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[一言]
こんにちは。
ひとつひとついろんな味わいの、とても素敵な短編集ですね。
お題から、見事にふくらませて物語を描いていらっしゃって、すごいなぁと思いました。
どれも良かったですが、『抱き締めて』、さわやかで好きです。描写がいきいきしていて、言葉にセンスがあるなぁと思いました。
『ケーキと花束』も、良かったです。元気があって、ちょっと強がりの女の子、いいなぁ。
『大根の花』、最後の展開に、胸が熱くなっちゃいました。そういうわけだったのですね……。
とても心に残る短編集で、楽しいひとときを過ごせました。ありがとうございました!
こんにちは。
ひとつひとついろんな味わいの、とても素敵な短編集ですね。
お題から、見事にふくらませて物語を描いていらっしゃって、すごいなぁと思いました。
どれも良かったですが、『抱き締めて』、さわやかで好きです。描写がいきいきしていて、言葉にセンスがあるなぁと思いました。
『ケーキと花束』も、良かったです。元気があって、ちょっと強がりの女の子、いいなぁ。
『大根の花』、最後の展開に、胸が熱くなっちゃいました。そういうわけだったのですね……。
とても心に残る短編集で、楽しいひとときを過ごせました。ありがとうございました!
- 投稿者: 退会済み
- 2012年 09月13日 10時49分
管理
夢見るあんず様、
こんにちは、ありがとうございます。
「抱き締めて」は私も気に入ってます。うれしいなあ。
なかなか長編では違った種類のものが書けないので、詰まってくると、お題に逃げたくなります。
そんな情けない短編集ですが、読んでいただけて嬉しいです。
これからも頑張りますので、よろしくお願いします。
こんにちは、ありがとうございます。
「抱き締めて」は私も気に入ってます。うれしいなあ。
なかなか長編では違った種類のものが書けないので、詰まってくると、お題に逃げたくなります。
そんな情けない短編集ですが、読んでいただけて嬉しいです。
これからも頑張りますので、よろしくお願いします。
- 桐原草
- 2012年 09月13日 21時11分
[良い点]
桐原 草様。
この度は私(わたくし)のリクエストに応え『お題』を『お料理』して頂き心より感謝しております。それに応えるという訳ではないのですが、感想欄に…私にとっては珍しく『感想文』を投稿しようかと心掛けております。…なら、普段は何を投稿しているのか? …と、問われそうなのですが…ご存知かも知れませんが…それは『感想文でない何か』としか申し上げようがございません。どうして感想文を投稿しないのか…それにつきましては…私は『感想文』を書きたくないからとお答えする他ありません。
『感想』を辞書で引けば『心に感じ想った事』
例えば、もし露出系の服装のそこそこの年齢の草、基(もとい)、女性に「この服どう?」と訊かれた場合。『年、考えろよ』と心に感じ想ったにも関わらす『セクシー』と答えたならば…それは真の感想なのでしょうか? でも真を答えるべきなのでしょうか? 同時に『セクシー』と想った場合なら…。『良い点/セクシー』『悪い点/年、考えろよ』『一言/怒った?』になるのでしょうか?
