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父の大きな背中を見つけて喜んでいた透が、魚の雨のあと、妹の凪を背負って家まで帰る姿が忘れられません。凪の「お兄ちゃんの背中がいい」は、いつもならわがままに聞こえそうなのに、あの帰り道では、透もそのぬくもりに支えられていた気がします。怪異の怖さの中に、そんな兄妹の近さを感じたい方に読んでほしいです。家に着いて「ただいま」に返事がなかったとき、私まで、ついさっき背中にあった凪の重さが恋しくなりました。