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[一言]
物語の流れはとても面白かったです。児童書を読んでいるような暖かなワクワク感がありました。
ヒロイン兼主人公の性格が竹を割ったように明快で好感が持てます。代わりに仲間がちょっと影が薄いかな、とは思いました。

気になったのは、物語に出てくるものの殆どが引用や既存のものばかりだったことです。福祉関連は大きな違いはないでしょうが物の類の名前はそれに関する由来があります。これは異世界ですよね?少なくとも近未来や過去ではありません。ならば名称が地球とほぼ同じなのは違和感があります。

物語は創作である以上オリジナリティが勝負です。既存のものは読者にイメージを浮かばせやすいですが目が滑る内容になってしまいます。
拙くても完全創作のものをみてみたいな、と思いました。

後半にいくにつれてネタに走りすぎたのか文法が崩れてしまったのが残念でした。笑いを表現するのでも草を生やすのはちょっと軽率かと。

初心に返ってみるのもいいかもしれませんよ。
感想ありがとうございます。返信遅くなって申し訳ないです。
あまり創作に慣れていないので、まず既存の作品をモチーフにして、だんだんとオリジナリティを出していこうと考えているので、今後も読んでいただけるとありがたいです。
  • rou
  • 2013年 02月22日 22時39分
[良い点]
それぞれの章に明確なモチーフがあること
[気になる点]
章と章をつなぐものが少ないこと。

[一言]

掲示板から来ました!
まずは感想から。
各章にはっきりとしたモチーフが存在し、章ごとの統制や、アリスの平和主義的考え方に関しては、統一がなされていると思います。
そういった点では、この物語には統一性があることは会有るのですが……

悪い点に書いたのは、次の章へと読者を進めるものがあまりないように感じたからです。
章の中だけでは、次を読ませることはできても、章から章へと移る際に、次を読もうと思わせる力が弱いとおもいました。

童話的な世界観の中で語られる、どこか教訓めいた物語が、この作品の味だとは思うのですが、アリスや登場人物たちに変化がなさすぎると思います。
そして、この作品の大きな主題、というのが見えてこないのです。


この類のお話ならば、
・王女アリスがさまざまな場所に訪れることで成長していく過程を描く
・アリスが事件を解決していくことで、何か一つ大きな事件も明るみになり、それも解決する
・アリスが見たものを詳しく描写して、世界を描き出す

ここらへんが一般的な軸となるものかなと、思います。
そういった、物語の大きな軸がもう少し、はっきりすると、一つの章が終わった後も、次も読もう、と読者を思わせることができるのではないかと感じました。
  • 投稿者: 如月あい
  • 女性
  • 2013年 02月15日 15時36分
感想ありがとうございます。お返事遅くなって申し訳ないです。
章毎に思いついた話を書いてるんで統制がとれてない感は出てきてしまいますねー
これは今後フィダルをうまく使ってつなげていこうかなって思ってます。

主軸はアリスが平和的に事件を解決していくことなので、そこだけはぶらさずに、色々と試して生きたいと思います。
  • rou
  • 2013年 02月22日 22時37分
[良い点]
テンポよく、キャラクター個々人味わいのある仕上がりだと思います。

水戸黄門を可愛くしたら正にこの作品のイメージです。
[気になる点]
器用貧乏な内容だと私は感じました。

最初は魅力的なアリスを中心とした、子どもでも読めるようなほのぼのとした童話で暖かみが有ったのですが、四章ではネタに走りすぎて今まで積み上げていたものが台無しになっていました。

ノクターンの方も拝見致しましたが、童話を書きたいのであれば対象年齢を考慮してないと言うしかありません。

あれも書きたい、これも書きたい、この年代に読んでほしいが、あの年代にも読んでほしい。こう言ったrou様の心情が滲み出ているような、媚びを売っている小説になっていると私は見受けました。
[一言]
辛辣な言葉を並べましたが、rou様の世界観やキャラクターはとても素晴らしかったです。

私に子どもはいませんが、いたら最初のところだけ読ませてあげたくなりました。

後半の「憎悪」は、これまでの雰囲気を締めるに丁度よいスパイスになっていました。

和久児佐奈華の評価、感想カレー店〜激辛から甘口まで〜
をご利用頂き誠にありがとうございます。

指定は無かったので、少し辛いとさせて頂きました。如何だったでしょうか?

