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[良い点]
・女性の強さ。
女尊男卑等とは言いませんが、自分が向かう所、拠って立つ場所をきちんと把握している女性は、男性とはまた違った強さがあるんですよね。安売りセールの時のおばちゃんとか……
私の勝手なイメージですが、男は家の外、集落の外に出て外敵と戦う攻めの強さ、女性は家に代表される自分達の居場所を協力して守る強さがあるような気がします。だからこそ一煉寺君という自分達の領域を汚す相手には強いのかもしれませんね。
・名前で呼び合う女性達。
苗字ではなく名前で呼ぶ事は、精神的な距離を表す一つの物差しだと考えていますが、一煉寺君が未だ基本的にはお嬢さん方を苗字で呼んでいるのと違い、名前で呼び合うお嬢さん方の姿に前作からの時間の経過と成長を感じました。
[気になる点]
・些細な点で恐縮なのですが、今話での「あなた様に会いたがっておられますゆえ」との台詞に引っ掛かりを覚えました。
自分の息子を指しての発言ですから「会いたがってお【り】ますゆえ」「会いたがってお【りました】ゆえ」等とした方が通りはいいのではないかと愚考いたします。
浅慮な発言、ご容赦頂ければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
一煉寺君も18歳ですか。男性の結婚できる年齢ですからね。その誕生日には久水嬢辺りがプレゼントと称して、必要事項を全て満たした、後は一煉寺君のサインのみという婚姻届の書類を持ってきていたりしてね。もしくは過激に「来年のプレゼントとして赤ん坊を贈りますので……」等と?まぁ、妄言の類ですな。
一煉寺君が四郷先生との呼称を使ったが為に私の脳内で、子供のような体型をスーツに包み、教壇に立つ女性教師の四郷嬢の姿を想像してしまいました。黒縁眼鏡を片手でクイッと上げる小学生じみた女性教師。絵になるかもしれませんね。
「子は親の背を見て育つ」との救芽井嬢の発言で、とある漫画でのマフィアのボスとその孫の会話を思い出しました。
誰も評価してくれる訳でもない日陰でどうすれば誇りを保ち続けられるのかという幼い頃の孫の質問にボスの返した言葉は「自分の為等と矮小な事でなく、天下国家の為等と身の丈を超えた大法螺でなく、ただ自分の後をついてくる後進の為に背筋を伸ばすのだ」「やがて自分がこの世からいなくなっても、愛する家族が立派に歩き続けていけるように。子や孫や、次の世代に幸あれかしと願えばこそ、胸の張り甲斐が生まれるのだ」
こんな考え方、生き方の出来る人物こそ尊敬に値すると思うんですよね。これに近い矜持を持った人物が一煉寺君がこれから相対するであろう将軍だと思います。その時一煉寺君がどうするのか、何を思うのか、楽しみにしています。
そういえば前話から少し気になっていたのですが、着鎧甲冑の冷却システムってどうなっているのでしょう。耐熱繊維だけでは心もとないですし、何より自らが稼動する事で微量なりとも発熱しますからね。サイバーナイトという小説でパワードスーツの下に着込んでいたような冷却液を循環させるアンダースーツも一緒に装着されていたりしてね。スーツ内を液体で満たせば、外圧への抵抗力も上がるかもしれませんね。
怯える一煉寺君が何事もなく地元まで帰る(お嬢さん方に連行されるとも見えそうですが)事が出来るのかどうか、次回も楽しみにしています。どうかご無理のない範囲で頑張ってください。
支離滅裂な戯言ばかりではありましたが、これにて失礼させていただきます。
お邪魔致しました。
・女性の強さ。
女尊男卑等とは言いませんが、自分が向かう所、拠って立つ場所をきちんと把握している女性は、男性とはまた違った強さがあるんですよね。安売りセールの時のおばちゃんとか……
私の勝手なイメージですが、男は家の外、集落の外に出て外敵と戦う攻めの強さ、女性は家に代表される自分達の居場所を協力して守る強さがあるような気がします。だからこそ一煉寺君という自分達の領域を汚す相手には強いのかもしれませんね。
・名前で呼び合う女性達。
苗字ではなく名前で呼ぶ事は、精神的な距離を表す一つの物差しだと考えていますが、一煉寺君が未だ基本的にはお嬢さん方を苗字で呼んでいるのと違い、名前で呼び合うお嬢さん方の姿に前作からの時間の経過と成長を感じました。
[気になる点]
・些細な点で恐縮なのですが、今話での「あなた様に会いたがっておられますゆえ」との台詞に引っ掛かりを覚えました。
自分の息子を指しての発言ですから「会いたがってお【り】ますゆえ」「会いたがってお【りました】ゆえ」等とした方が通りはいいのではないかと愚考いたします。
浅慮な発言、ご容赦頂ければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
一煉寺君も18歳ですか。男性の結婚できる年齢ですからね。その誕生日には久水嬢辺りがプレゼントと称して、必要事項を全て満たした、後は一煉寺君のサインのみという婚姻届の書類を持ってきていたりしてね。もしくは過激に「来年のプレゼントとして赤ん坊を贈りますので……」等と?まぁ、妄言の類ですな。
一煉寺君が四郷先生との呼称を使ったが為に私の脳内で、子供のような体型をスーツに包み、教壇に立つ女性教師の四郷嬢の姿を想像してしまいました。黒縁眼鏡を片手でクイッと上げる小学生じみた女性教師。絵になるかもしれませんね。
「子は親の背を見て育つ」との救芽井嬢の発言で、とある漫画でのマフィアのボスとその孫の会話を思い出しました。
誰も評価してくれる訳でもない日陰でどうすれば誇りを保ち続けられるのかという幼い頃の孫の質問にボスの返した言葉は「自分の為等と矮小な事でなく、天下国家の為等と身の丈を超えた大法螺でなく、ただ自分の後をついてくる後進の為に背筋を伸ばすのだ」「やがて自分がこの世からいなくなっても、愛する家族が立派に歩き続けていけるように。子や孫や、次の世代に幸あれかしと願えばこそ、胸の張り甲斐が生まれるのだ」
こんな考え方、生き方の出来る人物こそ尊敬に値すると思うんですよね。これに近い矜持を持った人物が一煉寺君がこれから相対するであろう将軍だと思います。その時一煉寺君がどうするのか、何を思うのか、楽しみにしています。
そういえば前話から少し気になっていたのですが、着鎧甲冑の冷却システムってどうなっているのでしょう。耐熱繊維だけでは心もとないですし、何より自らが稼動する事で微量なりとも発熱しますからね。サイバーナイトという小説でパワードスーツの下に着込んでいたような冷却液を循環させるアンダースーツも一緒に装着されていたりしてね。スーツ内を液体で満たせば、外圧への抵抗力も上がるかもしれませんね。
怯える一煉寺君が何事もなく地元まで帰る(お嬢さん方に連行されるとも見えそうですが)事が出来るのかどうか、次回も楽しみにしています。どうかご無理のない範囲で頑張ってください。
支離滅裂な戯言ばかりではありましたが、これにて失礼させていただきます。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月24日 01時40分
追記です。
誤字のご指摘ありがとうございます! 早速修正させて頂きました。
敬語のミスは結構恥ずかしい……これはやっちまいましたなぁ。今後はこういう部分は特に気をつけていきたいと思います。
ありがとうございました!
