感想一覧

[良い点]
こんにちは、沖野です。『ミス・オカルトの四原則』拝読させて頂きました。

オチに気づけませんでした、悔しい! 四原則が伏線になっているあたり、非常に巧妙ですね。

作者の目論見通り、誘拐事件というミスディレクションにまんまと騙されました。もう一度言います、悔しい!
[一言]
「超常ミステリー」という言葉を読んで、真っ先に思い出したのは山口雅也さんの『生ける屍の死』や、西澤保彦さんの諸作品でした。四原則の内容も、西澤さんがインタビューや後書きなどで言っておられたことによく似ています。

やはり、特殊設定でミステリを書くとなると、必然的にこういうルールに落ち着くのだなあと改めて思いました。

また、ミステリ界では「SF本格」「特殊設定ミステリ」という言葉が一般的ですが、稲葉様が提唱しておられる「超常ミステリー」と「SF本格」「特殊設定ミステリ」はいかなる点で異なるのか、気になるところです。
沖野唯作さん、ご感想ありがとうございます。

>オチに気づけませんでした、悔しい! 四原則が伏線になっているあたり、非常に巧妙ですね。

そうおっしゃっていただけると、大変光栄です。
超常ミステリはオチ当てが難しいところもあるかと思いますが、
納得感が出ていただければ助かります。

本作が超常ミステリ1作目となっておりますが、
おっしゃられるとおり山口雅也さんや西澤保彦さんなどが書いていらっしゃるものと、
共通しているところが多々あるかと思います。
やはり普通のミステリとは異なるお約束を設けておかないと、
なんでもありになってしまいますので、このような四原則を設けてみました。

>また、ミステリ界では「SF本格」「特殊設定ミステリ」という言葉が一般的ですが、

このあたりは私もあまり正確なことは言えないのですが、
SFはあくまでもサイエンス要素がないといけないと思いますので、
本作は該当しないと考えています(本作はUFOなどの仕組みが書かれていません)。
「特殊設定ミステリ」とはほとんど一緒かもしれません。

このあたりはまた考えてみたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。
[良い点]
完全に推理物だと思ってました。
ちょっと引っかかるものもありますが、以下の作品があるのでこういうのもいいのかな?と思います。

「メドゥサ、鏡をごらん」(講談社文庫)
井上夢人先生の作品です。ミステリ書きとして知られる彼は突然こんな変化球を投げてきました。一度読んでみては?
[気になる点]
杏さんは事実を隠すことが可能な「探偵役」の立場にありながら、なぜ自白してしまったのでしょう?

おそらく、作品の目的である○○に気づくことを達成する為かと思いますが、気になります。
  • 投稿者: 真咲 タキ
  • 男性
  • 2018年 08月06日 12時03分
真咲タキさん、ご感想ありがとうございます。

本作は超常ミステリという独自路線ものですので、
いわゆるミステリ視点だと少し引っかかるところがあるかと思います。

また、面白そうな小説をご紹介いただきまして、ありがとうございます。

>杏さんは事実を隠すことが可能な「探偵役」の立場にありながら、
>なぜ自白してしまったのでしょう?

この点については特に考えておりませんでした(汗)
ご指摘ありがとうございます。次回作に活かしていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
[一言]
推理せずに読んだので最後まで読んでなるほどと
なりました。

事件解決したけどお金が返ってこないオチを予想していたので意外でした。
  • 投稿者: うし
  • 2018年 05月20日 17時32分
うしさん、ご感想ありがとうございました。

これは私の作品のなかでもかなりの異色作です。
オカルト+推理小説はなかなか難しい組み合わせなのですが、
お楽しみいただけたようでしたら嬉しいです。
[一言]
こんばんは、稲葉さん^^

今回は、目的が違ったのですね(汗)
必死に考えてしまいましたよ~^^; う~ん、でもヒントが、少なすぎる……?
と思って、まだヒントがあるのかなととにかく解決一歩手前まで読んでみよう、とつらつら読んでいたら……まあ!(○ ○)

びっくりしました^^;
でも、目的がそれなら推理物として成り立っているの、でしょうねっ。
ただ、解決に繋がっていく一歩手前だと示す空白の行とかがあると心の準備もある程度できたかな、と(汗)

ただ目的の違いには「ああ、こっちの方だったのかっ」としてやられた感=楽しさがありましたよ^^

櫛代さんの名前は怪しい感じに表現されていたので何かあるかなと考えて、あぶだ、くしよ……あれかな? と思ったんですけど、○○が苦手なので意味までは分かりませんでした(汗)
辞書で調べればよかったんですけどね^^;

唐突でびっくりしましたが、これはこれでいいのかもしれませんねっ。

ちなみに櫛代さんは『虻』という字が入っている名前が嫌いなんですかね(笑)
まあ、女性ですもんね。
あぶちゃんを連想させますしね^^
伊勢さん、こんにちは^^

>今回は、目的が違ったのですね(汗)
>必死に考えてしまいましたよ~^^;

これは大変申し訳ございません^^;
実は投稿するときに、ちらりと伊勢さんのことが脳裏をよぎりまして、これまでの短編と全く趣が異なる点を少し心配していましたが、案の定とは……。前書きに書いておけば良かったかもしれませんね。失礼致しました。

