感想一覧
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[一言]
どうも。某掲示板より依頼を受けて参りました。
向こうにも書いたように、辛口評価で行かせて頂きます。
結構酷い言い方しているので、そちらの任意でスルーしていただいても一向に構いません。
○文章
一と紙一重な二です。あまり書きなれていらっしゃらないんだろうなぁ、と言う印象を受けました。
まず、基本的な文法作法が守れていないところが割りと多かったです。この場で指摘しておきたいのは二点です。
・三点リーダーの「・」を使用しての表記。
三点リーダーは「…」を使用し、かつ偶数(「……」と言う感じ)で使うのが常識です。これはWEB小説で比較的散見されるミスですね。わざわざルールに『基本的な文法事項を守ってください』と書いておいたのはそのためです。読者側としては、これをやられると随分見づらく(例えば、普段の私だったら即バックするくらいに)感じてしまうので気をつけましょう。
・感嘆符の使用した後に一マスあけていない。
例えば、
>どうした新谷壮介!俺は瑞希を守ると誓ったんじゃないのか。
の箇所などですね。一部守れていたところもあったのですが、どちらかと言えば守れていなかったところが多かったので指摘しておきます。
はっきり言ってしまえば、これらのことは小説を書く上での『常識』ですので、今後はしっかり守るようにしましょう。
また、文章の質自体もいまいちでした。誤字脱字が比較的目立ち、良く言えばあっさり、悪く言えば色の無い文章だったです。例えて言うなら、『登場人物が恐怖を感じる』と言う場面で、「俺は恐怖を感じた」と描写してしまっていると言った感じでした。ちょっと極端な例えですが、要するに『情報量が少ないせいで感情移入がしづらい文章』だったと言うことです。これは推理小説ですので、簡潔な文体を使用することが悪いとは言いません。しかし、それにしてももうちょっと心理描写を書き込んでもらいたかったと言う印象です。これはやはり書きなれていないのが原因かと思われます。もう少し文章を書くことに慣れながら、本をもっと読み込む必要があると思います。
しかしその一方で、『犯人』が動機を述懐するシーンは良かったと思います。新谷さんが「あまりにも恐ろしい過去」などと身も蓋も無い言い方で繰り返していた時には「おいおい」と苦笑いしましたが、それらに違わぬ薄ら寒さを感じました。これは本来は『内容』で語るべきことかと思われますが、特に迫真に迫る書き方が出来ていたので、こっちでも評価させていただきます。
最後に一つ。
>「嫌だっ!!!!!!!」、「ギャーーーーーーーーーーッ!!!!!!」など
こういう表現方法は、読者としては大変『寒い』ので止めましょう。こういう所も、『書き込みポイント』の一つです。
○内容
二に近い三です。
まず、文章の面でも触れてましたが、『犯人の動機』のすさまじさには目を見張りました。そして殺人を遂行するまでの『半生』も、まさに『鬼』を感じさせる怨念を感じました。しかし逆に、「ちょっとこれは非現実的なんじゃないのかなぁ」とも感じました。個人的に、こう言うことが起こりうるというのはちょっと想像しずらいです。野暮なリアリズムを唱えるつもりは毛頭ありませんが、もしこれがいわゆる『社会派』の作品だったとしたら、もう少し現実に近い感じにするべきかと考えます。エンターテインメント作品と考えたとしてもちょっと重過ぎます。
また一方で、主観的な意見を言いますと、新谷さん、瑞希さん、飯橋さんの『探偵サイド』のキャラクターには全然魅力を感じませんでした。特に、飯橋さんに至っては「すごく」ムカつきました。そう言うキャラを書いたと言うのならそれはそれで構いませんが、いわゆる『読者に嫌われるようなキャラ』を書くのはあまり得策ではありません(これは私個人の好みかも知れません)。何も「必ず読者に好かれるようなキャラを書け」とは言いませんが、例えば同じムカつくような性格を持つキャラでも「あーこう言うのいるよなー」と感じさせる程度のキャラを作る必要はあります。
