感想一覧

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[良い点]
花火大会から、異世界へ入る線香花火、出口を照らすススキ花火と、お題の花火が効果的に使われています。
[一言]
これまで読んだましのさんの作品の中では、一番動きの大きなものでした。こんな風に、大きな動きを感じさせる作品も書くのですね。幅の広さを感じました。
思い出と執着の違いを決然と語る志乃の、強さと優しさが魅力的です。
ましのさんの作品を読むたびに、優しさと才能を感じます。
自作にも、期待しています。

個人的に、花火屋さんはツボでした。
  • 投稿者: kuroneko
  • 2013年 08月24日 00時46分
[一言]
中盤からの展開が何だかイザナミ・イザナギの神話に似てるなあ……と思ったら、ちゃんと「黄泉比良坂」の名前が出てきましたね。
古典的な神話のモチーフを上手く換骨奪胎して、現代物のファンタジーに仕上げていると感じました。
  • 投稿者: ちまだり
  • 男性
  • 2013年 08月17日 05時29分
[一言]
 彼女を失った一人の男が迷い込んだ夏の幻想物語。
 前作でも見せていただいた柔らかくも温かい文章は自然と涙腺を緩めますね。中盤の志乃と明彦の痴話喧嘩、その後の二人の間に交わされた約束は読んでいて胸が締め付けられました。

 文体が雑になってしまった部分が、多々見受けられたのが少し気になりましたが、それでも志乃と明彦の心理描写が痛いほどに伝わり、総じてとても素敵な作品でした。

 さて、2ヶ月に渡り行われてきた競作もいよいよ、次回でラストですね。
 ましろさんのやわらかく優しい文章が、この夏の最後をどう彩るのか? 今からとても楽しみです!
 
[一言]
『【競作】その先で。』拝読致しました。ましのさんが『ぼろぼろだ』と言っていた理由が何となく判りました。話の前半部分、主人公自身もちゃんと哀しみに向かいあえていないだけに心情的な『闇』の描写が少々甘くなってしまっているような気がしました。しかし、これはどんな熟練の作家さんでも難しいのではないでしょうか。
しかし、行を重ねていくに連れて主人公、そして奥さんの哀しみ、そして恐怖など負の感情描写がどんどん上手になっていて、前半と後半とではまるで違う作家さんが書いたような差が・・・。成長が見られる後半部分に前半の文章を合わせていくのは短時間で描き上げなくてはならない分、無理があったと思います。
ただ、ましのさんの柔らかな文章で、人間の『闇』を書けるようになればこれは強い武器になると断言出来ます。正直自分にも出来ないことを人様に押し付けるのは心苦しいのですが、ぜひ機会があったらダークな話も挑戦してみてください。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 08月14日 16時32分
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[良い点]
前半、そこはかとなく、亡くなった彼女との思い出に触れるシーン。雰囲気が良く出てる。車が好きな作者らしく、二人のドライブのくだりは心に入る。

[気になる点]
中盤以降、ムリに怖い物を登場させ、肉感的なホラーとした事。途中のお兄さんの台詞が長すぎ。彼女の名前はぼかした方が幻想的で、読み手も自分に重ね易いと思った。
[一言]
今回の作品は作者の新しい面を見せてくれた。
男は意外とロマンチックで、このお話に共感する人も少なからずいると思う。私もそんな一人。今は古い「青春」の日々を思い出した。ありがとう。
  • 投稿者: 退会済み
  • 40歳~49歳 男性
  • 2013年 08月11日 15時50分
管理
[良い点]
これは素敵な作品ですね。
お盆に読むには心洗われるような掌編です。
[気になる点]
まだ荒削りではありますが、文体が完成されれば怖いものなしですね。
[一言]
とってもこの競作にマッチした作品です。
怖さと、感動を併せ持つ。これこそがファンタジックホラーだと言えますね。
素晴らしい作品です。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 08月11日 01時47分
管理
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