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[一言]
どこで聞けば良いかわからなかったので、この場でごめんなさい。

読んでてわからない所があったので教えて下さい。

1.主人公が自殺しようとした理由って、「人を死に追いやった償い」ですよね?なのになんで久の「お前の死を望む者が〜」で、思い止まるんですか?あの台詞は、自分が死ぬ事でいじめっ子が苦しめば良いと思って自殺する系の人の説得にしか、有効じゃない気がするんです。根本的に理由が違いますよね。

2.主人公が自殺しようとした時になんで、久は上記の台詞を使ったんですか?久は京子から聞くまで、主人公といじめが結びついていないですよね。高校生の自殺の原因って、いじめの復讐しかないんですか?だったとしても、話しが前後して、訳がわかりません。

3.東岡は何で主人公に会いに行ったんですか?森川の復讐と言っていますが、森川が失神する
位、痛めつけた主人公に1人で会いに行く心理がわかりません。また、高校生の森川はそんな醜態を、かっこいいところを最も見せたいであろう、彼女である東岡に話したのはどういう心理状態ですか?

4.主人公は瀬戸と森川はそうだとわかった瞬間、殺す気でボコボコにしちゃう程、理性を失ったのに、東岡の時は何故そうならなかったんですか?前の2人の例から制御出来ない感情の様な気もしますが。森川に関しては傷害事件になるはずですが。

5.何で、東岡と会った後の登校拒否が許容されるんですか?多感さや未熟さで言えば、小学生の時の方が心理面を慮って、転校なりさせるべきですよね。再び学校でいじめに遭っている訳でもなく、精神を病んでるのに、病院にも連れて行かないなんて。親は主人公に興味が無いんですか?

6.主人公は瀬戸の時から、殺す事に躊躇いがないですよね?いじめの復讐しても良い法律って何の為に出てくるんですか?有ろうが無かろうが、4の謎心理が無ければ森川の時の様に止める久もいないので、殺してますよね?それに過去5年以内のいじめっていうのはどこから?大体いじめに明確な定義は無いですよね。

7.主人公は東岡を殺す事を色んな人に打ち明けてますが、なんで誰もそれを止めないんですか?皆んな主人公が嫌いなんですか?いくら減刑する法律があろうが、犯罪者は犯罪者。この世界では命の尊さは学ばないのですか?

8.久は主人公のどこに惹かれて、交際に至ったの教えて下さい。あの兄弟は幼くして両親を亡くし、命の尊さは理解していたはずです。それを考えず復讐する宣言をした主人公の他人を思いやらない身勝手さは引くと思います。久は両親をしに至らしめた存在に復讐したいのですか?支えてくれる叔父や、守るべき妹がいるのに。

9.何故妊娠している東岡は部活に参加しているんですか?東岡と森川が退学になっていないのは気になりますが、まだ高校生にも関わらず、堕さず産んで2人で育てるとい2人の方が、今時には無い尊い考えに思えます。

10.復讐に殺すという行為自体が謎ですが、そこをスルーするとして、何故森川はいじめの事実を証言したのですか?主人公にボコボコにされ、彼女と子供を殺され、子供を持てなくされたのに。偽証はしないまでも、証言は拒否すると思いますが。

11.命を主人公は軽んじていますが、何故子供に命と名付けるのですか?由来を教えて下さい。

12.久の闇を見る力は何の為の伏線だったのですか?最初に主人公を止める為だけならば、敢えて必要無い設定ですよね。特にその力で何かする描写がなかったので、ただの厨二病と解釈して消化しましたが。

是非に、この12項目回答を頂きたい。まあ、それ以上にありますが。よろしくお願いします。

読み手にいじめというものの実体を伝えたいのであれば、心理描写を明確化しその遷移までシッカリ表現した上で、正当である必要があります。
リアルな世界が舞台の物語なら復讐での殺人を正当化させるのはナンセンスです。殺人はいじめと同等もしくはそれ以上に、取り返しが付かないという点で正当化しては行けない行為です。
犯罪者を歓迎し英雄視する世界は、ファンタジーや戦争物の世界観で許される物です。
現実のいじめを言及したいのであれば、現実と同じリアルな世界が舞台の物語で、可笑しな法律で主人公の行為を正当化するのではなく、主人公の行為もいじめ同様に言及されてやっと、いじめの実体を伝えたい、それに付随するであろう最悪の自体を物語として、読み手に問いかける事が出来ると思います。