そんな感想文を書きたくないので『感想でない何か』を投稿する事が多かった…ですが、この度は、 草様に今後もっともっと私の口に合う料理を創作して頂きたい、そんな想いの中、感想文を投稿させて頂く事に致しました。
そもそも、そんな想いも『感想』であり、すなわち、ここまでの文章も『感想文』に他なりません。…ですが、ここからが本題です。
では『良い点』
良い点は…『お題』です。
…それは冗談ですが『お題』と『まもるくん』のコラボが最高です。
次に『笑ったところ』
『逆わらしべ長者』と、その文字をもろに目にした時、ヴ笑い(ヴっと吹き出し、携帯画面に唾を飛ばしたりもする笑い方)をしました。
絶妙なタイミングで、ウケました。
…ではこの辺で、携帯文字数の上限の都合の為『悪い点』に続きます。
[気になる点]
私(わたくし)の『感想文』に対してのこだわりと『~なろう感想欄』の性質上…良い点が山ほどあるのですが『良い点の欄』に書ききれなく残念ですが…『悪い点』に進みます。
ひとつ目。
書き出しの
『XYZZZZ!』
(ここでは『逆わら~』の文字を目にした時とは違い、ヴ笑い、しなかったです)
また、この文字の意味を考えていたのですが、意味不明でした。
『悪い点』…それは『お題』です。
お題の中に『X』などの意味不明の調味料を使い、奇妙な味に…と確かに注文をつけていました。
そんなお題を読み返し、苦笑いを浮かべました。『一見』をつけ加えるべきでした。『一見意味不明』と。
それにしても、意味不明な単語を単に(生真面目に)意味不明に使われるとは…それにはある種の奇妙な味がしました。
『X~』は、まもるくんを生やす呪文とか…もう一工夫いえば、口癖の『X~』を千回目に言った時幸運が生える、と占い師に予言されていた。まもるくんが生えたのは、ちょうど千回目の『X~』だったのだろうか?(と、ぼかす)…そんな味付けを期待しておりました。
ふたつ目。
物語を読み…主人公『悪女』であってほしかったのですが…草さんが悪女ではないので、そこには無理があったのかもしれません。
また、『逆わら~』の単語を使ったところは『ヴゥ笑い』したのは事実ですが…高額なもの(例えば車など)が、だんだんとシャーペンに変わっていく、そんなストーリーであったならば…。
そうすると、シャーペンの被害から被害が大きくなったストーリーのように無理やりに『逆わら~』という単語を使わずにすむ。(この単語はウケましたけれど…)。それは良しとしても、無理やり『悪女』という単語を使っりした点が、草様ご自身がお気にしてられるように『お題に振り回されていないか、ちょっと~』ではないのでしょうか?
『幸せを呼ぶ貧乏神』も主人公の思いでなく『掲示板のタイトル』を目にしたとかの方が…お題に振り回されている感はないと思います。
お題の単語自体を使ったり、使わなかったり、またその使い方…それが『味』ではないのでしょうか?
その辺を考慮すれば、(携帯なら)ラスト三行はなくても『人生~馬』だったような気がして止みません。
そのラストなら『先輩の~~〇〇の後味は悪くなかった…。』そんなラストの方が私の好みの味かもしれません。
[一言]
桐原 草様。
なんだかんだ好き勝手申し上げましたが『まもるくん』は私のお気に入り小説、傑作です。
私(わたくし)の『お題』から傑作を創作して頂き、感動し感激いたしました。
ありがとうございました。
「こんなん感想ちゃうゾ!」
と、そんなお叱りの声もなく、最後までお付き合い頂いた方がいらっしゃいましたら、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
…では、最後になりますが、リクエストです。
桐原 草さんの本日のお題は『悪魔又は死神』『カラスの鳴き声又は黒猫の鳴き声』『大凶又は厄年(厄日)』(お題は、あいうえお順)。この具材を家族だんらんで召し上がる事が出来るお味に、そんでもってビールにも合うお味に…ホラー味にならないように再三の注意を払い、元気がつくような作品『続まもるくん又はまもるくん②』を創作して下さい。補助要素は『災い転じて福となる』です。
皆様、いかがでしょうか? …おかわり。
草様、どうぞ宜しくお願い致します。
ミヤーン
桐原 草様。
この度は私(わたくし)のリクエストに応え『お題』を『お料理』して頂き心より感謝しております。それに応えるという訳ではないのですが、感想欄に…私にとっては珍しく『感想文』を投稿しようかと心掛けております。…なら、普段は何を投稿しているのか? …と、問われそうなのですが…ご存知かも知れませんが…それは『感想文でない何か』としか申し上げようがございません。どうして感想文を投稿しないのか…それにつきましては…私は『感想文』を書きたくないからとお答えする他ありません。
『感想』を辞書で引けば『心に感じ想った事』
例えば、もし露出系の服装のそこそこの年齢の草、基(もとい)、女性に「この服どう?」と訊かれた場合。『年、考えろよ』と心に感じ想ったにも関わらす『セクシー』と答えたならば…それは真の感想なのでしょうか? でも真を答えるべきなのでしょうか? 同時に『セクシー』と想った場合なら…。『良い点/セクシー』『悪い点/年、考えろよ』『一言/怒った?』になるのでしょうか?