次回のご利用をお待ちしております。
感想ありがとうございます。
アリスたちの物語を書いているうちにネタが湧いてくるのはいいんですが、取り留めない感じになってしまっているので、章ごとの雰囲気の違いは出てきてしまいますね。
でも、平和に事件を解決していく、って方向は変えないでいくので、これからも読んでくれるとありがたいです。
  • rou
  • 2013年 02月06日 20時26分
[一言]
皆様の感想を一覧してみると、なかなか辛辣なことも書かれているようですが、個人的には、一言で言って、「この作品はとても面白い!」と思わされました。

もともとハッピーエンドが好きな質なので、戦闘シーンもない、まして剣を抜くこともない、それでいて事件をちゃんと終結させるという、他のファンタジーとは全く異なった展開に好感が持てます。これは、rou様の人柄を表しているのでしょうね。
ほのぼのとしてるだけではなく、優しく、心温まる話に、ついついのめり込んでしまいました。

また、rou様のバックグラウンドにある知識も随所で見られました。
ソードワールド、クトゥルフ、アニメ、ファウスト、そして古典まで。。。。さらに、最新の章では、福祉に関する知識がなければ書けないような福祉技術まで見事に表現されています。
邪推かもしれませんが、ヘルパーか介護福祉士並の知識がないとわからない表現が見られました。ほのぼの笑える展開ながら、根底にあるやさしさの物語である点、rou様は福祉関係について深く関わりがある方だとお見受けしました(見当違いならすみません)。

文章も秀逸で、ストーリーも飽きさせない、テンポのいいものとなっていると思います。

硬派のファンタジーを望んでいる方には、ジャンルの選択の間違いがあるだけだと思います。

とても面白い物語です。
評価は、5・5をつけさせていただきました。

執筆、頑張ってください^^
 感想ありがとうございます。
 面白そうなものならなんでもやってみるタイプで、色々とネタの引き出しはあるので、それに気づいてくださったようでうれしいです。また、ご推察のとおり福祉関連の仕事をしてます。ウェルファーレほど志は高くはないですが、彼女は作者自身を意識してキャラを立てていった節がありますね。
 戦闘シーンがないのは、今まで小説を書いてきて「ああ、自分には読者をはらはらどきどきさせるような戦闘描写は苦手だな」と悟っていて、わざと避けていたら、こんな雰囲気になりました。
 現時点での最新話、50話でちょっときな臭い雰囲気が出てきましたが、これからも読んでいただけると幸いです。
  • rou
  • 2013年 01月17日 22時22分
[一言]
 掲示板から参りました後藤です。感想を書くにあたって、正直なところ大変悩みました。根本的にこれまで私が書いてきた小説とも目指している方向性も異なっているためです。そのため感性に頼った感想が中心となるかもしれません。その分、肩から力を抜いて書けそうですが。

 まず最初の印象としてありきたりなファンタジーものに見えました。この手の世界観というと私の場合ソード・ワールドくらいしか思い浮かべることができませんが、よく似ていると考えたのです。
 実際、ギルドらしいものがあって冒険者が集まるのは酒場。最初の相手が亜人の中でもありふれた存在と、ありきたりなリプレイの内容をただ見ているだけと思われたほどです。
 また、小説の書き方を見ても台詞がとにかく多く、小説を書き慣れていないようにも感じられました。
 次に設定の登場のさせ方。アリス嬢が王女であることを唐突に明かすなど全体的にお話を作ることに慣れた様子がない。
 そして世界観がはっきりとしていません。ファンタジーは日本では素人作家のおもちゃのような扱いですしかし、実際は政治、文化、地学、歴史、時には物理法則さえ決定しなければならないため、本場の欧米では相当難易度が高いと認識されていたこともあったとか。日本ではちょっと固有名詞を登場させただけでハイ・ファンタジーなんてことになるようですが、何にせよファンタジーだからこそ世界観の説明が重要であり、そこで差を付けるべき部分なのです。しかしながらどうもあまり世界観に特徴がかんじられなかったことも事実です。

