感想一覧
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[一言]
またしてもお邪魔します、鵜狩です。そういえば赤の7話から黒の1話へは、さりげなく屋上で繋がっているのですね。
とまれ駆け足ながら、各話の所感など添えさせていただきます。
『車内』。
女の子は早く大人になって、男の子はいつまでも子供だなどとも言いますが、それにしてもさっちゃんはいい女だなー、と思いました。それだけに、この三人がそのままでいられればあったはずの今を考えると切ない。
悪意からスイートポテトを渡したのではない、というのもまた、運転手さんの心情を思えば悲しいところでした。
『リビング』
何故だかお姉さんの気持ちが判る気がしました。「あ、こんな弟いたら俺も甘やかす」的な。ひどく頑なにまっすぐで、だから折れないように見守りたくなります。けれど姉の気持ちさえ、弟君にはトゲであり痛みであるのだなと悲しくもなります。まさしく「カブトムシが命と伝えられない」というところなのでしょう。構成の妙を感じます。
けれどふと、姉弟なら抱擁も絵になるけれど、兄弟だと絵面がイマイチだと気づきました。
『パーキング』
九尾の狐に進化しとる! もう里志君のあれは才能なんでしょうか。さり気なく志津子さんの住所ゲットしてるし。千ちゃんも実はそれに惹かれてたりするのでしょうか。
ヒッチハイカーはプライベートスペースへの闖入者であり、多くの都市伝説の元となるようなミステリアスな魅力があります。でも志津子さんはミステリアスというよりちょっと、だた漏れな気もします。無論魅力的でないという意味ではありません。
『河原』。
ロシア産の河童と聞いて、その発想に負けた気になりました。頭の皿は水ではなくウォッカが満たされていそうです。
最後のは「約束」でいいのでしょうか。きっとまた会える事への返答だと思うと微笑ましい。理由があって会えなくなりはしたけれど、ちゃんと友達という印象でした。
不思議を聞きながら、また不思議の塊めいた三ツ木と親しくしながら、決して自分を見失わず、常にしっかり家路を辿る楠さんが、とても頼もしく見えました。
『地下鉄』
これだけ語り手が変わっているという事は、前回の『屋上』の彼は、残念ながら成功してしまったのですね。
それにしてもあっけらかんとしてフレンドリーな幽霊です。前話の河童もそうですが、確実に向こうのルールを感じさせて、尚且つ愛嬌があるのはとても魅力です。
そして幽霊の生き生きとして洒脱な様子と、語り手の枯れ果てたような心の具合。その人間性の対比がまたくっきりと不気味でもありました。
それぞれの話ごとにしっかりとした物語的設定を感じるので、彼らの先が実に気になるところです。また別の『時間』を拝見したく期待しております。
またしてもお邪魔します、鵜狩です。そういえば赤の7話から黒の1話へは、さりげなく屋上で繋がっているのですね。
とまれ駆け足ながら、各話の所感など添えさせていただきます。
『車内』。
女の子は早く大人になって、男の子はいつまでも子供だなどとも言いますが、それにしてもさっちゃんはいい女だなー、と思いました。それだけに、この三人がそのままでいられればあったはずの今を考えると切ない。
悪意からスイートポテトを渡したのではない、というのもまた、運転手さんの心情を思えば悲しいところでした。
『リビング』
何故だかお姉さんの気持ちが判る気がしました。「あ、こんな弟いたら俺も甘やかす」的な。ひどく頑なにまっすぐで、だから折れないように見守りたくなります。けれど姉の気持ちさえ、弟君にはトゲであり痛みであるのだなと悲しくもなります。まさしく「カブトムシが命と伝えられない」というところなのでしょう。構成の妙を感じます。
けれどふと、姉弟なら抱擁も絵になるけれど、兄弟だと絵面がイマイチだと気づきました。
『パーキング』
九尾の狐に進化しとる! もう里志君のあれは才能なんでしょうか。さり気なく志津子さんの住所ゲットしてるし。千ちゃんも実はそれに惹かれてたりするのでしょうか。
ヒッチハイカーはプライベートスペースへの闖入者であり、多くの都市伝説の元となるようなミステリアスな魅力があります。でも志津子さんはミステリアスというよりちょっと、だた漏れな気もします。無論魅力的でないという意味ではありません。
『河原』。
ロシア産の河童と聞いて、その発想に負けた気になりました。頭の皿は水ではなくウォッカが満たされていそうです。
最後のは「約束」でいいのでしょうか。きっとまた会える事への返答だと思うと微笑ましい。理由があって会えなくなりはしたけれど、ちゃんと友達という印象でした。
不思議を聞きながら、また不思議の塊めいた三ツ木と親しくしながら、決して自分を見失わず、常にしっかり家路を辿る楠さんが、とても頼もしく見えました。
