感想一覧
▽感想を書く[一言]
外国人から見た日本を書くというのはとても面白い試みだと思いました。最初は、ディーンの方がステレオタイプで文化に無神経、ポールがそれをたしなめる形になるのかと想像したのですが、全く想像を裏切られて話を楽しめました。
最近ポールが怒りっぽくなってきたなぁと感じていたのですが、今回でその謎がとけました。あと、ディーンが「義務化」に気づく部分に、とても共感しました。
ディーンの仕事現場を描いたことで、彼の社会的地位や価値観が見えるようになって、物語の世界が広がった気がします。
今後も楽しみです。
外国人から見た日本を書くというのはとても面白い試みだと思いました。最初は、ディーンの方がステレオタイプで文化に無神経、ポールがそれをたしなめる形になるのかと想像したのですが、全く想像を裏切られて話を楽しめました。
最近ポールが怒りっぽくなってきたなぁと感じていたのですが、今回でその謎がとけました。あと、ディーンが「義務化」に気づく部分に、とても共感しました。
ディーンの仕事現場を描いたことで、彼の社会的地位や価値観が見えるようになって、物語の世界が広がった気がします。
今後も楽しみです。
- 投稿者: KEY
- 23歳~29歳 女性
- 2008年 09月23日 15時19分
> 外国人から見た日本を書くというのはとても面白い試みだと思いました。
外国人の知人、友人が日本で感じている奇妙さに興味をおぼえ、「そーか、我々のそういうところがヘンか」と、そういう雰囲気を書いてみました。
「この国では“コーヒー”は何て言うんだ?」
「“コーヒー”」
「そうか、じゃ“スプーン”は?」
「“スプーン”」
というくだりは、わたしとカナダ人の会話そのままです。彼はその後「なんだ、日本語って簡単だな!」と言ってました(甘いっつの!)。
> 最近ポールが怒りっぽくなってきたなぁと感じていたのですが、今回でその謎がとけました。あと、ディーンが「義務化」に気づく部分に、とても共感しました。
このシリーズすべてを通してのテーマは『自己への気づき』です。例えば怒りっぽい自分に気づく、そして次はその理由に気づく。最初は怒りの理由を相手のせいにしますが、徐々に自己への洞察を深め、最終的に“相手のこと”ではなく、あくまでも自分に焦点を当てるところにたどり着く人たちの話です。ポールとディーンを通して、作者も成長させてもらっています。小説を書くって、ほんとうに面白いことだと思います!
外国人の知人、友人が日本で感じている奇妙さに興味をおぼえ、「そーか、我々のそういうところがヘンか」と、そういう雰囲気を書いてみました。
「この国では“コーヒー”は何て言うんだ?」
「“コーヒー”」
「そうか、じゃ“スプーン”は?」
「“スプーン”」
というくだりは、わたしとカナダ人の会話そのままです。彼はその後「なんだ、日本語って簡単だな!」と言ってました(甘いっつの!)。
> 最近ポールが怒りっぽくなってきたなぁと感じていたのですが、今回でその謎がとけました。あと、ディーンが「義務化」に気づく部分に、とても共感しました。
このシリーズすべてを通してのテーマは『自己への気づき』です。例えば怒りっぽい自分に気づく、そして次はその理由に気づく。最初は怒りの理由を相手のせいにしますが、徐々に自己への洞察を深め、最終的に“相手のこと”ではなく、あくまでも自分に焦点を当てるところにたどり着く人たちの話です。ポールとディーンを通して、作者も成長させてもらっています。小説を書くって、ほんとうに面白いことだと思います!
- 栗須じょの
- 2008年 09月27日 17時56分
[一言]
ディーンとポールの物語は、これまで私に楽しかったり、
感動したりと、様々な気持ちを感じさせてくれました。
そして、今回このお話にはうまく言えないけれど、
私は苦しいような、胸が痛いような気持ちを感じました。
そう感じた理由は、言い争いの時のディーンが、ディーンの
中の自己完結した考えをポールに押し付けていて、ポールの
気持ちとの触れ合いが無い状態であるのを読んで、ポールが
可哀想だ、すごく傷付いただろうなと感じたからです。
少し離れて見ると、ポールがディーンに言っていることは、
子供っぽいとかわがままとか言われてしまうことなのかも
しれないけれど、人間にとってはすごく大切なことを主張
しているんじゃないかなって、私は思いました。ポールの、
それをきちんと言葉に出せるところ、私は好きだなって思い
ます。でも、ポールが最後に言ってるみたいに、被害者意識に
とらわれると、問題がより複雑に悪化したりしちゃいますよね…。
感想をお伝えしようと思って書いてきましたが、説明になって
しまってたり、意味不明になっていたらすみません。批評と
しましては、人と人の関わりの中の大切だけど見えにくい
ところを小説として描き出せていて、すごいなと思いました。
登場人物が変わらず魅力的で、読んでいて面白いです。
続きが出来上がっているご様子。ぜひ読ませていただこうと
思います。素敵な作品ありがとうございました。
ディーンとポールの物語は、これまで私に楽しかったり、
感動したりと、様々な気持ちを感じさせてくれました。
そして、今回このお話にはうまく言えないけれど、