 こんなことをだいたい四、五話くらいまで考えながら見ていました。
 ただ、ビト少年が偵察に出たあたりから印象が変わってきました。
 通常、ファンタジーなんて言ったら剣と魔法の世界です。しかし、この作品だと誰も剣を抜いた場面を見た記憶がありません。少なくとも戦いの場面そのものがない。
 また物語が緩く進んでいく中で、重苦しい世界観はかえって無駄にも思えます。
 早い話が、この作品はよくありがちなファンタジーではないということです。おとぎ話のような作風ですね。
 そうなると、私が得意と自称する設定、伏線、登場人物、世界観や考察の矛盾点をつくなどの感想の書き方ができません。
 例を挙げましょう。タイトルは「赤ずきんちゃん」。
「この作品の猟師はこんな人家のあるようなところで銃を持っています。この世界の狩猟法は一体どうなっているのでしょう。危険すぎます。
 何をバカな。ここでは狼のような危険生物がうろついている。銃の保持は合衆国市民の正当な権利だ。
 それは拳銃の危険性をすり替えているだけにすぎない。犯罪に対処するうために銃が必要なのではない。銃があるから犯罪者がそれほど危険な存在になってしまう。
 銃を持つ悪い奴らをとめることができるのは、銃を持ついい奴だけなのだ。
 銃が一般に出回れば犯罪者は市民よりも危険な銃を持つではありませんか。
 それならもっと強力な銃を市民に配ればよい。
 そんなの、血を吐き続けながら続ける悲しいマラソンですよ」
 こんな感想を「赤ずきんちゃん」の感想にしても仕方がないわけです。まあ、正直最後のやりとりを書きたかっただけなのですが……。
 それはともかく、この作品の世界観は非常に穏やかで、凄惨な事件の多い現実世界から遠ざけるという意味においても厳格すぎない適度な世界観が大変魅力的にさえ思えます。私にはとてもではありませんが真似できません。
 小説の書き方にしても読みやすさを重視していると捉えれば不必要な描写を排除しているという点で機能的です。
 また作品の中を流れる雰囲気は、個人的には好感がもてました。
 一章は世界観に戸惑いながらもこんな世界もあると慣れていく過程でした。世界観が徐々に浸透してきたような状態です。
 二章は「ファウスト」を題材に登場するキャラクターから設定までもが統一感あって補完し合っている。特に登場する街に関する設定がしっかりとしており、この章は私のこの作品への評価を大きく引き上げたように思われます。小説の書き方が不慣れなだけなのか、意図して抑えているだけなのかわからなかった私に、後者である可能性が高いと思わせてくれたからです。ちょっとした固有名詞の登場のさせ方がおもしろい。
 三章は世界観にも慣れ安定して見ることができたように思われます。相変わらず固有名詞の並べ方がうまく世界観に重すぎない程度の奥行きを与えている。そして、本当に感じて想ったことで恐縮ですが、種も仕掛けもの下りは妙にはまってしまいました。
 まあ、四章は少々やりすぎかなという気がしないでもありません。

 まあ、誉めて終わる感想では私らしくありません。実際、問題点は三カ所ほど見つかりました。①台詞の多様、②方向性決定の遅さ、③方向性の迷いです。
 では順番に。
①台詞の多様
 このこと自体は問題ないのですが、台詞と地の文の調整がうまくいっていないように思われてしまうことがありました。
 ライトノベルで不必要に口調が特徴的なキャラクターを出すのはキャラづくりから逃げるための安易な方法だからです。が、利点として台詞だけでそれが誰の発言かわかるという利点があります。
 この論理から言うなら、①その場に誰がいるのか明確で、②周囲の人と口調が明らかに異なっている場合にはそれが誰の発言であるのかわざわざ示す必要はないということになります。
 反対に、どちらかの要件が満たされていない場合には必要だとなります。
 この作品の場合、それがうまく機能しているように思われます。ビト氏は少年。一見口調の似やすい丁寧な男性と女性も、アリス嬢の特徴でカバー。男性同士もスローン氏の砕けた口調でうまくずらしています。
 要件②は設定の段階で満たされていることが多いのですが、やや要件①に無頓着であることが散見されます。
 描写そのものを増やす必要は覚えません。ただ、要件①が満たされていないような場合や、その場面にいるにはいるけどなかなか発言がなく印象が薄れてしまっている場合など、その人物の発言前に一行でもいいのでその人物の動作を入れておくと、描写をくどくしない程度に読みやすさを高められるのではないかと。

