感想一覧
▽感想を書く歯車が出ていかないようにもっと何かするかなと思ったのですが何もなかったですね。
姉が喚き散らしたり父親が辞退を迫って地下に監禁して食事抜きにしたり3日後に出そうとした手紙を奪って辞退の返事に書き換えたりと。母親は精神的に歯車の心を壊そうとするとか。
ずーっと顔面を足で踏んづけていた存在が自分より上に行くなんて許せないと思うんですよ。一生狭い部屋に閉じ込めて領主の仕事や母親や姉の用事をさせてその成果だけ奪い取り続けようと朧げながら思っていたのに取り上げるなんて許せないと。
姉が喚き散らしたり父親が辞退を迫って地下に監禁して食事抜きにしたり3日後に出そうとした手紙を奪って辞退の返事に書き換えたりと。母親は精神的に歯車の心を壊そうとするとか。
ずーっと顔面を足で踏んづけていた存在が自分より上に行くなんて許せないと思うんですよ。一生狭い部屋に閉じ込めて領主の仕事や母親や姉の用事をさせてその成果だけ奪い取り続けようと朧げながら思っていたのに取り上げるなんて許せないと。
ご感想ありがとうございます。
かなり強い反応もあり得る構図ですよね。おっしゃる通り、もっと露骨に止めに来る話にもできたと思います。
ただ今回は、あえてそこまではやらず、侯爵家側を「悪意と執着で全力妨害する人たち」ではなく、長年あまりにも自然にリシェルを便利な歯車として使い続けてきた結果、いざ失う局面でさえ即座に暴力や監禁へ振り切るほどの熱量も想像力もない人たちとして描きました。
彼らにとってリシェルは、憎んで叩く対象というより「そこにあって当然の機能」に近く、だからこそ失うまで本当の価値も、自分たちがどれだけ依存していたかも見えていなかった、という形です。
もし地下牢監禁や辞退強要まで行くなら、それはもう彼らがリシェルを一人の人間として強く意識している状態ですが、この家はそこにすら至っていない、というのが今回の解釈でした。
むしろ「止めるために本気になる」ことすらできない鈍さと遅さの方を、私はこの家の歪みとして書いています。
なので、読後感としては派手な悪役家族というより、「今さら気づいてももう遅い」系の崩れ方を狙っていました。
そのぶん、もっと苛烈な妨害があってもおかしくない、という読みもとても分かります。
読んでくださってありがとうございました。
かなり強い反応もあり得る構図ですよね。おっしゃる通り、もっと露骨に止めに来る話にもできたと思います。
ただ今回は、あえてそこまではやらず、侯爵家側を「悪意と執着で全力妨害する人たち」ではなく、長年あまりにも自然にリシェルを便利な歯車として使い続けてきた結果、いざ失う局面でさえ即座に暴力や監禁へ振り切るほどの熱量も想像力もない人たちとして描きました。
彼らにとってリシェルは、憎んで叩く対象というより「そこにあって当然の機能」に近く、だからこそ失うまで本当の価値も、自分たちがどれだけ依存していたかも見えていなかった、という形です。
もし地下牢監禁や辞退強要まで行くなら、それはもう彼らがリシェルを一人の人間として強く意識している状態ですが、この家はそこにすら至っていない、というのが今回の解釈でした。
むしろ「止めるために本気になる」ことすらできない鈍さと遅さの方を、私はこの家の歪みとして書いています。
なので、読後感としては派手な悪役家族というより、「今さら気づいてももう遅い」系の崩れ方を狙っていました。
そのぶん、もっと苛烈な妨害があってもおかしくない、という読みもとても分かります。
読んでくださってありがとうございました。
- 月白ふゆ
- 2026年 03月12日 07時28分
面白かったです。
セールスエンジニア(王妃)育てるのに、営業畑(社交・外交)のエリシア採用するか技術畑(政務)のリシェル採用するかって感じですかね?
リシェル抜いた10人中セレスティアが外交・政務ともにトップだけど、リシェルは政務のみならセレスティアを頭二つ抜いてて、
社交・外交は素材は良さそうだが明らかに経験不足で才能有無は語れる段階ではなさそうです。
今は「別のことが得意」でフォロー受けますが、正妃としていつまでも不得意が許される立場ではないはずです。
責任取りたくないので給料安くても管理職になりたくないって人も一定数居る日本人的には、
今回の人事本当にリシェルにとって幸せなのかな?とも思いました。
セールスエンジニア(王妃)育てるのに、営業畑(社交・外交)のエリシア採用するか技術畑(政務)のリシェル採用するかって感じですかね?
