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 淡々と進められる物語が、主君(公爵令嬢クラウディア)の六度の死を見てきた侍女アニエスの精神構造の描写としても合っていると感じられました
 アニエス一人の尽力と、クラウディアのアニエスへの信頼、亡き母君が残した資金だけでなく、外国の副領事というユリウス権力もあるというのは、クラウディアを悪役にしたかった王太子側との対立の力関係としても丁度良いと思いました。寧ろ、記録がしっかり揃っている点ではアニエス側の勝利が約束されている程です

 読んでいて気になった点は、クラウディアの父ローゼンベルク公爵の意図です
 作中の描写として、クラウディア以外に子供が居る様子でも無いので、仮にクラウディアに自白させたら公爵家そのものに危害は加えないと約束されていても、公爵家の次代が居ないというのは中々暗い道になっていたのでは…と、気になりました
 とは言え、クラウディアが王太子妃として教育を受けていたのを見るに、目をかけていた養子や候補、婚外子が居るのも不思議では無いので六度勝ち続けられたのかなぁ〜…とも考えさせられました
 真偽はどうであれ、マリアンヌ嬢が公爵の血を引いていた…でも彼ら(王太子側)の物語としてもアリなのかもな…とも
  • 投稿者: 零夢
  • 23歳~29歳 女性
  • 2026年 08月09日 21時46分
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