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冒頭から、天使との戦いが決して華々しい英雄譚ではなく、圧倒的な絶望を相手にした過酷な戦争なのだと強く印象づけられました。勇者という言葉が持つ輝かしいイメージと、実際に彼らが置かれている状況との落差が凄まじく、一気に物語へ引き込まれます。

とりわけ、生き残ることよりも天使を倒すことに執着するフェイが印象的でした。魔法を一切使えず、序列も最下位。それでも気後れするどころか、むしろ危険なほど前へ進もうとする姿からは、単なる正義感では説明できない覚悟と危うさが感じられます。「死にたがり」という言葉が、これから物語の中でどのような意味を持っていくのか、とても気になりました。

厳しい現実を突きつけるゼロと、明るく見習いたちを奮い立たせるヴィンセントの対照も面白く、教官たちにもそれぞれの考えや事情がありそうです。また、個性の異なる勇者見習いたちが、今後どのような関係を築いていくのかにも期待が膨らみます。

絶望的な世界観の中に、熱い戦いと多くの謎が用意された、続きが気になる導入でした。フェイが自ら選んだ道の先で何を見つけるのか、見届けたくなる作品です。

評価とブクマ、入れさせていただきました。
大変素敵なご感想をいただき、誠にありがとうございます!
彼の人生がどう始まり、どうなっていくのか。ぜひお付き合いいただけますと幸いです。