感想一覧
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[良い点]
大筋は王道の『剣と魔法のファンタジー』でありながら、戦闘よりは主人公・ニルと旅の相棒・ルーリーノのそれぞれの心の動きを捉えた物語。
割と序盤でお互いにある程度信頼しつつも、過去の記憶や体験から本音の全てを語る事はなく、大きな隠し事をしながらも『ユウシャ』や『壁の向こう』などの叙事詩になぞらえた旅の物語は、まるで自分が旅をしているかのような描写でとても楽しめました。
キャラクターも非常に丁寧に作り込まれていて、物語の伏線によって少しずつ明らかになっていく心の裡がその魅力を引き立てていく、とても魅力的なキャラクターばかりでした。
個人的には、旅に出た兄を気にかけ幾度も旅先で邂逅するエルや、物語の重要なキャラとなったリーベルなどもお気に入りですが、一番はやはり何かとからかわれながらもニルと共に旅をしていくルーリーノがお気に入りです。
[気になる点]
・トリアについて
自らを『デーンス国の第三【皇子】』と名乗っていますけれど、デーンス国が『王国』であるなら『王子』ではないのでしょうか?
『皇子』であればデーンス国は『皇国』あるいは『帝国』であり、彼の父も『国王』ではなく『皇王』もしくは『皇帝』となるべきです。
しかし、『皇帝』が統治者となる『帝国』は、定義上は『複数の王国を統治し、各国の王を纏める皇帝が支配する国家』であるため、物語上は『王子』が正しいと思います。
・カテナについて
デーンス国の王子・トリアの奴隷だったカテナが、紆余曲折を経て奴隷から解放された後の足取りが気になります。
ルーリーノが自身の杖を渡した事から何らかの伏線なのかと思いましたけれど、再登場する前に戦争状態となってしまい、その後の行方が描かれなかったので気になりました。
・『誤字・脱字』について
特に中盤以降、ほぼ全ての話に散見していたため、全てを指摘するのはさすがに諦めました。また、拝読中に気づいても中断して指摘するのは流れを止めてしまいますので、意味が通じる限りはそのまま流して読み続けました。
完結して随分と経過した作品ではありますけれど、いずれ推敲の意味も含めてゆっくりと読み直されてはいかがでしょう?
自身が描いた作品ゆえに、入力した文節は目で追う前に脳裏に浮かぶために流し読みとなってしまうかもしれませんけれど、他の方の作品だと思ってじっくり読めば、自ずと誤字や脱字に気付くことができます。
それらを修正すれば、作品の完成度が飛躍的に向上するのでご一考をお願いします。
[一言]
あらすじに書かれているように、戦闘描写や遺跡探索などはあってもどこか変則的な、それでも非常によく練られた伏線が複雑に絡み合う物語でした。
一言で『冒険ファンタジー』とは言えず、ニルとルーリーノを中心とした人間模様を描いたり、種族格差の不条理と選民思想の醜さが大きな問題として取り上げられたヒューマンドラマとしての面も大きいと感じました。
特に前述のリーベルは、他の作品であればニルたちの旅に同行するなどの展開となるところを、あのような結末となった事で、ニルたちどころか拝読させていただいた私にも深く考えさせられる問題提起でした。
また、ルーリーノが故郷の村でその『素性』が知られてからの展開が駆け足気味だと感じました。
特に終盤、壁の東側での話は伏線回収とばかりに密度が高くなる一方、西側で起こった戦争以降の情勢がほとんど描写されていないため、それまでの旅路で出会った人々がどうなったのか気になりますし、東側についても旅をしてない事もあって、『数多くの種族が』という設定がほぼ無駄になっているようで残念です。
それでも、ニルとルーリーノを巡る旅の情景は起伏に富んでいて飽きる事はなく、『ユウシャ』でありながらしばらくは『最強』とは言えない程度のニルの実力もあって程よい緊張感は楽しめました。
魅力的なキャラクターが多数登場する物語だけに、もっとじっくりと彼らの旅路に同行したかったという思いと、エピローグの後の『蛇足の蛇足』的な、その後のニルたちの後日談やその生涯すらも気になるところではありますけれど、新たな居場所を見つけた彼らのハッピーエンドという事で、読後は大変満足しました。
このような素晴らしい物語を作り出してくれた先生の作品愛と、非常に読み応えのある素敵な作品に出会えた幸運に深い感謝を。
本当に、ありがとうございました。
大筋は王道の『剣と魔法のファンタジー』でありながら、戦闘よりは主人公・ニルと旅の相棒・ルーリーノのそれぞれの心の動きを捉えた物語。
割と序盤でお互いにある程度信頼しつつも、過去の記憶や体験から本音の全てを語る事はなく、大きな隠し事をしながらも『ユウシャ』や『壁の向こう』などの叙事詩になぞらえた旅の物語は、まるで自分が旅をしているかのような描写でとても楽しめました。
キャラクターも非常に丁寧に作り込まれていて、物語の伏線によって少しずつ明らかになっていく心の裡がその魅力を引き立てていく、とても魅力的なキャラクターばかりでした。
個人的には、旅に出た兄を気にかけ幾度も旅先で邂逅するエルや、物語の重要なキャラとなったリーベルなどもお気に入りですが、一番はやはり何かとからかわれながらもニルと共に旅をしていくルーリーノがお気に入りです。
[気になる点]
・トリアについて
自らを『デーンス国の第三【皇子】』と名乗っていますけれど、デーンス国が『王国』であるなら『王子』ではないのでしょうか?