そんな感想文を書きたくないので『感想でない何か』を投稿する事が多かった…ですが、この度は、 草様に今後もっともっと私の口に合う料理を創作して頂きたい、そんな想いの中、感想文を投稿させて頂く事に致しました。
そもそも、そんな想いも『感想』であり、すなわち、ここまでの文章も『感想文』に他なりません。…ですが、ここからが本題です。
では『良い点』
良い点は…『お題』です。
…それは冗談ですが『お題』と『まもるくん』のコラボが最高です。
次に『笑ったところ』
『逆わらしべ長者』と、その文字をもろに目にした時、ヴ笑い(ヴっと吹き出し、携帯画面に唾を飛ばしたりもする笑い方)をしました。
絶妙なタイミングで、ウケました。
…ではこの辺で、携帯文字数の上限の都合の為『悪い点』に続きます。
[気になる点]
私(わたくし)の『感想文』に対してのこだわりと『~なろう感想欄』の性質上…良い点が山ほどあるのですが『良い点の欄』に書ききれなく残念ですが…『悪い点』に進みます。
ひとつ目。
書き出しの
『XYZZZZ!』
(ここでは『逆わら~』の文字を目にした時とは違い、ヴ笑い、しなかったです)
また、この文字の意味を考えていたのですが、意味不明でした。
『悪い点』…それは『お題』です。
お題の中に『X』などの意味不明の調味料を使い、奇妙な味に…と確かに注文をつけていました。
そんなお題を読み返し、苦笑いを浮かべました。『一見』をつけ加えるべきでした。『一見意味不明』と。
それにしても、意味不明な単語を単に(生真面目に)意味不明に使われるとは…それにはある種の奇妙な味がしました。
『X~』は、まもるくんを生やす呪文とか…もう一工夫いえば、口癖の『X~』を千回目に言った時幸運が生える、と占い師に予言されていた。まもるくんが生えたのは、ちょうど千回目の『X~』だったのだろうか?(と、ぼかす)…そんな味付けを期待しておりました。
ふたつ目。
物語を読み…主人公『悪女』であってほしかったのですが…草さんが悪女ではないので、そこには無理があったのかもしれません。
また、『逆わら~』の単語を使ったところは『ヴゥ笑い』したのは事実ですが…高額なもの(例えば車など)が、だんだんとシャーペンに変わっていく、そんなストーリーであったならば…。
そうすると、シャーペンの被害から被害が大きくなったストーリーのように無理やりに『逆わら~』という単語を使わずにすむ。(この単語はウケましたけれど…)。それは良しとしても、無理やり『悪女』という単語を使っりした点が、草様ご自身がお気にしてられるように『お題に振り回されていないか、ちょっと~』ではないのでしょうか?
『幸せを呼ぶ貧乏神』も主人公の思いでなく『掲示板のタイトル』を目にしたとかの方が…お題に振り回されている感はないと思います。
お題の単語自体を使ったり、使わなかったり、またその使い方…それが『味』ではないのでしょうか?
その辺を考慮すれば、(携帯なら)ラスト三行はなくても『人生~馬』だったような気がして止みません。
そのラストなら『先輩の~~〇〇の後味は悪くなかった…。』そんなラストの方が私の好みの味かもしれません。
[一言]
桐原 草様。
なんだかんだ好き勝手申し上げましたが『まもるくん』は私のお気に入り小説、傑作です。
私(わたくし)の『お題』から傑作を創作して頂き、感動し感激いたしました。
ありがとうございました。
「こんなん感想ちゃうゾ!」
と、そんなお叱りの声もなく、最後までお付き合い頂いた方がいらっしゃいましたら、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
…では、最後になりますが、リクエストです。
桐原 草さんの本日のお題は『悪魔又は死神』『カラスの鳴き声又は黒猫の鳴き声』『大凶又は厄年(厄日)』(お題は、あいうえお順)。この具材を家族だんらんで召し上がる事が出来るお味に、そんでもってビールにも合うお味に…ホラー味にならないように再三の注意を払い、元気がつくような作品『続まもるくん又はまもるくん②』を創作して下さい。補助要素は『災い転じて福となる』です。
