからです。
食べなくてよいから飢える苦しみもない。けれどそれは食べる喜びであるとか、食べる物を得るための行動を奪います。耕す必要も狩る必要もない。子供は成長せず、子が生まれることもない。死を恐れる必要もないけれど、そこからの救いもない。生きる意味が喪失してしまうのです。
ずっと清貧に生きていた者たちが、これまで生きるために身に着けていた技術の大半が意味を失います。せいぜいが建物の維持であるとか、清掃とか洗濯とか。まあ衣類は必要でしょうけれども。なんとなくすることがなくなった全員で、編み物している風景が浮かびました。ガンジーセーターとかアラン模様などのフィッシャーマンセーター風ですね。
なので少年は元領民に固執し、元領民たちは「若様のため」を理由にして、閉じた時間を過ごすしかありません。
それでも老いた権力者たちには羨まれるのでしょう。それこそ秦の始皇帝なんか。だって食料も必要としない兵を無限増殖させることができるんですから。兵馬俑を自分(皇帝)の意思のまま動かせるようなもので、万能感を味わえるでしょう。けれどそうして征服の果てにあるのは、本物の生きる人間を駆逐した末の、時の牢獄と気付かぬまま。自分だけが不老不死となって眷属を増やさずに恐怖で支配した場合でも、必ず孤独に苛まれることになるでしょう。
生と死の狭間に暮らす少年領主と元領民たち。一見、すべてを取り戻せたようでありながら、そうではないからです。
食べなくてよいから飢える苦しみもない。けれどそれは食べる喜びであるとか、食べる物を得るための行動を奪います。耕す必要も狩る必要もない。子供は成長せず、子が生まれることもない。死を恐れる必要もないけれど、そこからの救いもない。生きる意味が喪失してしまうのです。
ずっと清貧に生きていた者たちが、これまで生きるために身に着けていた技術の大半が意味を失います。せいぜいが建物の維持であるとか、清掃とか洗濯とか。まあ衣類は必要でしょうけれども。なんとなくすることがなくなった全員で、編み物している風景が浮かびました。ガンジーセーターとかアラン模様などのフィッシャーマンセーター風ですね。
なので少年は元領民に固執し、元領民たちは「若様のため」を理由にして、閉じた時間を過ごすしかありません。
それでも老いた権力者たちには羨まれるのでしょう。それこそ秦の始皇帝なんか。だって食料も必要としない兵を無限増殖させることができるんですから。兵馬俑を自分(皇帝)の意思のまま動かせるようなもので、万能感を味わえるでしょう。けれどそうして征服の果てにあるのは、本物の生きる人間を駆逐した末の、時の牢獄と気付かぬまま。自分だけが不老不死となって眷属を増やさずに恐怖で支配した場合でも、必ず孤独に苛まれることになるでしょう。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月17日 11時25分
結果的に少年領主に助けて貰ったアヴォンダンツァは、彼と眷属のために聖人でも聖女でも派遣するべきじゃないでしょうか。御弔い、大事。
……それ以前に、どうしてセルバージャが滅んだの、アヴォンダンツァは知ったんでしょうね。再侵攻がないのを訝しみ侵攻路を逆に辿って、少年領主の領地で通路を塞ぐ作業中の生ける骸を見たのでしょうか。
……それ以前に、どうしてセルバージャが滅んだの、アヴォンダンツァは知ったんでしょうね。再侵攻がないのを訝しみ侵攻路を逆に辿って、少年領主の領地で通路を塞ぐ作業中の生ける骸を見たのでしょうか。
アヴォンダンツァは知りません。突如攻めて来て、途中で引き返したセルバージャが滅んだ事も。少年が死霊術で滅ぼした事も。
大国は腰が重いというか、被害の立て直しに忙しく。実際、王都方面に向かう途上は街も壊滅、兵は全滅。噂ばかりが蔓延して、正しい情報すら上げる人が残っていない。生き残った人たちは避難民となって、無事な土地に逃げますが、受け入れ体制なぞすぐにできるわけもなく。穀倉地帯もその実りを荒らされて失い、また刈り取る人がおらず放置。それらに一定の決着が着いて軍を再生できるまでに、実に数年を要しました。
その頃にはトンネルはすっかり埋め立てられて、おそらくここから侵入したのであろう跡はあっても、掘り返してまで様子を見に行く事はありませんでした。
