感想一覧
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[気になる点]
ホラージャンルですが、怖さが足りないというか……そういうシーンが少なかったということでしょうか?
[一言]
せっかくなので他の作品も読んで勉強させていただいております。たまに読ませてもらっていますので。
最初の内はただの学園生活でどこにでもいそうな少女たちのお話な印象。
そこまで怖いのが好きではないのですが、やはりもっと恐怖している奈緒の心情がもう少し欲しかったかな。
もう一人の自分がいるという都市伝説の存在(?)思いつかないラストでした。
(僕はホラージャンル自体書いた事ないも同然だったかも;;)
ホラージャンルですが、怖さが足りないというか……そういうシーンが少なかったということでしょうか?
[一言]
せっかくなので他の作品も読んで勉強させていただいております。たまに読ませてもらっていますので。
最初の内はただの学園生活でどこにでもいそうな少女たちのお話な印象。
そこまで怖いのが好きではないのですが、やはりもっと恐怖している奈緒の心情がもう少し欲しかったかな。
もう一人の自分がいるという都市伝説の存在(?)思いつかないラストでした。
(僕はホラージャンル自体書いた事ないも同然だったかも;;)
霜三矢夜新さま、感想ありがとうございます。
怖さが足りないですか……。確かにホラーに直結するようなシーンは少な目だったかもしれないですね。
平穏な生活の中にちょっぴりのスパイス(?)のつもりでしたので、おどろおどろしいモノは出さないようにしていたのですが、そのせいで物足りない感じになってしまったのかもしれません。
そして、大切なのは心理描写ですね。どうしても薄くなりがちなのでもう少し頑張ってみたいと思います。
『思いつかないラスト』。そういって頂けるととても嬉しいです。
これからも読者さんにあっと驚いて頂けるような展開の話を考えてみたいと思います!
感想ありがとうございました!
怖さが足りないですか……。確かにホラーに直結するようなシーンは少な目だったかもしれないですね。
平穏な生活の中にちょっぴりのスパイス(?)のつもりでしたので、おどろおどろしいモノは出さないようにしていたのですが、そのせいで物足りない感じになってしまったのかもしれません。
そして、大切なのは心理描写ですね。どうしても薄くなりがちなのでもう少し頑張ってみたいと思います。
『思いつかないラスト』。そういって頂けるととても嬉しいです。
これからも読者さんにあっと驚いて頂けるような展開の話を考えてみたいと思います!
感想ありがとうございました!
- 牧田紗矢乃
- 2013年 05月21日 22時31分
[一言]
こんばんは。ご依頼を受けましたソウイチです。
大変遅くなって申し訳ありません。掲示板でお伝えした通り、文章をメインに感じたことをお伝えしたいと思います。
最後まで拝読させていただいたので、気になったところだけ抜粋しますね。
【1】
〇奈緒は沙月の机の上にひよいと弁当鞄を置くと、近くの空いている席から椅子を拝借する。
→「ひよいと」⇒「ひょいと」
※わざとだったらすみません。
〇 咽喉に大きな圧迫感があり、卵焼きの現在地が如実に感じ取れる。
その感覚をかき消すように、奈緒は水筒のお茶を思い切り流し込んだ。
軽く咳をしながら咽喉の調子を確かめ、沙月の顔を覗き込む。
→※ホラーの雰囲気漂う文ですが、これまでの文章の流れに特に重さも暗さもなかったので、この部分だけ浮いているように思いました。
〇 心の隅を不安がよぎるが、勘ぐるのはやめにして沙月の返答に身を乗り出すことで興味を示した。
→(案)
心の隅を不安がよぎるが、勘ぐるのはやめにした。代わりに身を乗り出すことで、沙月の話に興味を示す。
〇――やはり、私の杞憂だったようだ。
→(案)
――どうやら杞憂だったようだ。
or
――どうやら、私の取り越し苦労だったようだ。
〇内心ほっと一息ついて、奈緒はすぐに態勢を整えた。
先生方には申し訳ないけれど、奈緒がこれほどまでに集中して話を聞く体制に入るということは、授業中であっても滅多にないことだ。
→(案)
内心ほっと一息ついて、奈緒は居住まいを正した。
奈緒がこれほどまでに集中して話を聞く体勢を取るのは、授業中であっても滅多にないことだ。
〇――だてに長いことやってる訳じゃないんだもん、これくらいは当然だよね。
誰に言う訳でもなく、奈緒は胸の中で一人呟く。
話を聞く態勢に戻った奈緒は、食事を中断しない程度に相槌を打ち、沙月の話を待った。
→※ここは削ってもいいかなと思いました。
【3】
〇ナオの家がある近辺は比較的入り組んだ構造となっていて、土地勘のない人間にはなかなか厄介な場所だった。
→「ナオ」⇒「奈緒」
〇走り続ける中で、奈緒は違和感を受けていた。
→(案)
走り続ける中で、奈緒は違和感を覚えていた。
【5】
〇しかし、疎遠になった動物たちの約八割が不可解な画像と共に殺戮をほのめかす文章を綴られている。
とはいえ、野良猫たちに関してはふらりと姿を見せなくなることも頻繁にあったので、それが正確な数だとは言い切れないが。
→(案)
こうしてページを見る限り、これまで疎遠になった動物たちのほとんどが掲載されていた。見るに堪えない画像と、残酷さを滲ませた文章とともに。
〇 動物と距離は置いているというのは事実であったが、朝の散歩を楽しむペットたちとすれ違う時の沙月の視線からは、異様なまでの執着が滲み出しているように感じられた。
→(案)
そういえば、このところの沙月は動物と距離を置くだけでなく、朝の散歩を楽しむペットたちの姿を粘っこく絡みつくような目で見ていたように思える。
【6】
〇しかし、普段のゴロなら人間など恐れないはず。
→※「しかし、」は削除した方が良いと思います。
【7】
〇部屋には脱ぎ散らかした制服がそのままに転がされていたが、母親の目がないのをいいことに、パソコンの前に鎮座した。
→※「パソコンの前に鎮座した」を「パソコンの前に座った」or「パソコンに張り付いた」などにした方がいいかと。「鎮座」はニュアンスはわかるけれど単語の意味としてはしっくりこない感じがします。
【9】
〇「母親っ! 怖かったよー」
→(案)
「お母さんっ! 怖かったよー」
以上です。
後半にいくにつれて文章に勢いが出て、良くなっていったように思います。
内容としては、最後の種明かしのところがちょっとわかりにくかったです。もっとバッドエンドで後味を悪くしても良かったかなあというのが感想でした。
今回は感想の書き込みが遅れて大変申し訳ありませんでした。
これからも頑張って下さい。
こんばんは。ご依頼を受けましたソウイチです。
大変遅くなって申し訳ありません。掲示板でお伝えした通り、文章をメインに感じたことをお伝えしたいと思います。
最後まで拝読させていただいたので、気になったところだけ抜粋しますね。
【1】
〇奈緒は沙月の机の上にひよいと弁当鞄を置くと、近くの空いている席から椅子を拝借する。
→「ひよいと」⇒「ひょいと」
※わざとだったらすみません。