皆様、いかがでしょうか? …おかわり。
草様、どうぞ宜しくお願い致します。
ミヤーン
- 投稿者: Human Sleep Zzz
- 50歳~59歳 男性
- 2012年 08月15日 08時52分
ミヤーンさん、ありがとうございます。
そうなんですよね、どうもお題に振り回されてしまいました。反省しきりです。
上手くいくときと、行かないときがあって、それはいつも悩んでおります。
これはリベンジを、と、ただいま「まもるくん2」の方を先に書いております。ミヤーンさんに喜んでいただけるようなものを書きたいのですが……さて、どうなることやら……(トーンダウン)
とりあえず、頑張ってみます。いましばらくお待ちください!w
そうなんですよね、どうもお題に振り回されてしまいました。反省しきりです。
上手くいくときと、行かないときがあって、それはいつも悩んでおります。
これはリベンジを、と、ただいま「まもるくん2」の方を先に書いております。ミヤーンさんに喜んでいただけるようなものを書きたいのですが……さて、どうなることやら……(トーンダウン)
とりあえず、頑張ってみます。いましばらくお待ちください!w
- 桐原草
- 2012年 08月17日 16時29分
[良い点]
「まいど~。…ンっ、留守かな?」(そろりと一歩)「草姉ぇぇぇ…。いてるぅぅぅ?」(そろりそろりと二歩三歩)「もし、も~し」(左右キョロキョロ)「…いてないみたいやなぁ」
それにしても、無防備な奴(やっ)ちゃなぁ。『荒らし』とか来よったら…どないすんねん。
「フアっっ!!」と、ふいに背中を…。「まいど。兄ぃやん。…らっしゃい」
「おぉっ」と、軽い悲鳴。「ビングリヤッタァ」
「留守中に勝手に入ってるんやから…『荒らし』と思たやん。…『嵐』とちゃうで」と、草姉ぇ。「まぁ、兄ぃやんも(荒らしと)変わらんけど」
「そんな事、いいなさんな、て。…っで、どこ行っとったん?」
「一ノ瀬珈琲店」
「もうええ、ちゅうねん。それ、小説の中の店やん」
「兄ぃやん、鈍い。『一ノ瀬~』の感想文の投稿、行っとってん」
「それも、ええちゅうねん。先月、見たもん…」
「なんや。もぅ読んでたんや」
「……たまたまな。ゆうとくけど、別に必死こいて、探し廻ったん、ちゃうで……」
「まぁ、それはええけど、ネ。…感想文って、あんな風に書くんよ」
「…おぅっ」
「『おぅっ』って、マジ、わかってるん?」
「まぁ、な」
「じぁあ、ここで感想を述べよ!」と、草姉ぇの手は銃の形。「ここは『良い点の部屋』なん忘れんといて、ネ」
「脅迫かいな。えっとぉ…。感想か…」と、冷や汗。「…おっ、おもろ、かった、わ」
「そんだけ…」と、草姉ぇはキョトン。「…な、ん?」
「『おもろかった』て感想もろたら、『飛んで喜ぶ』て、前、ゆうとった…」と、頭を掻く。「…よ、なぁ?」
適当に誤魔化して、草姉ぇに背を向ける。
「ちょっと、ちょっと」と、草姉ぇ。「どこ行くん?」
「…下の部屋」
[気になる点]
「待ってよ。待ってよ。一応、ここ、あたしん家(ち)なんやけど…」と、草姉ぇに追われ…。「そんなにブロックされたいん?」
「また脅迫するんやから」と、涙。「かんにんしてぇな」
「もうひとつ下のお部屋、行こっ」と、草姉ぇ。「このお部屋、嫌いやねん」
「なんで?」
「なんでも」
「この部屋では感想、訊かんのん?」
「兄ぃやん、ええ性格してんねぇ」
「テレるやんか」
「信じられへん…」
「えっと。悪い点は…」と、視線は斜め45度上。「…せやなぁ」
「なかったら別に無理せんでええし」と、草姉ぇは腕を組む。「早よっ。…先に(下)降りるで」
「ちょっと待ってぇや」と、右に倣えで腕を組む。「悪い点、考えてんねんから」
「考えんでええし」と、草姉ぇの口はツン。「そんな暇あるんやったら、小説の執筆したらええのに」
それを無視して、パチンと手を叩く。