私は苦しいような、胸が痛いような気持ちを感じました。
そう感じた理由は、言い争いの時のディーンが、ディーンの
中の自己完結した考えをポールに押し付けていて、ポールの
気持ちとの触れ合いが無い状態であるのを読んで、ポールが
可哀想だ、すごく傷付いただろうなと感じたからです。
少し離れて見ると、ポールがディーンに言っていることは、
子供っぽいとかわがままとか言われてしまうことなのかも
しれないけれど、人間にとってはすごく大切なことを主張
しているんじゃないかなって、私は思いました。ポールの、
それをきちんと言葉に出せるところ、私は好きだなって思い
ます。でも、ポールが最後に言ってるみたいに、被害者意識に
とらわれると、問題がより複雑に悪化したりしちゃいますよね…。
感想をお伝えしようと思って書いてきましたが、説明になって
しまってたり、意味不明になっていたらすみません。批評と
しましては、人と人の関わりの中の大切だけど見えにくい
ところを小説として描き出せていて、すごいなと思いました。
登場人物が変わらず魅力的で、読んでいて面白いです。
続きが出来上がっているご様子。ぜひ読ませていただこうと
思います。素敵な作品ありがとうございました。
- 投稿者: のぞむ
- 2008年 04月14日 13時45分
ご感想ありがとうございます。
のぞむさんのご感想を読み、いろいろいっぱい考えました。
ディーンとポールをこれからどう描いていくか、そもそも自分がこの作品で何が言いたいのか、それから自分自身の人付き合いや人生観について。
多くの人から作品感想を頂くようになって知ったのは「こんなにもちゃんと読んでくださる方がいるのか!」ということで、それはわたしにとって大きな驚きでした。
キチンと読んで、心で受け止めて感じ、それをこちらに伝えてくださる。その関わりのなかで、わたしもまたいろいろなことを感じ、考えるわけです。
作品を書くことを通して、自分はすごく成長していると思いますし、またあなたのような読み手が作家を育てるのだなとも実感しております。
>人と人の関わりの中の大切だけど見えにくいところを小説として描き出せていて、
そこのところをどうやって書き出そうかと、常に奮闘しております〜(^ ^;)
少しでも伝わっていれば幸いです。
これからもよろしくお願い致します。
のぞむさんのご感想を読み、いろいろいっぱい考えました。
ディーンとポールをこれからどう描いていくか、そもそも自分がこの作品で何が言いたいのか、それから自分自身の人付き合いや人生観について。
多くの人から作品感想を頂くようになって知ったのは「こんなにもちゃんと読んでくださる方がいるのか!」ということで、それはわたしにとって大きな驚きでした。
キチンと読んで、心で受け止めて感じ、それをこちらに伝えてくださる。その関わりのなかで、わたしもまたいろいろなことを感じ、考えるわけです。
作品を書くことを通して、自分はすごく成長していると思いますし、またあなたのような読み手が作家を育てるのだなとも実感しております。
>人と人の関わりの中の大切だけど見えにくいところを小説として描き出せていて、
そこのところをどうやって書き出そうかと、常に奮闘しております〜(^ ^;)
少しでも伝わっていれば幸いです。
これからもよろしくお願い致します。
- 栗須じょの
- 2008年 04月16日 10時29分
[一言]
今回も面白うございました! 冒頭のエピソード、今後の続編に何かしらの形で活かされることを希望しますぅw(そういえば、ポール氏から無断外泊のお咎めはなかったのでしょうか?)
今回も面白うございました! 冒頭のエピソード、今後の続編に何かしらの形で活かされることを希望しますぅw(そういえば、ポール氏から無断外泊のお咎めはなかったのでしょうか?)
- 投稿者: XIAO
- 2008年 03月10日 01時28分
お読み頂きありがとうございます!
冒頭のエピソードは、今後ローマンがディーンをいぢめるために活用するのではないかと(笑)……いえ、自分でも「これを続編に活かす!?」と、かなり真剣にネタを考えたのですが、ちょっと思いつきませんでした(^ ^;)
ディーンの無断外泊のお咎めについては、如才ないローマンが即日に「あたしのとこに泊ったからご心配なく。ついでにパンツも脱がして涙目にさせといたから♪」くらいのことを言っており、やっぱり持つべきものは味方の友人でございます。
次回作も宜しくお願いします♪(まだ日本に滞在している設定です)
冒頭のエピソードは、今後ローマンがディーンをいぢめるために活用するのではないかと(笑)……いえ、自分でも「これを続編に活かす!?」と、かなり真剣にネタを考えたのですが、ちょっと思いつきませんでした(^ ^;)
ディーンの無断外泊のお咎めについては、如才ないローマンが即日に「あたしのとこに泊ったからご心配なく。ついでにパンツも脱がして涙目にさせといたから♪」くらいのことを言っており、やっぱり持つべきものは味方の友人でございます。
次回作も宜しくお願いします♪(まだ日本に滞在している設定です)
- 栗須じょの
- 2008年 03月11日 22時20分
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