〇 咽喉に大きな圧迫感があり、卵焼きの現在地が如実に感じ取れる。
その感覚をかき消すように、奈緒は水筒のお茶を思い切り流し込んだ。
軽く咳をしながら咽喉の調子を確かめ、沙月の顔を覗き込む。
→※ホラーの雰囲気漂う文ですが、これまでの文章の流れに特に重さも暗さもなかったので、この部分だけ浮いているように思いました。
〇 心の隅を不安がよぎるが、勘ぐるのはやめにして沙月の返答に身を乗り出すことで興味を示した。
→(案)
心の隅を不安がよぎるが、勘ぐるのはやめにした。代わりに身を乗り出すことで、沙月の話に興味を示す。
〇――やはり、私の杞憂だったようだ。
→(案)
――どうやら杞憂だったようだ。
or
――どうやら、私の取り越し苦労だったようだ。
〇内心ほっと一息ついて、奈緒はすぐに態勢を整えた。
先生方には申し訳ないけれど、奈緒がこれほどまでに集中して話を聞く体制に入るということは、授業中であっても滅多にないことだ。
→(案)
内心ほっと一息ついて、奈緒は居住まいを正した。
奈緒がこれほどまでに集中して話を聞く体勢を取るのは、授業中であっても滅多にないことだ。
〇――だてに長いことやってる訳じゃないんだもん、これくらいは当然だよね。
誰に言う訳でもなく、奈緒は胸の中で一人呟く。
話を聞く態勢に戻った奈緒は、食事を中断しない程度に相槌を打ち、沙月の話を待った。
→※ここは削ってもいいかなと思いました。
【3】
〇ナオの家がある近辺は比較的入り組んだ構造となっていて、土地勘のない人間にはなかなか厄介な場所だった。
→「ナオ」⇒「奈緒」
〇走り続ける中で、奈緒は違和感を受けていた。
→(案)
走り続ける中で、奈緒は違和感を覚えていた。
【5】
〇しかし、疎遠になった動物たちの約八割が不可解な画像と共に殺戮をほのめかす文章を綴られている。
とはいえ、野良猫たちに関してはふらりと姿を見せなくなることも頻繁にあったので、それが正確な数だとは言い切れないが。
→(案)
こうしてページを見る限り、これまで疎遠になった動物たちのほとんどが掲載されていた。見るに堪えない画像と、残酷さを滲ませた文章とともに。
〇 動物と距離は置いているというのは事実であったが、朝の散歩を楽しむペットたちとすれ違う時の沙月の視線からは、異様なまでの執着が滲み出しているように感じられた。
→(案)
そういえば、このところの沙月は動物と距離を置くだけでなく、朝の散歩を楽しむペットたちの姿を粘っこく絡みつくような目で見ていたように思える。
【6】
〇しかし、普段のゴロなら人間など恐れないはず。
→※「しかし、」は削除した方が良いと思います。
【7】
〇部屋には脱ぎ散らかした制服がそのままに転がされていたが、母親の目がないのをいいことに、パソコンの前に鎮座した。
→※「パソコンの前に鎮座した」を「パソコンの前に座った」or「パソコンに張り付いた」などにした方がいいかと。「鎮座」はニュアンスはわかるけれど単語の意味としてはしっくりこない感じがします。
【9】
〇「母親っ! 怖かったよー」
→(案)
「お母さんっ! 怖かったよー」
以上です。
後半にいくにつれて文章に勢いが出て、良くなっていったように思います。
内容としては、最後の種明かしのところがちょっとわかりにくかったです。もっとバッドエンドで後味を悪くしても良かったかなあというのが感想でした。
今回は感想の書き込みが遅れて大変申し訳ありませんでした。
これからも頑張って下さい。
ソウイチ様、ご指摘ありがとうございました。
いかに見落としが多かったかが非常によく分かりました。
ご指摘いただいた部分はすぐに訂正してきたいと思います。
細かい点までしっかりと見て頂き、改善案まで頂けて非常にありがたいです。
最後の部分が分かりにくかったということですので、その部分も含め、再度検討してみたいと思います。
本当にありがとうございました。
いかに見落としが多かったかが非常によく分かりました。
ご指摘いただいた部分はすぐに訂正してきたいと思います。
細かい点までしっかりと見て頂き、改善案まで頂けて非常にありがたいです。
最後の部分が分かりにくかったということですので、その部分も含め、再度検討してみたいと思います。
本当にありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 04月07日 22時51分
[一言]
感想書かせていただきますね。
話はスラスラ読めてよかったと思います。
私もよく夢をみるので、ちょっと読んでて怖くなりました。
ホラー物は私は書けないので、それが凄いなと思いました。
ただ、前半が長い気がしました。ホラーにいくまでが。
ちょっとそこが気になりました。
これからも頑張って下さい。
感想書かせていただきますね。
話はスラスラ読めてよかったと思います。
私もよく夢をみるので、ちょっと読んでて怖くなりました。
ホラー物は私は書けないので、それが凄いなと思いました。
ただ、前半が長い気がしました。ホラーにいくまでが。
ちょっとそこが気になりました。
これからも頑張って下さい。
- 投稿者: 退会済み
- 2013年 03月22日 22時16分
管理
むぅ子さま、感想ありがとうございます。
スラスラ読めるというのは非常に大切なことだと思うので、ありがたいお言葉でした。
また、夢というのは多くの人の身近にあるものですので、共感しながら読んで頂けたようで嬉しいです。
ホラーの展開に行きつくまでが長く感じられたということですが、いかにしてそう感じさせないかということを考えながら今後も修正に努めたいと思います。
誠にありがとうございました。
スラスラ読めるというのは非常に大切なことだと思うので、ありがたいお言葉でした。
また、夢というのは多くの人の身近にあるものですので、共感しながら読んで頂けたようで嬉しいです。
ホラーの展開に行きつくまでが長く感じられたということですが、いかにしてそう感じさせないかということを考えながら今後も修正に努めたいと思います。
誠にありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 03月22日 23時14分
[良い点]
『恐怖の対象が夢の中に出てくる』という設定がよかったと思います。
人間が生きる上で必要な『睡眠』。しかし、寝ると夢を見てしまう。
それより眠ることができず衰弱していく主人公の心理描写はよく書けていました。
[気になる点]
他のみなさんが書いておられる通り、最後まで恐怖の対象が分からない点でしょうか。
確かにそういった作品も書籍に見受けられますが、本作は少し違う風に感じてしまいました。
『殺鬼』という明確な存在を読み手に与えておいて、最終的には、実は正体不明の全然違うものでした。では尻切れトンボと言われても仕方ありません。
逆に正体不明ならば、最初から最後まで正体不明でよかったのではないかと思います。
[一言]
こんにちは、こ~すけです。
某掲示板の評価ページを見てやってきました。
悪い点を多めに書いてしまいましたが、その他の場面描写などはよく書けておられて、こちらとしても勉強になりました。
これからも頑張ってください!
