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[一言]
初めまして。鏡というキーワードに魅かれて読ませていただきました。

まず、発想がとても面白いと思いました。最後に現実世界に残った者が勝ち、というわけですね。小細工を仕掛けた「中山」が鏡の中の「奴」の小細工に引っかかっていたのを知ったときは、なるほど、とそのトリックに納得させられました。読んでいて先を読みたいという気になれましたし、個人的にとても楽しませていただきました。
ただ、後書きでご自分でもおっしゃっている通り、ちょっと理解しづらい部分があったかな、と思えます。ですから、作品評価も四つ星止まりとさせていただいています。

作品を通して気になったのが、人称についてです。「・・・・・」で区切られた文章の五つ目の区切りを取り上げてみると、始めの数行は主人公が「中山」と三人称で書かれていますが、「そうか!」という文を境に一人称の「オレ」に変わっていますね。このように、一つの区切りの中(区切りごとに人称を変えている小説はあると思いますので、ここでは一つの区切りの中のみの話とさせていただきます)で人称の変化が見られると、その都度見方を変えなければならなくなってしまうので、結果的には分かりづらい、伝わりづらい文章になってしまいがちです。
人称を統一して文章を推敲してみると、もっと分かりやすくなってくるのではないでしょうか。

このコメントが少しでも参考になれば幸いです。
作品がよりよいものとなることを期待しています。
  • 投稿者: W3996C
  • 2008年 03月10日 17時37分
片橋さんはじめまして。
感想とアドバイスありがとうございます。
人称についてはおっしゃるとおりですね。
次回作を書くことがあればその点についても
しっかりと意識して取り組みたいと思います。

それにしてもこの作品を投稿してから2年とは…
月日の流れの速さを感じざるを得ません(苦笑

それでは〜
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