②方向性決定の遅さ
 冒頭に挙げておいたように、この作品は作品の雰囲気が伝わってくることが遅いという欠点があります。ありがちな冒険者ギルドのお話と相似であり、そうだとするとやはり冒頭で挙げたように欠点と粗が目立ってしまいます。
 酒場で、冒険者たちが、依頼を受けて、事件を解決していく。
 ありがちな剣と魔法と冒険のお話と重なってしまうのです。そう勘違いしてしまうとどんな弊害があるのか。それは冒頭で挙げた私のように上っ面で形式的に判断しただけで話の善し悪しを決めつける愚をおかしかねません。
 特に掃いて捨てるほどもあるファンタジー作品。冒頭だけ読んで、はい駄目、次に行こうなんてことにもなってしまいかねません。逐一吟味するには数が膨大だからです。
 この作品は、まずありがちな作品ではないということを示しておく必要があるように思えます。
 ただ、今の私にはどのようなプロローグにすべきなのかわかりません。その理由は、③に回します。

③方向性の迷い
 私にはこの作品がある種、迷走しているように見えてしまう点があります。言ってしまうなら四章のぶっとんだ有様についていくことができなかったということなのですが、こう考えてみましょう。
 一から三章までが様々な物語を題材としたほのぼのとしたおとぎ話のような世界観。
 四章が現代のサブ・カルチャーからネタを引用したドタバタ劇。
 五章がどのように発展していくかわかりません。三章以前にも深海からの侵略者が手始めに海の家に標的を定めたお話なからの引用など見られましたので陸続きと言えないこともありません。ただ、おとぎ話とネタ満載のコメディ、作品の雰囲気がぶれているように思われます。
 これは古の時代からの命題なのですが、マンネリ防止と変えすぎだという批判、それはたやすく陥る迷い道です。では道標はないのか。あるとすれば一つです。その作品の軸、根本的なテーマを忘れないことです。
 この話となるとよく例に挙げられると考えてるのはガンダムです。平成ガンダムでは旧来のファンとにわかファンの衝突が激しい。ここでガンダムについて語ると長いため割愛しますがこんな話です。にわかファンは旧来のファンを単なる懐古主義だとしてマンネリ防止の正当性を訴えます。それは確かな話なのでしょうか。それを考える基準は軸をどのように捉えるかです。
 ガンダムをかっこいいロボットが活躍するお話だと捉えるなら、ほぼすべての作品に当てはまります。ただ、それなら旧来のファンは怒りません。ではなぜ怒るのか。それは軸が違っているからです。かつてガンダムは戦争を通じて人への希望と失望の果てに小さな希望を見いだす、そんなお話でした。ところが、新しいガンダムはそれを忘れてしまい、ただガンダムという強いロボットが戦争で活躍するだけのお話になってしまいました。
 その作品をその作品たらしめる軸を失った結果、似ているのは形だけという紛い物以外の何者にもならなかったのです。
 この作品の場合、勝手に軸を見つけさせていただくなら、王女がちょっとしたお節介で人々を助けていくお話ではないでしょうか。一から三章はそんなお話に思えます。ただ、四章は確かに人助けのお話ですが、一章があわや紛争、二章は死別の悲しみ、三章は生活の糧、四章は……、せいぜい暇つぶしの相手をしたくらいにしか見えませんでした。確かに形式的には従来の流れを踏襲しているとしてもです。
 よって、この作品をこの作品たらしめている方向性が私には見えない状況にあります。
 ①おとぎ話や物語を題材に人々を助けていくほのぼのとしたお話。
 ②ネタ満載のドタバタ劇。
 個人的には前者の方が好きですが、作者さんがどちらの路線で描いていきたいのかわかりません。というのも、両者はなかなか相容れないものであるかのように感じられるからです。
 サブ・カルチャーが好きな人の多くはサブ・カルチャーの題材として噛み砕かれた原典を知っているだけでしょう。反対におとぎ話を読みたい人にとって邪気眼やSMプレイは無用の長物です。
 そんな観点から眺めると、この作品にはどんな読者に向けて書いていけばいいのかという迷いが見られるような気がします。
 ①のパターンなら、冒頭に「これはある国のお姫様の小さなお節介と旅の物語」というようなことでも入れて早くからおとぎ話の空気を出しておくべきではないかと。ありきたりなファンタジーものとして読まれてしまっては冒頭部分だけで評価を決めつけられてしまう危険性があります。
 ②のパターンなら反対に三章までの雰囲気が足かせになってしまいます。娘を亡くした父親の悲哀を語った後のSMプレイというのは、余韻も何もあったものではないかと……。まあ、章を挟んで、間に別のお話があるにはあるのですが。
 要するに、このお話が描いていきたいものが私にはわからず、またそんな作品を目指すための雰囲気作りも不十分です。冒頭はありふれたファンタジーに思えてしまい、途中までおとぎ話で最後がドタバタ劇。一体どれをメインに据えたいのかわかりません。こんな右往左往していくお話を描きたいのかもしれませんが、こんなお話の流れに少なくとも私は違和感を覚えてしまいました。
 目指されている方向性がわからないことから具体的な例示はできないのですが、とにかく作品の雰囲気の作り方に粗があるように思われます。