『皇子』であればデーンス国は『皇国』あるいは『帝国』であり、彼の父も『国王』ではなく『皇王』もしくは『皇帝』となるべきです。
しかし、『皇帝』が統治者となる『帝国』は、定義上は『複数の王国を統治し、各国の王を纏める皇帝が支配する国家』であるため、物語上は『王子』が正しいと思います。
・カテナについて
デーンス国の王子・トリアの奴隷だったカテナが、紆余曲折を経て奴隷から解放された後の足取りが気になります。
ルーリーノが自身の杖を渡した事から何らかの伏線なのかと思いましたけれど、再登場する前に戦争状態となってしまい、その後の行方が描かれなかったので気になりました。
・『誤字・脱字』について
特に中盤以降、ほぼ全ての話に散見していたため、全てを指摘するのはさすがに諦めました。また、拝読中に気づいても中断して指摘するのは流れを止めてしまいますので、意味が通じる限りはそのまま流して読み続けました。
完結して随分と経過した作品ではありますけれど、いずれ推敲の意味も含めてゆっくりと読み直されてはいかがでしょう?
自身が描いた作品ゆえに、入力した文節は目で追う前に脳裏に浮かぶために流し読みとなってしまうかもしれませんけれど、他の方の作品だと思ってじっくり読めば、自ずと誤字や脱字に気付くことができます。
それらを修正すれば、作品の完成度が飛躍的に向上するのでご一考をお願いします。
[一言]
あらすじに書かれているように、戦闘描写や遺跡探索などはあってもどこか変則的な、それでも非常によく練られた伏線が複雑に絡み合う物語でした。
一言で『冒険ファンタジー』とは言えず、ニルとルーリーノを中心とした人間模様を描いたり、種族格差の不条理と選民思想の醜さが大きな問題として取り上げられたヒューマンドラマとしての面も大きいと感じました。
特に前述のリーベルは、他の作品であればニルたちの旅に同行するなどの展開となるところを、あのような結末となった事で、ニルたちどころか拝読させていただいた私にも深く考えさせられる問題提起でした。
また、ルーリーノが故郷の村でその『素性』が知られてからの展開が駆け足気味だと感じました。
特に終盤、壁の東側での話は伏線回収とばかりに密度が高くなる一方、西側で起こった戦争以降の情勢がほとんど描写されていないため、それまでの旅路で出会った人々がどうなったのか気になりますし、東側についても旅をしてない事もあって、『数多くの種族が』という設定がほぼ無駄になっているようで残念です。
それでも、ニルとルーリーノを巡る旅の情景は起伏に富んでいて飽きる事はなく、『ユウシャ』でありながらしばらくは『最強』とは言えない程度のニルの実力もあって程よい緊張感は楽しめました。
魅力的なキャラクターが多数登場する物語だけに、もっとじっくりと彼らの旅路に同行したかったという思いと、エピローグの後の『蛇足の蛇足』的な、その後のニルたちの後日談やその生涯すらも気になるところではありますけれど、新たな居場所を見つけた彼らのハッピーエンドという事で、読後は大変満足しました。
このような素晴らしい物語を作り出してくれた先生の作品愛と、非常に読み応えのある素敵な作品に出会えた幸運に深い感謝を。
本当に、ありがとうございました。
[一言]
面白く読ませていただきました。
おつかれさまでした。
面白く読ませていただきました。
おつかれさまでした。
最後までおつきあいありがとうございました。
面白かったの一言がとても励みになります。
こちらこそ、お疲れ様でした。
面白かったの一言がとても励みになります。
こちらこそ、お疲れ様でした。
- 姫崎しう
- 2013年 11月14日 17時38分
[一言]
これ、「妹と兄、ぷらすあるふぁ」の誤投稿じゃありませんか?
これ、「妹と兄、ぷらすあるふぁ」の誤投稿じゃありませんか?
報告ありがとうございます。見事なまでに誤投稿でした……orz
今後このようなことがないように気を付けたく思います。
今後このようなことがないように気を付けたく思います。
- 姫崎しう
- 2013年 10月05日 10時04分
[気になる点]
1話から通して4ヶ所で、「お嬢」が「お譲」になってるのが気になります。
[一言]
面白く読ませて頂いてはおりますが、ここに来てその…
どうも「異常なまでに命を奪うのを忌避する病」の患者が出てくる話が苦手でして、出来ましたらお手柔らかに。
1話から通して4ヶ所で、「お嬢」が「お譲」になってるのが気になります。
[一言]
面白く読ませて頂いてはおりますが、ここに来てその…
どうも「異常なまでに命を奪うのを忌避する病」の患者が出てくる話が苦手でして、出来ましたらお手柔らかに。
感想ありがとうございます。
誤字に関しては時間を見つけて訂正しよう思います。報告ありがとうございました。
そうですね……ネタバレになるかもしれないので色々は言えませんが可能な限り人は殺さないスタンスではいくつもりです。
ですが、異常なまでにとならないようのは気を付けたいと思います。
誤字に関しては時間を見つけて訂正しよう思います。報告ありがとうございました。
そうですね……ネタバレになるかもしれないので色々は言えませんが可能な限り人は殺さないスタンスではいくつもりです。
ですが、異常なまでにとならないようのは気を付けたいと思います。
- 姫崎しう
- 2013年 08月24日 13時06分
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