最後に作中で実際に有る小説をだいぶ批判して、お気に召さない様ですが。あちらの方が、まだ心理描写が明確で読み易かったですよ。完全に共感は出来兼ねますが、「気になる子を虐める」という有名な心理状況がある以上、あちらの方が読み物として説得力があります。(これに関して作中で批判したのは貴方です。書き手なら「比べるな」は無しですよ。)

長文失礼しました、しかし書き手としてまだまだ不足が見受けられ、今後この系統で描かれるのであれば、私の意見も参考にした上でより良いものを、書いて頂けると幸いです。
  • 投稿者: ゅん
  • 2016年 07月20日 22時24分
感想有難うございました。
今から振り返っての観点で各項目に回答していきます。

1.2.
今読み返してみると、少し伝わりづらい所がありますね。
「誰かを殺した人間は自分の命で償うべき」という思想が突然出てきたので
それが読者を混乱させてしまったのではないか――と推測します。
その考えは春香が親から繰り返し聞かされてきた言葉であり、
彼女のかなり深い所まで根付いている思想、でした。
そして、瀬戸を(実質)殺してしまった自分は死ぬべきだ、と投身を図った春香ですが、
それを初対面である久は当然知らない訳です。
ところが、偶然にも久が投げかけた言葉はその思想を根底から覆すものでした。
春香は「ああ、あんな奴を殺したことで一々死ぬことは無いんだ」と納得し、
それからは何があっても生き続けようと決心した……というのが実際の所です。
これで矛盾が解消したかどうかは分かりませんが、理解の一助になれば幸いです。

3.
森川が春香から受けた傷を、東岡は当然知ることになります。
彼氏彼女の関係なのでそういう状況はすぐ伝わります。
そうして東岡は「鈴蘭に復讐しなきゃ」と考えた訳です。
……今まで自分が春香に与えてきた傷よりずっと少ないにも拘らず。

4.
東岡の行動の方が一瞬早かったんです。
完全に不意打ちを喰らった格好ですね。
髪を派手に染めていた等、一瞬東岡だと気付かなかったこともそれに拍車を掛けています
(他の2人は当時の面影がまだ割と残っていた)。

5.
仮に病院に行くことになったとして、
それまでの間に東岡と遭遇する可能性がある限り外出自体を避けたい、というのが理由の一つ。
また、当時の彼女は一種の男性恐怖症でもあり(実の父親に対してすら拒絶反応がありました)、
そのことも彼女を引き篭もらせた一因です。
学校へは母親が大まかな事情を話し、休学許可を貰っていました
(勿論原因が誰であるとか具体的に何をされたとかは伏せて)。
その年度の出席日数は何とか足りたので進級は問題なく出来たようです。

6.
春香は瀬戸に対してひたすら殴り続けていただけであり、
トドメを刺したのは飲酒運転をしていたトラックだったのですが……。
それはともかく、京子が父親である花町アンドレアス議員にいじめ自殺の多さについて触れ、
そして彼経由で審議の議題に挙がり可決となったものです。
第5話冒頭に出ているように、一時期の我が国並にいじめ自殺が報道されており、
このことを問題視していた議員が彼以外にも多数存在していました。

7.11.
果たして春香を引き止めるのがいいことなのかどうか。
彼女の両親以外にそれに肯定出来る人が周りにはいませんでした。
彼女は17歳、高校2年生。親の意見よりも友達の意見に耳を傾けたい年頃です。
命の尊さ云々はすぐ下の感想に対する返信を参照のこと。

8.
正直に言うならば……「断る理由が無かったから」、でしょうか。
初対面時にはそこまでの気持ちは無かったですが、
偶然にも再会し、そこで春香の「闇」の正体を知り――
「放っておけない」という感情が恋に昇華するのは時間の問題だったかと思います。
加えて、高校生という若さも一役買っています。