こう言った苛立ちを私に起こさせた原因は、ずばり、主人公達の『行動の軽率さ』です。特に軽率さで言えば飯橋さんのそれはもう呆れるほどです。彼女なくしては話が周らないとは言え、本編でしっかり主人公が彼女の行動に突っ込んだとは言え、本当にこれにはムカつきました。正直に言うと、彼女の顛末には「あーあ、自業自得だなこりゃ」と冷めた印象でした。また、この直後の新谷さんと瑞希さんの決意にも正直首を傾げました。「瑞希さんをしっかり守りなさいよ」と言われた直後に、よりにもよって自分から『犯人』を刺激するような行動を選択したのは短絡的と思いました。瑞希さんがそう即答するのは分かりますが、彼女を守るべき立場にある新谷さんにはもっと葛藤してもらいたかったです。
後、彼らのやり取りも、もう少し魅力的な感じにしてもらいたかったです。例えば、飯橋さんの『超能力的な勘のよさ』何かは使い古されているネタです。その他の言い回しも、いわゆる紋きりなものが多かったです。もっと捻っていて、ウィットを聞かしたやり取りを希望します。
○まとめ
全体的に酷評気味になってしまいましたが、私の中では、総括すると『もったいない作品』でした。
犯人の『鬼』など、面白くなる要素はちゃんとあるのに、(失礼ながら)作者の実力不足でそれが半減してしまっているといった感じでした。もっと文章を書く練習をつんでください。そうすればもっと面白い作品が書けるはずだと思います。
さてさて、自分も対した実力を持っていないのに、大それたことを多数申してしまい、すいませんでした。
それではHarry英仁さんが今後より良い作品を執筆なさることを心からお祈り申し上げます。
どうも。某掲示板より依頼を受けて参りました。
向こうにも書いたように、辛口評価で行かせて頂きます。
結構酷い言い方しているので、そちらの任意でスルーしていただいても一向に構いません。
○文章
一と紙一重な二です。あまり書きなれていらっしゃらないんだろうなぁ、と言う印象を受けました。
まず、基本的な文法作法が守れていないところが割りと多かったです。この場で指摘しておきたいのは二点です。
・三点リーダーの「・」を使用しての表記。
三点リーダーは「…」を使用し、かつ偶数(「……」と言う感じ)で使うのが常識です。これはWEB小説で比較的散見されるミスですね。わざわざルールに『基本的な文法事項を守ってください』と書いておいたのはそのためです。読者側としては、これをやられると随分見づらく(例えば、普段の私だったら即バックするくらいに)感じてしまうので気をつけましょう。
・感嘆符の使用した後に一マスあけていない。
例えば、
>どうした新谷壮介!俺は瑞希を守ると誓ったんじゃないのか。
の箇所などですね。一部守れていたところもあったのですが、どちらかと言えば守れていなかったところが多かったので指摘しておきます。
はっきり言ってしまえば、これらのことは小説を書く上での『常識』ですので、今後はしっかり守るようにしましょう。
また、文章の質自体もいまいちでした。誤字脱字が比較的目立ち、良く言えばあっさり、悪く言えば色の無い文章だったです。例えて言うなら、『登場人物が恐怖を感じる』と言う場面で、「俺は恐怖を感じた」と描写してしまっていると言った感じでした。ちょっと極端な例えですが、要するに『情報量が少ないせいで感情移入がしづらい文章』だったと言うことです。これは推理小説ですので、簡潔な文体を使用することが悪いとは言いません。しかし、それにしてももうちょっと心理描写を書き込んでもらいたかったと言う印象です。これはやはり書きなれていないのが原因かと思われます。もう少し文章を書くことに慣れながら、本をもっと読み込む必要があると思います。
しかしその一方で、『犯人』が動機を述懐するシーンは良かったと思います。新谷さんが「あまりにも恐ろしい過去」などと身も蓋も無い言い方で繰り返していた時には「おいおい」と苦笑いしましたが、それらに違わぬ薄ら寒さを感じました。これは本来は『内容』で語るべきことかと思われますが、特に迫真に迫る書き方が出来ていたので、こっちでも評価させていただきます。