「あっそうや。ここに感想書いても…」と、閃きのQ。「…どの話の感想なんかわからんのんちゃうん?」
「そんなん感想の始めに(どの話の感想か)書いたらええだけやん」と、草姉ぇは鼻でA。「短編集なんやから…普通やん」
「まぁええわ。『一句』の部屋行こか」
「『一言』の部屋なんやけど…」
[一言]
「うぅぅぅん」と、伸びをする。「この部屋も入り口に『一言』て表札かかってるだけで、中は同じ(おんなじ)やなぁ」
「せやかって、家賃が¥0_なんやから」と、草姉ぇは納得模様。「贅沢ゆうたら罰(ばち)当たるわ」
「たっ、ただなん!!!」と、驚きの声。「ウソやろ」
「もぅ、白々しい、って…」と、草姉ぇは呆れ顔。「…さぁ、早よ一句詠んで」
「誰が詠む、ゆうてん」と、人差し指を立てる。「詠んでほしかったら、媚びなさい」
「詠みたいんやろ?」と、草姉ぇはその指を折る。「図星やろ」
「なんでわかるん?」と、首を捻る。「読心術?」
「顔に書いてるやん」と、草姉ぇは胸を張る。「『一言の部屋』やのに『一句の部屋』やてボケとったん、どこの誰やのん」
「誰がボケやねん」と、唾を飛ばす。「おぉ、こぉ、るぅ、で」
「詠まんのん?」と、草姉ぇ。
「詠まん、事は、ない、けど」
「何もったいぶってんのん」
「…実はなぁ」と、隠し持ってた絵葉書を差し出す。「これ」
草姉ぇは間(ま)の抜けた顔で…「な」と、口を開け「に」と、手を伸ばした。
△▼△▼△
〒□□□
ガラパゴス諸島
△▼△▼△
「これ、郵送しよ思てんけど…住所知らんさかいに…手渡しや」と、ちょっぴりポーズ。「裏、見てみぃ…」
草姉ぇは絵葉書をひっくり返し、「あっ」と、口を開け、「りがと」と、続けた。
△▼△▼△
初めての……
学校帰りの
回り道
告白できずに
じゃあまた明日
三年後
卒業式の
みっか前
どちらともなく
……恋人つなぎ
by ミヤーン
△▼△▼△
「まいど~。…ンっ、留守かな?」(そろりと一歩)「草姉ぇぇぇ…。いてるぅぅぅ?」(そろりそろりと二歩三歩)「もし、も~し」(左右キョロキョロ)「…いてないみたいやなぁ」
それにしても、無防備な奴(やっ)ちゃなぁ。『荒らし』とか来よったら…どないすんねん。
「フアっっ!!」と、ふいに背中を…。「まいど。兄ぃやん。…らっしゃい」
「おぉっ」と、軽い悲鳴。「ビングリヤッタァ」
「留守中に勝手に入ってるんやから…『荒らし』と思たやん。…『嵐』とちゃうで」と、草姉ぇ。「まぁ、兄ぃやんも(荒らしと)変わらんけど」
「そんな事、いいなさんな、て。…っで、どこ行っとったん?」
「一ノ瀬珈琲店」
「もうええ、ちゅうねん。それ、小説の中の店やん」
「兄ぃやん、鈍い。『一ノ瀬~』の感想文の投稿、行っとってん」
「それも、ええちゅうねん。先月、見たもん…」
「なんや。もぅ読んでたんや」
「……たまたまな。ゆうとくけど、別に必死こいて、探し廻ったん、ちゃうで……」
「まぁ、それはええけど、ネ。…感想文って、あんな風に書くんよ」
「…おぅっ」
「『おぅっ』って、マジ、わかってるん?」
「まぁ、な」
「じぁあ、ここで感想を述べよ!」と、草姉ぇの手は銃の形。「ここは『良い点の部屋』なん忘れんといて、ネ」
「脅迫かいな。えっとぉ…。感想か…」と、冷や汗。「…おっ、おもろ、かった、わ」
「そんだけ…」と、草姉ぇはキョトン。「…な、ん?」
「『おもろかった』て感想もろたら、『飛んで喜ぶ』て、前、ゆうとった…」と、頭を掻く。「…よ、なぁ?」
適当に誤魔化して、草姉ぇに背を向ける。
「ちょっと、ちょっと」と、草姉ぇ。「どこ行くん?」
「…下の部屋」
[気になる点]
「待ってよ。待ってよ。一応、ここ、あたしん家(ち)なんやけど…」と、草姉ぇに追われ…。「そんなにブロックされたいん?」
「また脅迫するんやから」と、涙。「かんにんしてぇな」
「もうひとつ下のお部屋、行こっ」と、草姉ぇ。「このお部屋、嫌いやねん」
「なんで?」
「なんでも」
「この部屋では感想、訊かんのん?」
「兄ぃやん、ええ性格してんねぇ」
「テレるやんか」
