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拝読いたしました。率直な感想をお伝えします。

有史以前からAI時代までの、一族をめぐる長大なストーリーと神視点の相性が抜群でした。
私自身、多くのウェブ小説に触れましたが、ここまで神視点をうまく管理され、かつ文章がおもしろいと感じたのは、片手で数えるほどもありません。
すばらしい技術をお持ちだと思います。

プロットがしっかり組まれ、隅々まで計算されている印象を受けました。
読み進めていくうちに、「邪道」の真の意味が明らかになり、構成の妙におどろかされました。
こだわりの強い者が邪道に触れ、らせん階段のように価値観が変化していく。次のエピソードではそれが当たり前になった世界が描かれる。このシームレスな作りがすばらしいです。
一族をめぐる邪道の話が一本につながった時は大きなカタルシスがありました。

文章技術について触れさせていただきます。
余計な形容詞・副詞が排除された端正な文章が特徴だと思います。
一文の長短など緩急のつけ方が巧みで、リズム感があってとても読みやすいです。
これらの文体が世界観と絶妙に噛み合っていると思います。
ここまでのレベルに達するまでどれほどの文章を書いたのだろうと感服せずにはいられませんでした。

ところどころにユーモアが差し込まれるのも読者への気配りが感じられてよかったです。
印象に残っているのはこんなやりとりです。

―――編集者に呼ばれた墨蔵は、原稿を手に取って穏やかに首を傾げた。
「雷の芋にも見えるね」
「先生が書いたんですよ」
「書いたときには、雪の夜だったと思うのだが」
「今は?」
「芋にも自信がなくなってきた」
墨蔵が笑うと、編集者たちは笑えなかった。

個人的な白眉は最後の「第八の邪道」でした。
キャラクターたちの総ツッコミがおもしろく、朝から噴き出してしまいました。

自主企画として読んでいたのを忘れ、一読者として楽しみ始めた箇所をお伝えしているのですが、本作では第二話の木呂麻呂と娘のやりとりと、かなり早めでした。

以上になります。
素敵な作品に巡り会えたこと、心より感謝申し上げます。
作者様の今後のご執筆活動を応援しております。
ありがとうございました。
ここまで丁寧なご感想、本当にありがとうございます!
構成についてここまで褒めていただけるとは思っておらず、ちょっと照れてしまいました笑 文章についてはお気づきかもしれませんが、第七の邪道にも手伝ってもらってます笑

実はこの作品を書こうと思ったきっかけは、少し前まで創作界隈で荒れていたAIの問題でした。

最近は少し落ち着いてきましたが、AIを創作に使うことへの賛否が激しく飛び交っていて、ふと、インターネットが普及した頃も似たような議論があったよな、と思ったんです。ひろゆきさんとホリエモンさんが出ていた『TVタックル』です笑 って、これ年齢がバレますね笑

それなら、もっと昔はどうだったんだろう?

文字が生まれたとき、紙が登場したとき、印刷技術が広まったとき。今では当たり前のものでも、当時はそれを邪道だと考える人がいたんじゃないか。

そんな発想から、どうせなら七つくらい並べてみたら面白いんじゃないかと思い、この作品を書き始めました笑

普段Xで書いている『弱小作者あるある。』を、もう少し文学寄りにしたような作品をイメージしていたので、文章のリズムやユーモアまで拾っていただけたのは本当に嬉しいです。

特に、第二話の木呂麻呂と娘のやりとりから、一読者として楽しんでいただけたというお言葉が嬉しかったです。

今回はテーマを中心に据えた作品なので、人物の内面はあえて深く掘り下げすぎない構成にしました。実際、最初の方は淡々と進むため、感情移入しにくいというご感想をいただいたこともあります。

それでも、テーマだけでなく物語そのものを楽しんでもらいたいと思って書いていたので、第二話から楽しんでいただけたというのは、書き手として本当に報われる気持ちになりました。

そして最後の「第八の邪道」まで楽しんでいただけて何よりです笑 これは完全に、普段『弱小作者あるある。』でやっているノリのオチです笑

作品の細かな部分まで読み取っていただき、さらにこれほど長く丁寧なご感想までいただけて、本当に嬉しかったです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
「文字を使うな」を文字で残すオチに笑いました。でも、父の絵を本当に尊敬している息子がいるから、ほにを笑うだけで終わらないのがいいですね。鹿が最後まで残っているのも好きです!
  • 投稿者: ミツキ
  • 2026年 10月08日 18時13分
わー! 『七つの邪道』にまでご感想ありがとうございます!創作道具の歴史を追うという、一見ちょっと難しそうな題材ではあるんですが、各話どこかでクスッと笑える、トンチの利いた作品にしたいと思って書きました。 
「昔の人は頑固だったな」で終わらず、父の絵には父の絵の良さがちゃんと残るようにしてみました。そのあたりは、この作品全体でも大事にしている部分です。

そして鹿まで最後まで見届けていただきありがとうございます笑
実はここだけの話、最初は馬と鹿を出していたんですが、馬まで巻き込むとかわいそうだし、ネタもぶれるなと思って鹿に統一しました笑 楽しんでいただけたようで良かったです!有難う御座いました!