『恐怖の対象が夢の中に出てくる』という設定がよかったと思います。
人間が生きる上で必要な『睡眠』。しかし、寝ると夢を見てしまう。
それより眠ることができず衰弱していく主人公の心理描写はよく書けていました。
[気になる点]
他のみなさんが書いておられる通り、最後まで恐怖の対象が分からない点でしょうか。
確かにそういった作品も書籍に見受けられますが、本作は少し違う風に感じてしまいました。
『殺鬼』という明確な存在を読み手に与えておいて、最終的には、実は正体不明の全然違うものでした。では尻切れトンボと言われても仕方ありません。
逆に正体不明ならば、最初から最後まで正体不明でよかったのではないかと思います。
[一言]
こんにちは、こ~すけです。
某掲示板の評価ページを見てやってきました。
悪い点を多めに書いてしまいましたが、その他の場面描写などはよく書けておられて、こちらとしても勉強になりました。
これからも頑張ってください!
こ~すけ様、感想ありがとうございます。
必要なものであるからこそ避けられない、というのは肉体的にも精神的にも作用してくるものですので、その分だけ難しさがありました。
ですので、「衰弱していく主人公の心理描写がよくできていた」とのお言葉は嬉しいです。
確かにこれまで明確な対象として示されていたものが全くの別物、と言われては拍子抜けな感じがしてしまいますね。
恐怖の対象につきましては、今後の改稿の中で考え直してみたいと思います。
こうしてご指摘を頂けることはこちらとしても非常に勉強になりますので、書き込んで頂いた内容を心にとめて修正に向かいたいと思います。
誠にありがとうございました。
必要なものであるからこそ避けられない、というのは肉体的にも精神的にも作用してくるものですので、その分だけ難しさがありました。
ですので、「衰弱していく主人公の心理描写がよくできていた」とのお言葉は嬉しいです。
確かにこれまで明確な対象として示されていたものが全くの別物、と言われては拍子抜けな感じがしてしまいますね。
恐怖の対象につきましては、今後の改稿の中で考え直してみたいと思います。
こうしてご指摘を頂けることはこちらとしても非常に勉強になりますので、書き込んで頂いた内容を心にとめて修正に向かいたいと思います。
誠にありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 03月20日 19時48分
[良い点]
読みやすい文章ですらすらと話に入っていけました。また、心情描写がよくかけていたと思います。
ホラーはあまり得意ではないのですが、おもしろく読めました。
[一言]
こんばんは。
今回はこのような機会を与えてくださりありがとうございます。書き込みが遅くなってしまったこと、大変申し訳ないです。
先に感想を書かれた方の感想を読んで重複しないように気をつけていますが、できていない部分があると思います。また、修正済み部分は軽く拝読した程度です。修正済み部分を踏まえた上で感想を書いていますが、今回は修正前のもの重視してを参考に感想を述べました。ご了承ください。
あまりホラージャンルを読んだことはないのですが、素直におもしろいと思いました。文章や話のレベルも高いです。ですから余計気になったのは、情景描写の不足や設定の隙などです。
気になったところから書き出していくと、まず「2」での吉田君の登場です。
名指しで彼が出てきたことから、後々彼が何か重要な役割を持っているのだと思っていましたが、吉田君は問題を解いただけで後々出てくることはありませんでした。主人公が授業中に珍しく寝てしまったということを読者に印象付けたいのなら、それ以前の文章などで十分だと思います。
また、主人公と沙月が頭とあごをぶつける部分ですが
>「「いたっ」」
と括弧が重なっています。ライトノベルでは許されている表現ですが、一般的な小説としては不適切でしょう。牧田様のご判断にお任せしたいのですが、少し気になった部分ではありました。
主人公がブログを読んでいるシーンで思ったことなのですが、沙月はクッキーを殺したことでクッキーの飼い主に疑いをもたれなかったのか不思議に思いました。実際はエピローグで語られていたように沙月がしたことではないのでしょうけれど、ペットと遊ぶことには飼い主の許可がいると思います。クッキーのようにペットと沙月だけの状態で触れ合っていたのなら、例え故意ではないにしても、ペットを交通事故に合わせた沙月に責任が出てきますし、ましてや今の時代に放し飼いにしているペットは少ないでしょう。都会であれば家の中で飼っているという方が多いでしょうし、田舎だとしても犬であれば庭に場所を設けてつないでいます。もし実際にペットを放し飼いにしている方がいたら、近所から苦情が来ますし……。
一文でも「ときどき沙月は飼い主に許可を取ってペットと遊ぶことがある」などとあると、違ってくると思います。
次に「4」ですが、夢の中でゴロを殺す沙月を見てしまったのなら、翌朝、いつものように挨拶はできないのではないでしょうか。ほんの少しおびえてしまったり、ためらったりする描写があってもよいと思いました。それを押さえ込んで沙月を信じようと思う主人公や不穏な言葉を発する沙月で、読者がより引き込まれると思います。
さらに「5」ですが、パソコンがある部屋というのが主人公の部屋だと勘違いしてしまいました。なので「6」で自室に飛び込んだという表現と「お父さん、怒るかな?」という表現でやっとパソコンが主人公の父のもので、主人公の父の部屋にあるのだろうという考えにいたりました。
母親の声が聞こえてくるところでは、階下に主人公の母がいると想像しましたが、どこに誰がいるか、それがわかる一文が欲しい、と思いました。これは「7」で集会をする場面にも言えることだと思います。
集会はほとんどの場合体育館で行なわれますが、どのような規模で行われているか文章からは見当がつきません。「7」では、沙月が亡くなったことが先生の口から伝わりますが、全校集会などでは大声を張り上げない限り、多くの生徒がいて伝わらない可能性もあります。学年集会だとしても慌てた状況で生徒に報告する前に、学年主任の先生に伝え、改めて学年主任が生徒に報告するといった方がリアリティが増すと思います。