誤字のご指摘ありがとうございます! 早速修正させて頂きました。
敬語のミスは結構恥ずかしい……これはやっちまいましたなぁ。今後はこういう部分は特に気をつけていきたいと思います。
ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月26日 00時04分
いつも感想ありがとうございます!
久々の前作キャラの登場。なんだかんだでこの面子が揃うのは久しぶりな気がしますね。
龍太も本作で十八歳。時系列としては「ヒルフェマン」からおよそ三年くらい経ってることになります。連載を始めたのが一昨年の終わり頃と考えると、結構長い付き合いなんだなーって気がしますかね。
その頃は龍太や救芽井のキャラも特に定まっていませんでしたし、続編の予定すらありませんでした。本作からさらに時系列が展開していくことは恐らくないとは思いますが(やるとしたら龍太達が二十歳超えちゃう)、もうしばらく本シリーズに付き合って頂ければ幸いです。
四郷先生のスーツ姿ですかぁ。彼女の頭脳ならやっていけるかも知れませんが、小萌先生みたいにマスコット化しそう……。
彼女の進路として考えてみると面白そうな気がします。
将軍は……どうですかね。民衆を苦しめるとわかっていながら、娘同然の王女一人のために戦おうとしてるわけですから。より多くの命を救うことを考えるなら、将軍のやってることに正当性はカケラもないんですよね。勝ったところで心中同然ですし。
一方で、龍太は命を救うためのことしか考えてないので、余計にソリが合わないでしょうなぁ。民衆を選んで王女を追い出す、なんてマネは仕えた王のことを思えばできるわけがない、としても。
冷却システム関係というか、本作では前作での龍太に起きていた「エネルギー飽和による過熱」について触れる予定です。どんなことになるか、本編にて楽しみにして頂ければ幸いです。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
久々の前作キャラの登場。なんだかんだでこの面子が揃うのは久しぶりな気がしますね。
龍太も本作で十八歳。時系列としては「ヒルフェマン」からおよそ三年くらい経ってることになります。連載を始めたのが一昨年の終わり頃と考えると、結構長い付き合いなんだなーって気がしますかね。
その頃は龍太や救芽井のキャラも特に定まっていませんでしたし、続編の予定すらありませんでした。本作からさらに時系列が展開していくことは恐らくないとは思いますが(やるとしたら龍太達が二十歳超えちゃう)、もうしばらく本シリーズに付き合って頂ければ幸いです。
四郷先生のスーツ姿ですかぁ。彼女の頭脳ならやっていけるかも知れませんが、小萌先生みたいにマスコット化しそう……。
彼女の進路として考えてみると面白そうな気がします。
将軍は……どうですかね。民衆を苦しめるとわかっていながら、娘同然の王女一人のために戦おうとしてるわけですから。より多くの命を救うことを考えるなら、将軍のやってることに正当性はカケラもないんですよね。勝ったところで心中同然ですし。
一方で、龍太は命を救うためのことしか考えてないので、余計にソリが合わないでしょうなぁ。民衆を選んで王女を追い出す、なんてマネは仕えた王のことを思えばできるわけがない、としても。
冷却システム関係というか、本作では前作での龍太に起きていた「エネルギー飽和による過熱」について触れる予定です。どんなことになるか、本編にて楽しみにして頂ければ幸いです。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月25日 23時43分
[良い点]
・親馬鹿であってもごり押しをしない所。
娘の事に関して親馬鹿な面を見せながらも、一煉寺君の誕生祝の件等と合わせてそれが身内に対しての懐の深さの現われとなっていて、確かに一廉の人物なのだと思えました。
権力や立場を振るうべき時には振るえる人物として、そして研究者としての奇矯な部分も垣間見られる所に愛嬌すらも感じられますね。
・個人的な伝手を使ってでも情報を上げている所。
部隊長の一人として現場へ出場したからには、正式な書面としても報告は上げているのでしょうが、その上で個人的知り合いとして社長と面談、調査の進捗を聞いている所に一煉寺君らしさを感じました。
それなりの規模となっていると窺える救芽井エレクトロニクス社長とそう簡単に合える人は限られているでしょう。それでも直接対面して情報の交換を行っているという事で一煉寺君の立場の特殊さと、現場で起きた事への真摯な姿勢を、そして気になる事を放っておけない一煉寺君の性分が読んでいて伝わってくるようでした。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
一煉寺君はやはり筆記というか、座学が苦手なのですね。部隊長として出場したからには帰還後に書面として報告書を上げなくてはいけないでしょう。現場でどの様な危険があり、どの様に対処したか等はこれからの着鎧甲冑部隊運用としての貴重な資料となるでしょうし、何より隊員の命を守る事にもつながりますからね。一煉寺君の性分として単独行動に対する始末書もないとは言い切れませんから、頭を抱え、ぶつぶつ言いながらも書類に向かう姿が頭に浮かびます。おそらく今回の出場でも「存在しない乗客」に関しての報告書に頭を悩ませた事でしょう。まあ、着鎧甲冑にも作戦行動を記録する装置等が搭載される事もあるでしょうから、負担は軽減されていくとは思いますが。
着鎧甲冑の行動記録に残されていた「存在しない乗客」の姿、なんて言葉も心擽る響きだったりしてね。
龍勇者。この字面から北欧地域では独自にジークフリードシリーズなんて名前をつけられたり等と妄想してしまいました。龍の血を浴びて不死身となった勇者の、背中に張り付いた葉っぱ一枚の弱点が存在したりしてね。
