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[良い点]
身近な自然へのノスタルジーを感じさせる作品を探してたどりつきました。
童話として非常に完成度が高く、小学6年という年齢設定も、登場人物の性格を上手く表現した導入部も見事です。もちろん、こんな男女4人組なんて現実にはいなかったですが、だからこそ童話としての透明度が高くなっていると思います。それは自然への純粋な美化もそうで、凶暴な面を書かないことで、より読後感の良い作品に仕上がっているとおもいます。

この手の「自然の冒険もの」が異世界モノに駆逐されてしまった今こそ、貴重な作品だと思います。
[一言]
楽しい思い出というのは得てして悪い部分をフィルターするわけで、主人公達が40-50年後にふりかえると、このように記憶されるのではないでしょうか?
そもそも童話だし、非現実的ということを気になされる必要は無いように思います。入れるとしたら、1話か2話、そういうエピソードを含めるぐらいでしょうか? 私なんかは凶暴な面を含めて、それを自然として美しいと思ってしまうので。
[良い点]
とりあえず短い作品から拝読していますが……
ノイズがなくてとても綺麗な作品ですね。
きっと、yamayuriさんが無理矢理汲んできた言葉ではなくて、自然にわいてきた言葉で書いていらっしゃるからだと思います。
[気になる点]
工事を邪魔するシーンが短いこと?くらいしか思いつきませんね。でも、子供たちが半年間森で体験したできことを描写した連作と考えればあれぐらいの比重で正しいような気もします。難しい。
[一言]
次はクシのお話しを読んでみます。

>白えんぴつさま

順にご覧いただいているとは!とても嬉しいです。
『綺麗な作品』などと勿体無いお言葉、ありがとうございます!
あまり難しい言葉を知らないので、単純な表現になってしまうだけなのですが。

>工事を邪魔するシーンが短いこと

これにはハッとしました!
私の作品には、いろいろな方から『重要なシーンが短い』というご指摘をいただくことが多く、こんな童話にさえ、その弱点が現れてしまったのか、と。
これからの作品は十分意識して書かなければならないなと、つくづく思いました。

貴重なご指摘ありがとうございます!

ご無理なさらず、適当に愉しんでいただければ嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
  • yamayuri
  • 2012年 11月12日 21時33分
[一言]
お世話になっております。
「ちいさな森と僕たちの出来事」読ませていただきました。

メインテーマは「自然保護」になりますかね。
美しい風景、おいしいお菓子、優しい画家の夫婦と、守りたいと思わせる対象を示し、
子どもたちはそれらを守るための行動をとる。
結末はやや現実的な感の強いものですが、童話として雰囲気のよい作品だと思いました。

ただ、ひねくれた大人の思考として、美しくも楽しくもない自然に対し、
この子どもたちは同じような結論を導くだろうか、とも考えてしまいました。
自然は美しい、素晴らしい、と大人は子供に教えますが、現実として実際にそう感じられることは稀です。
自然が豊かな恵みを与えてくれるように思えるのは、多くは人の手が入っているからこそ。
本物の自然は人間にとって非常に厳しい環境です。
その場での生活の苦労、困難を今の子どもたちが実感したら、
便利で快適な生活を絶賛するのではないか。
そんなことも考えてしまいました。

物語的な部分で気になったのは、登場人物が多すぎるんじゃないかという点ですね。
主要人物をまめと都に絞り、彼女の正体と環境問題を連携させて構築した方が
主題も主人公の成長もより明瞭になるのではないかと思いました。
特徴的なキャラクターが多くいるとにぎやかで楽しげな雰囲気は増しますが、
その分読者の興味・関心が分散してしまうことも考えられます。
童話という子供向けの作品、集中がどこにいくか分からない読者の特徴を考えると、
意識を向けさせたい対象は少なくする方が効果的だと思います。

こんなところで。
今後もよろしくおねがいします。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 08月23日 18時53分
管理
>根無草野良さま

お読みいただき、ご感想もいただいてありがとうございました!

>美しくも楽しくもない自然に対し、この子どもたちは同じような結論を導くだろうか

この作品は随分前に書いたもので、そのままの形でここに載せ始めたのですが、
ここ数年で、多くの人の価値観が変わってこの話が無知な時代の遺物のように思えてきました。
自然がこんな生易しい身近なものではないことを嫌というほど思い知ってしまった現代、子どもであっても、こんなお気楽な考え方はできないだろうなと。
これを今の時代に合わせて修正しようとすれば、まったく違う展開に書き直さなければならなく、まったく違う作品になるでしょうね。

これはこれで、ひとつの古き良き時代を語る作品として楽しめる部分もあるのではないかと、そのままの形で載せ切りました。

おそらくご指摘の点を感じられた方は他にもいらっしゃるのではないかと思いますし、作者自身も違和感を感じていた部分でもあります。

画家さんの家も結局は人間の納得するビジュアルで登場するのですから、本当の自然ではありません。
しかし、『自然っていいな。少しでも自然と共存する方法があればいいな』という素直な発想は、楽しい美しい部分を知ることから始まるのであり、最初から厳しい荒々しい部分を見てしまったら、共存したいという発想自体浮かびません。子どもの頃にこういう『都合のいい部分』を知って素直な意志を持つことは、何かの原動力に繋がるのではないかと思うのです。