 だいたいこんなところになります。結論として、三章までは好きでしたが四章ののりにはついていけませんでした。こんなところになります。今回は私が普段書いている、目指している小説とは異なっている--私がクトゥルフ神話を題材にしようものなら人類と旧支配者との血みどろの争いになります--ため、本当に感じたことが中心の感想になってしまいました。
 いつもの決まり文句ですが、何かの参考になれば幸いですという文言とともに感想を終えたいと考えます。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 01月12日 17時11分
管理
 このような長い感想、考察をいただき、感謝しております。なので、この作品の各章について、蛇足かもしれませんが解説をさせていただきたいと思います。

 まず、「ファンタジーで水戸黄門的な話を書こう」と思ったのが始まりでした。アリスが神をおろすときに使うアイテムの名前が『聖印籠』なのはそのためです。
 そのため、まず第1章は酒場やゴブリンなどファンタジーにありがちな舞台や種族を出していき、そこでおきた問題が大惨事を引き起こさないように一行が動く、という話に仕上げました。
 また、水戸黄門は印籠が出る前のチャンバラも魅力の一つですが、この作品で剣を交わすような場面がないのは、今まで小説を書いてきて戦闘描写が苦手だと感じていたからです。なので、戦闘を起こさないように流れを進めていったところ、おとぎ話の様な雰囲気になりました。
 世界観については、ご指摘にもあったように、ソードワールドやアリアンロッドなどのファンタジーTRPGを踏襲しております。
 第2章は、「次の話どうしようかなーネット小説で水戸黄門してもマンネリになるだけだろうなー」なんて思いながら自宅の本棚をあさっていたら出てきた漫画判ファウストを読んで「よし、これにしよう」とひらめいたので書きました。色々な門やスト様がかつて出演した舞台の説明は、自分がかつてはまっていたものをポンポンと入れていって膨らめました。
 第3章は、ニコニコ動画でTRPGリプレイを見ていて、「クトゥルフ神話はやってるな。自分もなんか書いてみようか」と考え付いてあのような流れになりました。海賊を改心させるために礁を壊すという発想は「覇王伝説タケル」からです。
 第4章は、竹取物語をベースにした作品を書こう、というのだけ決まっていて、参考に日本の古典を調べていたところ、雨月物語の一編、「蛇性の淫」という作品を気に入ってしまい、足して2で割ったあとアリスを足したような雰囲気になりました。4章が全体的に卑猥なのは「蛇性の淫」の官能性をライトな感じに仕立て上げようとしたからです。
 
 大体各章プロットは決めてありますが、面白そうな展開を思いついたらそっちにいくんで作風のぶれとかは出てきてしまいますね。
 自分の中では特に軸とかは定めてないんで、毎回違う雰囲気を楽しんでくだされば幸いです。
 最後に、方向性が異なりながらも、ここまで深く考察してくださったことを改めて感謝いたします。
  • rou
  • 2013年 01月12日 20時26分
[良い点]

どうも、柴犬です。

良い点として、

人物の特徴がわかりやすく簡潔に描写されている。

 会話の掛け合いが小気味良く、テンポが良い。

でしょうか。
会話の掛け合いは特筆すべきものがあり、楽しげにやり取りしている様子が浮かんでくるようです。

人物の描写も同様です。特に、主人公のアリスのキャラで、聖女でありながら豪快で行動力がある、というギャップは完全に心を奪われた、と言って良いでしょう。


[気になる点]

大きく四つほど。

『奇跡の村』クレイグ、豊かな自然と綺麗な水に恵まれ、

以下台詞が続いているようですが、これは店主のものでしょうか? だとすれば店同士の争いはない、らしい、と自分のことを聞いたことのように話すのは違和感があります。 いわゆる視点のブレです。修正をお奨めします。