>ただ、解決に繋がっていく一歩手前だと示す空白の行とかがあると心の準備もある程度できたかな、と(汗)

そうですね、結局『懸賞シール』のときと同じで、解答を出すタイミングが難しかったです。伊勢さんのようにしっかり考えていただける方にとっては、唐突な感じが否めなかったかもしれません。次回作は、問題編と解決編を時代で分けておりますので、お時間があれば批評などしていただければ幸いです。

>ただ目的の違いには「ああ、こっちの方だったのかっ」としてやられた感=楽しさがありましたよ^^

そう言っていただけると、慰みになります^^

>櫛代さんの名前は怪しい感じに表現されていたので何かあるかなと考えて、あぶだ、くしよ……あれかな? と思ったんですけど、○○が苦手なので意味までは分かりませんでした(汗)

これは最初やり過ぎかな、と思ったんですが、私は他の作品でも名前はパロディを使ってますので、そのままにしておきました^^;

>ちなみに櫛代さんは『虻』という字が入っている名前が嫌いなんですかね(笑)
>まあ、女性ですもんね。

そういうことになります(笑)
検索してみたところ、北海道に虻田町という地名があるのですが、そちらは「あぶだ」ではなく「あぶた」になっていました。まあ、日本人は姓が多いので、あぶださんがいる可能性は結構高いと思うのですけれども、そのあたりはご容赦願うしかありません。

全国の虻田さん、失礼致しました^^;

では、伊勢さんも執筆頑張ってください。
[良い点]
登場人物の名前がちょっとしたヒントになっている部分は、良くある手法ですがやっぱりクスリと来ますね。
急転直下なオチも、ジェットコースター感が楽しめました。
[気になる点]
唐突な部分が諸刃の剣なんでしょうか、急転直下過ぎて動揺しました。これが狙い目だとしたらむしろ良い点だと思うのですが……。
杏が最後は反論も無くあっさりと逃亡してしまうのも少し残念な点だったかも知れません。
[一言]
初めまして、枯竹四手と申します。
拝読させて頂きました。

何につけてもオチの疾走感が肝であり、あるいは弱点かも知れないという気持ちです。膨らませる事もあるいは可能だったかと思いつつ、これ以上は蛇足である感も否めない雰囲気が絶妙で楽しめました。
結局は栗原君のお茶目(?)に引っかかった杏が全てだとは思うのですが。

次回作も楽しみにしております。ありがとうございました。
枯竹四手さん、はじめまして^^
感想誠にありがとうございます。

>登場人物の名前がちょっとしたヒントになっている部分は、良くある手法ですがやっぱりクスリと来ますね。急転直下なオチも、ジェットコースター感が楽しめました。

そう言っていただけると光栄です。
投降時、ちょっとふざけ過ぎたかな、と心配になりましたので^^;

>唐突な部分が諸刃の剣なんでしょうか、急転直下過ぎて動揺しました。これが狙い目だとしたらむしろ良い点だと思うのですが……。杏が最後は反論も無くあっさりと逃亡してしまうのも少し残念な点だったかも知れません。

ご指摘の通りです^^;
杏に反論させる結末も考えたのですが、私では力量が及ばず……。
そもそも、「宇宙人であることの証明」をひねり出すのが難し過ぎました^^;
今度宇宙人ネタを作るときは、もっと推敲したいと思います。

>結局は栗原君のお茶目(?)に引っかかった杏が全てだとは思うのですが。

そうですね、仰る通りです。この点は、杏が人間に成り切れていなかったのだと思います。
彼女には感情の起伏がないので、ジョークの概念もないのですね。

重ね重ね、感想ありがとうございました^^
[良い点]
杏さんの正体にしてやられました! ぜひ彼らの普段の部活風景も見てみたかったです。
[一言]
私自身は超常ミステリーというものに疎いのですが、この作品内での定義で俄然興味が出てきました。ありがとうございます。警視庁恋愛課乙女組シリーズも読んでみようと思います。狭い自分の世界を広がるような、素敵な作品を本当にありがとうございました。
  • 投稿者: おから
  • 2013年 04月14日 05時58分
とうふ子さん、はじめまして^^

感想ありがとうございましたm(_ _)m
楽しんでいただけたようで、光栄です。

>杏さんの正体にしてやられました! ぜひ彼らの普段の部活風景も見てみたかったです。

入江杏さんは、また別の作品で登場する予定です。
栗原、櫛代さんも出て来るかもしれません。
そのときまたお会いできたら、嬉しく存じます^^

>私自身は超常ミステリーというものに疎いのですが、この作品内での定義で俄然興味が出てきました。

《超常ミステリー》自体は、私の造語みたいなものです^^;
興味を持っていただけたようで、大変嬉しく思っております。
ただ、似たようなコンセプトで書いてらっしゃる方はちらほらお見かけしますので、私も本サイトで色々と検索して発掘→お気に入り登録をさせていただいております。

>警視庁恋愛課乙女組シリーズも読んでみようと思います。

何分長編ですので、少しずつでも読んでいただけましたら、光栄です。

>狭い自分の世界を広がるような、素敵な作品を本当にありがとうございました。

こちらこそ、感想ありがとうございました^^
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