9.
激しい運動には参加していません。精々準備&後片付けや、練習試合の審判ぐらいです。
産まれた子供をどれぐらい気にかけるつもりだったかは不明です。

10.
……今書くと完全に後付けの設定になってしまうんですが、
大事な部分の描写を忘れていたことに今更気付きました。
実は森川には、小学校卒業後、春香にやってきたことに対して多少の罪悪感を感じており、
それを誰にも言い出せなかった(東岡や春香を含む)、という部分がありました。
彼は春香の「復讐」を機に、そんな罪悪感に完全に押し潰され真実を語った――ということになっています。
彼に関してはともかく、虚偽の証言をする被疑者も中にはいるでしょう。
それも考慮し、法律施行時に、その辺りについて調査・判断する機関が同時に発足してあります
(これも描写忘れですね、すいません)。

12.
久が見てきた同年代の少年少女に、春香程に「闇」の深い人間は殆どいなかった。
これが久の、春香に対して興味を抱く切欠にはなったかと思います。
春香の側も自分の「闇」を理解してくれる人を信頼する傾向にあるので、
それでwin-winの関係を築けられたように思います。

以上、(的外れなものがあるかもしれませんが)ひとまず作者からの回答とさせて頂きます。

自分がまだまだ未熟であることは重々承知しております。
こうして指摘・疑問を多数頂いたこと、まさに物書き冥利に尽きますね。
「面白かったです」の一言で終わるような感想に比べれば、遥かに自分のためになっていると実感しています。

>作中で実際に有る小説
全くジャンルの違う小説で「比べるな」などと言うつもりは毛頭ありません。気に入らないのは事実ですが。
大学時代に心理学を齧っていた身としては、加害者側のそういった心理は理解はしているつもりです。
が、そんな理由でいじめられた側がそのことに気付くかどうかは別問題です。
当方、実に馬鹿正直な人間なもので、気になる子にはいじめる前に好意を伝えるタイプだったりします。
その体質が余計に該当作への嫌悪感に繋がっているんだろうと自分では思っています。
因みに本作でこの作品を取り上げたのは、いじめが物語の根幹になっている以上は触れておかなければ……
いじめという概念への認識が人によってこんなにも違うということを示しておかなければ――と思ったからです。

改めて、有難うございました。
本作のブラッシュアップに役立たせて頂きます。
[一言]
フィクションだとしても、話しがぶっ飛び過ぎ。胸糞だよ。
いじめを受けた事がある立場としても、共感できないよ。
いじめ救済法はあり得ない。いじめを受ける側の悩みとして、その定義の曖昧さがあるのに、犯罪者が増えて治安が悪くなる法律が通るなんて、筋が通ってない。例えば、いじめていた側がいじめられていたと騙り、証人に証言を脅迫しても、それがまかり通るという事だよ。いじめに対する牽制にすらならない。昔仇討ちって制度があったけど、廃止された背景とか理解してる?

更に人を殺しといて、その重みを背負う事も無く。あまつさえ周囲はそれを許容する。末は英雄…倫理の存在しない異世界の話しなの?

私はいじめた人に復讐したいとは思わないけど、あっさり死んで生という呪縛から逃れるより、不幸の中で生き永らえさせて、死ぬまで苦しめた方がこころが晴れるよ^ ^

最後に8月9日に、死の法が施行される様に、設定した意味ってあるの?その日がどれだけ命を尊ぶべき日か理解してる?
  • 投稿者: っっと
  • 2016年 07月20日 17時54分
感想有難うございました。

正直な所、極論を書いていることは自覚しています。
ただ、(他の人の感想に対しても何度か書いてきている通り)
まずはどうしてもいじめ被害経験者に自殺という手段を取って欲しくなかった。
その想いでこの作品を書き上げたつもりです。
確かに「英雄」っていうのは流石にやりすぎたかなー、と思いますが……。

よく考えて下さい。春香が復讐を遂げた後、不幸な結末を迎えたとしたら。
例えば――春香は一生刑務所の中で過ごしました、めでたしめでたし。
そんな結末を見て、果たして一体誰が満足感を得られるのでしょうか?
そして、本当にいじめ被害経験者が自殺を思い留まってくれるでしょうか?
バッドエンド作品が総じて評価が良くないというのを踏まえた上でのこのフィナーレです。