 アリスはだけさらにそう付け加えた。

これは誤字でしょうか?「はだけ」の部分がよく分かりませんでした。


 店主の言い分には間違っている、いや誤解をしたままの情報をそのまま話しているところがある。そんな顔をしていた。

こちらは、誰の思考なのでしょうか。この後に説明が無かったように思えたので微妙に分かりづらいかなぁ~と。

「だろ? 食べると怪我も病気も治るって言うぐらいだからな」

心の声が読まれています。仮に読心術の使い手だとしても、不自然さが残りそうです。

以上ですかね。厚かましいながらも指摘させていただきました。意図的になされていたのなら出すぎた真似を行ったことをお詫びします。
[一言]

はじめまして、掲示板より参上した柴犬です。

貴作『アリスと御供達の大冒険☆』、楽しく拝読させていただきました。

的外れな部分が多い感想ですが、ご容赦下さい。

それでは、また。


柴犬
  • 投稿者: 柴犬
  • 男性
  • 2013年 01月08日 23時32分
 感想ありがとうございます。
 アリスを中心とした掛け合いは自分も楽しく書いてるので、そういっていただけるとうれしいです。

 読み込んでいただいたようで、表現のミスやわかりにくいところも指摘してくださって、ためになりました。思いついたままに書いてるんで、そういった部分も多いと思いますがこれからもよろしくお願いします。
  • rou
  • 2013年 01月09日 22時20分
[一言]
評価依頼の方から来ました。秋谷です。
アリスのキャラは独創的で、とても好感が持てますね。いかにも主人公らしいところがあって、個人的にはけっこう好きです。
ただ、いくらか漢字を使いすぎているというか、ひらがなでも通用しそうなところも漢字になっていたので、少し読み辛いところがありました。
ですが、ストーリーそのものは面白いので、これからどういう展開になっていくかが期待できます。

では、少し辛口ではありましたがこれで失礼いたします<(_ _)>
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2013年 01月07日 12時11分
管理
 感想ありがとうございます。ストーリーは結構思いつきで作ってるところがあるんですが、そういっていただけるとうれしいです。

 文章のほうに関しては同じような意見をいくつかいただき書き直そうとは思ってるんですが、どうも次の話を書きたい気持ちが先行してしまいまだ手付かずになってます。
 できる限り推敲したいとは思ってるので、これからもよろしくお願いします。
  • rou
  • 2013年 01月08日 20時01分
[一言]
 こちらでは初めまして、掲示板から参りましたアルタと申します。

 軽快なテンポ、明るいお姫様と従者達、次々と現れる新しい町や出会いが広がる世界にスルスルと引き込まれるように読ませていただきました。
 文章が読みやすく、背景や小物の描写が凝っていて楽しかったです。

 ところで、私個人の経験で恐縮なのですが、タイトルに☆を入れると必要以上に軽いお話に見えてしまうのか、アクセス数に伸び悩んだことがありました。タイトルを変更したら増えだしたので、もし可能であれば大冒険☆や大冒険!等の表記を試してみられると良いかもしれません。

 これからも頑張ってください!
  • 投稿者: アルタ
  • 2013年 01月03日 09時44分
 感想ありがとうございます! 
 読んでくれる人に「この町行ってみたい」と思ってくれるような作品にしたいので、そういってくれるとうれしいです!

 タイトルは適当に考えたので、変更もありですね。アドバイスありがとうございます。
  • rou
  • 2013年 01月04日 00時01分
[良い点]
とてもファンタジーらしく、入り込みやすい世界観だなと思いました。
冒頭のつかみの部分も、個人的には大好きなパターンです。
明るく軽快でテンポもよく、それでいて描写は丁寧であると思います。
素直に、面白い作品であると感じました!
[気になる点]
ストーリーの構成力や文章力は共に高いので、ここで書く事は本当に個人的な意見になってしまうと思います。

ライトな小説でありながら、描写の表現方法や使っている漢字が文学的といいますか、悪く言えばお堅いように思いました。
それがこの小説のテンポといいますか、読んでいく上でつまづくきっかけになってしまっているように感じます。
また、三人称で書かれている小説ですが、突然一人称になっていたりする部分が見られました。
表現的にはアリかとも思うのですが、突然誰かの心の声が地の文に出てきて混乱してしまいました。

