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[一言]
失礼いたします。ツイッターで何度かお邪魔しております佐藤つかさといいます。
今回は感想の場にてお話をば。

作品を拝読させていただきました。

水月節と言える変態たちのオンパレード。人間的には魅力に溢れているけど、こいつら社会的に大丈夫か? と呼べる『問題発言』の数々(褒め言葉です)
本来なら踏みとどまりそうなネタの数々を「この作者さん、すごい度胸だなぁ」と言わんばかりの勢いで一線を踏み込み書き上げるその勇気に感嘆とするばかりです。

そんな中で藤咲六花ちゃんは、ちょっと今までの水月さんのキャラクターと異なってるかな、という印象を受けました。
理事長権限を振りかざして女装少年の寝込みを襲う変態少女でもなく、女の子のパンツをかぶる変態魔法少年でもなく、老人口調で性に奔放な巨乳陛下でもなく、落ち着いているというか達観としているというか……言ってみるなら現実的。
空想の産物ではなくどこかにいそうな女の子、という印象でした。
まあ、その周りはどうしようもない人ばかりだったのですが(笑)

何かにつけ効率という言葉を口にし、社交的な優等生という皮をかぶってそつなく暮らし、そのくせ物事には基本無関心。
「可愛げないなー、もう」なんて思いながら、これじゃあ先生も大変だと読んでおりました。
それが【自由と諦め】を読んでからは、印象が一転。彼女の境遇を知って、ああ、あの子の性格は環境によって組み立てられてしまったのだなと思ってしまいました。

一族の血という大きな連鎖。
歪んだ掟。
誰も彼女を守れない。(彼女を好いている人間がいても、社会的立場として敵わないから)

抗いようもなくって、泣いてもどうしようもなくて、縋ることもできなくて……。
だから一人で家を出て、心を壁で塞いでしまったのだろうなと思ってしまいました。たぶん、木の壁で。
藁よりはマシだけど、それでもほんの一吹きであっさり崩れてしまいそうな頼りない壁。
彼女は弱くないけど、たぶん脆い。
藤咲六花というキャラクターに引き込まれ、一気に読み通してしまいました。

この先どんなことになるのか。私も一読者として見守りたい所存です。
長々と失礼いたしました。
それでは。




佐藤つかさ
感想ありがとうございます。読んでくれてとても嬉しいです。
しかもこんなに気持ちのこもった感想をもらえて悶え死にそうなくらい嬉しいです。
このお話は昔書いたものの焼き直しなのですが、設定が色々変わっていたりします。
その中で六花ちゃんは一番私自身に近い性格をしていたりします。
いえいえ別に歪んだ掟とかは無いんですが、「冷め切った可愛げのない子供」とか「容赦のない部分」とか、そういうのは割と自分の学生時代の姿ですね。ロリィな部分も含めて。高校生の時に中学一年生に間違われた記憶は何気に凹む感じです。
一応ラストだけは決めてある作品ですので過程をもう少し考えながらのんびりと書いていきたいと思います。
これからもよろしくお願いしますね(^o^)
[良い点]
 僕が文章という川に流されているみたいで、読みやすかったです。後、説明文にツッコミを入れるという所が面白いです。
感想有難うございます。楽しんでもらえたようで何よりです。
突っ込み満載なのが水月ワードのスタンダードであります。
これからも楽しんでもらえるととても嬉しいです。
[一言]
とてもテンポがよく大変読みやすかったです^^

何気に自分が現在新作で用意している作品と被っていた部分があったので、ちょっとだけ焦りましたが・・・(文芸部とか><)

これからも是非頑張ってください!

  • 投稿者: みゃも
  • 男性
  • 2012年 08月03日 23時27分
気付くのが遅くてすみません。共有アカウントなので更新情報を見落としていました。
読んでくれてありがとうございます~!
こっちのお話は特に大きな流れや展開などはなく、タダひたすらに日常を描いていく物語です。
日常を面白可笑しく書けたらいいなぁ、と想いながら進めていきますので良かったらこの先をもお付き合い下さいね(^o^)
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