ただ他国からの情報で、セルバージャが個人レベルですらも他国との関わりを断って引きこもったらしいと知る程度。そのまま国の名前すら失われて行きます。
当然、少年領主の悲劇と報復も誰も知りません。近隣で迷い込んだ者が帰らないと噂になり、いつしか呪われた地と呼ばれるようになるのでした。
大国は腰が重いというか、被害の立て直しに忙しく。実際、王都方面に向かう途上は街も壊滅、兵は全滅。噂ばかりが蔓延して、正しい情報すら上げる人が残っていない。生き残った人たちは避難民となって、無事な土地に逃げますが、受け入れ体制なぞすぐにできるわけもなく。穀倉地帯もその実りを荒らされて失い、また刈り取る人がおらず放置。それらに一定の決着が着いて軍を再生できるまでに、実に数年を要しました。
その頃にはトンネルはすっかり埋め立てられて、おそらくここから侵入したのであろう跡はあっても、掘り返してまで様子を見に行く事はありませんでした。
ただ他国からの情報で、セルバージャが個人レベルですらも他国との関わりを断って引きこもったらしいと知る程度。そのまま国の名前すら失われて行きます。
当然、少年領主の悲劇と報復も誰も知りません。近隣で迷い込んだ者が帰らないと噂になり、いつしか呪われた地と呼ばれるようになるのでした。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月16日 14時41分
ソウルクラッシュで何とかするくらいならカーディスに縋った方がいい気がする
あれ邪神だけど、本質は次の世界のマーファだから、今の世界に生きられないならまぁ
あれ邪神だけど、本質は次の世界のマーファだから、今の世界に生きられないならまぁ
「ロー〇スという名の島がある」なんか脳内にオープニングが流れるんですけど! そして結構、覚えてるもんですねえ。あの話が日本人にエルフっ子を愛好する流れを作った気がします。それはともかく。さすがに神様までは借りられませんので。二次創作になってしまう。魔剣はいいのかと言われたら、それクラスのを持ち出したいだけと逃げよう。
一応ふんわりと、眠りの大神の慈悲により、いつの日か覚めない眠りにつく……みたいなことを考えています。そして魂を掬い上げてまっさらな状態にして転生ができるといい。
一応ふんわりと、眠りの大神の慈悲により、いつの日か覚めない眠りにつく……みたいなことを考えています。そして魂を掬い上げてまっさらな状態にして転生ができるといい。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月15日 01時49分
確かにエルリック・サーガっぽい…。天野喜孝氏の表紙の絵を思い浮かべたのは当然なのかも。
領民も死霊としてついてきてくれたのが救いですね…。
領民も死霊としてついてきてくれたのが救いですね…。
エルリックに限らず、「ヒロイックファンタジー」の主人公たちが、初期に迷い込む死者の国っぽいなって。エルリックやコルムで天野氏を表紙に起用してくれたのは英断だったと思います。あれ? エレコーゼもだったか? 英国で逆輸入の天野コルムのペーパーバック見つけて思わず興奮しました。コルムの表紙も好きだったなあ。
ちょっとだけ幸せかもしれない後日談。
「いや、若様ほっとけないだろう」「んだ。俺らの魂引き戻すくらい惜しんでくれたってことだしな」「飢えることも年取ることもないし、結構悪くないぞ、今の身体」「若様、お一人にはさせちゃいけねえや。ずっとお世話せんと」「なあ、若様、動物好きだったよな? 仔狼捕まえたんだ」「おまっ……! 触っただろう、骸にしやがって」「若様に眷属にしてもらえばええ。そしたら腐らんし」「あ、俺、仔狐捕まえて来た」「あたしゃ、野良猫捕まえて来たよ」「鳥もいいよな?」「羊おったぞ」「みんな、同じこと考えたかぁ」「若様ー! もふもふ色々そろえてみたぞ! 一緒に寝るとええ」「お前ら俺の寝台を動物で埋めるなーっ!」……ずっと仲良し。
ちょっとだけ幸せかもしれない後日談。