自らの進みたい道への第一歩を踏み出した一煉寺君ですが、完全に生活が自立した訳でもないですからね。これまでの物語で、一煉寺君は自活しその人を支える生活基盤を持つ事が出来るようになるまでは色恋沙汰を本気で考えない様にしていると感じています。学校を卒業し、収入を得る事となって初めてお嬢さん方との未来とも向き合う事となるのでしょうかね。
一煉寺君と共にきたという仲間達、そしてもしかすれば居たかも知れない同じ日に試験を受けに来た同期等、今回の物語で未だ登場していない人物達の事を想像しつつ、次回も楽しみにしています。
お邪魔致しました。
・親馬鹿であってもごり押しをしない所。
娘の事に関して親馬鹿な面を見せながらも、一煉寺君の誕生祝の件等と合わせてそれが身内に対しての懐の深さの現われとなっていて、確かに一廉の人物なのだと思えました。
権力や立場を振るうべき時には振るえる人物として、そして研究者としての奇矯な部分も垣間見られる所に愛嬌すらも感じられますね。
・個人的な伝手を使ってでも情報を上げている所。
部隊長の一人として現場へ出場したからには、正式な書面としても報告は上げているのでしょうが、その上で個人的知り合いとして社長と面談、調査の進捗を聞いている所に一煉寺君らしさを感じました。
それなりの規模となっていると窺える救芽井エレクトロニクス社長とそう簡単に合える人は限られているでしょう。それでも直接対面して情報の交換を行っているという事で一煉寺君の立場の特殊さと、現場で起きた事への真摯な姿勢を、そして気になる事を放っておけない一煉寺君の性分が読んでいて伝わってくるようでした。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
一煉寺君はやはり筆記というか、座学が苦手なのですね。部隊長として出場したからには帰還後に書面として報告書を上げなくてはいけないでしょう。現場でどの様な危険があり、どの様に対処したか等はこれからの着鎧甲冑部隊運用としての貴重な資料となるでしょうし、何より隊員の命を守る事にもつながりますからね。一煉寺君の性分として単独行動に対する始末書もないとは言い切れませんから、頭を抱え、ぶつぶつ言いながらも書類に向かう姿が頭に浮かびます。おそらく今回の出場でも「存在しない乗客」に関しての報告書に頭を悩ませた事でしょう。まあ、着鎧甲冑にも作戦行動を記録する装置等が搭載される事もあるでしょうから、負担は軽減されていくとは思いますが。
着鎧甲冑の行動記録に残されていた「存在しない乗客」の姿、なんて言葉も心擽る響きだったりしてね。
龍勇者。この字面から北欧地域では独自にジークフリードシリーズなんて名前をつけられたり等と妄想してしまいました。龍の血を浴びて不死身となった勇者の、背中に張り付いた葉っぱ一枚の弱点が存在したりしてね。
自らの進みたい道への第一歩を踏み出した一煉寺君ですが、完全に生活が自立した訳でもないですからね。これまでの物語で、一煉寺君は自活しその人を支える生活基盤を持つ事が出来るようになるまでは色恋沙汰を本気で考えない様にしていると感じています。学校を卒業し、収入を得る事となって初めてお嬢さん方との未来とも向き合う事となるのでしょうかね。
一煉寺君と共にきたという仲間達、そしてもしかすれば居たかも知れない同じ日に試験を受けに来た同期等、今回の物語で未だ登場していない人物達の事を想像しつつ、次回も楽しみにしています。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月22日 19時19分
いつも感想ありがとうございます!
今回は甲侍郎さんとの交流話でした。前作の瀧上戦以来(病院では会ってない)なので、久々の登場になりますね。
甲侍郎が世界的に有名になった以上は、常に注目されても仕方ないことですし、そのただ中にいる一人娘が心配になるのもやむを得ないでしょう。龍太を婚約者に据えたのも、大人の思惑が絡まない人間が娘に必要なのだと感じたからなのかも知れませんね。
龍太が単独行動の始末書でブツブツ……ですか。すごくありそうですねぇ、それ。彼がどれくらい出動してるのか、どんな活動をしているのか、という点については次回以降で触れていきたいと思います。
葉っぱ一枚に相当するかはわかりませんが、本作では着鎧甲冑のある弱点について触れる予定ですね。
龍太は色恋沙汰については……どうでしょうかね。前作の考え方の件もありますし、そもそも特定の誰かを嫁にする気もあるかどうか怪しいレベルでしょう。仕事(ヒーロー業)と結婚する可能性が一番濃厚ですね。
するとヒロイン勢の最大の強敵は本人の鈍さでも母親でもなく「救済の超機龍」ということに……。まさかの無機物がライバル。
次回以降はフラヴィさん達レスキューカッツェも登場予定です。彼女達との関わりについても触れていく予定ですので、どうぞお楽しみに!
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
今回は甲侍郎さんとの交流話でした。前作の瀧上戦以来(病院では会ってない)なので、久々の登場になりますね。
甲侍郎が世界的に有名になった以上は、常に注目されても仕方ないことですし、そのただ中にいる一人娘が心配になるのもやむを得ないでしょう。龍太を婚約者に据えたのも、大人の思惑が絡まない人間が娘に必要なのだと感じたからなのかも知れませんね。
龍太が単独行動の始末書でブツブツ……ですか。すごくありそうですねぇ、それ。彼がどれくらい出動してるのか、どんな活動をしているのか、という点については次回以降で触れていきたいと思います。
葉っぱ一枚に相当するかはわかりませんが、本作では着鎧甲冑のある弱点について触れる予定ですね。
龍太は色恋沙汰については……どうでしょうかね。前作の考え方の件もありますし、そもそも特定の誰かを嫁にする気もあるかどうか怪しいレベルでしょう。仕事(ヒーロー業)と結婚する可能性が一番濃厚ですね。
するとヒロイン勢の最大の強敵は本人の鈍さでも母親でもなく「救済の超機龍」ということに……。まさかの無機物がライバル。
次回以降はフラヴィさん達レスキューカッツェも登場予定です。彼女達との関わりについても触れていく予定ですので、どうぞお楽しみに!
