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[一言]
あいるさん、ハピネスタウン物語、作品よませてもらいました。
冒頭から暗い雰囲気、タイトルが反意である事がすぐに分かりました。
ヒロインたるマリアは少女マンガの主人公にもふさわしいキャラクターでありましたが、それ以外は色んな面で定跡を踏み越えて居たと思われます。
民族問題も勿論ですが、なにより金銭です。
真紀が執拗にマリアに対して金銭を要求する。
この場面が最初に出現した時点で、
(ああ、これは少女マンガ的路線ではないな。)
と予感されました。
存在感が際立つのは父、織田氏であり、影の存在でありながら、亮と竜、真紀の主要な三名がかすんでしまうほどの権力をふるいつづけます。
この様相は、世間の実際、現実界そのものであって、ロマンよりも無力感、むなしさを抱かせます。
展開がこうなって来ると、ラストに於いて、ヒロインたるべきマリアが助かるか否かに読者の興味、その全てが懸かって来るのですが、果たして三種のマルチ・エンディング…
わたしの眼には亮が駆け付ける筋のものが一等、受け入れ易く思われました。
作者としては竜の筋でしょうか。
読んでみて、竜のエンディングに一等、筆が乗って居るように感じ取られました。
読み手の性別、男性か女性かによっても選ぶラストは違って来るかもしれません。
マルチ・エンディングは早く筒井康隆の作品で見かけて、
(誤植かな?)
と勘違いした覚えもあるのですが、できれば、ひと筋に定めて欲しかったという思いもあります。
(答えの無い三択問題を突きつけられたようで―)(悩)
中学時代にもう少女マンガ的世界から離脱して、早くもこれだけの事を考えだして居たとは、浅からぬ驚きを覚えてしまいます。
できれば、どれが本当の結末であったのか、いつか明かして欲しいと思います(希望)。
いつもながら、緊張感の有る書きぶりにて、安心して読み進める事ができました。
(・・不死身に近い能力の持ち主とは言え、こう立て続けに不幸の極みに見舞われては―)(冷汗)。
完結、お疲れさまでした。
感想、以上です。
あいるさん、ハピネスタウン物語、作品よませてもらいました。
冒頭から暗い雰囲気、タイトルが反意である事がすぐに分かりました。
ヒロインたるマリアは少女マンガの主人公にもふさわしいキャラクターでありましたが、それ以外は色んな面で定跡を踏み越えて居たと思われます。
民族問題も勿論ですが、なにより金銭です。
真紀が執拗にマリアに対して金銭を要求する。
この場面が最初に出現した時点で、
(ああ、これは少女マンガ的路線ではないな。)
と予感されました。
存在感が際立つのは父、織田氏であり、影の存在でありながら、亮と竜、真紀の主要な三名がかすんでしまうほどの権力をふるいつづけます。
この様相は、世間の実際、現実界そのものであって、ロマンよりも無力感、むなしさを抱かせます。
展開がこうなって来ると、ラストに於いて、ヒロインたるべきマリアが助かるか否かに読者の興味、その全てが懸かって来るのですが、果たして三種のマルチ・エンディング…
わたしの眼には亮が駆け付ける筋のものが一等、受け入れ易く思われました。
作者としては竜の筋でしょうか。
読んでみて、竜のエンディングに一等、筆が乗って居るように感じ取られました。
読み手の性別、男性か女性かによっても選ぶラストは違って来るかもしれません。
マルチ・エンディングは早く筒井康隆の作品で見かけて、
(誤植かな?)
と勘違いした覚えもあるのですが、できれば、ひと筋に定めて欲しかったという思いもあります。
(答えの無い三択問題を突きつけられたようで―)(悩)
中学時代にもう少女マンガ的世界から離脱して、早くもこれだけの事を考えだして居たとは、浅からぬ驚きを覚えてしまいます。
できれば、どれが本当の結末であったのか、いつか明かして欲しいと思います(希望)。
いつもながら、緊張感の有る書きぶりにて、安心して読み進める事ができました。
(・・不死身に近い能力の持ち主とは言え、こう立て続けに不幸の極みに見舞われては―)(冷汗)。
完結、お疲れさまでした。
感想、以上です。
- 投稿者: 退会済み
- 40歳~49歳 男性
- 2013年 04月03日 22時53分
管理
午雲さま
またまたお読みいただき、そしてご感想までいただきましてありがとうございます<(__)>
この作品はいつにも増して緊張の投稿でしたが、温かくそして率直なご感想を頂けてとても嬉しいです。
確かにこの物語をジャンル分けするとすれば「(一昔前の)少女漫画」というのが作者としてもしっくりくるのですが、おっしゃられます通りそこから色々外れているようにも思っております。
なにしろ手直ししたといっても大本は中学生が書いた作品なので、もっとエグかったり際どかったりと、今の私としましてもちょっと遠くから眺めるような、ハラハラドキドキの公開となりました。
にも関わらず読んでくださり、本当に身に余る光栄です!
マルチエンディングにつきましては、あとがき(近日公開)にも書いたのですが、実は私としましても納得のいくものではありません……おっしゃられる通りなのです。申し訳ございません。
……と言いますのは、たとえばこれが商業小説で大衆性のあるものならば、無難にスタンダードエンドとなると思うのですが、読者の望むラストではないと思っております。たぶん亮か竜と結ばれなければならないかと……。
ということで、長くなるので端折らせていただきますが、いろいろ考えた結果こうなりました。
ただエンディングは三種だけでなくもう少し続きますので、よろしければ他のエンディングもお付き合い頂けたら幸いです。
また本当のラストにつきましても、あとがきにて述べておりますので、よろしければ是非……。
長い間お付き合いくださり、温かな労いのお言葉までいただきまして本当にありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いします!
またまたお読みいただき、そしてご感想までいただきましてありがとうございます<(__)>
この作品はいつにも増して緊張の投稿でしたが、温かくそして率直なご感想を頂けてとても嬉しいです。
確かにこの物語をジャンル分けするとすれば「(一昔前の)少女漫画」というのが作者としてもしっくりくるのですが、おっしゃられます通りそこから色々外れているようにも思っております。
なにしろ手直ししたといっても大本は中学生が書いた作品なので、もっとエグかったり際どかったりと、今の私としましてもちょっと遠くから眺めるような、ハラハラドキドキの公開となりました。
にも関わらず読んでくださり、本当に身に余る光栄です!
マルチエンディングにつきましては、あとがき(近日公開)にも書いたのですが、実は私としましても納得のいくものではありません……おっしゃられる通りなのです。申し訳ございません。
……と言いますのは、たとえばこれが商業小説で大衆性のあるものならば、無難にスタンダードエンドとなると思うのですが、読者の望むラストではないと思っております。たぶん亮か竜と結ばれなければならないかと……。
ということで、長くなるので端折らせていただきますが、いろいろ考えた結果こうなりました。
ただエンディングは三種だけでなくもう少し続きますので、よろしければ他のエンディングもお付き合い頂けたら幸いです。
また本当のラストにつきましても、あとがきにて述べておりますので、よろしければ是非……。
長い間お付き合いくださり、温かな労いのお言葉までいただきまして本当にありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いします!
- あいる華音
- 2013年 04月04日 21時21分
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