>あっさり死んで生という呪縛から逃れるより、不幸の中で生き永らえさせて
1人2人程度を生きながらの不幸に陥れることは出来るでしょう。
……この小説で出てきた「奴ら」は3人(担任教師の駿河も含めれば4人)ですが、
実際には春香の当時の同級生は約100人存在し、そのほぼ全てが「敵」です。
春香的には本当はその全てを死に至らせたいぐらいなのですが、
今回はその中で特に恨みの強い当該の3人をピックアップしたに過ぎません。
そんな想いを抱えている彼女が、果たして「生き永らえながらの不幸」を是とするのか。
彼女曰く「『奴ら』の遺伝子が後世にまで受け継がれていくこと自体が許せない」。
そんな彼女にとっては、森川を生かしてあるだけでも十分な譲歩と言えます。

>8月9日~どれだけ命を尊ぶべき日か理解してる?
ええ、存じております。自分の誕生日が何の日かを調べない人は少数派でしょう。
「奴ら」が原爆で生き残った人々の子孫だというのならまだ話は分かりますが、
残念ながら本作にそのような描写はありません
(そもそも「長崎」という地名そのものが存在していない)。
[良い点]
いじめを受けた立場からすると共感できる部分はありました。
[気になる点]
鈴蘭春香が小野久に対してあっさり気を許しているのが気になります。もう少し過程を描写してほしいです。
[一言]
乱文失礼します。
私も中学時代いじめを制止したことがきっかけでいじめを受けました。悪口を言われたり、持ち物を隠されたり落書きをされるくらいの暴力はない軽度なモノだったので、作中のような被害者さんの心情は理解できているかわかりません。ですが、鈴蘭春香が最終的に殺人犯となった結末はいじめへの敗北だと感じました。私も中学時代当初は怨みましたが、なぜこんなクズ共に私の時間や感情を割いてやらねばならないのか。感情の一片たりとて動かしてやるのはもったいない。クズ共にそこまでしてやる価値がない。人を虐げることでしか優越感を得られない、優れたものをなにも持たない可哀想な人。そういう考え方に至ったからです。殺された復讐に殺す。これでは人として最底辺のクズ共と同じところまで堕ちてしまいます。復讐を果たして英雄と呼ばれるような描写がありますが所詮人殺し。現実は殺人犯と後ろ指を指され、家族は世間から白い目で見られ、将来は閉ざされる。自分だけでなく家族の人生までかけてあげるほどクズ共に価値はありますか?
感想有難うございます。
コミケ参加等の事情で返信が少し遅くなり申し訳無いです。

>鈴蘭春香が小野久に対してあっさり気を許している
もう二度と会うことの無いと思っていた命の恩人と再び邂逅を果たしたことでやや興奮している状態で、それが好感に繋がっている――というつもりで書きました。
所謂『吊り橋効果』…とは少し違いますが似たような感じだと思って頂ければ。
確かに描写不足ですね。改稿の機会があればその辺りもう少し意識してみます。

>最終的に殺人犯となった結末はいじめへの敗北だと感じました
>なぜこんなクズ共に私の時間や感情を割いてやらねばならないのか
本作は『いじめ被害者救済法』の存在によってハッピーエンド(という名のご都合主義展開?)を迎えていますが、元々殺人を推奨するものではなく、
(昨今のいじめ自殺の増加に伴い)「自殺するぐらいなら他にやれることがあるはず」というメッセージを込めたつもりでした。
果たしていじめ自殺で子を亡くした親はいじめた当人やその親と比べて幸せなのか…そう問われて首を縦に振れる自信が当方にはありません。
自殺を考えている少年少女が辿り辿って偶々この作品に辿り着いて、それによって自殺を思い留まってくれれば――そんな想いこそが本作の根源です。
[良い点]
ありのままのいじめの描写、「生」と「死」、「真の愛」という多彩な点を正確な言葉によって成り立たせているこの文章内容が素晴らしく、残酷な美しさが印象的でした。
[気になる点]
春香さんが東岡を殺すまでに至る憎悪を、より詳らかに描写されるともっとよいかと思います。
[一言]
あなたのこの作品によって救われ、命がこうしてある人間だと、改めて気付かされました。春香さんと同じ、いじめられた過去を持つ、高校生です。「いじめ被害者救済法」がこの世で成立したなら、息の根を止めさせてやりたい奴らがいます。いじめは人の心をえぐり、「誰かを信用する」心を殺害します。どんなに時がたっても、死んだものは生き返らないようにその心は戻らぬままですよね。まるでこの話は私の闇を丸ごと描写したような作品でした。「君だから」について、私も春香さんと同じことをすると思います。いじめを受けた人だけにしか分からない、これらをもっと世に広げていくべきではないでしょうか。この作品に出逢え、その作者のあなたに想いを伝えられることに感謝します。ぜひお返事を戴きたく存じ上げます。私はツイッターをしています。名前はこのままです、また作家を志望しています。なろうの者ではありませんがこれからも宜しくお願いします。
  • 投稿者: 近衛明日菜
  • 2013年 08月21日 05時05分
返信遅くなりましたが、感想有難うございます。