最後に一つ。
>「嫌だっ!!!!!!!」、「ギャーーーーーーーーーーッ!!!!!!」など
こういう表現方法は、読者としては大変『寒い』ので止めましょう。こういう所も、『書き込みポイント』の一つです。
○内容
二に近い三です。
まず、文章の面でも触れてましたが、『犯人の動機』のすさまじさには目を見張りました。そして殺人を遂行するまでの『半生』も、まさに『鬼』を感じさせる怨念を感じました。しかし逆に、「ちょっとこれは非現実的なんじゃないのかなぁ」とも感じました。個人的に、こう言うことが起こりうるというのはちょっと想像しずらいです。野暮なリアリズムを唱えるつもりは毛頭ありませんが、もしこれがいわゆる『社会派』の作品だったとしたら、もう少し現実に近い感じにするべきかと考えます。エンターテインメント作品と考えたとしてもちょっと重過ぎます。
また一方で、主観的な意見を言いますと、新谷さん、瑞希さん、飯橋さんの『探偵サイド』のキャラクターには全然魅力を感じませんでした。特に、飯橋さんに至っては「すごく」ムカつきました。そう言うキャラを書いたと言うのならそれはそれで構いませんが、いわゆる『読者に嫌われるようなキャラ』を書くのはあまり得策ではありません(これは私個人の好みかも知れません)。何も「必ず読者に好かれるようなキャラを書け」とは言いませんが、例えば同じムカつくような性格を持つキャラでも「あーこう言うのいるよなー」と感じさせる程度のキャラを作る必要はあります。
こう言った苛立ちを私に起こさせた原因は、ずばり、主人公達の『行動の軽率さ』です。特に軽率さで言えば飯橋さんのそれはもう呆れるほどです。彼女なくしては話が周らないとは言え、本編でしっかり主人公が彼女の行動に突っ込んだとは言え、本当にこれにはムカつきました。正直に言うと、彼女の顛末には「あーあ、自業自得だなこりゃ」と冷めた印象でした。また、この直後の新谷さんと瑞希さんの決意にも正直首を傾げました。「瑞希さんをしっかり守りなさいよ」と言われた直後に、よりにもよって自分から『犯人』を刺激するような行動を選択したのは短絡的と思いました。瑞希さんがそう即答するのは分かりますが、彼女を守るべき立場にある新谷さんにはもっと葛藤してもらいたかったです。
後、彼らのやり取りも、もう少し魅力的な感じにしてもらいたかったです。例えば、飯橋さんの『超能力的な勘のよさ』何かは使い古されているネタです。その他の言い回しも、いわゆる紋きりなものが多かったです。もっと捻っていて、ウィットを聞かしたやり取りを希望します。
○まとめ
全体的に酷評気味になってしまいましたが、私の中では、総括すると『もったいない作品』でした。
犯人の『鬼』など、面白くなる要素はちゃんとあるのに、(失礼ながら)作者の実力不足でそれが半減してしまっているといった感じでした。もっと文章を書く練習をつんでください。そうすればもっと面白い作品が書けるはずだと思います。
さてさて、自分も対した実力を持っていないのに、大それたことを多数申してしまい、すいませんでした。
それではHarry英仁さんが今後より良い作品を執筆なさることを心からお祈り申し上げます。
お忙しい中、貴重なご意見ありがとうございました。
ご指摘の通り、学生時代以来、ろくに長文を書いたことが無かったので、自信の実力不足を痛感いたしました。三点リーダーや感嘆符についてもこちらのチェックが不十分であり面目ないです。文章に関しては未熟さを露呈する形となってしまいました。次回からの課題にしていきたいと思います。
内容、特にキャラクターについてですが、飯橋は良くも悪くもああいうキャラを意図して書かせて頂きました。壮介と瑞希に関しても所謂「青臭さ」を表現したかったのですが、心理的な描写が不十分で、読み手には伝わらない結果となりました。
今回の評価は、これから作品を創っていこうと考えている私にとって本当に貴重なご指摘となりました。
本当にありがとうございました。
