感想一覧

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[一言]
 悲劇であったはずの従者と狐の行く末を見て、人に非ずんば……と思った男の胸中は、さらに悲劇なのか、独りよがりの喜劇なのか。
 手を絡ませた二人も、男も、結局は幸せにはなれなかったわけですが。
 それとも、二人で重なり合って果てたことこそ、幸福の申告(笑)?

 愛するものを自分の『モノ』扱いする勘違い男は、現在でも変わらず存在していて……やはりそこでも悲劇がお子ているのかも知れません。
 時代や身分が変わっても、人は人、なのですね。


  • 投稿者: 竹比古
  • 2014年 04月12日 21時07分
 こちらにまでご感想をありがとうございます(^^)
 この作品は、某氏(伏せれてない?)の『検非違使秘録』に触発され、平安ものが書きたいと思い立って書き上げた短編です。
 もちろん、某氏ほどの知識はありませんので、あんな風には書けませんが、空気感だけでもということで(てへ☆)

 私たち現代人から見れば、「男」は勘違いさんですが、あの時代であればごく普通の価値観であったのかと。身分がすべてですからね。
 そういった意味では、困った時代です(汗)
 自分のことでいっぱいいっぱいな「男」は、幸せ申告してくれませんね、きっと(笑)

 では、お互い充電がんばりましょう(え?)
 また伺いますね☆
[一言]

「雅」を「みやび」とひらがなで書きたくなるのは、私の趣味嗜好でしょうか(笑)

平安の世は、ある意味、究極的な和式ファンタジーの世界かもしれません。その雰囲気が随所に見られる文体、大好きです。

楽しませていただきました!
 ご感想をありがとうございます(^^)

 さすがですね。いつも、私の引っかかった箇所を見抜かれます。
 「雅」という字は「邪」に似ているとか、書いていて自分で思っていました(笑)
 いいですね、「みやび」。本文中だけでも頂いて直してしまいましょう♪

 セラニアンさんの新連載、読破したらお邪魔しますね(どきどき)
 では、ありがとうございました。
 

 
[一言]
 感服いたしました!
 のめり込んで読み始めたので途中、R15ついてるのか否か気になったほど。
 リアルな表現は一切ないのに濃厚で妖艶でした。
 一度だけ織り込んだ〝例の言葉〟と現在型だけで織り成す水が流れるが如き語感が、
 現代語なのに平安の雅と妖しさを伝えてくれます!

 そして、やっぱりな!
 最後の逆転劇が最高に私好みでした! 
 あのラスト一瞬で従者の若者の顔がはっきりと見えて悩殺されました。
 今私の頭の中にある従者の顔は最高にSEXYです……


  • 投稿者: sanpo
  • 2013年 03月29日 19時15分
 さっそくご感想をありがとうございます(^^)

 悲惨な内容をきれいに表現しようとがんばりました(笑)
 なので、そう言って頂けてほっとしてます。

 こういう結末って、短編ならではですね。
 連載でやったら怒られそう……。
 これもまた、救いのつもりなんですけどね。

 では、ありがとうございました♪
 
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