>意識を向けさせたい対象は少なくする方が効果的だと思います。

私は作品の中に『主張』を前面に出したいとは思いません。
何か楽しかったけれど、作者はこんな主張をしたかったのではないかというのを何となく感じてもらえたら、いやそれを感じ取れなくても楽しいと感じていただけたら、それだけで成功したと思います。

もしもこの作品にそういう主張を強く感じてしまったとしたらこれは失敗作ですね。
あくまでも主人公マキと天真爛漫な勇次との掛け合いを楽しんでほしい。
そこにあやねという常識的な存在とまめという知的な解釈をする存在が入って解説をすることで作者の主張がさりげなく入るといったことを意識しました。

都と画家さん夫婦というのは人間ではなかったのか、これは最後まで結論を出していません。あくまで子どもたちがそう感じたということで締めくくっています。子どもたちの不思議な体験は多くの偶然が重なって出来た錯覚かもしれないということです。

あやねが言う『そう考えたほうがほっとする』という台詞にすべて集約されます。
これが真実であろうとそうでなかろうと、結果として子ども達の心の中にひとつの変化が生まれたことが結論であった。それがこの物語においての私の主張です。

鋭い視点でご指摘いただいてありがとうございました。
今後の作品におおいに活かさせていただきます。





  • yamayuri
  • 2012年 08月25日 07時38分
[一言]
はじめまして(^O^)

読ませていただきました*
とても面白かったです\(^o^)/
これからも更新頑張ってください(*^-^*)
  • 投稿者: 退会済み
  • 15歳~17歳 女性
  • 2012年 08月18日 20時54分
管理
>相沢 朋美さま

ご感想ありがとうございます。

公募に出してそのまま埋もれていた作品ですので、読んでいただいて、さらに楽しんでいただけたら、この作品も生かされます。

応援ありがとうございました。
  • yamayuri
  • 2012年 08月19日 10時26分
[一言]
なんだか子供の頃をほんのり思い出しました。私の昔の家のそばにも山があって、今はすっかり削られて住宅地になってたりします。変わっていくものや変わって欲しくないものってありますよね。というわけで一票。
お互い童話大賞がんばりましょうね(^o^)
>水月さなぎさま

ご感想ありがとうございます!

これを読んで子供の頃を懐かしんでいただけたら、何より嬉しいです。

そうですか。やはり同じような思い出がおありなんですね。
童話としながら、なりふり構わない都市化に対する皮肉も込めているのですが、そんなところも感じ取っていただけて本望です。

投票してくださったんですね!重ね重ねありがとうございます。
童話賞、『夏休みの思い出』という感じで楽しみましょうね^^
  • yamayuri
  • 2012年 08月06日 23時15分
[一言]
こんにちは。
ああ、なんだかとても懐かしいです。
「ミネラルウオーター」の記述があるので現代の話なのでしょうが、自分の子供時代をほうふつとさせるものがあります。

自分は昭和40年代~50年代、首都圏でこんな頃を過ごしました。
学校の周りの田畑が宅地化し、でもまだ結構残っていて、造地目前の田んぼを提供してもらって、学校でもち米を育てたり、急激な子供の増加でプールの無い学校の生徒と合同で水泳の授業をしたり。

体育館もまだ増設中で、子供たちは本当に楽しみにしていて、それなのに私はたった一度新しい体育館で授業を受けただけで転校する事になったので、とても同情されたものでした。

裏山は無かったけど、学校の隣に大きな神社とお寺があって、神社の森には立派な御神木が立っていました。
森に入った途端に感じる、別世界のような静けさと涼しさ。マキ達が思わず神妙になった気持ちが伝わります。

こちらもこれから楽しみに読まさせていただきますね。
  • 投稿者: 貫雪
  • 40歳~49歳 女性
  • 2012年 07月22日 11時17分
>yukiさん、ご感想ありがとうございました。

そんなご体験をお持ちなのですか!
まさに、この物語の子どもたちですね。
体育館の新設を楽しみにしているところまで同じとは。

この話は15~6年前の都心から離れたベッドタウンというイメージですが、
そのころの環境破壊や環境汚染問題は、今になってみるとまだ生易しいものだったなとしみじみ感じます。

それから目まぐるしく変わってしまった現代社会の感覚とは、かなりズレがあるかと思いますが、逆に懐かしさを感じる作品として楽しんでくだされば嬉しいです。
  • yamayuri
  • 2012年 07月22日 22時56分
[一言]
第三話まで>

続きプリーズ。

チューイって、ひよどりなのか。
こっちで「チューイィ」って鳴く「チューイ」って鳥がいるけど、日本のひよどりと同じなのかな。

あとファンテイルとか、あれも尾羽が扇のように開くから、まんまなネーミングなんだけど、鳥の名前付けって安易ですよねー(苦笑)

私も子供向けファンタジー書きたくなってくる楽しい作品です。
感想ありがとうございます!
まだまだ序盤なので、週末更新で夏中に仕上げます。

ヒヨドリの同種がいるかどうかは分かりませんが^^;そちらの自然の方がはるかにいろんな種類の野鳥がいるでしょうね!新種もいるかも?

>子ども向けファンタジー

一般の作品と違って、書いているとアルファ派が出ているみたいにリラックスできます。
難しい言葉使わなくて済むからか?(笑)
  • yamayuri
  • 2012年 07月19日 16時36分
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