>残酷な美しさ
自分自身がそういう表現に少し憧れている所があるので無意識の内にそうしてしまったのかもしれません。

>春香さんが東岡を殺すまでに至る憎悪を、より詳らかに描写
リメイク前のバージョンでいなかったキャラなので、確かに掘り下げが甘かったとは思います。
もし加筆修正の機会があればその辺りをもっと突き詰めていきたいですね。

>あなたのこの作品によって救われ、命がこうしてある人間だと、改めて気付かされました。
読者からの反応で一番欲しかったのがその言葉だったりします。
「自殺を選ぶことは百害あって一利無し」、いじめで苦しんでいる人にまずそこを知って頂きたかった。
そんな想いで筆(というかキーボード)を走らせたつもりです。
今生きている貴方に心からの「有難う」を。

>私はツイッターをしています。
同じくツイッターやってます。こちらも名前はこのままです。
呟いている内容がかなりアレなのでフォローするかどうかはそちらの裁量にお任せします。
[良い点]
主人公の強い怨念というか執念がにじみ出ていて、鬼気迫るすごい内容でした。読んでいて途中でホントに怖くなってきました。この話、フィクションではくて現実なのでは…と。
[気になる点]
これは好みの問題かもしれませんが、少し会話部分が多すぎるような気もしました。でも、その方がスラスラ読めていいという人もおられるかもしれません。
[一言]
このところイジメ事件多いですよね。その割には、それを材題にした小説とか意外と少ないんです。どう転んでも、結論は自殺か復讐かしかない、もう先が見えているということなのかもしれません。
でも、刑事ドラマなんか見ていると意外とこの「イジメ」が原因で殺人を犯してしまうというお話が多いんですよね。別に、イジメは子供とか学生とかに限ったことではなく、最近は就職してからもパワハラとかがあります。
よく犯人が、「警察は何もしてくれない。だから自分がやるしかなかったんだ。」と叫ぶセリフをよく聞きます。人がわけもなく人を殺すなんてことは普通ではありえませんよね(愉快犯とか強盗とかは別として)。
イジメって、結局、世間の無関心が引き起こすものなのかもしれません。