エピローグでは事実が明らかになりましたが、面食らう感じがしました。もっと普段主人公が見る「サツキ」というのはどういう人物か「殺鬼」と何が違うのか。矛盾点はどこか、その矛盾点に気づかないほどの恐怖とは何かを意識することによって、主人公の心情も情景も描写が増えてくると思います。
また、メールのやり取りではありますが、作品の中で顔文字を使用した小説に抵抗のある方もいらっしゃると思います。一般的な小説でも、顔文字や記号の使用は控える傾向にあります。
ここまで様々なことを書きましたが、後半は鬼気迫っていてとてもハラハラしました。エピローグでの二人の語り合いの雰囲気が好きです。読了後、素直におもしろいと感じだので、ここはもっとよくできるのではないかという部分を書き出してみました。真面目に作品を読んだつもりですが、返事が遅くなってしまったことで見当違いなことを言っていたら申し訳ないです。
また、修正済みの話を拝読しましたが、文章やお話がよりよくなっていると思いました。物足りないと思っていた主人公たちの日常が書かれていましたし、夢の中での描写も増えたことでより想像しやすくなりました。
感想欄に辛口で感想を書くということは今までなかったことなので、よい経験になりました。ありがとうございました。
読みやすい文章ですらすらと話に入っていけました。また、心情描写がよくかけていたと思います。
ホラーはあまり得意ではないのですが、おもしろく読めました。
[一言]
こんばんは。
今回はこのような機会を与えてくださりありがとうございます。書き込みが遅くなってしまったこと、大変申し訳ないです。
先に感想を書かれた方の感想を読んで重複しないように気をつけていますが、できていない部分があると思います。また、修正済み部分は軽く拝読した程度です。修正済み部分を踏まえた上で感想を書いていますが、今回は修正前のもの重視してを参考に感想を述べました。ご了承ください。
あまりホラージャンルを読んだことはないのですが、素直におもしろいと思いました。文章や話のレベルも高いです。ですから余計気になったのは、情景描写の不足や設定の隙などです。
気になったところから書き出していくと、まず「2」での吉田君の登場です。
名指しで彼が出てきたことから、後々彼が何か重要な役割を持っているのだと思っていましたが、吉田君は問題を解いただけで後々出てくることはありませんでした。主人公が授業中に珍しく寝てしまったということを読者に印象付けたいのなら、それ以前の文章などで十分だと思います。
また、主人公と沙月が頭とあごをぶつける部分ですが
>「「いたっ」」
と括弧が重なっています。ライトノベルでは許されている表現ですが、一般的な小説としては不適切でしょう。牧田様のご判断にお任せしたいのですが、少し気になった部分ではありました。
主人公がブログを読んでいるシーンで思ったことなのですが、沙月はクッキーを殺したことでクッキーの飼い主に疑いをもたれなかったのか不思議に思いました。実際はエピローグで語られていたように沙月がしたことではないのでしょうけれど、ペットと遊ぶことには飼い主の許可がいると思います。クッキーのようにペットと沙月だけの状態で触れ合っていたのなら、例え故意ではないにしても、ペットを交通事故に合わせた沙月に責任が出てきますし、ましてや今の時代に放し飼いにしているペットは少ないでしょう。都会であれば家の中で飼っているという方が多いでしょうし、田舎だとしても犬であれば庭に場所を設けてつないでいます。もし実際にペットを放し飼いにしている方がいたら、近所から苦情が来ますし……。
一文でも「ときどき沙月は飼い主に許可を取ってペットと遊ぶことがある」などとあると、違ってくると思います。
次に「4」ですが、夢の中でゴロを殺す沙月を見てしまったのなら、翌朝、いつものように挨拶はできないのではないでしょうか。ほんの少しおびえてしまったり、ためらったりする描写があってもよいと思いました。それを押さえ込んで沙月を信じようと思う主人公や不穏な言葉を発する沙月で、読者がより引き込まれると思います。
さらに「5」ですが、パソコンがある部屋というのが主人公の部屋だと勘違いしてしまいました。なので「6」で自室に飛び込んだという表現と「お父さん、怒るかな?」という表現でやっとパソコンが主人公の父のもので、主人公の父の部屋にあるのだろうという考えにいたりました。
母親の声が聞こえてくるところでは、階下に主人公の母がいると想像しましたが、どこに誰がいるか、それがわかる一文が欲しい、と思いました。これは「7」で集会をする場面にも言えることだと思います。
集会はほとんどの場合体育館で行なわれますが、どのような規模で行われているか文章からは見当がつきません。「7」では、沙月が亡くなったことが先生の口から伝わりますが、全校集会などでは大声を張り上げない限り、多くの生徒がいて伝わらない可能性もあります。学年集会だとしても慌てた状況で生徒に報告する前に、学年主任の先生に伝え、改めて学年主任が生徒に報告するといった方がリアリティが増すと思います。
エピローグでは事実が明らかになりましたが、面食らう感じがしました。もっと普段主人公が見る「サツキ」というのはどういう人物か「殺鬼」と何が違うのか。矛盾点はどこか、その矛盾点に気づかないほどの恐怖とは何かを意識することによって、主人公の心情も情景も描写が増えてくると思います。
また、メールのやり取りではありますが、作品の中で顔文字を使用した小説に抵抗のある方もいらっしゃると思います。一般的な小説でも、顔文字や記号の使用は控える傾向にあります。
ここまで様々なことを書きましたが、後半は鬼気迫っていてとてもハラハラしました。エピローグでの二人の語り合いの雰囲気が好きです。読了後、素直におもしろいと感じだので、ここはもっとよくできるのではないかという部分を書き出してみました。真面目に作品を読んだつもりですが、返事が遅くなってしまったことで見当違いなことを言っていたら申し訳ないです。
また、修正済みの話を拝読しましたが、文章やお話がよりよくなっていると思いました。物足りないと思っていた主人公たちの日常が書かれていましたし、夢の中での描写も増えたことでより想像しやすくなりました。