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月24日 00時07分
[良い点]
・特撮番組の登場人物を連想させる女性。
意味深な言葉を投げかけ、姿を消すミステリアスな人物。特撮番組ならば「敵か、味方か?」といったあおり文句が似合う事でしょう。敵組織の新たな人員や幹部、味方の新たな戦力、どちらにでもなりえるだけに、お約束を知っている者としては期待してしまいますね。
・情報がない者は存在しないという扱い。
この様な話を聞いた事があります。とある物書きの体験だそうですが、散歩をしていて葬式を出している家の前を通った時に、家の前に居た男性と「遺された家族は大変だが頑張って欲しい」との内容の会話を交わしたそうです。その日はそのまま通り過ぎていったのですが、後日そこの家の人に話を聞いてみるとどうやらその男性とはその葬式を出されていた当人らしいとの事。その物書きにとって男性が死んでいるとの情報がなかった為に生者として接する事が出来たのだなぁ、という趣旨のお話でした。同じように行方不明者は家族にとっては死んでいないのと同じに扱うという警察や救助の原則もあるそうです。
死者と生者を分けるのが「情報」だとすると、今話の女性は一煉寺君達にとっては確かに居た生者、報道機関等にとっては存在しないが故に死者ではないと言うこの状況。知る者と知らない者を分けるこのもやもやとした感じが物語を美しく彩っているように感じました。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
嘗て空を見た少女は大人となり、今その瞳に何を映していたのでしょうかね。自らも炎の腕に抱き留められんとする場所で、炎越しに龍を見たのか?それとも未だ形を成さない着鎧甲冑の未来なのか?そんな事を思わされるお話でした。
レスキューの人々は普段から、どんなに疲労しても声を出しながら訓練するそうです。視界の悪い中で自分と仲間の居場所を把握し、要救助者に声を届かせる為との事ですが、そうなると着鎧甲冑にも通信機の他に外部への拡声装置が搭載されていてもおかしくないですね。さすがにそれでエコーロケーションを行うのは難しいでしょうが、炎と煙の中では役に立つ気がします。居眠りをしている一煉寺君の耳元でボリューム最大の大声を、なんて場面が資格を取る前の訓練時にあった等と想像してしまいました。
部隊の中に流れる存在していた筈の「存在しない乗客」という、夏のこの時期に相応しい怪談じみた、それで居て特撮好きの心を擽るお話、ありがとうございました。出場から戻った一煉寺君の下にどのような情報が届けられ、それが騒動の卵となるのか楽しみにしています。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、ご無理のない範囲で頑張ってください。
お邪魔致しました。
・特撮番組の登場人物を連想させる女性。
意味深な言葉を投げかけ、姿を消すミステリアスな人物。特撮番組ならば「敵か、味方か?」といったあおり文句が似合う事でしょう。敵組織の新たな人員や幹部、味方の新たな戦力、どちらにでもなりえるだけに、お約束を知っている者としては期待してしまいますね。
・情報がない者は存在しないという扱い。
この様な話を聞いた事があります。とある物書きの体験だそうですが、散歩をしていて葬式を出している家の前を通った時に、家の前に居た男性と「遺された家族は大変だが頑張って欲しい」との内容の会話を交わしたそうです。その日はそのまま通り過ぎていったのですが、後日そこの家の人に話を聞いてみるとどうやらその男性とはその葬式を出されていた当人らしいとの事。その物書きにとって男性が死んでいるとの情報がなかった為に生者として接する事が出来たのだなぁ、という趣旨のお話でした。同じように行方不明者は家族にとっては死んでいないのと同じに扱うという警察や救助の原則もあるそうです。
死者と生者を分けるのが「情報」だとすると、今話の女性は一煉寺君達にとっては確かに居た生者、報道機関等にとっては存在しないが故に死者ではないと言うこの状況。知る者と知らない者を分けるこのもやもやとした感じが物語を美しく彩っているように感じました。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
嘗て空を見た少女は大人となり、今その瞳に何を映していたのでしょうかね。自らも炎の腕に抱き留められんとする場所で、炎越しに龍を見たのか?それとも未だ形を成さない着鎧甲冑の未来なのか?そんな事を思わされるお話でした。
レスキューの人々は普段から、どんなに疲労しても声を出しながら訓練するそうです。視界の悪い中で自分と仲間の居場所を把握し、要救助者に声を届かせる為との事ですが、そうなると着鎧甲冑にも通信機の他に外部への拡声装置が搭載されていてもおかしくないですね。さすがにそれでエコーロケーションを行うのは難しいでしょうが、炎と煙の中では役に立つ気がします。居眠りをしている一煉寺君の耳元でボリューム最大の大声を、なんて場面が資格を取る前の訓練時にあった等と想像してしまいました。
部隊の中に流れる存在していた筈の「存在しない乗客」という、夏のこの時期に相応しい怪談じみた、それで居て特撮好きの心を擽るお話、ありがとうございました。出場から戻った一煉寺君の下にどのような情報が届けられ、それが騒動の卵となるのか楽しみにしています。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、ご無理のない範囲で頑張ってください。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月21日 11時59分
いつも感想ありがとうございます!
今回はかなり急ぎ足の展開となりました。前作みたいに長々と引っ張らず、ササッと進めて行きたいので。
今回登場した謎の女性は、仮面ライダーWで云えばシュラウドのような印象になるのでしょうか。こういう意味ありげな言葉を残していくキャラは、結構特撮や漫画に多いですよね。
物書きさんの体験、冷静に考えてみるとちょっと怖い……けど、前向きな会話で接することが出来たのだと思えば、ちょっと感慨深いものがありますね。そういう影がある一方で温かみもある話、私は好きですよ。何かの参考になりそうで、有り難い限りでございます。
さて、プロローグに出た少女が今回の女性なら、やはり実態は50代のおば――うわなにをするやめr
……さて、それはさておき。
外部への拡声器ですか。うーん、確かにそういうシステムはあって然るべきですよね。避難勧告にも必要ですし。
そんな機能を披露するシチュエーションも考えてみたいですねぇ。美味しいネタの提供、本当にありがとうございます。tagi様のお話は、いつも勉強になりますね。
今回の事故のお話は、前作から成長した龍太の活躍と、この女性の存在が肝となっております。ここからどのように話が展開していくか、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
今回はかなり急ぎ足の展開となりました。前作みたいに長々と引っ張らず、ササッと進めて行きたいので。
今回登場した謎の女性は、仮面ライダーWで云えばシュラウドのような印象になるのでしょうか。こういう意味ありげな言葉を残していくキャラは、結構特撮や漫画に多いですよね。
物書きさんの体験、冷静に考えてみるとちょっと怖い……けど、前向きな会話で接することが出来たのだと思えば、ちょっと感慨深いものがありますね。そういう影がある一方で温かみもある話、私は好きですよ。何かの参考になりそうで、有り難い限りでございます。
さて、プロローグに出た少女が今回の女性なら、やはり実態は50代のおば――うわなにをするやめr
……さて、それはさておき。
外部への拡声器ですか。うーん、確かにそういうシステムはあって然るべきですよね。避難勧告にも必要ですし。
そんな機能を披露するシチュエーションも考えてみたいですねぇ。美味しいネタの提供、本当にありがとうございます。tagi様のお話は、いつも勉強になりますね。