  • 投稿者: ツジセイゴウ
  • 2013年 07月01日 11時16分
読んで頂けましたか、感謝です。

>この話、フィクションではくて現実なのでは…と。
現代日本で多発しているいじめを題材にした話ですので、あまり現実離れした話を書きたくなかったというのが実情です(「いじめ被害者救済法」が若干ご都合主義なぐらいでしょうか)。
特に、第4話にて春香が語った過去は自分自身の経験を元にして書いたものだったりします。
>これは好みの問題かもしれませんが、少し会話部分が多すぎるような気もしました。でも、その方がスラスラ読めていいという人もおられるかもしれません。
この点に関しては、なるべく幅広い層の人間に(というか若年層である程個人的に嬉しい)読んで欲しい――という思惑がありまして。
小中高生がライトノベルを読むのと同じ感覚でスラスラ読んでくれることを期待してこのような感じにしました。
残酷な表現が多い(特に後半)ながら年齢制限を設けていないのはそのためです。
>どう転んでも、結論は自殺か復讐かしかない、もう先が見えているということなのかもしれません。
五十嵐かおる女史が描いている漫画「いじめ」シリーズ(ちゃおコミックス。いじめを扱った話のオムニバス集)はご存知でしょうか?
その中の1冊を読んだことがあるんですが、どの話も主にいじめた側といじめられた側の和解という終わり方で締め括っているんですよ。
正直なことを言うと、そういう終わり方に俺は肩透かしを喰らった気分でした。
やっぱり、昔自分をいじめてきた連中は今でも憎い。法律が許すなら殺してやりたい。
…なればこそ、本作は「復讐」の完遂という結末にしました。
>イジメって、結局、世間の無関心が引き起こすものなのかもしれません。
「石鹸と教育は大量殺人ほど急激な変化はないが、長い目でみればそれ以上に殺傷力がある」というトウェインの有名な言葉がありますが、まさにそれを体現した状況と言えますね。
つまり教育(+警察も含めた国家機関全体)が「いじめ」という問題を放置した結果、「自殺」という形で生徒を殺傷している訳です。
人間が人間らしく生きていくために、教育というのは非常に大事だと思います。
[良い点]
わかりやすく、面白かったです( ´ ▽ ` )
とてもお勉強になりました(´Д` )
ありがとうございますorz
  • 投稿者: しぃ
  • ~14歳 女性
  • 2012年 08月02日 07時13分
拙い作品ではありますが勉強になったのなら幸いです。
まぁ、分かりやすいというのも語彙不足による副産物だと自分では思っていますが…。
[良い点]
そうでした(笑)
わざわざ教えてくれてありがとうございますm(_ _)m

  • 投稿者: しぃ
  • ~14歳 女性
  • 2012年 07月28日 09時13分
ああ、そちらの小説での誤字指摘の件ですね。
うちのページに来たついでに少し読んでいってみませんか?
自分なりのいじめの考察を兼ねています。
[一言]
う~ん、いじめる人、いじめられた人、それぞれに、理由が、あるのでしょうが、殺されかけたから、殺すってどうなんでしょうかね~。
許せなかったとしても、殺すしかなかったんでしょうか?
他に方法なかったのかな?
  • 投稿者: かざぐるま
  • 2012年 07月05日 21時34分
感想、有難うございます。

第4話で春香が語っている通り、
彼女は小3から3年以上の間いじめを受け続けてきました。
その頃にはまともに話せる友人はいませんでした。
春香にとっては、この3年は無駄に過ごしたようなものです。
彼女はそれを「殺されたようなもの」と表現しています。

>他に方法なかったのかな?
勿論、殺す以外の選択肢はあったかもしれません。
それを読者達に考えて頂くのも、
(あとがきには書いていませんが)この小説を書いた理由の一つだったりします。
春香にとっては、誰かを徹底的にいじめるような「奴ら」が
後世にその遺伝子を残すことがどうしても許せなかったようです。
禍根を断った、とも言い換えられるでしょう。
子は親によく似る――というのが個人的な持論なんですよ。
[良い点]
年齢を問わず読みやすい作品だと思います
キャラ立ちもしており、魅力的です
[気になる点]
文章が拙く、抽象的な表現が多いと感じました
[一言]
語彙を増やす等、もう少し文章にこだわってみてはいかがでしょうか?
構想は素晴らしいものをお持ちのようなので、文章が幼い点が残念に感じます。

これからも応援していますので頑張ってください。
  • 投稿者: 浅徒
  • 2012年 06月25日 13時15分
まずは感想投稿、心より感謝します。

>キャラ立ちもしており、魅力的です
「自分なりのいじめ解決策の提示」という非常に重苦しいテーマを扱っていますが、
登場人物の描写に関してはアニメ絵で表現出来るような、所謂ライトノベルを意識したものになっています。
なので、その言葉は本作品に於いて最大の褒め言葉だと思っています。

>語彙を増やす等、もう少し文章にこだわってみてはいかがでしょうか?
自分でもその点は実感しています。特に序盤はその傾向が強いはずです。
(次回更新が最終話になる予定ですが)
次回作を執筆するのはもっと増やしてからかな……と計画中です。

応援有難うございます、頑張ります!
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