感想欄に辛口で感想を書くということは今までなかったことなので、よい経験になりました。ありがとうございました。
- 投稿者: 退会済み
- 2013年 03月19日 02時33分
管理
夜河希紀様、ありがとうございます。
読みやすい文章を心掛けて書いていますので、そちらを良い点として挙げて頂けて何よりです。
この点は今後も変わらないようにしたいと思います。
吉田君の登場については、以前別の場所でも指摘がありました。
場を和ませる役、ということで出したのですが、彼の出番を削ってしまってもよさそうですね。
二重かぎかっこの件は、二人が同時に喋っている雰囲気を出したいと思ってそのようにしたのですが、別の表記に改めたいと思います。
ペットとの交流についても、改めて考えてみるとおかしいですね。もう少し説明を加えてみます。
「4」の夢の翌日の会話ももう少し書き加え、奈緒と沙月の関係がぎくしゃくしている感じを出せるように直したいと思います。
また、場所に関する描写が決定的に欠けていたことが分かりました。これだけじゃさすがに分かりませんよね……。
早急に対処します。
「サツキ」と「殺鬼」の相違点についてももっと固めていく必要を感じましたので、そこを意識しつつ書き進めたいと思います。
リアルな雰囲気を作ろうと思い書いたメールでの顔文字ですが、やはり抵抗感のある方もいらっしゃると思いますので地の文で説明する形に切り替えようと思います。
修正後の部分も読んで頂けたようで幸いです。
修正版では足りなかった部分を補うことができるよう精進していきたいと思います。
自分一人で確認しただけでは、おかしな点、曖昧な点などに気付かない部分も多くありますので、このようにご指摘頂けてありがたいです。
今回は誠にありがとうございました。
読みやすい文章を心掛けて書いていますので、そちらを良い点として挙げて頂けて何よりです。
この点は今後も変わらないようにしたいと思います。
吉田君の登場については、以前別の場所でも指摘がありました。
場を和ませる役、ということで出したのですが、彼の出番を削ってしまってもよさそうですね。
二重かぎかっこの件は、二人が同時に喋っている雰囲気を出したいと思ってそのようにしたのですが、別の表記に改めたいと思います。
ペットとの交流についても、改めて考えてみるとおかしいですね。もう少し説明を加えてみます。
「4」の夢の翌日の会話ももう少し書き加え、奈緒と沙月の関係がぎくしゃくしている感じを出せるように直したいと思います。
また、場所に関する描写が決定的に欠けていたことが分かりました。これだけじゃさすがに分かりませんよね……。
早急に対処します。
「サツキ」と「殺鬼」の相違点についてももっと固めていく必要を感じましたので、そこを意識しつつ書き進めたいと思います。
リアルな雰囲気を作ろうと思い書いたメールでの顔文字ですが、やはり抵抗感のある方もいらっしゃると思いますので地の文で説明する形に切り替えようと思います。
修正後の部分も読んで頂けたようで幸いです。
修正版では足りなかった部分を補うことができるよう精進していきたいと思います。
自分一人で確認しただけでは、おかしな点、曖昧な点などに気付かない部分も多くありますので、このようにご指摘頂けてありがたいです。
今回は誠にありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 03月19日 09時51分
[良い点]
うーん…すいません。
[気になる点]
伝えたい物がなんなのか分かりませんでした。
[一言]
私は文章作法やらなんやらは言えた物ではありませんのが、私しか書けない感想を書かせてもらいます。
怖さを与えたい作品であることはわかりましたが、それ以上に「何」が怖いかの設定があやふやでした。
友達との繋がり?
未知への不安?
見えない者への恐怖?
きっと全て想像で作られ、自身が体験した物が欠けているのでしょう。
幼い時に暗がりへ持った恐怖や、友達に抱いた不信感から作られた物でないことがすぐにわかります。
だから読み応えも無く内容も薄いです。
あと、描写と言うか表現というか、意図と違う結果になりうる表現が多いです。と言うか多すぎました。
例えば「ご家族」を「ご遺族」と言い直したところ。
何かを狙ったのは分かりますが、咄嗟に出た言葉でこう言う言い直しはしないと思うし、言い直した意味もわかりません。
「遺族」と言う意味を調べてないのではないでしょうか?
教師が遺族と言い直したなら、その教師は勉強不足であり、かなり失礼な人間です。
日頃使わない言葉は必ず調べましょう。
人の根源たる恐怖の心理を知らないまま書いている気がするので、ホラーを書くならまず怖い場所に行き、何を自分が想像し出すのか?
思い浮かんだ恐怖のイメージの「何が」怖いのか?くらいは無いと伝わりません。
それが浮かんでからでないとこのままではずっと伝わらないままのような気がします。
残酷な表現ならばいくらでも資料があるはずなので、それらをうまく使うのも良いかと思います。
色々と書きましたが、ホラージャンルで無いほうが読みやすい作品を作れる方だとも感じました。
うーん…すいません。
[気になる点]
伝えたい物がなんなのか分かりませんでした。
[一言]
私は文章作法やらなんやらは言えた物ではありませんのが、私しか書けない感想を書かせてもらいます。
怖さを与えたい作品であることはわかりましたが、それ以上に「何」が怖いかの設定があやふやでした。
友達との繋がり?
未知への不安?
見えない者への恐怖?
きっと全て想像で作られ、自身が体験した物が欠けているのでしょう。
幼い時に暗がりへ持った恐怖や、友達に抱いた不信感から作られた物でないことがすぐにわかります。
だから読み応えも無く内容も薄いです。
あと、描写と言うか表現というか、意図と違う結果になりうる表現が多いです。と言うか多すぎました。
例えば「ご家族」を「ご遺族」と言い直したところ。
何かを狙ったのは分かりますが、咄嗟に出た言葉でこう言う言い直しはしないと思うし、言い直した意味もわかりません。
「遺族」と言う意味を調べてないのではないでしょうか?