ご指摘の通り、学生時代以来、ろくに長文を書いたことが無かったので、自信の実力不足を痛感いたしました。三点リーダーや感嘆符についてもこちらのチェックが不十分であり面目ないです。文章に関しては未熟さを露呈する形となってしまいました。次回からの課題にしていきたいと思います。
内容、特にキャラクターについてですが、飯橋は良くも悪くもああいうキャラを意図して書かせて頂きました。壮介と瑞希に関しても所謂「青臭さ」を表現したかったのですが、心理的な描写が不十分で、読み手には伝わらない結果となりました。
今回の評価は、これから作品を創っていこうと考えている私にとって本当に貴重なご指摘となりました。
本当にありがとうございました。
- Harry英仁
- 2008年 02月10日 09時27分
[一言]
相互評価の依頼をお引き受けいただきありがとうございました。
早速。。。
文章表現については、コメディタッチなシーンではくだけた口語調、
事件の展開に関する場面ではシリアスなタッチでの表現、と、
巧みに使い分けて演出されている手法が面白い、と勉強になりました。
☆ひとつ減点分は、誤表記の分です。
時折、ローマ字半角が混じっていた事と、
シリアスで緊張感溢れる場面で、突如漢字が無変換であったり、
といった部分が緊張感を殺いでしまったのが残念でした。
ストーリーについては、事件の真相を追いたくなる展開で、
元々推理物が苦手な自分ですが、あっという間に読み進めるお話だと思いました。
減点分に関しては、ごめんなさい、これは母の立場としての主観が入ってしまいました。
本当ならば、加奈美は同情されるべき悲劇の人物だと思いますが、
同じ10歳の子を持つ母として、憤りを感じずにはおれないキャラクターでした。
ですが考え様によっては、これほど憤ってしまうほど、作品に入らせてもらえる秀逸な物語だったのだ、とも思います。
勉強になりました。
ありがとうございました。
当方の評価は、どうぞお手すきの時で構いませんので、
是非御指導下さいませ。
よろしくお願いします。(深々)
相互評価の依頼をお引き受けいただきありがとうございました。
早速。。。
文章表現については、コメディタッチなシーンではくだけた口語調、
事件の展開に関する場面ではシリアスなタッチでの表現、と、
巧みに使い分けて演出されている手法が面白い、と勉強になりました。
☆ひとつ減点分は、誤表記の分です。
時折、ローマ字半角が混じっていた事と、
シリアスで緊張感溢れる場面で、突如漢字が無変換であったり、
といった部分が緊張感を殺いでしまったのが残念でした。
ストーリーについては、事件の真相を追いたくなる展開で、
元々推理物が苦手な自分ですが、あっという間に読み進めるお話だと思いました。
減点分に関しては、ごめんなさい、これは母の立場としての主観が入ってしまいました。
本当ならば、加奈美は同情されるべき悲劇の人物だと思いますが、
同じ10歳の子を持つ母として、憤りを感じずにはおれないキャラクターでした。
ですが考え様によっては、これほど憤ってしまうほど、作品に入らせてもらえる秀逸な物語だったのだ、とも思います。
勉強になりました。
ありがとうございました。
当方の評価は、どうぞお手すきの時で構いませんので、
是非御指導下さいませ。
よろしくお願いします。(深々)
- 投稿者: W0164C
- 30歳~39歳 女性
- 2008年 02月08日 09時12分
お忙しい中、評価ありがとうございました。
誤表記のご指摘ありがとうございました。一応チェックしたつもりなのですが、面目ないです。
これからも頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
誤表記のご指摘ありがとうございました。一応チェックしたつもりなのですが、面目ないです。
これからも頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
- Harry英仁
- 2008年 02月08日 21時24分
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