そして、セリフが連続する部分が多いかなと。
描写がしっかりしている分、セリフとのバランスが悪い箇所
解説や描写が事細かなのに、それがわかりづらいと感じました。
あえてわかりづらくしたほうが読者を引き込む場合もありますが、そうでなかったり多すぎたりするとやっぱり読みづらくなります^^;

とても明るく軽快でテンポ良く進む物語なのに、こういったところで突っかかってしまうのが残念に思いました。
[一言]
評価依頼掲示板より参りました、つたれもんです。
この度はご依頼ありがとうございました。

タイプは異なりますが、同じファンタジーを書いている者として学ばせていただきたい点が多々ありました^^
そして、私の小説のキャラと同じ名前のキャラがいたりしてちょっとにやっとさせていただきましたw

また機会がございましたら、よろしくお願いします!

感想ありがとうございます。
文章と展開のテンポの良さは両立させていきたいですね。アドバイス参考にさせていただきます。
  • rou
  • 2012年 12月15日 01時21分
[良い点]
中世ヨーロッパ風の世界観がとてもよく表現されています。
小道具や宿の名前など、通り一遍のファンタジーものとは一線を画すような考証がなされています。
物語自体は軽快で、受け入れやすいです。
[気になる点]
気になった点は主に文章についてです。かなりわかりづらいと感じました。ストーリーについては一つ述べさせていただきます。

・文章について
 こういってしまうとアホのように思われそうですが、漢字が多くて読みづらいです。というのも、とくに漢字にする必要がない表現も漢字にされているように思います。纏める、呟く、など。パラグラフが黒いとそれだけで読む気が失せてしまいます。
 また、普段あまり使われないような漢字にルビがふってありません。例えば、窘める、慇懃、味蕾、緞帳、殺陣など、他にもあると思います。
 それと関係していますが、そもそもそんな難しい漢字を使わなければならないような表現は、この物語の軽快さとかなりのギャップを生んでいるように思います。作品の雰囲気に合ってない硬い表現や言い回しが多いと感じました。
 また、特に「門」の説明で顕著ですが、唐突で何の話をしているのかわかりにくいと思いました。説明文を書くときはパラグラフに対して、ここは何の説明をするかというトピックセンテンスを書いたほうが格段にわかりやすいと思います。例えば、「ここで少しそれぞれの門のあらましについて述べよう。」など。
 建物や風景の描写の際に顕著ですが、いわゆる「逆茂木の文」になりがちです。修飾語がやたら間に挟まって、最後まで読まなければ何の話かわからない文章のことです。そういうときは文章を切ったほうがよいと思います。
 また、ところどころ日本語の使い方や会話の繋がりがおかしいところがありました。たとえば、ビトがゴブリンに果実を渡されるシーンで、ビトが何も言っていないのに「だろ?」という返しは違和感を感じました。

・ストーリーについて
 文句なしに面白いのですが、一つ気になったとすれば、アリス以外の役割があまりはっきりしない点です。
[一言]
はじめまして。明日空と申します。
この度は依頼してくださりありがとうございます。
評点は文章1ストーリー4をつけさせていただきました。

悪い点でかなり偉そうに酷評しておりますが、文章については表現の問題ですので、個性によるのだと思います。ただ、私個人はそう感じました。
評点の理由ですが、減点法のため、気になった点を差し引いたら上記の点になりました。

漢字や表現の問題は難しいですね。どこからが難しい漢字、どこからが難しい表現というのは判断しづらいです。rou様の使い方は間違っているわけではないのです。ただ、ライトな題材をそこまで読み辛くしても、なかなか受け入れられないのではないでしょうか。
漢字分量の配分については、プロでも悩まれると聞きます。ご一考ください。
こういった問題が出てくるのも、rou様に高い筆力があるが故と思います。

散々偉そうなことを申し上げましたが、物語としては文句なしに面白いし、ファンタジーものとして十分な考証が成されていると思います。

依頼されると真面目にくどくどと悪い点を書かなければという気になってしまうのです。悪しからず。

明日空
感想ありがとうございます。読み込んでくださったようでうれしいです。

漢字など文章表現法に関して指摘された点、気をつけていきたいですね。ライトで読みやすいファンタジーを目標としているので、敬遠されないようにうまく改善していこうとおもいます。
  • rou
  • 2012年 12月13日 14時05分
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