今回の事故のお話は、前作から成長した龍太の活躍と、この女性の存在が肝となっております。ここからどのように話が展開していくか、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月21日 21時14分
[良い点]
・指揮系統の維持を考慮している所。
・高性能機が部隊に存在している利点とその運用。
指揮系統を神経と見立て、部隊全体で一つの生物として動くのが理想的な部隊運用の一つですが、その為には頭としての隊長がどうしても必要ですからね。指揮のための隊長を残し、一般隊員よりも帰還限界点が違う錬度が他の隊員よりも上であると予測できるもう一人の隊長と高性能機は危険地帯へと残留、突入していく。一般隊員の意識が引きずられない限りには部隊運用における上手い形だと感じました。
普段の訓練で性能の違いと運用の違いにおけるマインドセットさえきちんと済ませておけば、二次災害を防ぎながらも救助できる可能性が増やせるでしょうね。
[気になる点]
・悪い点といいますか、少しだけ気になった事をここに書かさせて頂きます。
今の所登場している名前付きの隊員が少ない事もあるのでしょうが、一煉寺君に好意的な隊員ばかりという事に多少の違和感を覚えました。選りすぐられたレスキューの隊員ならば一煉寺君の存在を危惧する人物が居てもおかしくないと思った事がその理由です。
救助の現場において希望を持たせてくれる一煉寺君のような存在は、必要であると共に害悪にもなる可能性があります。要救助者に希望を持たせるのは当然良い事ですし、隊員の気力の維持にも良い事です。ですが過剰な希望は引き際を見誤らせる可能性があり、その事を強く一煉寺君へ指摘し続ける人物が居るのではないでしょうか。まあ「あなたの存在は皆を危険に晒す」と、きつい態度を取る年上の女性が一煉寺君を認めるまでの物語が、未だ描かれていない部隊訓練の時にあったのかもしれませんが……厳しい年上の女性に認められるのも一つのロマンではありますよね。
肯定的、否定的、様々な人物が居れば物語の厚みがより増すのではないかと愚考いたします。
戯言、失礼致しました。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
一煉寺君は訓練を経て部隊の皆にそれなりに認められているようですね。それと同時に危うい所も気付かれている様ではありますが。人を救う為の行動と、女性へ接する行動、両方の意味で。
高性能機であるが故に一番危険な任務へと挑む一煉寺君。どうやら二人の隊長の内一人は、ある程度までそれに付き合ってくれる精神性ですが、現場においてストッパーになってくれそうな着鎧者がいれば胃が痛いかもしれませんね。苦労人で幸薄そうな年上の女性。何故か一煉寺君が原因なのに、似合いそうな気がしてしまいました。
助けを求める人、助ける人。今回の現場で命の拾い残しが出るのか、全てを拾いきるのか、楽しみにしています。
お邪魔致しました。
・指揮系統の維持を考慮している所。
・高性能機が部隊に存在している利点とその運用。
指揮系統を神経と見立て、部隊全体で一つの生物として動くのが理想的な部隊運用の一つですが、その為には頭としての隊長がどうしても必要ですからね。指揮のための隊長を残し、一般隊員よりも帰還限界点が違う錬度が他の隊員よりも上であると予測できるもう一人の隊長と高性能機は危険地帯へと残留、突入していく。一般隊員の意識が引きずられない限りには部隊運用における上手い形だと感じました。
普段の訓練で性能の違いと運用の違いにおけるマインドセットさえきちんと済ませておけば、二次災害を防ぎながらも救助できる可能性が増やせるでしょうね。
[気になる点]
・悪い点といいますか、少しだけ気になった事をここに書かさせて頂きます。
今の所登場している名前付きの隊員が少ない事もあるのでしょうが、一煉寺君に好意的な隊員ばかりという事に多少の違和感を覚えました。選りすぐられたレスキューの隊員ならば一煉寺君の存在を危惧する人物が居てもおかしくないと思った事がその理由です。
救助の現場において希望を持たせてくれる一煉寺君のような存在は、必要であると共に害悪にもなる可能性があります。要救助者に希望を持たせるのは当然良い事ですし、隊員の気力の維持にも良い事です。ですが過剰な希望は引き際を見誤らせる可能性があり、その事を強く一煉寺君へ指摘し続ける人物が居るのではないでしょうか。まあ「あなたの存在は皆を危険に晒す」と、きつい態度を取る年上の女性が一煉寺君を認めるまでの物語が、未だ描かれていない部隊訓練の時にあったのかもしれませんが……厳しい年上の女性に認められるのも一つのロマンではありますよね。
肯定的、否定的、様々な人物が居れば物語の厚みがより増すのではないかと愚考いたします。
戯言、失礼致しました。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
一煉寺君は訓練を経て部隊の皆にそれなりに認められているようですね。それと同時に危うい所も気付かれている様ではありますが。人を救う為の行動と、女性へ接する行動、両方の意味で。
高性能機であるが故に一番危険な任務へと挑む一煉寺君。どうやら二人の隊長の内一人は、ある程度までそれに付き合ってくれる精神性ですが、現場においてストッパーになってくれそうな着鎧者がいれば胃が痛いかもしれませんね。苦労人で幸薄そうな年上の女性。何故か一煉寺君が原因なのに、似合いそうな気がしてしまいました。
助けを求める人、助ける人。今回の現場で命の拾い残しが出るのか、全てを拾いきるのか、楽しみにしています。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月18日 18時24分
いつも感想ありがとうございます!
今回はこの事故におけるヒーロー活動に触れたお話でした。
龍太に好意的な隊員ばかり、ということになってるのは、後に対立することになるダスカリアンの二人等、これからぶつかっていく問題の大きさとのバランスを取るためのシナリオ的な措置だったりします。ここで隊員との対立まで描いていたら、物語の尺が「ドラッヘンファイヤー」を超えかねませんから。
なので大変申し訳ありませんが、要は作劇の都合、となってしまいますかね。もちろん、最初から仲が良かったわけではないとは思いますが。
龍太に対する否定的な意見や、彼をよく思わない人物などについては、この事故の場面が一旦終わった後にちょいと描写していく予定です。
ただ、そういうご指摘があるという事実は真摯に受け止め、これからの人物描写に気をつけて行きたいと思います。今回も貴重なアドバイスをありがとうございました!
苦労人で幸薄で年上と言いますと、今回初登場した西条隊員でしょうかね。しょっちゅう龍太に振り回されてそうですから……(笑
ちなみに、彼女もキャラ募集で採用させて頂いた人物です。応募して頂いた時はマイペースキャラだったはずなのですが、いざ書いてみると逆に龍太に振り回される常識人キャラに……(汗
これからの描写で、そういうところを書ける機会があればなぁ、と思います。
取り残された女性客とは一体。フラヴィ隊長と龍太の運命はどうなるのか。そんなところも含めて、今後の展開を楽しみにして頂ければ幸いと存じます。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
今回はこの事故におけるヒーロー活動に触れたお話でした。
龍太に好意的な隊員ばかり、ということになってるのは、後に対立することになるダスカリアンの二人等、これからぶつかっていく問題の大きさとのバランスを取るためのシナリオ的な措置だったりします。ここで隊員との対立まで描いていたら、物語の尺が「ドラッヘンファイヤー」を超えかねませんから。
なので大変申し訳ありませんが、要は作劇の都合、となってしまいますかね。もちろん、最初から仲が良かったわけではないとは思いますが。
龍太に対する否定的な意見や、彼をよく思わない人物などについては、この事故の場面が一旦終わった後にちょいと描写していく予定です。
ただ、そういうご指摘があるという事実は真摯に受け止め、これからの人物描写に気をつけて行きたいと思います。今回も貴重なアドバイスをありがとうございました!
