感想一覧

[一言]
　空想科学祭FINALの感想掲示板に書き込ませていただいたものと同じ感想です。今回は作者様のページにも書き込みをさせていただいています。（返信は放置で構いません）

　いろいろ感情が刺激される良作だと思う。
　読後感の良い悪いは作品の良い悪いではない。作者が読者の心をどれだけ揺さぶれるか、が作品の良否だと私は考えている。その意味でこの作品はとても自分なりにいろいろ考えさせられて、読み応えがあった。この作品で、私は強くマツナミに対する嫌悪感を感じてしまった。（作品に対しては印象が良い、念のため）
　彼女のためと言いながら、自殺した彼女を生き返らせるのはマツナミのエゴではないかと思う。彼女という人間の理解をせずに、生き返らせるだけの愚行。なんかマツナミの、女性の心の機微に対する、視野狭窄（思い込み）に忸怩たる感情を抱いてしまった。いっそ生き返ったナルミにはマツナミ自身じゃない自由な人生と配偶者を選んだ方が彼女のためだったと思うが。
　ラストの結末は、私にはバッドエンドのように思えた。タイトル通り、因果はめぐるだし。

[一言]
最後まで読ませて戴きました。

ブランクの「前」にナルミの心があって。
本当のマツナミと本当の現実と本当の生の実感があったのも、その時でしかないのかな……と。

今後も執筆頑張って下さいませ。
お互いに楽しく小説が書けますよう！

[一言]
大橋さん、メビウスループシステム、作品読ませてもらいました。
　衝動というコトなのでしょうか。
　ナルミ自身にも抑えられない衝動。
　そう解釈するよりありません。
　マツナミにもついにその謎は解けなかった。
　人体は方程式では解けない。
　人智を超越した存在というか。
　そう考えると、ヒトの寿命は如何にも短いですね。
　感想でした。