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感想一覧

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 菱屋千里さん、こんにちは。
「寝床」拝読致しました。


 昔ながらの事務処理を、PC化したら、同僚から嫌われて、退職。
 良かれと思ってやったのに、悲しい。

     ~ ・ ~

 社長に、食事に誘う名目で、事情と身の振り方を尋ねられる。
 と、システム管理の名目で、お妾さんにならないか、とのお誘い。
 はあ、この社長ってば。
 でも、嫌じゃないんだよね。

     ~ ・ ~

 飽きられちゃったのかしらん。
 と、本来のお仕事が。
 ああ、貰うべき人の懐に、御手当てが入っていないのね。

     ~ ・ ~

 未来のない社長といるよりも、いい男を選ぶ方がいいと思った。
 自分の身の上は、ナイショで。
 シーツを変えるように、生き方を捨てては替えるように。
 社長は、もしかして見抜いているかもしれないけど。
 だって、シーツの素材が分かる人だから。

     ~ ・ ~

 動物園にゴリラを観に行かないか?
 ああ、彼らも毎晩、寝床を変えるのね。

 ~ ・ ~

 社長から、お話。
 経営が思わしくないらしい。
 お手当、さようなら。

     ~ ・ ~

 ここを出ないとならなくなった。
 仕事で住んでたって、そういうことかよ。
 うん。
 ウチに来れば、とは、言って貰えなかった。
 うん、さよなら。

     ~ ・ ~

 引き払う準備。
 調べれば、事情は分かるけど。
 どうせ、ただの寝床だし。


 ~ 読み終わって ~

 一気読み。評価5。文句無し。


                    白河・DG・夜舟
コメントありがとうございます!

あるある話、ありそうな話、あるかもしれない話……からのゴリラオチです(笑
社長が見抜いていたかどうか。生地を触り慣れた人ではありますからね。市内で他の男とデートもしてるわけですし。
高く評価いただいて嬉しいです。

ありがとうございました!
ゴリラの使い方が唯一無二!
ムニムニ!ウホウホ!
楽しく読まさせてもらいました。

気になるところが一箇所あるので指摘させてもらいます。
松井さんが最初にでた時、誰なのか分かりづらいと思います。
私は最初社長が松井さんなのかと思いました。

この作品では、主人公すら名前がなく名前が出てくる人物が松井さんと亮の2人しかいなく、最初に出る人名で印象に残るキャラでどんな人なのか考える余地が多く好きな表現です。
主人公にとって加害者だと思える人物が多いなかで、亮と同じくらい敵にも味方ならない松井さんに救われていたのでは?と想像できるからです。
でもこれ2周目読んでの感想になるので惜しいなぁ…
1周目でこの感想になりたかったなぁとなりました。

自分が思いつく解決方法として、
残りの1人の松井さんは〜するか(冗長的で個人的は避けたい)
入社直後に松井さんとのワンエピソード入れるだと思います。
想像の余地残すために情報少ないエピソードだとうれしいです。

ここまで書いて他の多くの読者さんはすんなり4人の事務の1人が松井さんだと読めたのかもしれないとも思い出しました。
一読者戯言だと思って聞いてくれたら嬉しいです。
  • 投稿者: gaku
  • 2026年 09月29日 23時01分
コメントありがとうございます!

ご指摘の件、確かにそうですね。
ご想像どおり、松井さんのおかげで主人公の仕事がなんとか成り立っていた、という想定です。でも作品上の松井さんはほぼモブキャラで、識別のために名前をつけただけなので、エピソードを入れるとそこだけ目立ってしまいそうです。
ここはシンプルに
松井さんだけは加わらなかったが、止めもしなかった。
……くらいでしょうか。

前作が、再読してはじめて意味がわかる仕掛けをしている話だったので、その影響が残ってるのかもしれません。というのは言い訳ですね(笑

丁寧に読んでいただいて嬉しいです。

ありがとうございました!
生きる為にはお金が必要で。だけど、稼ぐだけでは満ち足りなくて。
愛を欲しいと藻掻いてみれど、どうすればいいのかも分からなくて。
できることをコツコツ積み上げていったら、目指した場所とは全然違うところに出てしまって。

生温く腐った希望と、水溜まりの様に不快な失望感。
ままなりませんね、人生と言うやつは…。


語り手さんに、安らかな睡眠が多からんことを…。
  • 投稿者: 山羊野混乱
  • 30歳~39歳 男性
  • 2026年 09月29日 21時06分
コメントありがとうございます!