苦労人で幸薄で年上と言いますと、今回初登場した西条隊員でしょうかね。しょっちゅう龍太に振り回されてそうですから……(笑
ちなみに、彼女もキャラ募集で採用させて頂いた人物です。応募して頂いた時はマイペースキャラだったはずなのですが、いざ書いてみると逆に龍太に振り回される常識人キャラに……(汗
これからの描写で、そういうところを書ける機会があればなぁ、と思います。
取り残された女性客とは一体。フラヴィ隊長と龍太の運命はどうなるのか。そんなところも含めて、今後の展開を楽しみにして頂ければ幸いと存じます。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月18日 19時44分
[良い点]
・現場への出場場面。
試験自体はギリギリでも正式資格保持者として現場へ向かう姿は、経験者としての緊張と脱力が程よくバランスが取れている様で、ここまでの経験や訓練を想像させてくれました。
人の命がかかった現場で自身のない姿は仲間や部下、そして要救助者にまで要らぬ不安を与えてしまいますからね。冷静に補佐してくれる副官が居れば一煉寺君みたいな隊長も士気高揚として有用でしょう。後は現場での経験で磨き上げられるだけですかね……その経験が普通の経験で済まないのが一煉寺君の人生なのかもしれませんが。
・着鎧甲冑ならではの装備の活用。
これまでのレスキューで使われていた装備も使われているのでしょうが、今回登場したマント等は相応しい機材がないと運用できませんからね。着鎧甲冑による救助の特別らしさが感じられました。
着鎧甲冑技術から一般レスキューへ転用されている技術もあるでしょう。もしかすれば着鎧甲冑と共同で活動する事を前提とした部隊が結成される事もあるのでしょうかね。まあ、レスキューにしても消防と自衛隊で縄張り意識もあるでしょうし、複雑な力関係が働くのでしょうけども。
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが「火災の沈下に向かうのが」の部分は【鎮火】ではないでしょうか。ご確認いただけたならば幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
救芽井直轄の着鎧甲冑対・災害部隊の隊員は殆どが女性でしたか。隊長さん達の場面を読んでいて、まぶらほ・メイドの巻のセレンやリーラ等の装甲侍女猟兵中隊の面々の姿で再現されてしまいました。場所によってはアイドル部隊としての追っかけが発生しかねませんね。ですが現場までこられては迷惑ですし、隊員の素顔や情報はそれなりに制限がかかっているかも知れない等と妄想してしまいました。
今回のマント、空気を入れてボートとしていましたが、素材が不燃性ならば火災現場や雪山、災害現場での簡易避難所としても使えそうですね。空気は断熱材としてもそれなりに有用ですし。それに電熱線を仕込むなり保温素材でもあるのならば体温の維持にも使えそうですし、場合によっては圧縮梱包されたマントだけを装備、運搬する隊員の必要が生まれたりとかもしたりしてね。
白き部隊でただ一つの赤。格好つけて言えば白き龍の赤き瞳やら赤き炎等と、一煉寺君が知れば悶え回るような呼び方を一部マスコミでされていたりしてね。普段の訓練も部隊との連携が必要でしょうし、訓練場面を見ればヒロイン達がやきもきし、何も知らない男性から見れば嫉妬の炎が巻き上がりかねませんがね。
救助は必ず全員を助けられない事が多いでしょう。救えなかった命と一煉寺君がどう向き合うのか等、遠き国からの揉め事が来るのと共に楽しみにしています。
お邪魔致しました。
・現場への出場場面。
試験自体はギリギリでも正式資格保持者として現場へ向かう姿は、経験者としての緊張と脱力が程よくバランスが取れている様で、ここまでの経験や訓練を想像させてくれました。
人の命がかかった現場で自身のない姿は仲間や部下、そして要救助者にまで要らぬ不安を与えてしまいますからね。冷静に補佐してくれる副官が居れば一煉寺君みたいな隊長も士気高揚として有用でしょう。後は現場での経験で磨き上げられるだけですかね……その経験が普通の経験で済まないのが一煉寺君の人生なのかもしれませんが。
・着鎧甲冑ならではの装備の活用。
これまでのレスキューで使われていた装備も使われているのでしょうが、今回登場したマント等は相応しい機材がないと運用できませんからね。着鎧甲冑による救助の特別らしさが感じられました。
着鎧甲冑技術から一般レスキューへ転用されている技術もあるでしょう。もしかすれば着鎧甲冑と共同で活動する事を前提とした部隊が結成される事もあるのでしょうかね。まあ、レスキューにしても消防と自衛隊で縄張り意識もあるでしょうし、複雑な力関係が働くのでしょうけども。
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが「火災の沈下に向かうのが」の部分は【鎮火】ではないでしょうか。ご確認いただけたならば幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
救芽井直轄の着鎧甲冑対・災害部隊の隊員は殆どが女性でしたか。隊長さん達の場面を読んでいて、まぶらほ・メイドの巻のセレンやリーラ等の装甲侍女猟兵中隊の面々の姿で再現されてしまいました。場所によってはアイドル部隊としての追っかけが発生しかねませんね。ですが現場までこられては迷惑ですし、隊員の素顔や情報はそれなりに制限がかかっているかも知れない等と妄想してしまいました。
今回のマント、空気を入れてボートとしていましたが、素材が不燃性ならば火災現場や雪山、災害現場での簡易避難所としても使えそうですね。空気は断熱材としてもそれなりに有用ですし。それに電熱線を仕込むなり保温素材でもあるのならば体温の維持にも使えそうですし、場合によっては圧縮梱包されたマントだけを装備、運搬する隊員の必要が生まれたりとかもしたりしてね。
白き部隊でただ一つの赤。格好つけて言えば白き龍の赤き瞳やら赤き炎等と、一煉寺君が知れば悶え回るような呼び方を一部マスコミでされていたりしてね。普段の訓練も部隊との連携が必要でしょうし、訓練場面を見ればヒロイン達がやきもきし、何も知らない男性から見れば嫉妬の炎が巻き上がりかねませんがね。
救助は必ず全員を助けられない事が多いでしょう。救えなかった命と一煉寺君がどう向き合うのか等、遠き国からの揉め事が来るのと共に楽しみにしています。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月18日 01時47分
いつも感想ありがとうございます!
