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[良い点]
ミリタリー等の知識が豊富で、歴史や偉人に対する深い見識、世界史の捉え方(特にイスラームを過小評価しないところが個人的に素晴らしいと思います)など、他に類を見ないユニークな作品だと思います
[気になる点]
文章が読みにくいですね……その理由は改行・一文の長さ・読点に尽きると思います
わざと、助長で難しい表現を使っていませんか?
簡単な言葉で説明出来るなら、それに越したことは無いですよ

内容に関しては、少し批判的になりますが、これは私の「私見」なので重く、受け止めないで下さい
第一に設定が甘いと思います
ゲーム内と現実のプレイヤーが、どの程度リンクしているのかがだいぶ曖昧に感じました

例えば、ゲームの中で諜報活動を行うように主人公が指示しますが、ゲームのプレイヤーの動向をゲーム内のキャラクターで諜報活動しても意味が無いですよね
他にはゲームがどの程度の精度でシュミレーション出来るのかが良く分かりません

第二に、日本側(主人公)が有利過ぎる気がします
普通に考えれば、他の国もステータスが同じであれば、その国の先鋭プレイヤーは相当な戦略を建てるであろうから、勝負は拮抗するはずです
それに、欧米列強が有利な19世紀という設定を、欧米が衰退した21世紀中頃の各国が認めるとは思えません

第三に、朝鮮を馬鹿にしすぎです
私自身も、「近・現代」朝鮮は「近・現代」日本に対して、全てにおいて、遥かに劣ると思います
しかし、近世以前の朝鮮は大陸文化を吸収した先進国でしたし、残念ながら日本よりも栄えていた時代も多々ありました
それに、韓国・北朝鮮という国やそこに住む一部の人間がどうしようも無いからといって、朝鮮人全員を否定するのは浅慮だと思います

どこの国のどの時代にも、無能な人間も有能な人間もいるはずです(大勢としては、日本人の方が優秀でしょうが)

ネットを見ると、考えが偏向的になるのは分かりますが、イスラームを深く理解する筆者様ならきっと、私の言わんとすることがお分かりだと思います

最後に、主人公がたいして天才に見えない(だとしても、国家の代表になり得ない)点です

海外の論文や大学入試をクリアするレベルの学力や、主人公が考えたレベルのゲーム内戦略を思いつく頭脳は、そこまて非凡なものに思えません
特に、ゲームでは主人公が考えつくことはゲームの自由度から鑑みるに、他のプレイヤーにも実現可能なことを考えると、ゲームは5000万人がゴリ押しで遊ぶようになりそうですよね
ゲームシステムの否定になってしまいましたが、致命的な点は別にあります
主人公は所詮、図書館にある(他人が執筆した)本を読んで戦術を考える程度です
[一言]
ならば、本を書いている、あるいはそのレベルは防衛大学で学んでいるであろう、現役参謀に敵うはずがありません

仮に、主人公が参謀に敵う天才だとしても、主人公と同じ程度の天才は全年代にいるはずです
ならば、先に生まれて学習をしている年長者の方が圧倒的に有利なのは自明ですよね

近い例で言えば、デスノートなんかが典型なんですが、若き天才=最強は現実的でありません
特に主人公が、頭の回転が速いという路線であれば、説得力に欠けます

繰り返しになりますが、同じ思考系の天才であれば、年長者が経験において圧倒的に有利です

どうしても、主人公を天才にしたいならば、西尾維新的な過剰修飾的な能力(完全記憶てか)のような、納得のいく設定が必要だと思います

他にも、ゲームシステムの矛盾や、そもそも、ただ一度のゲームで結果を出しただけの、精神的に不安定な女子中学生に国を任せるのか?とか、高校生程度に負ける人間が参謀をやっている日本は大丈夫なのか?と言った多々の疑問は尽きません

出来るならば、一から練り直すのも手だと思います

筆者様の力量を窺うに、この作品は良きにせよ悪きにせよ、習作だと思います

先程、豊富な知識と言いましたが、やはり歴史物語を念頭に置くと、教科書レベルの描写内容に留まっている印象も受けます

もうご覧になっているかもしれませんが、歴史文学ならば司馬遼太郎、日本風純文学ならば岩波の全集(特に芥川王朝作品)がお薦めです

それに、純文学をやるなら、朝鮮は避けて通れない(曲がりにも隣国ですから)ので、ここは偏見を廃して、朝鮮史・文化の勉強をやるのも良いと思います
実際に行ったり、国内の在日の人と話すのも悪くないと思います
案外、(愛国心と屈折した日本観を除いて)普通の人達ですよ

