感想一覧

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[一言]
古い作品ですが読ませて頂きました。

最初に造っていた物が恐竜などの古代生物で、妹と言う名の天災が訪れたけど、それでも小さい生物を中心に生き延びて、最後に出来た二本足の獣が人間で、彼らは神(主人公)にも及ぶ知能を得て自ら動きだし、今に至る。
と解釈しました。

他の感想でも色々な捉え方があり、メッセージ性の強い作品で面白かったです^^
弧滓 歩之雄 様


ご感想ありがとうございます!

古い作品で恐縮です。今読み返すと、文章の拙さや描写の甘さに恥じ入るばかりです(笑)。
解釈して頂いた通り、生命の誕生と進化を象徴的に描いた童話でありました。地上にある有限の原子を組み立てて、壊して、生物を作り変えてゆく幼い兄妹。創造主がこんな気紛れだったら面白いだろうという思いつきを作品にしてしまいました。
このようなぼやっとしたモチーフでしたが、読んで下さった方がそれぞれに解釈して下さって、作者としても嬉しかったです。

楽しんで頂けてよかったです。ありがとうございました。
[一言]
とっても読みやすかったです。
自分自身、身に覚えのある体験もあり「ぼく」にすごく共感しました!
これからも頑張ってください、楽しみにしています!!

さの かおり 様


はじめまして! ご感想ありがとうございました。

この作品はこちらのサイトの「冬の童話」企画に合わせて投稿した短編です。
自分にとって初めての童話ジャンル作品だったため、うまく形になっているかどうか不安でした。
今考えると、「童話=子供目線」という発想が安直でしたね……(笑)。
なので、語り手に共感して下さったとのこと、とても嬉しいお言葉です。

私は普段少しダークな作品ばかりを描いている人間なのですが、お口に合うようでしたらまた覗きに来て下さいませ。
この度は本当にありがとうございました。
[一言]
橘さんの童話ってことですから絶対ホラー要素入ってるだろって思ってたらやっぱりちょっと入ってました。予測範囲内でしたが怖かったですw
子供に読み聞かせたら片付けするようになるかもしれません。『片付けないと動き出して食べられちゃうよ!』って•••おぉ、やだやだ。

他の皆さんのように何か考えて読んだわけではないので、最後に『原子』の話出て来てびっくり。読み返すとそう考えられなくもなかったんですが、私にはよくわかりません。『ぼく=創造神ブラフマン』『妹=破壊神シヴァ』で神様のお遊びかな?と思ったくらいです。


まぁ結局何を思ったかっていうと、面白かったです。はい。
  • 投稿者: 陽炎
  • 18歳~22歳 男性
  • 2014年 07月26日 17時53分
ご感想ありがとうございました!

この作品は『冬の童話』企画に合わせて初めて書いた童話です。
やっぱりホラー要素入っちゃってますかね(笑)。あまり意識していたわけではないのですが、確かにブロックで作ったモノが勝手に動き出したら怖いです……。

私たちを構成している最小の原子を、無邪気に組み立てたり壊したりしている存在がいたら面白いなと思って書きました。けれどもちろん微笑ましい兄妹のケンカだと受け取って下さっても構いませんし、おっしゃるように創造神VS破壊神の遊戯だという解釈も興味深かったです。
いかようにも解釈できるのが童話のいいところです……と、逃げ口上をうっておきますね(笑)。

面白かったとのお言葉を頂き、ほっとしました。
またよろしくお願いいたします。
[一言]
たのしみにやってきました。

いつもながら、最初から最後まで飽きさせないというか、飽きるわけがないような展開が素晴らしいです。

正直オチが予測できなかったわけではないのですが、高い文章力が読者をストーリーから引き離さないでしょう。
一気に読めました。

ストレートなハッピーエンドではなく、それとなく怖さ漂うところが童話っぽいと感じました。

わたしも書いてみましたが、今回のは前回と違って、どう転がっても童話じゃないような気がします。

童話って、難しいですね……。

ご感想ありがとうございました!

オチが読めてしまったにも拘らず「飽きなかった」との温かいお言葉を頂き、感激しています。
そうなんですよね、恐竜のくだりあたりでバレるだろうなあと思ってました。とはいえ最後まで隠さなくちゃいけないようなネタでもないので、もう開き直って書いてしまいました。
エンディングについてもお褒め頂き、ありがとうございます。
「造ってる人」がその気になれば、あっという間に片づけられちゃうんだぞ~、ということを表現したかったので、それとなく怖さが漂っていたのであれば、一応は伝わっていたのかな、と。

今回初めて童話を書いてみて、その難しさに改めて苦労しました。また懲りずにチャレンジしたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
[一言]
 橘様の文章力のおかげで、するすると最後まで読んでしまいました。
 深いお話にも読めますし、素直にお兄ちゃんと妹の話としても微笑ましくて可愛らしいなと思います。お兄ちゃん、優しい!

 核融合等で、原子が別の原子になることはありますが、安定した原子は古代からそのままだったのでしょうね……と考えると、なんだかとても不思議な気持ちになります。平安時代も、このあたりを漂っていたのかな、なんて。
 素敵なお話を読ませていただき、ありがとうございました。
  • 投稿者: アルタ
  • 2013年 02月08日 21時29分
長編に引き、続き短編の方にもお立ち寄り頂きましてありがとうございます!