『地下鉄』
これだけ語り手が変わっているという事は、前回の『屋上』の彼は、残念ながら成功してしまったのですね。
それにしてもあっけらかんとしてフレンドリーな幽霊です。前話の河童もそうですが、確実に向こうのルールを感じさせて、尚且つ愛嬌があるのはとても魅力です。
そして幽霊の生き生きとして洒脱な様子と、語り手の枯れ果てたような心の具合。その人間性の対比がまたくっきりと不気味でもありました。
それぞれの話ごとにしっかりとした物語的設定を感じるので、彼らの先が実に気になるところです。また別の『時間』を拝見したく期待しております。
重ねての感想ありがとうございます。
赤い時間の続きものなので、どうせならと思い、一話目を『屋上』にしました。
黒い時間は、全体を通して、前回の登場人物が怪異に会うお話です。
『車内』
確かに女の子ってのは中学生くらいからかなり大人になる子もいますね。そういう子に限って生徒会とか入ってたり。さっちゃんは露骨にそういったタイプの子です。
この話は、とにかく悪者がいない話を目指してみました。悪者がいないのにこんなに物悲しくなるとは私も思いませんでした。
『リビング』
純也くんを愛して頂いてありがとうございます。私は兄弟姉妹がいないので、ほとんど話に聞いたうえでの想像でしか兄弟関係というのを描けないのですが、こんな弟いいなと思って頂けたなら幸いです。
アイアンメイデンとカブトムシの構成はそれとなく入れたつもりだったのですが、読み取って頂いて嬉しい限りです。
姉が抱擁なら、兄は頭を撫でればいいと思います。
『パーキング』
里志くんのあれは才能です。人を惹き付ける何か的なものを持っているはずです。しかし志津子さんは里志くんには友情以外の感情を持ち合わせてはいないはずです。
仰る通り、ヒッチハイカーはプライベートスペースの闖入者ということで、志津子さんにはミステリアスでいて欲しかったのですが、やたらとフランクな性格から現代人ではない感じが露骨になってしまいました。
『河原』
この話は鵜狩さまの描く、愛すべき隣人系のお話にかなり影響を受けた話です。
河童は相撲が強いみたいなイメージから、強い→ロシア人という連想でロシア河童が産まれました。最早訳が判りません。
最後の訳は「また会いましょう」という意味を入れたかったのですが、改めて調べてみて微妙に間違っていることに気付きました。うろ覚えの知識で異国語を遣うとこういう事態を招くのかと反省です。
楠さんは普通の強いお母ちゃんというイメージです。彼女の頼もしさが伝わってほっとしました。
『地下鉄』
仰る通り、『屋上』の人は成功してしまいました。故に最終話だけ語り手変更です。
幽霊とか妖怪というのは本来恐れられるものですが、歩み寄ってくれたり、話を聴いてくれたりすると急に身近になりますね。
この話は幽霊より人間の方が怖いみたいな話です。
今回も読んで頂いてありがとうございました。また何か思い浮かんだら書き出すと思います。
赤い時間の続きものなので、どうせならと思い、一話目を『屋上』にしました。
黒い時間は、全体を通して、前回の登場人物が怪異に会うお話です。
『車内』
確かに女の子ってのは中学生くらいからかなり大人になる子もいますね。そういう子に限って生徒会とか入ってたり。さっちゃんは露骨にそういったタイプの子です。
この話は、とにかく悪者がいない話を目指してみました。悪者がいないのにこんなに物悲しくなるとは私も思いませんでした。
『リビング』
純也くんを愛して頂いてありがとうございます。私は兄弟姉妹がいないので、ほとんど話に聞いたうえでの想像でしか兄弟関係というのを描けないのですが、こんな弟いいなと思って頂けたなら幸いです。
アイアンメイデンとカブトムシの構成はそれとなく入れたつもりだったのですが、読み取って頂いて嬉しい限りです。
姉が抱擁なら、兄は頭を撫でればいいと思います。
『パーキング』
里志くんのあれは才能です。人を惹き付ける何か的なものを持っているはずです。しかし志津子さんは里志くんには友情以外の感情を持ち合わせてはいないはずです。
仰る通り、ヒッチハイカーはプライベートスペースの闖入者ということで、志津子さんにはミステリアスでいて欲しかったのですが、やたらとフランクな性格から現代人ではない感じが露骨になってしまいました。
『河原』
この話は鵜狩さまの描く、愛すべき隣人系のお話にかなり影響を受けた話です。
河童は相撲が強いみたいなイメージから、強い→ロシア人という連想でロシア河童が産まれました。最早訳が判りません。
最後の訳は「また会いましょう」という意味を入れたかったのですが、改めて調べてみて微妙に間違っていることに気付きました。うろ覚えの知識で異国語を遣うとこういう事態を招くのかと反省です。
