感想一覧

くどいようですが「何処の誰とは言わない」です。
どうしても知りたい場合はメールにてご確認ください。

良い点がそこなのか、とか。むしろ何故気付いたっ？！　とか。
まぁ感想からして突っ込み所満載ですね須田様ようこそいらっしゃいました（一息）
我慢がならなかったのは徹夜明けのテンションのせいですか？

△良い点
カード会社の本音は「リボにしたほうが自分らもうかるから、実際に払う金は増えてるけどお得っぽく宣伝しておこう」だと思ってます。

△悪い点
感想のオマケは気付いた人と、感想を下さった方専用なので良いのです。
ご褒美になるかどうかは別として、こう言うちっちゃい仕掛け大好きです（嗚呼…）
鬼ではありませんが天邪鬼ではあります。

△一言
白い姿……惜しい。
不審船よりは正解に近いと思います。
姿だった場合、多分それはどこかの珈琲中毒者ですね、この場合は。
そしてツレも頑張ってますよ。間違った方向に。

カップリングバトン……まぁ、誰と言うようになったら考えます。はい。

　真夜中。
　隣りに横たわる男の姿を見下ろして、彼女はすっかり皺の寄るクセが出来た眉間に小さく険しい溝を作っていた。
　寝顔も美形とかつくづくイケメンだなこの野郎、と彼女は心の中で呪ってみる。
「しかも油断しすぎですし」
　幾らなんでもこの熟睡っぷりはマズくね？　と誰へともなく呟いて彼女は男の顔に触ってみる。特に変化はない。
　それを見て彼女はまたがったまま、ふむり、と首を捻る。
　彼女はその立場上、人体の急所についてはある程度把握しているし、攻撃する時に自分が傷つかないようにする術もそれなりに心得ている。ついでにネット上で知り合った相手から幾つか効果的な攻撃方法（例えば素敵な首の締め方だとか、正しい急所の狙い方だとか）もあるので、実のところ彼女が知識として所有している攻撃手段はけっして少なくなかった。
　少なくはないが、それを実行するかどうかはまた別の話である。
　彼女はじっと男の顔を見下ろす。
（今だと殴っても衝撃が殆どベッドに吸収されるしなー。ここはやっぱ絞めるべきですか？　解説のイ○ガミさん）
　ヒュマニズム期に作られた青年像を思わせる力強い首にそっと手をおいて、彼女は「太いですねぇ」と誰へともなく呟いてみる。ついでに指を滑らせて喉仏に手をかける。
　内心こっそりと「魅惑の低音エロボイス」と呼んでいる相手の声の元だけあって、そこはしっかりと隆起している。
　ここを掌つかって潰すとか、左右についてる血管切るとかしたらダメージ大だろうなぁ、と彼女はそんな事を考える。筋肉の鎧に覆われているとはいえ、急所は急所だ。押し上げて、締め上げれば、如何に男が頑強とは言え、ただでは済まないだろう。
　今ならそれも簡単にできる。
　触れること恐らくほんの数秒。
　ナカバは「やーめた」とぽつんと言葉を放り出して手を外す。

　別に、本当に傷つけたり苦しめたりしたい訳ではないのだ。すぐさまけろっと回復するだろう相手であったとしても、それがいつまで続くかの保障も何処にもないし、殴られれば（多分）痛いはずだし。
　それに、自分が何をしても抵抗しないで受け止めるような相手に自分だけ急所狙いなんて卑怯だ。フェアじゃない。
　フェアじゃ無いことは、しない。
　取り敢えず意図が伝わる程度に痛い思いをさせられればそれで良い。傷つける必要はない。だから、やらない。
　――結局のところ、ナカバはそういう性格だった。

　なので、

「あぐっ」
　とりあえず起きる気配の無い相手の頬に一度噛みついて、それから彼女は相手の腹を枕にぐるっと丸くなって目を閉じ、眠りに就いた。



　その彼女が寝付いた後、最初からタヌキ寝入りを決め込んでいた相手が暫く色々な煩悩に悶えていたことは――当然彼女は知る由もなかった。
　　

仕様です。
○のところには是非「ば」の字を入れてみて下さい。

ツンツンドラドラ、ムダムダ、オラオラです。
アリーデヴェルチ。