「信じられへん…」
「えっと。悪い点は…」と、視線は斜め45度上。「…せやなぁ」
「なかったら別に無理せんでええし」と、草姉ぇは腕を組む。「早よっ。…先に(下)降りるで」
「ちょっと待ってぇや」と、右に倣えで腕を組む。「悪い点、考えてんねんから」
「考えんでええし」と、草姉ぇの口はツン。「そんな暇あるんやったら、小説の執筆したらええのに」
それを無視して、パチンと手を叩く。
「あっそうや。ここに感想書いても…」と、閃きのQ。「…どの話の感想なんかわからんのんちゃうん?」
「そんなん感想の始めに(どの話の感想か)書いたらええだけやん」と、草姉ぇは鼻でA。「短編集なんやから…普通やん」
「まぁええわ。『一句』の部屋行こか」
「『一言』の部屋なんやけど…」
[一言]
「うぅぅぅん」と、伸びをする。「この部屋も入り口に『一言』て表札かかってるだけで、中は同じ(おんなじ)やなぁ」
「せやかって、家賃が¥0_なんやから」と、草姉ぇは納得模様。「贅沢ゆうたら罰(ばち)当たるわ」
「たっ、ただなん!!!」と、驚きの声。「ウソやろ」
「もぅ、白々しい、って…」と、草姉ぇは呆れ顔。「…さぁ、早よ一句詠んで」
「誰が詠む、ゆうてん」と、人差し指を立てる。「詠んでほしかったら、媚びなさい」
「詠みたいんやろ?」と、草姉ぇはその指を折る。「図星やろ」
「なんでわかるん?」と、首を捻る。「読心術?」
「顔に書いてるやん」と、草姉ぇは胸を張る。「『一言の部屋』やのに『一句の部屋』やてボケとったん、どこの誰やのん」
「誰がボケやねん」と、唾を飛ばす。「おぉ、こぉ、るぅ、で」
「詠まんのん?」と、草姉ぇ。
「詠まん、事は、ない、けど」
「何もったいぶってんのん」
「…実はなぁ」と、隠し持ってた絵葉書を差し出す。「これ」
草姉ぇは間(ま)の抜けた顔で…「な」と、口を開け「に」と、手を伸ばした。
△▼△▼△
〒□□□
ガラパゴス諸島
△▼△▼△
「これ、郵送しよ思てんけど…住所知らんさかいに…手渡しや」と、ちょっぴりポーズ。「裏、見てみぃ…」
草姉ぇは絵葉書をひっくり返し、「あっ」と、口を開け、「りがと」と、続けた。
△▼△▼△
初めての……
学校帰りの
回り道
告白できずに
じゃあまた明日
三年後
卒業式の
みっか前
どちらともなく
……恋人つなぎ
by ミヤーン
△▼△▼△
- 投稿者: Human Sleep Zzz
- 50歳~59歳 男性
- 2012年 07月30日 17時35分
「そんでも嬉しいわあ、アタシの『すぴのべ』だけやのぅて、『SCTCH AND RAIN』まで読んでくれたんやねぇ(ここでさりげなく宣伝)」
草がこう言うとミヤーン兄やんはとたんに挙動不審になり、目をうろうろ泳がせながら「ま、まあな」と応えた。
「……まあ、深くは追求せんとくわ。兄やんもこんなかわいらしい一句詠んでくれたし。ありがとうね。まあ、こんなとこまで来てくれたんやからコーヒーでも飲んでいって。あ、あかんわ、お茶しかないわ」
まだ来たばっかりやからいいカップあらへんけどごめんねえ、といいながら、草は湯飲みに入ったお茶を差し出す。
兄やんは「ほな遠慮のぅいただきます」と殊勝に頭を下げてから、湯飲みに手を伸ばす。そのとたんブホッという派手な音とともに、兄やんの口からお茶が噴出する。テーブルに手を突き、涙目で咳き込む兄やん。「きちゃないなあ」と苦笑いしてタオルを差し出す草。
「そんなこというたかて、……これ紅茶やんか。……なんで湯飲みに……はいってんねん、びっくりしたやろ!」
咳き込みながら、恨めしそうな顔をして草を見上げる兄やん。
草はしれっとした顔で言い放つ。
「だからいいカップない、ゆうたやんか。それにここに日本茶あるわけないやん」
兄やんは今初めて気づいたような顔で辺りを見回す。
「え? ここどこやのん?」
草は勝ち誇ったように宣告した。
「なんや、わざわざ来てくれたのに気ぃついてへんかったん? ここ、イギリスやで。オリンピック応援しに来てんねんやんか。ほらアンタもかじりついて応援しぃ」