教師が遺族と言い直したなら、その教師は勉強不足であり、かなり失礼な人間です。
日頃使わない言葉は必ず調べましょう。
人の根源たる恐怖の心理を知らないまま書いている気がするので、ホラーを書くならまず怖い場所に行き、何を自分が想像し出すのか?
思い浮かんだ恐怖のイメージの「何が」怖いのか?くらいは無いと伝わりません。
それが浮かんでからでないとこのままではずっと伝わらないままのような気がします。
残酷な表現ならばいくらでも資料があるはずなので、それらをうまく使うのも良いかと思います。
色々と書きましたが、ホラージャンルで無いほうが読みやすい作品を作れる方だとも感じました。
- 投稿者: 退会済み
- 30歳~39歳
- 2013年 03月18日 22時29分
管理
「伝えたい物がなんなのか分かりませんでした」というお言葉には痛いところを突かれたとしか言いようがありません。
実体験がないために作品の内容が薄くなっているとのことでしたが、自分の中のそれをどこまで曝け出すかの覚悟ができていないためにそのようなことが起こってしまっているのでしょう。
また、幼いころの恐怖感は「何となくそれが嫌だった」ということしか覚えていなかったりします。
今後は自分の体験も内容に含め、作品の向上に努めたいと思います。
「遺族」という言葉を改めて調べ直し、間違いに気づきました。さっそく訂正したいと思います。
ご指摘ありがとうございました。
恐怖の心理を知らない、というお言葉もまさにその通りだと思います。
もう一度勉強をし直すべきかもしれません。
鋭いご指摘ありがとうございました。
実体験がないために作品の内容が薄くなっているとのことでしたが、自分の中のそれをどこまで曝け出すかの覚悟ができていないためにそのようなことが起こってしまっているのでしょう。
また、幼いころの恐怖感は「何となくそれが嫌だった」ということしか覚えていなかったりします。
今後は自分の体験も内容に含め、作品の向上に努めたいと思います。
「遺族」という言葉を改めて調べ直し、間違いに気づきました。さっそく訂正したいと思います。
ご指摘ありがとうございました。
恐怖の心理を知らない、というお言葉もまさにその通りだと思います。
もう一度勉強をし直すべきかもしれません。
鋭いご指摘ありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 03月18日 23時17分
[一言]
掲示板より参りました、板戸翔です。
辛口……と言っても私のは普通に書いてもそうなるのでそのまま書きます(以降は少々ネタバレを含むので、感想を読んでから本文を読まれる方は読むのを避けた方が良いかもしれません)。
まず全体的な総評から書くと、この作品はホラーとしては物足りないものでした。今からその理由を書いていこうと思います。
1、序盤のホラーまでの長さ
正直私が読んでホラーらしくなってきたと思ったのは『3』の沙月のブログのところからです。それまで始まりから一度も恐怖という恐怖がなかったので、そこがまず気になりました。恐怖がないままコメディーのような展開もあったので、せっかくのくだりも「早くホラーにならないかな」という思いから蛇足のようにも感じてしまいました。
せめて一話の前にプロローグで夢の内容を簡単に書いておいて、そこで一度読者に恐怖を与えておいてもよかったのではないかと思いました。
2、描写
ここでは二つの事を書きます。
まずは、一人称の描写についてです。この作品は一人称視点で物語が描かれていますが、書き方が淡々としていて正直三人称でも良かったのではないかと思いました。
――逃げなくちゃ。
度々このようにダッシュで心情描写があるのも三人称の書き方ですし。
片山奈緒は一度意識を失った後、突如として立ち上がり走り出した――
『8』のここから最後までは完璧に三人称視点となっているので、むしろ三人称で最初から書かれていた方が私個人としてはすっきりしました。
もし一人称で書かれるのであれば、もっと全体的に主人公の心情描写がほしいです。一人称では地の文でも会話文のような文が書けるところが強みですので、そこを生かしてもらえたらもっと主人公に感情移入できたと思いました。
『この時、主人公はどう思っているだろう』というのを常に考えながら、時には自分が主人公になっているのを想像して書くといくらか心情描写が書きやすいと思います。
もう一つは、ホラーとしての描写です。もっと詳しく書けばホラーになる部分もあるし、また恐怖をそそる書き方ができたらいいのになあ、と思う部分があると思いました。
前者は例えば『3』のクッキーのところです。
ここの場合はまず画像よりも動画であった方が良かったかなと思い、動画であればクッキーが弾かれるまでの描写を詳しく書くことができ、そこで読者を恐怖させることができたのではないかと感じました。
また、後者は例えばゴロを殺すシーンです。
ナイフが命中して終わり……うーん、という感じでした。もっと発展してほしかったです。
例えば沙月がその後ゴロの解剖を始めたりして。
「ははははは、はははは、はは、ははははははははハハハハハハアハハアアアアアアアア!!!」
まるで泥遊びを楽しむ子どものように、沙月は無邪気にゴロの裂いた腹から臓器をえぐり出し、快楽による奇声をあげていた。
などがあったり、それを見て主人公がおう吐を催したりする描写があったりするともっと恐怖を感じたと思います(かと言ってこれが例文となっているか非常に怪しいですが……すいません、ホラーは専門外ですので(言い訳))。
……ゴホン。次行きます。
3、エピローグのオチ
正直、この作品の落とし方は不完全燃焼でした。
正体が分からないものが真犯人、というよりは。
仲良しの女子高校生、奈緒と沙月は酷似した夢を見た。 もしやこれが『ウンメイ』なのではないかと瞳を輝かせる二人であったが、夢は暴走を始め、二人の間に修復できない溝が生まれ……――。
というあらすじでもありますし、二人の関係性を絡めたオチの方が私個人としては落ちた気がしたと思います。例えば二人の過去で、そもそも始めの出会いから沙月は主人公を友人と思っていなかったりなど、全てに『裏』があってそして結末――といったり、そんな感じです。
ただ、ここの場合は今まで指摘した中で一番個人差がある部分だと思います。私個人としては、そう思いました。
感想は以上です。批判的な内容となってしまって大変申し訳ありませんが、なるべく根拠を添えたつもりです。お許しください。ストーリーとしては大きな破綻はなかったように思えました。ただ、ホラーのジャンルとしてはもっと工夫のし甲斐があるのではと思い、今回の指摘です。
