感想一覧
▽感想を書く>「使い方が悪い。家中の雑務で擦らせる人材ではない」
今作は悪役令嬢もの&追放ものの集大成のような内容であったな。この問題の根源にあるものが明言されていて、きれいに起承転結と因果応報が丁寧に描かれている。教科書みたいな短編だったな。
そう、この問題の根源にあるもの、それは悪役令嬢があまりにも頭が良すぎて王子妃の立場が役不足になっていること。これが結論だ。
少なくとも、この手の悪役令嬢ものの主人公は 転生者でもない天然ものでありながら あまりにも先進的であり、なおかつ自由な裁量を振るえる立場が与えられないという、生まれる時代を間違えているところに根源的な問題を抱えているのだ。
そこがね、悪役令嬢という本来は衣食住には困らないけど檻の中という鳥籠の中の鳥に非日常を意味する物語を構成する要素となっており、規範的というよりは他の人と同じようなことしかできない凡庸な令嬢では物語としては何の面白みもないわけなのだ。
なら、どこで鳥籠の中の鳥である貴族の中の貴族と設定される悪役令嬢に物語の要素を与えるかと言えば、文字通り鳥籠の中が窮屈な鳥であるという意外性や落差というわけである。インコかと思いきや猛禽の類であったな。
だから、物語の構造としては常にコレであり、不幸な身の上から最終的に幸せを掴み取るドアマットヒロインとは方向性は似ているが一線を画すのが悪役令嬢であるな。
あっちはコミュニティの中の絶対的弱者が忍耐の末に救われるものだが、悪役令嬢はコミュニティの中の絶対的強者が一線を踏み越えて破滅するところを自己の裁量によって乗り切るものだから、結果としてヒロイン自身がバイタリティ溢れるわけで悪役令嬢は選択肢が豊富だから、流行る。バリエーション豊か。シチェーションがいくらでも生まれる。
ドアマットヒロインの典型であるシンデレラの物語をなぞるのはあまり好まれていないようだ。
いやはや、実に女性の社会進出の時代性がジャンルの流行に現れるようになっているものだ。頼もしき限りで。
これぐらい社会常識や実力があって、入社したての浮かれ気分で職場での不適切行為をSNSに投稿して企業に損害やブランド毀損をもたらす「正社員テロ」をやらかすニュースがなくなってくれればねぇ……。
今作は悪役令嬢もの&追放ものの集大成のような内容であったな。この問題の根源にあるものが明言されていて、きれいに起承転結と因果応報が丁寧に描かれている。教科書みたいな短編だったな。
そう、この問題の根源にあるもの、それは悪役令嬢があまりにも頭が良すぎて王子妃の立場が役不足になっていること。これが結論だ。
少なくとも、この手の悪役令嬢ものの主人公は 転生者でもない天然ものでありながら あまりにも先進的であり、なおかつ自由な裁量を振るえる立場が与えられないという、生まれる時代を間違えているところに根源的な問題を抱えているのだ。
そこがね、悪役令嬢という本来は衣食住には困らないけど檻の中という鳥籠の中の鳥に非日常を意味する物語を構成する要素となっており、規範的というよりは他の人と同じようなことしかできない凡庸な令嬢では物語としては何の面白みもないわけなのだ。
なら、どこで鳥籠の中の鳥である貴族の中の貴族と設定される悪役令嬢に物語の要素を与えるかと言えば、文字通り鳥籠の中が窮屈な鳥であるという意外性や落差というわけである。インコかと思いきや猛禽の類であったな。
だから、物語の構造としては常にコレであり、不幸な身の上から最終的に幸せを掴み取るドアマットヒロインとは方向性は似ているが一線を画すのが悪役令嬢であるな。
あっちはコミュニティの中の絶対的弱者が忍耐の末に救われるものだが、悪役令嬢はコミュニティの中の絶対的強者が一線を踏み越えて破滅するところを自己の裁量によって乗り切るものだから、結果としてヒロイン自身がバイタリティ溢れるわけで悪役令嬢は選択肢が豊富だから、流行る。バリエーション豊か。シチェーションがいくらでも生まれる。
ドアマットヒロインの典型であるシンデレラの物語をなぞるのはあまり好まれていないようだ。
いやはや、実に女性の社会進出の時代性がジャンルの流行に現れるようになっているものだ。頼もしき限りで。
これぐらい社会常識や実力があって、入社したての浮かれ気分で職場での不適切行為をSNSに投稿して企業に損害やブランド毀損をもたらす「正社員テロ」をやらかすニュースがなくなってくれればねぇ……。
「彼女は再び筆を取った」のところが気になりました。「筆」よりは「ペン」の方が、座りがいいように思います。
ストーリーは、時々見かけるジャンルではありますが、やはり丁寧な流れで、面白かったです。印象的だったのは、断罪のときに羽織っていた物を破り捨てて、本来の姿を見せた所です。サナギから蝶に羽化するような姿が、ありありと見えました。ありがとうございました。
ストーリーは、時々見かけるジャンルではありますが、やはり丁寧な流れで、面白かったです。印象的だったのは、断罪のときに羽織っていた物を破り捨てて、本来の姿を見せた所です。サナギから蝶に羽化するような姿が、ありありと見えました。ありがとうございました。
ご感想ありがとうございます。
「彼女は再び筆を取った」のところ、たしかに今の文脈だと「ペン」の方が自然でした。細かいところまで見ていただけて、とてもありがたいです。修正の参考にさせていただきます。
流れについても丁寧に追ってくださって嬉しいです。
断罪の場面で羽織りを破って本来の姿が出るところを、サナギから蝶への羽化のように感じていただけたのも、とても印象的でした。あの場面は、勝ち誇る変身というより、ずっと押し込められていたものが最後にようやく表へ出る瞬間として書きたかったので、そう受け取っていただけてありがたかったです。
こちらこそ、読んでいただきありがとうございました。
「彼女は再び筆を取った」のところ、たしかに今の文脈だと「ペン」の方が自然でした。細かいところまで見ていただけて、とてもありがたいです。修正の参考にさせていただきます。
流れについても丁寧に追ってくださって嬉しいです。
断罪の場面で羽織りを破って本来の姿が出るところを、サナギから蝶への羽化のように感じていただけたのも、とても印象的でした。あの場面は、勝ち誇る変身というより、ずっと押し込められていたものが最後にようやく表へ出る瞬間として書きたかったので、そう受け取っていただけてありがたかったです。
こちらこそ、読んでいただきありがとうございました。
- 月白ふゆ
- 2026年 04月09日 14時57分
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