「いや、若様ほっとけないだろう」「んだ。俺らの魂引き戻すくらい惜しんでくれたってことだしな」「飢えることも年取ることもないし、結構悪くないぞ、今の身体」「若様、お一人にはさせちゃいけねえや。ずっとお世話せんと」「なあ、若様、動物好きだったよな? 仔狼捕まえたんだ」「おまっ……! 触っただろう、骸にしやがって」「若様に眷属にしてもらえばええ。そしたら腐らんし」「あ、俺、仔狐捕まえて来た」「あたしゃ、野良猫捕まえて来たよ」「鳥もいいよな?」「羊おったぞ」「みんな、同じこと考えたかぁ」「若様ー! もふもふ色々そろえてみたぞ! 一緒に寝るとええ」「お前ら俺の寝台を動物で埋めるなーっ!」……ずっと仲良し。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月15日 01時25分
骸(むくろ)の方がイメージにちかいのでは。
敢えて躰なのかな。
つい、からだ と読んでしまう。
敢えて躰なのかな。
つい、からだ と読んでしまう。
むくろ、とキーボード入力して最初に躯がでてきたんでそのまま使いましたが、たしかにこの字だと「からだ」と読みますね。
骸の方が確かにイメージに合うのでこちらに修正しますね。ありがとうございます。
骸の方が確かにイメージに合うのでこちらに修正しますね。ありがとうございます。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月14日 23時08分
少年王にいつか永遠の眠りが訪れんことを
ストームブリンガーで殺された魂は結構エグい末路だから
ソウルクラッシュで斬ってあげたい
ストームブリンガーで殺された魂は結構エグい末路だから
ソウルクラッシュで斬ってあげたい
ストームブリンガーは行き過ぎだと思うのですが、この話を書いた後に、なんかエルリック・サーガの超初期の話に通じる雰囲気がある気がして、つい名前を出してしまいました。
ソウルクラッシュということはアシュラムがやって来ると言うことですかね? 彼は公平な人間ではあるけれど、クラッシュも可哀そうかも。
いつか眠りの大神みたいなのの慈悲で目覚めぬ眠りにつければいいなあ、とぼんやり考えています。
というか、僧侶とか神官とか聖女とか、そういう人たちが来てくれたら解決しそうな?
ソウルクラッシュということはアシュラムがやって来ると言うことですかね? 彼は公平な人間ではあるけれど、クラッシュも可哀そうかも。
いつか眠りの大神みたいなのの慈悲で目覚めぬ眠りにつければいいなあ、とぼんやり考えています。
というか、僧侶とか神官とか聖女とか、そういう人たちが来てくれたら解決しそうな?
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月14日 23時06分
踏みにじってはいけない『モノ』を起こして目覚めさせてしまった結果が自身に還って来た話ですね。同じ時間をかけるならトンネル掘るんじゃなく、貿易とかの交渉したらよかったのに。交易出来る物品がなければスイスガードみたいに兵力を提供(戦争には出さない)することも出来ただろうにとは思うけど……。
少年が哀れですね。領主と領民たちの絆が深かった故の悲劇、護るべき民に守られた結果が悲しい。
少年が哀れですね。領主と領民たちの絆が深かった故の悲劇、護るべき民に守られた結果が悲しい。
攻め入ったセルバージャはバイキングのイメージがあります。戦うことしか知らない屈強な男たち。いっそ他国で傭兵になるなりすれば、出稼ぎできたかもです。あまりにも耕作に向かない土地で、生き延びるためには戦って奪うしかないと刷り込まれていたのでしょう。でもトンネル掘る根気はあったと。執念だったのかもしれませんが。
冷徹な領主一家だったら領民も少年を切り捨てられたし、絆がなければ柵もないとばかりに少年も一人で生きる道を模索したかもしれず。それはそれで書いてみたい気もしますが。
冷徹な領主一家だったら領民も少年を切り捨てられたし、絆がなければ柵もないとばかりに少年も一人で生きる道を模索したかもしれず。それはそれで書いてみたい気もしますが。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月13日 14時37分
上手く言葉に出来ませんが、すごく好きです
ありがとうございます。そう伝えようとして選んでくださった言葉がとても嬉しいです。
- 高瀬あずみ
- 2026年 02月13日 00時44分
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