楠さんは普通の強いお母ちゃんというイメージです。彼女の頼もしさが伝わってほっとしました。
『地下鉄』
仰る通り、『屋上』の人は成功してしまいました。故に最終話だけ語り手変更です。
幽霊とか妖怪というのは本来恐れられるものですが、歩み寄ってくれたり、話を聴いてくれたりすると急に身近になりますね。
この話は幽霊より人間の方が怖いみたいな話です。
今回も読んで頂いてありがとうございました。また何か思い浮かんだら書き出すと思います。
- 魚君 太陽
- 2013年 03月31日 09時59分
[一言]
拝読しました。
『赤い時間』は「図書館」よりのおふたりですね。
俯瞰視点についての考察を、特に面白く感じました。高いところが日常、暮らしから隔絶しているという感じは確かにあります。まさに地に足がついてない視点、といったところでしょうか。
それを下敷きにする分、ヒキコさんが勘繰れて引き立ちます。確かに二回の遭遇ともに高いところから見下ろしていたわけですし、彼女も「走って」近づいてきたのかな、などとも。
近づくといえば井上さんと明井くんのふたりの距離も、いつの間にやら親密なようで。そちらも気になるところです。
拝読しました。
『赤い時間』は「図書館」よりのおふたりですね。
俯瞰視点についての考察を、特に面白く感じました。高いところが日常、暮らしから隔絶しているという感じは確かにあります。まさに地に足がついてない視点、といったところでしょうか。
それを下敷きにする分、ヒキコさんが勘繰れて引き立ちます。確かに二回の遭遇ともに高いところから見下ろしていたわけですし、彼女も「走って」近づいてきたのかな、などとも。
近づくといえば井上さんと明井くんのふたりの距離も、いつの間にやら親密なようで。そちらも気になるところです。
早速のご感想ありがとう御座います。
気紛れでシリーズ化してしまいました。
最近、屋上というものに馴染みがなくなってきたなあと思いまして、改めてこの面子のお話を書かせて頂きました。
私がぱっと思い出せる、屋上を開放している建物というと、小学校の校舎だけです。やはり高いところというのは、現代では危険なところという認識がほとんどなのではないかなあと感じます。今、俯瞰視点を楽しめる場所は、やはり安全対策が成されているところや、高層ビルの上階くらいなもでしょう。
地に足がついていない視点。正にという感じです。極端に言えば観覧車に乗ったときの不思議な緊張感みたいな感じです。完全に自分の生活から離れた場所で、自分の生活している場所を観るというのは、どうもムズムズします。そういったムズムズを、このお話では考えてみました。
ヒキコさんなのですが、彼女には下敷きに沿って高いところに現れて貰いました。彼女が走って来たとしたら恐いですね。ヒキコさんというくらいですから、横走りだったのでしょうか。うーんある意味シュール。
井上さんと明井くんもすっかり仲がよくなりました。青春です。放課後は何時も一緒にいるので、何か噂とか広まってそうです。
ともあれ、お読みくださってありがとう御座います。ちょこちょこ更新していきますので、お付き合いくだされば幸いです。
気紛れでシリーズ化してしまいました。
最近、屋上というものに馴染みがなくなってきたなあと思いまして、改めてこの面子のお話を書かせて頂きました。
私がぱっと思い出せる、屋上を開放している建物というと、小学校の校舎だけです。やはり高いところというのは、現代では危険なところという認識がほとんどなのではないかなあと感じます。今、俯瞰視点を楽しめる場所は、やはり安全対策が成されているところや、高層ビルの上階くらいなもでしょう。
地に足がついていない視点。正にという感じです。極端に言えば観覧車に乗ったときの不思議な緊張感みたいな感じです。完全に自分の生活から離れた場所で、自分の生活している場所を観るというのは、どうもムズムズします。そういったムズムズを、このお話では考えてみました。
ヒキコさんなのですが、彼女には下敷きに沿って高いところに現れて貰いました。彼女が走って来たとしたら恐いですね。ヒキコさんというくらいですから、横走りだったのでしょうか。うーんある意味シュール。
井上さんと明井くんもすっかり仲がよくなりました。青春です。放課後は何時も一緒にいるので、何か噂とか広まってそうです。
ともあれ、お読みくださってありがとう御座います。ちょこちょこ更新していきますので、お付き合いくだされば幸いです。
- 魚君 太陽
- 2013年 03月04日 00時11分
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