感想一覧

▽感想を書く
 時司 龍さん、こんにちは。
「児童館のせんせー」拝読致しました。

 なろうトップページの「新着の短編作品」から流れてきました。
 タイトルに惹かれますね。面白そう。
 早速、拝読いたします。

 児童会館。法的に定められている施設。
 閉館後。
 主人公かな。悠子、登場。清掃中です。
 玄関横にいるのは、匠。
 お迎え待ちの子供、スマホ持ちなので、少し年上なんだね、と思ったら。
 まさかの、二十代後半。
 児童会館の利用者は18歳未満では?
 ああそうか、職員さんなのね。にしては、言葉が子供っぽい。
 悠子にとっては「わかりやすい」らしいのですが、読者にとってはハテナ、はてなですね。興味深いですねぇ。ナニコレ?
 片付けのお手伝いしてね。
 何も言わずに、お手伝い。

 図書コーナーの隅にも、もう一人。
 倫。こっちは普通に子供らしい。
 匠が、声を掛けます。電話してみる?
 いや、いい。ママお仕事だもん。
 うわぁ、こういう時、どうしたらいいんだ?
 匠君、外のゴミ箱お願い。
 は、はい!(助かった…)

 さて、と。
 なに読んでるの?
 これ。
 何度も読まれている、児童書。
 いいね。
 会話を大きく広げないのが、この子に接するコツ。
 オセロしようか?
 うん。
 倫、けっこう強いらしい。
 盤を挟みながら、学校どうだった?
 普通。
 せんせーはどうだった?
 ん-そうねぇ、まあまあかな?
 夜の闇が深くなっていく。
 焦っちゃダメ。オセロも、この子の扱いも。
 少しずつ、倫が優勢になっていく局面。
 今日は、勝たせてくれない?
 やだ。
 何でもあきらめて、受け入れてきた倫の、ほんの少しの意地。

 閉館から40分が経過。
 ママのお迎え。
 遅くなりました!
 ああ、この人、余裕がないのね。
 匠君、余計な事言っちゃダメ。
 静かに、お疲れ様です。
 全部、分かってますよ。大丈夫ですよ。
 責めないで、受け流す。
 倫ちゃん、忘れ物しないでね。
 言わなくてもいいけど。この子しっかりしてるけど。
 オセロ強いけど、でも、かなり我慢してる。
 少しだけ、残っている意地。ほんの少しの、意地。
 倫ちゃん、今日、オセロで私に勝ったんですよ。
 え、そうなの?
 誇らない、けど、そうなんだよ。
 そういう意地の張り方が、好き。
 はい、挨拶して。
 さようなら~
 やっと、子供らしくなったね。

 イヤぁ、こういうの、緊張しますね。
 だよねえ、匠君、まだまだ若いもんね。
 先に帰っていいよ。
 え、いいんすか?やったあ!
 …この子よりも、倫君の方が、ずっと大人びてるわ。

 館内を再点検。
 チェック、良し。
 静かねぇ。
 
 また、明日ね。


 ~ 読み終わって ~

 知っているようで知らない、児童会館の閉館後の内幕。
 何もないようで、しっかりとドラマは隠されているのです。
 登場人物の色付けが、いい感じですね。
 こういう手慣れた巧みさを散りばめつつ、ふわりとまとめて切り取ってくる作品、好きですねぇ。
 ポイント入れときました。文句なしの満点です。素晴らしい!


                         白河夜舟
ポイントをいただき、ありがとうございます。大変嬉しいです。
人物描写についてはまだまだ勉強中ですので、次はよりわかりやすく書けるよう頑張りたいと思います。
↑ページトップへ