まぁ、時間が無いなら中国の文化に触れるのが優先ですよね私達は漢字を使ってますから、中華からはどう足掻いても逃れられません


長くなりましたが、今後の展開、作品に期待しています


気が向いたら、メール等で交流出来れば嬉しいです


では、頑張ってください(*^o^*)
  • 投稿者: 退会済み
  • 15歳~17歳 男性
  • 2012年 12月17日 01時29分
管理
細かく、そして、鋭い指摘、真にありがとうございます。
何分においても、簡潔、かつ、詳細な説明の重要性というものを深く認識させていただきました。

>>主人公が天才足り得ない。
>>ゲームシステムの矛盾。
>>特に、朝鮮が弱いという点。
この三点は、重々受け止めさせていただき、善処、そして、改訂を行おうと思います。
特に、朝鮮が弱いという点。中程に「白村江」と「蔚山」を挟ませていただきます。
対日の単独戦ではないという点で削った部分ですが、まだ彼らの出していない水師もありますので。

>>日本(主人公)が強い。
この点に関してだけは、少しばかり反論をお許しください。
対ロシアとの艦隊戦は、こちらは無傷で終わらせましたが、相手はまだ極東艦隊です。
当代最強と謳われたロジェストヴェンスキー率いるバルチック艦隊ではありません。
アレクサンドルクラスは、まだサンクトペテルブルクに温存中です。
中国も同様に、まだ海軍を破って、上陸を果たしただけです。
三国の英傑や五胡十国、春秋戦国の戦士たちは、まだ各地で虎視眈々と反逆の機会を窺っています。
ただ、彼らの近代海軍については、大惨敗の海戦結果を見るに、強いとは思えなかったのです。

主人公は、奇策で正面突破を避けて、敵の頭だけをつぶし、逃げるという実に卑怯な奴です。
実際のところ、負けてはいませんが、勝ってもいません。正面衝突したことは、一度もありません。
ゲリラ戦と暗殺で、ここまで勝って来た様なものです。恐らく、此処から先が苦労でしょう。

そして、日欧米露中は、確かに21世紀中頃、衰退しております。そう世界観です。
ただ、衰退したとは言っても、100年の差が、70年に縮まった程度という認識で続けておりました。
だからこそ、「大国のエゴ」、強引に押し通したという意味で、作中で使わせていただきました。
勿論、そんな時代でも、これらの国が決して強いとは、限らないと思っています。
ハンニバル・バルカ(チュニジア)、クアウテモック(メキシコ)、ソロモン王(イスラエル)ほか、
スレイマーン一世(トルコ)、ジンガ(アンゴラ)、ラプ=ラプ(フィリピン)などが居ます。
エチオピアやエジプトだって、幾度となく、征服者を撃退し続けた歴史があります。
彼らも決して、全くの勝算なく、この戦いに挑んだわけではないのです。

最後が相当に、言い訳がましい言葉になってしまったことをお許しください。
ですが、以上の点も踏まえて、しっかりと今後の製作に踏み込んでいこうと思います。
まだ、当方も浅学ですので、何やら偉人に纏わる小ネタなどがありましたら、是非とも御享受下さい。

それでは、よろしくお願いいたします。
[一言]
わりと好きな作品。

過去の偉人達が、人格?意識? をもってるのが不思議だけど。未来パネェでOK?

主人公は、日本人じゃなさげで、一体何者なのか気になる。

主人公メインの話じゃなくなってきてる気がするが大丈夫かな?と最後に心配しておきますw


  • 投稿者: IRIS-T.O.P
  • 18歳~22歳
  • 2012年 10月25日 16時10分
好評のようで、ありがとうございます。
現在、南宋蒙古戦、日進日露戦争の資料を集めている最中で、更新を停めています。
最後まで楽しんでください。

最初からずーっと考えてたんですが……。
主人公たちがゲームの中にいるわけでもないので、
傍から見たら、キーボード叩いてるだけ、マウスをカチカチ……。
単なる引きこもりの日常になりかねない…。
なら司令官の天上から見るよりも、現場の人間たちがあれやこれやと動く方が、楽しいでしょう?
未来だから云々ではなく、ゲームの中で動き回っているキャラたちにアテレコしてるような感じです。

[良い点]
凄く引き込まれました! 覇王に記者、聖女に勇者。頑張ってほしいです。聖女さん特に(殴


良作を発掘できたので思わず最後まで一気読みしてしまいました。更新楽しみに待ってます。
  • 投稿者: 甘露
  • 18歳~22歳 男性
  • 2012年 08月19日 23時06分
返礼が遅れまして、申し訳ありません。
お褒め頂き、誠にありがとうございます。

戦争に対する感情って色々とあると思うんです。
四人は、戦いに対して、異なっている意見を持って、理解しあって、生きています。
聖女様のお役目は、犠牲者の弔いだと思っています。
若しくは、文中の通り、王様の怒りを静める生贄だったり。
その向き合い方という事にも、期待していただけると幸いです。

今後ともお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。
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