兄妹のやりとり、微笑ましく思って頂けて嬉しいです。ちょっとネタが壮大すぎたので(笑)そのぶん二人の喧嘩はごく普通じゃないとバランスがとれないなと思って書いていました。そのあたりが嫌味なく伝わっているとしたら、まずは安心です。

生命の形が変わっても素になる原子はリサイクルされる、というネタはいつか使ってみたかったんです。ただSFにするには作者の知識がなさすぎ、ファンタジーにするには高尚すぎて手に負えず、結局童話という形でファジーにまとめてしまいました。本当は食物連鎖や進化についての比喩も入れたかったのですが、ボロが出そうだったのでこの程度で収めています。たぶんツッコミどころはたくさんあったと思いますが、温かいお言葉を頂きまして恐縮しきりです。

この度は本当にありがとうございました!
[良い点]
詰まることなくすらすらと流れるような文章は流石だなぁと思いました♪
はっきりとしてない世界観もこの雰囲気にあってていいと思いました。
[一言]
こんにちは♪

途中まで読んでて、恐竜が壊されて次のものが作られていく辺りでん?と思いました。
もしかして、という想像があたっててにやにやしながら読んでました♪
こういう世界観は好きです!

童話はあんまり読まないんですけど、この話はすらすら読めました♪
やっぱり橘さんの文章はうまいなぁと思いつつ、楽しませていただきました。

私たちももしかして恐竜の遺伝子的なものがあるんでしょうか(汗)
読みやすくて面白かったです!!
  • 投稿者: みづき
  • 2013年 02月08日 20時45分
ご感想ありがとうございました!
普段童話はあまり読まれない翠月さんに読んで頂けて、とても嬉しいです。

流れるような文章と言って頂けて本当に光栄です。童話=「子供の読むもの」とは限らないと思うのですが、少なくとも「子供でも読めるもの」でなくてはならないと考えて、文体や言い回しにはいつも以上に気を使いました。少しは努力が実っていましたでしょうか。

幼い兄妹の遊びが生命の創造にリンクするという、構想だけは壮大なネタだったので(笑)、そのぶん背景があまりはっきり描けないのが難しかったです。恐竜のくだりでだいたいバレますよね、やっぱり。中盤で想像がついちゃうにも拘わらず、世界観が好きだと言って頂けてホッとしました。

また短編には定期的に挑戦したいと思っています。よろしければ覗きに来て下さいね。
この度は本当にありがとうございました!
[一言]
こんばんは、nakonokoです。
橘さんが童話祭に参加されていたとはっ! 気づくと同時にクリックしてしまいました。

ものすごく読みやすい文章で、何のストレスも感じずに一気に読めました。存じておりましたが、さすがの文章力にあらためて惚れ惚れしました。
(その上でほんのちょっとだけツッコミをするなら、おそらくは七、八歳の男の子の独白にはあまりふさわしくないような語がところどころ交じっていて、その点だけがかすかに勿体なく感じました。「取捨選択」がうろ覚えなら「所狭し」「解体」といった言葉も語彙には存在しないのでは? という感じでしょうか)

とても不思議で、それでいて何かを暗示しているような、いい意味でぼんやりした世界観だったと思います。なんというのか、詩とも童謡とも取れるような印象を受けました。ポケットを叩くたびに増えていくビスケットとか、人気のない夜の美術館で動き回る影とか、子どもの頃好きだったそういう唄をいろいろ思い出しました。
実をいうと読み終えて最初に思ったのは「え? これで終わりなの?」だったんですが、後書きを読んで「ああ、わかるかも」と首肯しました。

無から有が生まれ得ない以上、確かに、自分の「素」が遥か昔には何だったかなんて、誰にも断言はできませんね。恐竜だったのかミジンコだったのか(笑 想像のタネは尽きません。
詩的かつ哲学的な味わい深い一編を、堪能させていただきました。


(童話祭の〆切まであと数日……こ、これはギリギリまでがんばってみるべき……?)
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 02月08日 19時48分
管理
ご感想ありがとうございます! こんなに早く読んで頂けて、本当に感激しております。

童話は初めて書いたもので、こんなんでいいのかどうか心配しておりました。
文章について勿体ないほどのお褒めの言葉を頂き、ちょっと恐縮しています。けれどご指摘の点はまったくもってごもっともで……執筆する時に難しい漢字や言い回しを使わないようずいぶん気を使ったつもりだったのですが、見落としておりました。普段の小説で使っている単語を子供でも分かる表現に直すのは、なかなか骨が折れますね。こういうところも童話の難しさのひとつだと思います。近いうちに手直ししますね。

内容については、以前から考えていたネタを今回の企画に合わせて慌ててまとめました。自分の中ではもっと書き込む余地があったんじゃないかと思っているのですが、「いい意味でぼんやりとした世界観」と解釈して頂けてホッとしました。舞台装置のない芝居みたいな感じに伝わっていれば幸いです。ラストは余韻を持たせたつもりだったんですが……確かに「これで終わり!?」ですよね。もうちょっと強烈なオチがあればよかったかもしれません。

自分の「素」が過去に何を形作っていて、また自分の死後に何を形作るのか、想像すると眠れなくなります。哲学的なんてたいそうなものではありませんが、ちょっと楽しいですよね。

この度は温かいご感想と鋭いご指摘、ありがとうございました!

ちなみに……ビスケットの歌は「それ割れてるだけやん!」って思ってました、子供の頃(笑)。

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