リシェル抜いた10人中セレスティアが外交・政務ともにトップだけど、リシェルは政務のみならセレスティアを頭二つ抜いてて、
社交・外交は素材は良さそうだが明らかに経験不足で才能有無は語れる段階ではなさそうです。
今は「別のことが得意」でフォロー受けますが、正妃としていつまでも不得意が許される立場ではないはずです。
責任取りたくないので給料安くても管理職になりたくないって人も一定数居る日本人的には、
今回の人事本当にリシェルにとって幸せなのかな?とも思いました。
ご感想ありがとうございます。
そのたとえ、すごく分かりやすいです。まさに「営業畑をそのまま立てるか、技術畑を引き上げるか」という話として書いていました。
今回の王太子の判断は、恋愛よりまず「王太子妃という役職に何を求めるか」から入っています。社交や外交は王宮側で補佐や教育が利くけれど、政務や運用の勘所は短期間では育ちにくい。だからアルヴェリオンは、現時点で王国運営に直結する部分をより重く見ました。セレスティアはおっしゃる通り、総合値では非常に高く、だからこそ側妃としても同時に押さえた、という構図です。
そのうえで、今回はそこにかなり露骨に「個人の好み」も入っています。
作中でも王女たちにからかわせていますが、アルヴェリオンは完全に無機質な人事だけで動いているわけではなく、政治判断と能力評価に加えて、最後は自分の好みにもきっちり引っ張られています。むしろ本人は理屈で固めているつもりでも、周囲から見ると「いや、それ好みもかなり入ってるよね」という感じです。そこはわりと大きいです。
一方で、リシェルにとってそれが即「幸せ」かというと、そこは私も単純には書いていません。むしろ、ずっと搾取されていた人間が、今度はより大きな責務の側へ移される話でもあります。本人の適性や能力はあっても、それを引き受けることと幸福が完全に一致するとは限らない。その違和感は、読んでくださった通り、意図的に少し残しています。
ただ、この話の中での救いは、「仕事が軽くなること」そのものではなく、少なくとも初めて正しく見られ、正しく扱われることでした。報われることと楽になることは、必ずしも同じではない――そのあたりも含めて読んでいただけたのが嬉しかったです。
とても的確で面白い視点のご感想、ありがとうございました。
そのたとえ、すごく分かりやすいです。まさに「営業畑をそのまま立てるか、技術畑を引き上げるか」という話として書いていました。
今回の王太子の判断は、恋愛よりまず「王太子妃という役職に何を求めるか」から入っています。社交や外交は王宮側で補佐や教育が利くけれど、政務や運用の勘所は短期間では育ちにくい。だからアルヴェリオンは、現時点で王国運営に直結する部分をより重く見ました。セレスティアはおっしゃる通り、総合値では非常に高く、だからこそ側妃としても同時に押さえた、という構図です。
そのうえで、今回はそこにかなり露骨に「個人の好み」も入っています。
作中でも王女たちにからかわせていますが、アルヴェリオンは完全に無機質な人事だけで動いているわけではなく、政治判断と能力評価に加えて、最後は自分の好みにもきっちり引っ張られています。むしろ本人は理屈で固めているつもりでも、周囲から見ると「いや、それ好みもかなり入ってるよね」という感じです。そこはわりと大きいです。
一方で、リシェルにとってそれが即「幸せ」かというと、そこは私も単純には書いていません。むしろ、ずっと搾取されていた人間が、今度はより大きな責務の側へ移される話でもあります。本人の適性や能力はあっても、それを引き受けることと幸福が完全に一致するとは限らない。その違和感は、読んでくださった通り、意図的に少し残しています。
ただ、この話の中での救いは、「仕事が軽くなること」そのものではなく、少なくとも初めて正しく見られ、正しく扱われることでした。報われることと楽になることは、必ずしも同じではない――そのあたりも含めて読んでいただけたのが嬉しかったです。
とても的確で面白い視点のご感想、ありがとうございました。
- 月白ふゆ
- 2026年 03月10日 10時56分
感想を書く場合はログインしてください。