読み落としていた部分などがありましたら申し訳ありません。また、今回の感想は素人である私個人のものですので、流すところは流してもらって全く構いません。
今回の感想が、少しでも今後の執筆のお役に立てる内容であったならば幸いです。
では、これで失礼します。
掲示板より参りました、板戸翔です。
辛口……と言っても私のは普通に書いてもそうなるのでそのまま書きます(以降は少々ネタバレを含むので、感想を読んでから本文を読まれる方は読むのを避けた方が良いかもしれません)。
まず全体的な総評から書くと、この作品はホラーとしては物足りないものでした。今からその理由を書いていこうと思います。
1、序盤のホラーまでの長さ
正直私が読んでホラーらしくなってきたと思ったのは『3』の沙月のブログのところからです。それまで始まりから一度も恐怖という恐怖がなかったので、そこがまず気になりました。恐怖がないままコメディーのような展開もあったので、せっかくのくだりも「早くホラーにならないかな」という思いから蛇足のようにも感じてしまいました。
せめて一話の前にプロローグで夢の内容を簡単に書いておいて、そこで一度読者に恐怖を与えておいてもよかったのではないかと思いました。
2、描写
ここでは二つの事を書きます。
まずは、一人称の描写についてです。この作品は一人称視点で物語が描かれていますが、書き方が淡々としていて正直三人称でも良かったのではないかと思いました。
――逃げなくちゃ。
度々このようにダッシュで心情描写があるのも三人称の書き方ですし。
片山奈緒は一度意識を失った後、突如として立ち上がり走り出した――
『8』のここから最後までは完璧に三人称視点となっているので、むしろ三人称で最初から書かれていた方が私個人としてはすっきりしました。
もし一人称で書かれるのであれば、もっと全体的に主人公の心情描写がほしいです。一人称では地の文でも会話文のような文が書けるところが強みですので、そこを生かしてもらえたらもっと主人公に感情移入できたと思いました。
『この時、主人公はどう思っているだろう』というのを常に考えながら、時には自分が主人公になっているのを想像して書くといくらか心情描写が書きやすいと思います。
もう一つは、ホラーとしての描写です。もっと詳しく書けばホラーになる部分もあるし、また恐怖をそそる書き方ができたらいいのになあ、と思う部分があると思いました。
前者は例えば『3』のクッキーのところです。
ここの場合はまず画像よりも動画であった方が良かったかなと思い、動画であればクッキーが弾かれるまでの描写を詳しく書くことができ、そこで読者を恐怖させることができたのではないかと感じました。
また、後者は例えばゴロを殺すシーンです。
ナイフが命中して終わり……うーん、という感じでした。もっと発展してほしかったです。
例えば沙月がその後ゴロの解剖を始めたりして。
「ははははは、はははは、はは、ははははははははハハハハハハアハハアアアアアアアア!!!」
まるで泥遊びを楽しむ子どものように、沙月は無邪気にゴロの裂いた腹から臓器をえぐり出し、快楽による奇声をあげていた。
などがあったり、それを見て主人公がおう吐を催したりする描写があったりするともっと恐怖を感じたと思います(かと言ってこれが例文となっているか非常に怪しいですが……すいません、ホラーは専門外ですので(言い訳))。
……ゴホン。次行きます。
3、エピローグのオチ
正直、この作品の落とし方は不完全燃焼でした。
正体が分からないものが真犯人、というよりは。
仲良しの女子高校生、奈緒と沙月は酷似した夢を見た。 もしやこれが『ウンメイ』なのではないかと瞳を輝かせる二人であったが、夢は暴走を始め、二人の間に修復できない溝が生まれ……――。
というあらすじでもありますし、二人の関係性を絡めたオチの方が私個人としては落ちた気がしたと思います。例えば二人の過去で、そもそも始めの出会いから沙月は主人公を友人と思っていなかったりなど、全てに『裏』があってそして結末――といったり、そんな感じです。
ただ、ここの場合は今まで指摘した中で一番個人差がある部分だと思います。私個人としては、そう思いました。
感想は以上です。批判的な内容となってしまって大変申し訳ありませんが、なるべく根拠を添えたつもりです。お許しください。ストーリーとしては大きな破綻はなかったように思えました。ただ、ホラーのジャンルとしてはもっと工夫のし甲斐があるのではと思い、今回の指摘です。
読み落としていた部分などがありましたら申し訳ありません。また、今回の感想は素人である私個人のものですので、流すところは流してもらって全く構いません。
今回の感想が、少しでも今後の執筆のお役に立てる内容であったならば幸いです。
では、これで失礼します。
板戸翔様、感想ありがとうございます。
これは元々原稿用紙30枚以内に収まるように無理矢理短縮した物語でした。
それをあらすじに肉付けする要領で短期間で膨らませようとしたために物足りなさ、内容の薄さが出てしまったのだと思います。
……と、言っても言い訳にしかなりませんが(苦笑)
「1、序盤のホラーまでの長さ」についてですが、初めからあまり重い雰囲気はよくないのではないかと思っていましたが、プロローグを作ることで読者の皆様も引き込むことができそうですね。
ぜひ書かせて頂きたいと思います。
「2、描写」についてですが、これもやはり、原稿用紙30枚サイズだった時の名残です。三人称だとどうしても二人の描写が必要となり、文字数が必要となってしまうためにこのような措置を取っていましたが、実際に読み返してみるとご指摘の通り三人称としたの方が読みやすかったです。
また、ゴロの解剖シーンは実際に書き加えようと考えていた矢先のことでしたので非常に驚いています。
「3、エピローグのオチ」ですが、二人の関係性を若干絡めるようにしますが大筋は現行のものを活用したいと思います。
現在、鋭意修正中の拙作ではありますが、こちらの感想を頂いて更なる課題を見つけることができました。
「批判的な内容」と仰っていますが、非常に参考になるお言葉ばかりで低頭するのみです。
よりよいものとなるよう、修正に努めたいと思います。
的確なご指摘をありがとうございました。
これは元々原稿用紙30枚以内に収まるように無理矢理短縮した物語でした。
それをあらすじに肉付けする要領で短期間で膨らませようとしたために物足りなさ、内容の薄さが出てしまったのだと思います。
……と、言っても言い訳にしかなりませんが(苦笑)
「1、序盤のホラーまでの長さ」についてですが、初めからあまり重い雰囲気はよくないのではないかと思っていましたが、プロローグを作ることで読者の皆様も引き込むことができそうですね。
