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捨てられたソファを黙々と包丁で刺す老人と、その様子を撮影する取材班という光景が、日常のすぐ脇にある異常を強く印象づけました。「何かが挟まっているかもしれない」という反復が、確かめたくない真実へ少しずつ近づくようで怖かったです。社会問題を撮るはずの記録が呪いめいた物語へ変わっていくモキュメンタリーの手触りが巧みでした。