本編開始早々スクランブル状態な本作ですが、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
今回の事故でのみの登場となるディヴィーゲマント。実はコレ、書いてる最中にパッと思いついたネタだったんですよね。
ヒーロー物っぽい要素を絡めつつ、レスキューに使えそうなものを求めた結果でしょうか。ゴムボートだけじゃなく、色んな形状に膨らむパターンも面白そうですねぇ。
レスキューカッツェの設定は、ゲーム「THE 地球防衛軍2」に登場するペイルウィング隊の影響を受けて出来ました。なお、フラヴィ隊長とジュリア副隊長は、キャラ募集でユーザーの方から頂いた案を基にしています。
装甲侍女猟兵中隊ですかぁ……。メイド服で統一されたレスキューカッツェ、というのも面白いかも知れませんねぇ……(ゲス顔
彼女達との絡みに対するヒロイン勢の反応というのも、機会があれば書いてみたいと思っています。心なしか本作は前作までと比べて、女キャラがドッと増えた感じがしますね。ムサいオッサンだらけだった「ドラッヘンファイヤー」の反動でしょうか。
龍太達の活動の行く末はどうなるか。楽しみにして頂ければ幸いです。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
本編開始早々スクランブル状態な本作ですが、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
今回の事故でのみの登場となるディヴィーゲマント。実はコレ、書いてる最中にパッと思いついたネタだったんですよね。
ヒーロー物っぽい要素を絡めつつ、レスキューに使えそうなものを求めた結果でしょうか。ゴムボートだけじゃなく、色んな形状に膨らむパターンも面白そうですねぇ。
レスキューカッツェの設定は、ゲーム「THE 地球防衛軍2」に登場するペイルウィング隊の影響を受けて出来ました。なお、フラヴィ隊長とジュリア副隊長は、キャラ募集でユーザーの方から頂いた案を基にしています。
装甲侍女猟兵中隊ですかぁ……。メイド服で統一されたレスキューカッツェ、というのも面白いかも知れませんねぇ……(ゲス顔
彼女達との絡みに対するヒロイン勢の反応というのも、機会があれば書いてみたいと思っています。心なしか本作は前作までと比べて、女キャラがドッと増えた感じがしますね。ムサいオッサンだらけだった「ドラッヘンファイヤー」の反動でしょうか。
龍太達の活動の行く末はどうなるか。楽しみにして頂ければ幸いです。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月18日 15時33分
[良い点]
・前作の舞台のその後が出た所。
瓦礫の山というか、情景的には瓦礫の海とでも言うべきでしょうか。作中の人物にとっても読み手側にとっても「そこ」は過ぎ去った過去の場所になるのでしょうが、その瓦礫の中から何かを見つけ出し生み出そうという力を感じました。それが善なのか悪なのかは分かりませんが。
[気になる点]
・些細な点で恐縮なのですが「溢れんばかりの瓦礫や金属片が」の部分に違和感を覚えました。
「溢れんばかり」とは一定の範囲や容量の中にあるものに使う言葉だと思うのです。ですので今回描かれていた「崖の下」「崖の先に見える大海原」との一文から溢れ出すとの言葉にそぐわない印象を受けたのだと思います。
「崖が作る谷底には溢れ出すかのような瓦礫が」や「瓦礫の隙間から見える施設跡から溢れ出して来たかのような」等の流れや、「埋め尽くすような瓦礫」等の言葉があれば、印象を変える事ができたのではないかと愚考いたします。
重箱の隅を突くような事をしてしまい申し訳ございませんでした。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
甘く賑やかな恋の鞘当が売りの物語であろうとも、そればかりではつまらなくなりますからね。苦味すら感じるほどの土台があればこそ、互いに引き立てあうと考えていますのでプロローグのような話も大好きですよ。
鮎美さんは瓦礫の中から何を掘り出し、作り出すのでしょうね。それまでの人生を否定するのではなく、経験を踏まえて行われる事が何なのか楽しみにしています。
お邪魔致しました。
・前作の舞台のその後が出た所。
瓦礫の山というか、情景的には瓦礫の海とでも言うべきでしょうか。作中の人物にとっても読み手側にとっても「そこ」は過ぎ去った過去の場所になるのでしょうが、その瓦礫の中から何かを見つけ出し生み出そうという力を感じました。それが善なのか悪なのかは分かりませんが。
[気になる点]
・些細な点で恐縮なのですが「溢れんばかりの瓦礫や金属片が」の部分に違和感を覚えました。
「溢れんばかり」とは一定の範囲や容量の中にあるものに使う言葉だと思うのです。ですので今回描かれていた「崖の下」「崖の先に見える大海原」との一文から溢れ出すとの言葉にそぐわない印象を受けたのだと思います。
「崖が作る谷底には溢れ出すかのような瓦礫が」や「瓦礫の隙間から見える施設跡から溢れ出して来たかのような」等の流れや、「埋め尽くすような瓦礫」等の言葉があれば、印象を変える事ができたのではないかと愚考いたします。
重箱の隅を突くような事をしてしまい申し訳ございませんでした。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
甘く賑やかな恋の鞘当が売りの物語であろうとも、そればかりではつまらなくなりますからね。苦味すら感じるほどの土台があればこそ、互いに引き立てあうと考えていますのでプロローグのような話も大好きですよ。
鮎美さんは瓦礫の中から何を掘り出し、作り出すのでしょうね。それまでの人生を否定するのではなく、経験を踏まえて行われる事が何なのか楽しみにしています。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月17日 08時41分
いつも感想ありがとうございます!
これでようやくプロローグもおしまい。締めはまさかの鮎美でした。
今回は、過去の場所となった四郷研究所跡での、何かを匂わせる感じのちょっとしたエピソード。鮎美がここの瓦礫を見て、何をしようとしているのか、楽しみにして頂ければ幸いです。ある意味、一番大事なところですから。
それから、表現の誤りについてのご指摘ありがとうございます。うーん、確かに言われてみると語弊がありましたね。申し訳ありません。
指摘して頂いた内容を元に、早速修正させて頂きました。ありがとうございます!
さて、これにていよいよプロローグも終了。次回以降はようやく本編開始となります。
今後の展開、楽しみにして下さいね! 今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
これでようやくプロローグもおしまい。締めはまさかの鮎美でした。
今回は、過去の場所となった四郷研究所跡での、何かを匂わせる感じのちょっとしたエピソード。鮎美がここの瓦礫を見て、何をしようとしているのか、楽しみにして頂ければ幸いです。ある意味、一番大事なところですから。
それから、表現の誤りについてのご指摘ありがとうございます。うーん、確かに言われてみると語弊がありましたね。申し訳ありません。
指摘して頂いた内容を元に、早速修正させて頂きました。ありがとうございます!