ぜひ書かせて頂きたいと思います。
「2、描写」についてですが、これもやはり、原稿用紙30枚サイズだった時の名残です。三人称だとどうしても二人の描写が必要となり、文字数が必要となってしまうためにこのような措置を取っていましたが、実際に読み返してみるとご指摘の通り三人称としたの方が読みやすかったです。
また、ゴロの解剖シーンは実際に書き加えようと考えていた矢先のことでしたので非常に驚いています。
「3、エピローグのオチ」ですが、二人の関係性を若干絡めるようにしますが大筋は現行のものを活用したいと思います。
現在、鋭意修正中の拙作ではありますが、こちらの感想を頂いて更なる課題を見つけることができました。
「批判的な内容」と仰っていますが、非常に参考になるお言葉ばかりで低頭するのみです。
よりよいものとなるよう、修正に努めたいと思います。
的確なご指摘をありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 03月18日 00時31分
[一言]
ストーリーが普通な感じで、先が読めてしまうところがある。もう少しひねって、予測がつかないものにできればいいと思われる。
また今の文章でも想像がしやすいのだが、ホラーテイストの部分はもっと工夫して強調することも出来るかと思われる。
よりリアルにナオの恐怖を書き記す、サツキの行動や言動をもっと狂気じみたものにするなどをしてほしいところ。
また、『いやーっ!』というようには表記せず、『イヤァァァァアアアアッッ!!』というように、カタカナの小さい『ァ』や『ォ』、『ッ』などを多用すれば、叫び声もより緊迫感が出る。
ここまでいろいろと要望を出してみましたが、全体的な雰囲気は好きなものでした。
ただ、ちょっともったいないなーというのが本音です。
より怖く。よりリアルに。
そのように工夫をこらしていけば、よりよい作品になるのではないでしょうか?
あんまり具体的な助言ができず、すいませんf~_~;
ストーリーが普通な感じで、先が読めてしまうところがある。もう少しひねって、予測がつかないものにできればいいと思われる。
また今の文章でも想像がしやすいのだが、ホラーテイストの部分はもっと工夫して強調することも出来るかと思われる。
よりリアルにナオの恐怖を書き記す、サツキの行動や言動をもっと狂気じみたものにするなどをしてほしいところ。
また、『いやーっ!』というようには表記せず、『イヤァァァァアアアアッッ!!』というように、カタカナの小さい『ァ』や『ォ』、『ッ』などを多用すれば、叫び声もより緊迫感が出る。
ここまでいろいろと要望を出してみましたが、全体的な雰囲気は好きなものでした。
ただ、ちょっともったいないなーというのが本音です。
より怖く。よりリアルに。
そのように工夫をこらしていけば、よりよい作品になるのではないでしょうか?
あんまり具体的な助言ができず、すいませんf~_~;
陸海 空人様、感想ありがとうございました。
ストーリーに一ひねりを、というご意見は非常に身に染みました。
リアルな描写を心掛け、恐怖感を出すことができるよう工夫してみます。
また、悲鳴の表記法については盲点でした。さっそく改善したいと思います。
「より怖く。よりリアルに」
そのお言葉に沿えるよう、改めて修正をしてみます。
的確な助言を誠にありがとうございました。
ストーリーに一ひねりを、というご意見は非常に身に染みました。
リアルな描写を心掛け、恐怖感を出すことができるよう工夫してみます。
また、悲鳴の表記法については盲点でした。さっそく改善したいと思います。
「より怖く。よりリアルに」
そのお言葉に沿えるよう、改めて修正をしてみます。
的確な助言を誠にありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 03月17日 10時48分
[良い点]
怪奇小説として面白く読ませていただきました。閉塞感に包まれた気味悪さがあります。
沙月を疑い怯えながらも、どこかで信じたい気持ちがあるのか思い切った行動をとれない奈緒の心情が、逃れられない諦めに似た恐怖を増幅させていました。
エピローグもじわりと蔓延する感じが伝わって良かったです。
[気になる点]
もうちょっと日常と狂気との落差が欲しかったですね。個人的な好みではあるのですが、前半の数学の授業の他にも、奈緒と沙月の親密さをあらわすような日常的な場面があると良いかなとも思います。
エピローグも今のままでも十分面白いのですが、もう少し「それ」に関する話を膨らませてほしいかなと。
怪奇小説として面白く読ませていただきました。閉塞感に包まれた気味悪さがあります。
沙月を疑い怯えながらも、どこかで信じたい気持ちがあるのか思い切った行動をとれない奈緒の心情が、逃れられない諦めに似た恐怖を増幅させていました。
エピローグもじわりと蔓延する感じが伝わって良かったです。
[気になる点]
もうちょっと日常と狂気との落差が欲しかったですね。個人的な好みではあるのですが、前半の数学の授業の他にも、奈緒と沙月の親密さをあらわすような日常的な場面があると良いかなとも思います。
エピローグも今のままでも十分面白いのですが、もう少し「それ」に関する話を膨らませてほしいかなと。
金麦様、ありがとうございます。
楽しんで頂けたようで何よりです。
日常の描写を更に加え、夢の世界との間の落差を付けてみたいと思います。
また、「それ」に関する話ももっと突き詰めて書いてみます。
参考になるご意見、誠にありがとうございました。
楽しんで頂けたようで何よりです。
日常の描写を更に加え、夢の世界との間の落差を付けてみたいと思います。
また、「それ」に関する話ももっと突き詰めて書いてみます。
参考になるご意見、誠にありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 03月17日 10時40分
[良い点]
読みました。殺鬼がなかなか怖くてはらはらさせてくれました。
読みました。殺鬼がなかなか怖くてはらはらさせてくれました。
こま様、感想ありがとうございます。
はらはらして頂けたようでよかったです。
また、お気に入りユーザーへの登録もありがとうございました。
はらはらして頂けたようでよかったです。
また、お気に入りユーザーへの登録もありがとうございました。
- 牧田紗矢乃
- 2013年 03月16日 21時07分
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