感想一覧
▽感想を書く[良い点]
車夫という、率直に言って恵まれない境遇にいる主人公の鬱屈が一人称でよく表現されています。
京都という街の風景と主人公の心象風景を重ね合わせた書き方も巧いです。
古風な男女間の情緒や封建的なしがらみといったテーマそのものが、
古都であるこの街のカラーによく合っていますね。
[気になる点]
主人公の一人称が車夫にしては現代的なインテリ風に過ぎる気がします。
もっと底辺の男らしさを滲ませた方がリアリティもあり、
また、彼のやりきれなさがより浮かび上がる気がします。
また、冒頭の「郭で囲われている」という言い回しに違和感を覚えました。
郭は飽くまで娼妓として働く場所であり、従って不特定多数の男性の相手をすることが前提です。
これに対し、「囲われている」と言うと、「特定の男性の妾になる」意味合いになります。
後半を読む限り、相手の女性は遊廓から身請けされて、
身請けした主人宅に同居するか、妾宅でも与えられるかしてそちらで暮らしている様ですから、
その意味でも「郭に囲われている」という言い方はおかしいです。
[一言]
色々書きましたが、最後まで興味深く拝読しました。
私も中国を舞台にした遊廓物を書いているので参考になります。
車夫という、率直に言って恵まれない境遇にいる主人公の鬱屈が一人称でよく表現されています。
京都という街の風景と主人公の心象風景を重ね合わせた書き方も巧いです。
古風な男女間の情緒や封建的なしがらみといったテーマそのものが、
古都であるこの街のカラーによく合っていますね。
[気になる点]
主人公の一人称が車夫にしては現代的なインテリ風に過ぎる気がします。
もっと底辺の男らしさを滲ませた方がリアリティもあり、
また、彼のやりきれなさがより浮かび上がる気がします。
また、冒頭の「郭で囲われている」という言い回しに違和感を覚えました。
郭は飽くまで娼妓として働く場所であり、従って不特定多数の男性の相手をすることが前提です。
これに対し、「囲われている」と言うと、「特定の男性の妾になる」意味合いになります。
後半を読む限り、相手の女性は遊廓から身請けされて、
身請けした主人宅に同居するか、妾宅でも与えられるかしてそちらで暮らしている様ですから、
その意味でも「郭に囲われている」という言い方はおかしいです。
[一言]
色々書きましたが、最後まで興味深く拝読しました。
私も中国を舞台にした遊廓物を書いているので参考になります。
ご感想ありがとうございます。
このサイトを利用し初めて最初にいただいた感想だったので、とても嬉しいです。
狂気を感じるほどに暗い主人公の心情を感じていただけていれば幸いです。
「囲われている」の表現の点、ご指摘ありがとうございます。
未だに正しく日本語を理解しておらず、お恥ずかしい限りです。
近いうちに修正をしたいと思います。
今まで悪い点を指摘して下さる方が周囲にいなかったので、大変ありがたいです。
もっと効果的な表現方法や人物の作り方を学び、励んでいきたいと思います。
最後に、拙作を読んでいただき本当にありがとうございました。
このサイトを利用し初めて最初にいただいた感想だったので、とても嬉しいです。
狂気を感じるほどに暗い主人公の心情を感じていただけていれば幸いです。
「囲われている」の表現の点、ご指摘ありがとうございます。
未だに正しく日本語を理解しておらず、お恥ずかしい限りです。
近いうちに修正をしたいと思います。
今まで悪い点を指摘して下さる方が周囲にいなかったので、大変ありがたいです。
もっと効果的な表現方法や人物の作り方を学び、励んでいきたいと思います。
最後に、拙作を読んでいただき本当にありがとうございました。
- 望月
- 2012年 08月12日 22時15分
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