草は古いブラウン管のテレビのスイッチをひねる。
「……応援、いうたかてテレビやんか……それにHD放送してんのにブラウン管やで、それ」
「そないになんもかんも揃えられへんやん。イギリス行った気になって夜中に応援せな。今晩は寝かさへんでぇ」
そう言う草の手には湯飲みに入った紅茶とスコーンがにぎられていた――
ちゃんちゃん。
ミヤーンさん、まいどまいどありがとうございます。うれしいなあ。
頑張って新しいのも書きますね。また遊びに来てくださいね。絶対よ(笑)
桐原草
草がこう言うとミヤーン兄やんはとたんに挙動不審になり、目をうろうろ泳がせながら「ま、まあな」と応えた。
「……まあ、深くは追求せんとくわ。兄やんもこんなかわいらしい一句詠んでくれたし。ありがとうね。まあ、こんなとこまで来てくれたんやからコーヒーでも飲んでいって。あ、あかんわ、お茶しかないわ」
まだ来たばっかりやからいいカップあらへんけどごめんねえ、といいながら、草は湯飲みに入ったお茶を差し出す。
兄やんは「ほな遠慮のぅいただきます」と殊勝に頭を下げてから、湯飲みに手を伸ばす。そのとたんブホッという派手な音とともに、兄やんの口からお茶が噴出する。テーブルに手を突き、涙目で咳き込む兄やん。「きちゃないなあ」と苦笑いしてタオルを差し出す草。
「そんなこというたかて、……これ紅茶やんか。……なんで湯飲みに……はいってんねん、びっくりしたやろ!」
咳き込みながら、恨めしそうな顔をして草を見上げる兄やん。
草はしれっとした顔で言い放つ。
「だからいいカップない、ゆうたやんか。それにここに日本茶あるわけないやん」
兄やんは今初めて気づいたような顔で辺りを見回す。
「え? ここどこやのん?」
草は勝ち誇ったように宣告した。
「なんや、わざわざ来てくれたのに気ぃついてへんかったん? ここ、イギリスやで。オリンピック応援しに来てんねんやんか。ほらアンタもかじりついて応援しぃ」
草は古いブラウン管のテレビのスイッチをひねる。
「……応援、いうたかてテレビやんか……それにHD放送してんのにブラウン管やで、それ」
「そないになんもかんも揃えられへんやん。イギリス行った気になって夜中に応援せな。今晩は寝かさへんでぇ」
そう言う草の手には湯飲みに入った紅茶とスコーンがにぎられていた――
ちゃんちゃん。
ミヤーンさん、まいどまいどありがとうございます。うれしいなあ。
頑張って新しいのも書きますね。また遊びに来てくださいね。絶対よ(笑)
桐原草
- 桐原草
- 2012年 08月01日 08時52分
[良い点]
ミ 「まいど~。草姉ぇ」
草 「おいど~。ミヤ爺ぃ」
ミ 「『おいど』はええとしても、……爺ぃ、て……」
草 「兄ぃ、てゆうた」
ミ 「上、見てみぃや。『爺ぃ』て書いてるやん」
草 「あたしが書いたんちゃう―。陰謀だ―! 感想返信欄覚悟せよ―!」
ミ 「ちゃうねん。ちゃうねん。『すぴのべ』まとめたん、お祝いに来てん」
草 「あぁ、ありがと。投稿欄、山盛りになったし、……ランキングタブとかめ面倒やったから……。エヘヘ」
ミ 「……おぉ。こりゃ、読み……良いやん」
[気になる点]
草 「……ちゃんと素敵な素敵な狂歌、ファイルしとくから、ネ。……ウフフ」
ミ 「おぉ。そりゃ、気ぃ遣わして……悪いなぁ」
[一言]
草 「いやぁ……そんな……なんも……」
ミ 「あぁ、そうそう。前から思とったんやけど……」
草 「ンっ? 何、何?」
ミ 「えっと。……『すぴのべ』の『すぴ』は『すぴばる』の『すぴ』やんか……」
草 「……ふん。ふん」
ミ 「『のべ』て、なんなん?」
草 「それよっか、ここ『感想欄』って知ってて来てくれてはるん?」
ミ 「いっ、いや。あっ、あの。『悪い点』文字数、少ない、し……」
草 「そんな問題やなく……」
ミ 「ごっ、五回や」
草 「それ、タイプミス違う?」
ミ 「ごっ、誤解……」
草 「一言ゆうてええかな? ……ここは感想を書くところです!」
(感想返信欄に続く)
ミ 「まいど~。草姉ぇ」
