感想一覧

[一言]
最後まで読みおわって、
？ってなった。文学は奥が深いですね。

[良い点]
台詞と地の文のバランス・読点の位置・修飾語の配置と量・単語の選択、いずれも「読みやすくユーモラスな文章」を高いレベルで実現している。
展開の意外性。
伏線をきっちり張ったうえでそこに持ち込んでいる。
[一言]
展開がいきなりロケットブースターで離陸して、澤群さんの作品は(ぶん投げ系だけじゃないにしろ)これがあるからやっぱり油断できないな！とガッツポーズしてしまいましたｗ

[良い点]
前半～中盤までのナツキのイライラが、上手く最後の『蹴り』に繋がっていたということ。
[一言]
後半にかけて、凄い展開で圧倒されてしまいました。
まさか、本当の自動販売機の精が出て来るとは……というか、ロボにつながるとは全く想像していなかっただけに、すごく驚いてしまいました。

個人的には、中盤のほんわかとした自動販売機の精（偽）とのやり取りが好きです。…もっとも、最後まで読み終わった時には、この女に少し嫌悪感を抱きましたが…

[良い点]
ほのぼのまったり日常系と思わせておいて、ローファンタジーと匂わせておいて、
やっぱりまったり日常系と思わせておいてまさかのSF。その発想はなかったなんて次元じゃない。
クサクサした男の子が美少女に出会って舞い上がるオーソドックスな展開は
非常に読みやすく、”あざとい”少女の仕草も、あざとさ前提でも十二分に可愛らしく
描かれていると思いました。ナツキに罪はないよ。うん。
[気になる点]
お話の軸が見えない、と感じました。直接はジャンルが先述の通りコロコロ変わる所に
起因するのだと思いますが、更にその原点は恐らく「少女が何故ナツキに興味を示したのか」。
ファンタジーなら「妖精だから」で済む話だったのですが、「実在の少女だった」となると
話は別。頭ゆるいからの一言では中々納得できず、その結果この少女自体が希薄になり、
お話全体が希薄になっている。最後に急展開することもそれに拍車を掛けている。
そんな印象を受けました。
[一言]
「超良かったじゃーん！」がもう何かツボった。
居る居るｗｗ

[良い点]
・超展開
色々な意味で『らしい』なぁと思います。個人的にはバカウケ。タグの運命（さだめ）に気がついた時には、二重にやられました。

[気になる点]
・超展開
ついていける人にはたまらないと思うますが、ついていけない人はマッハの速度で置いてかれると思う展開。
どこかでマッハ展開の予兆を感じさせる方法があればより良かったのではとも思います。（あらすじやら、前書きやらで）
[一言]
もしも隣の奥さんが～の投げ方が、洗練されて帰ってきた。そんな感じがヒシヒシします。

[良い点]
「まあ、そんな日もあるよね。童貞だし」と思わせ油断させてからのロケット発射。
まさに寝首をかかれた（誤用）ような読後感。
ダイナミックすぎて職場で吹き出しました。


[一言]
この推進力を分けて下さい。

[良い点]
自動販売機の精のあざといぐらいの可愛い子ブリッ子と、それが裏切られる展開がリアルで面白かったです。
[気になる点]
ラストの選ばれし戦士の展開が唐突かなと。
自動販売機の精でリアルな落ちをつけた後だから、超展開に感じました。
[一言]
ごく普通の男子のリアルな心理が上手く表現されていて、自動販売機の精に騙されるところとか、本当にこんな詐欺に遭いそうと思いました。

[良い点]
怒涛の展開に頭が空っぽになりました。
まさか小悪魔に騙された哀れなナツキ君が世界を救う運命の戦士だったなんて……
[気になる点]
最初の自販機の妖精のミレーさんですが、他の方にも好評で「ポカポカ」とか普通なら到底受け入れられない仕草も可愛い小悪魔的魅力に溢れた娘だと思ってましたが……
謎の男ゴッホ君が現れた辺りからの展開が、初めて外に出た何も知らない無垢な妖精から嫌な女に成り下がった様な感じが残念でした。
ゴッホ君までお礼を言う所も何とも……
勿論ナツキ君の不幸っぷりを盛り上げる演出なのは分かりますが、もう少し説明が欲しかったです。
[一言]
自分がナツキ君に感情移入し過ぎた為の「嫌に感じた」事なので厳密には悪い点ではないと思いますが書かせて頂きました。

戦士の目覚めとか選ばれる理由の説明とかって大抵最初の戦いの後なのってセリフには、細かい所もお約束を踏襲してるなぁと関心しました。

[良い点]
日常から始まり、ファンタジーへと誘いこまれたところで梯子が外され、現実に引き戻されたところで予想の彼方へ吹き飛ばされました。
[一言]

バカ可愛く「振る舞う」のって意外と難しいものなのですよね。
多分、ものすごく賢い子なのでしょうね。

打ち切りエンド風の次回予告がいい落ちになってて何とも言えない味が出ていました。

主催、お疲れ様でした。

[良い点]
騙されてるんだろうけど、別に騙されててもいい！
↓
騙されてました。

の流れがとってもサワムラーで良かったです。
「えーっ、奥行きが広すぎなーい？」とか、別に何でもない言葉選びがいちいち琴線に触れる。
[一言]
何度も言うけど、アキキにやられた。
正直私はサワムラ作品はこういうぶん投げ系より、ちゃんと書いてる奴の方が好きなのだけれど、アキキで全部許した。