感想一覧

[一言]
（もちろん、すべてにおいてではありませんが、）どこかで読んだ（見た）ようなストーリー。先を読めてしまう展開。ご都合主義。「まさか、ここで電気が消えたりはしないよな？」―消えてしまう。「爆弾のコードを切ったりしないよな？」―その通りになってしまう。それは良いことなのか、悪いことなのか……。しかし、あくまで開き直ってやるならば、それはそれで良いものなのかもしれません。
　一行ごとに、「マスあけ」と「改行」がなされています（段落という概念は、どのように扱われているのでしょうか？）。小説と言うよりも、脚本を読んでいるような…つまり、会話文で成り立っているように思えました。会話文が途絶えると、（大げさに悪く言えば）箇条書きの文章を読んでいるようで、個人的に好きな文章スタイルとは言えませんでした。
　整合性に書ける部分、不可思議な部分がいくらかありました。思いつく限りで、いくつか書かせてもらいます。「大麻と覚せい剤。これほど性質の異なる麻薬を、同時に使うのだろうか？」「二歳児のIQを、どのように測定するのか？」「銃による傷を、交通事故の傷として誤魔化せるのか？」まあ、決定的に物語が損なわれるわけではありませんが、このような疑問が所々に発生しました。
　誤字脱字、おかしな表現が、少し目に留まりました。「P184　家族ずれ」―連れ（づれ）ですよね。「P184　スゥィチ」―スイッチでは？　原音を意識しているのですか？「P190　訊いて」―おかしいです。訊くのはテツで、聞くのが母親ですよね。「季節は巡りに巡って」―数年に感じるのは、僕だけでしょうか？　ソウいえば、「そう」が「ソウ」なのは、どうしてなのでしょうか？　気になりました。
　このような小説（意識的エンターテインメント小説、と解釈してよろしいでしょうか？）は、久しぶりに読みました。「物語を、純粋に楽しもう」、という意思があるように感じました。
　僕が読みながら一番頭にあったのは、「アニメにすれば、良いんじゃないか？」という事でした。それは、良い意味でも、悪い意味でもです。（しかし、「ハットリ君」が障害になりますね。）
　的外れで、どうしようもない意見かもしれませんが、何かしらのかたちでお役に立てればと思います。星は気まぐれです。それでは、失礼しました。

[一言]
　初めまして。
　ひゃまぐの箱と申します。
　大変楽しく見させていただきました。
　私は何かと勉強不足で評価が出来るほどの能力もあるとは言えないのですが、連載ものもあまりみないのですが、怪盗と題名に興味をそそられました。
　内容もひとつひとつ溜息を付きたくなる程ですごいなと思いましたし、キャラクターも素敵で、なんか…、好きです。
　ほかの作品も拝見させていただきたいと思います！