草 「おいど~。ミヤ爺ぃ」
ミ 「『おいど』はええとしても、……爺ぃ、て……」
草 「兄ぃ、てゆうた」
ミ 「上、見てみぃや。『爺ぃ』て書いてるやん」
草 「あたしが書いたんちゃう―。陰謀だ―! 感想返信欄覚悟せよ―!」
ミ 「ちゃうねん。ちゃうねん。『すぴのべ』まとめたん、お祝いに来てん」
草 「あぁ、ありがと。投稿欄、山盛りになったし、……ランキングタブとかめ面倒やったから……。エヘヘ」
ミ 「……おぉ。こりゃ、読み……良いやん」
[気になる点]
草 「……ちゃんと素敵な素敵な狂歌、ファイルしとくから、ネ。……ウフフ」
ミ 「おぉ。そりゃ、気ぃ遣わして……悪いなぁ」
[一言]
草 「いやぁ……そんな……なんも……」
ミ 「あぁ、そうそう。前から思とったんやけど……」
草 「ンっ? 何、何?」
ミ 「えっと。……『すぴのべ』の『すぴ』は『すぴばる』の『すぴ』やんか……」
草 「……ふん。ふん」
ミ 「『のべ』て、なんなん?」
草 「それよっか、ここ『感想欄』って知ってて来てくれてはるん?」
ミ 「いっ、いや。あっ、あの。『悪い点』文字数、少ない、し……」
草 「そんな問題やなく……」
ミ 「ごっ、五回や」
草 「それ、タイプミス違う?」
ミ 「ごっ、誤解……」
草 「一言ゆうてええかな? ……ここは感想を書くところです!」
(感想返信欄に続く)
- 投稿者: Human Sleep Zzz
- 50歳~59歳 男性
- 2012年 07月04日 12時36分
草「それはそうと、兄ぃ、しばらく見ぃへんかったけど元気してたん? インドの山奥で修行してた、なんて言わんといてよ」
ミ「(……言おうと思ってた)い、いや、ちょっと早めのバカンスいうヤツやんか。ハハハ」
草「うわ、いいなあ。どこ行ってたん? まさかガラパゴス諸島とか、やめてよ」
ミ「(ドキッ)そ、そんなわけないやろ。いややなあ、ホンマに」
草「……ふうん、まあええわ。そういうたら、ちょっと日に焼けて格好いいじゃないですか、これは全国1万人の兄ぃのファンが黙ってへんよ。そろそろかえって来たらどうやのん?」
ミ「(まんざらでもない様子で)そんなにファンおらんやろ」
草「当たり前やん。ま、アタシも入れて1000人いうとこかな」
ミ「(ちょっとがっかりした顔で)うーん、そんなもんかな」
草「けど、その熱烈なファンが待ってるからね。もちろんれんさいのつづきを期待してるよ-!」
ミ「ま、ぼちぼちやな」
草「大阪人のぼちぼちはアテにならんからなあ……(溜息)」
ちゃんちゃん
感想どうもありがとうございました。嬉しかったです。あ、それから「すぴのべ」の「のべ」はNOVELの「のべ」です。
ハイ、発音してみてください。NOVEL!
ミ「(……言おうと思ってた)い、いや、ちょっと早めのバカンスいうヤツやんか。ハハハ」
草「うわ、いいなあ。どこ行ってたん? まさかガラパゴス諸島とか、やめてよ」
ミ「(ドキッ)そ、そんなわけないやろ。いややなあ、ホンマに」
草「……ふうん、まあええわ。そういうたら、ちょっと日に焼けて格好いいじゃないですか、これは全国1万人の兄ぃのファンが黙ってへんよ。そろそろかえって来たらどうやのん?」
ミ「(まんざらでもない様子で)そんなにファンおらんやろ」
草「当たり前やん。ま、アタシも入れて1000人いうとこかな」
ミ「(ちょっとがっかりした顔で)うーん、そんなもんかな」
草「けど、その熱烈なファンが待ってるからね。もちろんれんさいのつづきを期待してるよ-!」
ミ「ま、ぼちぼちやな」
草「大阪人のぼちぼちはアテにならんからなあ……(溜息)」
ちゃんちゃん
感想どうもありがとうございました。嬉しかったです。あ、それから「すぴのべ」の「のべ」はNOVELの「のべ」です。
ハイ、発音してみてください。NOVEL!
- 桐原草
- 2012年 07月04日 20時10分
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