なんとも情緒ある感想ですね。
恋愛だったけど終わっただけ、と考えることもできます。それに、しばらく働かずにいられたし、家賃がいらないから貯金もできた。お手当の原資も自分の出した成果だから、お情けでもらっていたわけじゃない。
人生ままならないからこそ、どう意味づけするか。それが物語ですよね。
次の寝床では、ぐっすり眠れているといいなと思います。

ありがとうございました!
まさか、ゴリラの習性を愛欲と諦念に揺れる女性の「シーツ替え」に重ね合わせた着理が実に鮮烈で、唸らされました。

豪快なイメージの強い「ゴリラ」というお題から、これほど静かで、乾いていて、切ない文学を立ち上げるとは脱帽です。

毎晩シーツをパリッと整える作業は、一見丁寧な暮らしのようでいて、その実「囲われた檻の中で寝床を作り直しているだけ」という残酷さ……社長の身勝手さと、亮の軽々しい一言が、主人公の諦めた日常に鋭く突き刺さったのだと私も胸が痛くなりました……(TдT)

最後に誰もいない部屋へ綺麗なシーツを掛け、部屋を去っていく主人公。

それは身勝手な男たちへの清算であると同時に、野生のゴリラのように「囲われた寝床を捨てて、次の場所へ歩き出す」静かな自立のようにも思え、実に美しい余韻を残す名作でした。(*人´ω`*)<願わくば彼女に安寧の地がありますように、と祈りたく思いました。

大変に素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございました。m(_ _)m
コメントありがとうございます!

過去を清算して自立。力強いきれいな話だと読んで頂けて嬉しいです。
一方で、もし次の女が来るなら、気持ち悪いと捨てられるのかもしれないと分かってて痕跡を残してるという面もあります。洗いすぎてほつれのあるシーツ、どんだけ使ったんだという……。ここは書き手の性格の悪さが出ているということで(笑

ありがとうございました!
読了後、タイトルとあらすじを見直して(うわ……)と思いました。
この、割り切ったドライではなく、乾いてしまったドライな感じがなんとも言えないですね。
コメントありがとうございます!

ゴリラの群れは、雄一頭に雌が何頭が多いそうです。主人公は自分でもその逆をやってるのに、割り切ってないんですよね。そこを突き詰めても仕方ない、という感じです。

ありがとうございました!
こんな自然なゴリラの出方があるんだなと思いました。
凄いです!

会社は色恋で壊れていくことが多いから注意すべきという原則があるのですが、それが堪能できるような作品で、会社勤めにはとても刺激的な作品でした。

>会社が本当に苦しいのかは、システムを開けば分かるけど、確かめなかった。まあ、長く続く話じゃなかった、と思うことにした。

ここもいろいろな解釈ができますね。
①会社が本当に苦しい
②苦しくなる手前で会計事務所などから不適切な支出を指摘されてそれに対応せざるを得なくなった
③社長が他の女に乗り換えた
④その他

どれもありそうって思えて、面白かったです。
コメントありがとうございます!

社長は、後腐れがないよう辞めるタイミングで話を持ちかけ、その後も業務にはどうしようもないときにしか関わらせてないんですよね。それもリモートで。社長は、愛人が会社に関わると碌なことにならないのを、先代を見て学んだ……あ、これは豚化萌えさまの感想で思いついた、あと付け設定です(笑

解釈の②は思いつきませんでした。自分の懐を経由しないのは節税かもしれませんね。その他は、奥さんバレ、男がいることに気づかれた、あたりでしょうか。

ありがとうございました!
ゴリラ文学…………ʕ-ᴥ-ʔ
ゴリラの使い方が渋い……凄いなと思いました。

1人で生きていく女性の孤独と葛藤があるものの、主人公をどうしてもズルいな、と感じてしまいました。子供ができてしまうともっと大きな問題にもなり得ましたから、一つの終わりをみて、どこかホッとしてしまいました。

読ませて頂きましてどうもありがとうございました。
m(_ _)m
コメントありがとうございます!

はい、ゴリゴリのゴリラ文学?です(笑
主人公は自分のすることではないと思ってたのに、いつのまにか都合よく自分を騙してるんですよね。会社の状況がどうであれ、結局、社長にとっても都合のいい女でしかなかったということだけど。

ありがとうございました!
気になっていても、真実を知るのが怖いこともありますよね。このようなお話の中で、どのようにゴリラが絡んでくるのかと思いましたが、物語の核に繋がってくるとは思いませんでした。
ラストの余韻が、主人公の心情を自由に想像させます。
素敵な作品のご投稿ありがとうございます!
コメントありがとうございます!

ゴリラって、どんな生態だっけ、どこで見れたっけ、ってところが出発点です。
いろいろ考えて、結局はゴリラっぽくない話になってしまいました(笑

楽しい企画をありがとうございました!