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[良い点]
やっぱり面白かったです。
[気になる点]
最後、少し駆け足だったように思います。
また、綾が死を前に感じる場面、綾の正重に対する思いが伝わる反面、娘に対する思いが伝わりにくかったように思います。
言葉は悪いのですが、娘の幸せより龍之介を救う使命を優先して願っているように感じました。
[一言]
前半は、独立した物語として書き込まれていましたが、後半は番外編ということで、本編への補足を優先されたように感じました。

そうはいっても、雪江の母としての綾の気持ちがわかる素敵なお話でした。
側室として主の子を身ごもる、というと、なんだか不遇なイメージを持ってしまうのですが、綾と正重は応援したくなる間柄でした。

時を越えての読者として知りたかった最初のタイムスリップのことがわかり、綾のことを好きになれました。正重もその綾が惚れる男だと納得できる人物でした。
そして、身分制のある不自由な社会に生きる人々がそれでも幸せに生きていたことが感じられました。

失礼なことも書きましたが、毎日の更新、最後まで楽しみにしていました。面白かったです。

ありがとうございました。
  • 投稿者: 常緑
  • 男性
  • 2013年 06月16日 07時32分
常緑さんのおっしゃる通りです。
前半は、正重と綾の独立した恋愛小説として書きました。雪江の父と母がどんなふうにお互いを思い、結ばれたのかをじっくりと書きたかったんです。後半は、ネタバレもあることから、割とあっさりと終えました。

本当はもっと綾が二十一世紀の文明に驚いてもいいのですが、子供のことや正重のことを心配している人が好奇心いっぱいにして、それほど関心を向けるとは思えなかったので省略しました。
それに私たちが過去へ行くのでしたら、大体のことはわかりますが、過去から現在へきた場合、説明されても理解不能となると予想されます。タイムスクープハンターでも言っているように、彼らからすれば、私たちは宇宙人のような存在だと。

綾が持っている雪江に対する愛は、私が子供たちに持っている母親の愛と同じです。だから、本当に入魂しながら書いています。綾が龍之介を救うことを優先にしているというご指摘がありましたが、龍之介を守るという使命がないと雪江が江戸時代に戻れないからです。二十一世紀に留まる雪江は安全だと無意識にわかっている綾は、命を狙われた龍之介のことを心配しているという設定です。うまく伝わらずにすみません。

私はわりと、後半になると雑になってくるようです。こういうことも指摘していただいてわかりました。ありがとうございます。
江戸浪漫編、第三部も計画中です。

その時はまた、いろいろとご指摘ください。よろしくお願いします。
本当に丁寧に読んでいただけてうれしく思っています。どうもありがとうございました。
[一言]
送信しませんでしたが、前話の感想は
「この男、かっこいいけど、いい人過ぎでしょ」でした。
(笑)をつけるつもりでしたけど。

もちろん、その分彼に対する好意には説得力が増し、「側室」という現代人から見れば不遇な立場の綾の愛情に納得できました。
でも、やっぱり「出来すぎな男だ」とも思ったのでした。
でも、彼の側の傷が見えて、彼の行動にも納得が出来ました。

私は、今作を「番外編」と侮っていたのかもしれません。(そんなつもりはなかったのですが)
予想以上に、深く、魅力的なキャラクターに引き込まれています。
執筆がんばってください。
  • 投稿者: 常緑
  • 40歳~49歳 男性
  • 2013年 06月03日 19時35分
常緑さん、いつもありがとうございます。

番外編は、すでに大まかな話が出来上がっていたので、かなりのスピードで書くことができ、私自身も楽しんで書いています。本当なら、もう少し周りの人間の詳しい話も盛り込んで書くのですが、これは番外編なので、やめました。前半は正重と綾の「愛」そのものに焦点をあてています。

正重のキャラは、「草食系男子」です。こういう人が大名だったら面白いと思ったのです。
以前、NHKニュースで草食系と呼ばれる人の特集をしていました。
いい大学を出て、仕事も自宅から近いところ。収入もよく、姿格好もモテそうな爽やかな人でした。話題も豊富で、男女関係なく友達が多いそうです。女友達とも一対一で食事もします。でも、それだけのこと。
週末は自分の趣味に没頭したいのだそうです。その人は絵を描いていました。
恋人がいたら、その平和な生活がかき乱されると言わんばかりでした。

このキャラから、こういう人が本気で人を好きになったらどうなるんだろうって思ったのです。
正重は、若いころのトラウマがあったから、安易に女性に手を出さなかったのですが、この草食系は?人に本当の自分の感情を出すということができないのかもしれません。

毎日22時更新をめざしています。
どうもありがとうございました。
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