さて、これにていよいよプロローグも終了。次回以降はようやく本編開始となります。
今後の展開、楽しみにして下さいね! 今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月18日 15時19分
[良い点]
・絡み合う血族の物語。
将軍の祖父はもしかしたら……
一煉寺君と将軍の息子であるテンニーンが似ているのであれば、ここにも数奇な縁があるのかもしれません。そうなれば着鎧甲冑が本格的に世界へと広がっていく前に「一煉寺」「花淵」「救芽井」の血脈が織り成す蜘蛛の巣のような因縁に決着をつける事が必要なのかもしれませんね。
・互いに間違っている部分を認めながらも、止める事ができない男達。
決闘によって決着をつける。これは見方を変えれば強い者が正しいと言っているのと同じになりかねないんですよね。実際には強いから正しいのでもなく、正しいから強いのでもない。弱くて正しい者は踏み躙られるしかないのか?そんな事は承知の上で戦いに挑むしかない男達には、それまでの生き様が行動する背中に映って見えるようでした。そんな男達の中で言葉遣いが荒く、言動も思慮が足りないとしか見えない姫があまりにも幼稚に見えてしまいます。この姫が将軍の背中を見て育ってきたと思える場面が巡って来た時、今の低い評価から一変するのだと期待しています。
[気になる点]
・まだプロローグの段階ですので早合点だとは思うのですが、少しだけ気になる事がありましたのでここに記させていただきます。
今話の最後で一煉寺君の容姿がテンニーンと酷似しているとの描写がありました。そして作中での将軍の祖父の発言を見る限り「一煉寺/花淵」の縁者に見て取れます。
ここまでのプロローグで着鎧甲冑開発やそれにまつわる人物達、そしてこの物語で新たに登場した人物達には縁があると感じられ、その奇縁に驚きと期待を覚えるのですが、縁のある人物だけでは物語の世界が狭く感じられてしまうのではないかと危惧してしまいました。今話でならば闘技場の入り口で将軍の腹心足りえる兵が人払いの為に警護している等の一文があれば閉塞感が薄れたのではないかと愚考いたします。まあ、次の話等で主要人物以外の息吹を感じられれば打ち消されるほどの些細な危惧ではあるのですがね。
針小棒大な妄言として笑い飛ばしていただければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
命を守るか、思いを守るか。その違いからぶつかり合う事となった二人の戦いは、古我知さんの敗北でしたか。性能が良くとも古強者の経験がそれを上回ったといった所なのでしょうね。それだけの経験をつんできたほどの時間にて練磨されてきた考えは、そう簡単には変える事はできないでしょう。若造が年配者の考えを翻させる事は困難です。その為に更に年若い一煉寺君が必要とされる事に皮肉な物を感じてしまいますね。
何かを守り救う為に、何かを切り捨て見捨てる。これが一煉寺君ならば、命と思い両方を救って見せろと口にしていたように思えます。そんな一煉寺君とダスカリアンの二人が出会った時、どのような化学反応が起こるのか楽しみにしています。
お邪魔致しました。
・絡み合う血族の物語。
将軍の祖父はもしかしたら……
一煉寺君と将軍の息子であるテンニーンが似ているのであれば、ここにも数奇な縁があるのかもしれません。そうなれば着鎧甲冑が本格的に世界へと広がっていく前に「一煉寺」「花淵」「救芽井」の血脈が織り成す蜘蛛の巣のような因縁に決着をつける事が必要なのかもしれませんね。
・互いに間違っている部分を認めながらも、止める事ができない男達。
決闘によって決着をつける。これは見方を変えれば強い者が正しいと言っているのと同じになりかねないんですよね。実際には強いから正しいのでもなく、正しいから強いのでもない。弱くて正しい者は踏み躙られるしかないのか?そんな事は承知の上で戦いに挑むしかない男達には、それまでの生き様が行動する背中に映って見えるようでした。そんな男達の中で言葉遣いが荒く、言動も思慮が足りないとしか見えない姫があまりにも幼稚に見えてしまいます。この姫が将軍の背中を見て育ってきたと思える場面が巡って来た時、今の低い評価から一変するのだと期待しています。
[気になる点]
・まだプロローグの段階ですので早合点だとは思うのですが、少しだけ気になる事がありましたのでここに記させていただきます。
今話の最後で一煉寺君の容姿がテンニーンと酷似しているとの描写がありました。そして作中での将軍の祖父の発言を見る限り「一煉寺/花淵」の縁者に見て取れます。
ここまでのプロローグで着鎧甲冑開発やそれにまつわる人物達、そしてこの物語で新たに登場した人物達には縁があると感じられ、その奇縁に驚きと期待を覚えるのですが、縁のある人物だけでは物語の世界が狭く感じられてしまうのではないかと危惧してしまいました。今話でならば闘技場の入り口で将軍の腹心足りえる兵が人払いの為に警護している等の一文があれば閉塞感が薄れたのではないかと愚考いたします。まあ、次の話等で主要人物以外の息吹を感じられれば打ち消されるほどの些細な危惧ではあるのですがね。
針小棒大な妄言として笑い飛ばしていただければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
命を守るか、思いを守るか。その違いからぶつかり合う事となった二人の戦いは、古我知さんの敗北でしたか。性能が良くとも古強者の経験がそれを上回ったといった所なのでしょうね。それだけの経験をつんできたほどの時間にて練磨されてきた考えは、そう簡単には変える事はできないでしょう。若造が年配者の考えを翻させる事は困難です。その為に更に年若い一煉寺君が必要とされる事に皮肉な物を感じてしまいますね。
何かを守り救う為に、何かを切り捨て見捨てる。これが一煉寺君ならば、命と思い両方を救って見せろと口にしていたように思えます。そんな一煉寺君とダスカリアンの二人が出会った時、どのような化学反応が起こるのか楽しみにしています。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月16日 14時21分
いつも感想ありがとうございます!
ここでようやく、本作初のバトルシーン。一瞬で決着が付いちゃいましたが、やっぱりこういうのが書いてて一番楽しいですね。
今回はジェリバン将軍の身の上話や戦闘シーン、強さなど、彼の特徴を主に取り上げるエピソードになりました。
昔のヒーロー物の悪役とかには、よく「〜大佐」とか「〜将軍」ってキャラがいますからね。着鎧甲冑シリーズでも、そろそろそんな感じのキャラが欲しいところだったのですよ。変身不能ネタや巨大な敵など、ヒーロー物のお約束はだいたいなぞってきたことですし。
そういう意味でもジェリバン将軍は、戦うところとかを書くのが結構楽しいキャラだったりします。まぁ、ダウゥ姫の印象については、後々の展開に期待して頂ければと。
……しかし、よくよく考えてみると古我知って悲惨。両親は瀧上に殺され、自分も半死半生になって改造人間にされ、顔に一生ものの傷が付いたかと思えば、今度は好きな女を年下のつるっぱげに取られて、しまいには新作の冒頭で将軍の踏み台。
別に嫌いなキャラじゃないのに、いざ思い返してみると相当ムゴイ扱いだったことに気づきました。彼の救済措置も考えなくてはなりませんねぇ……。
それから、奇縁についてのご指摘ありがとうございます。なるほど、確かに世間を狭くし過ぎるのも問題でしたね。
ジェリバン将軍の指示を受けつつ、その理由を訝しむ兵士達の描写を加筆させて頂きました。アドバイスありがとうございます!
若者が年配者の考えを変えさせるのは難しいかも知れませんが、息子と同じ顔の子供に詰め寄られたら、結構来るものがあるでしょうね。龍太ならば、両方救うことを最終的な目標としつつ、まずは命から守ろうとするでしょうね。
ダウゥ姫の居場所をダスカリアンに残せれば、王女の地位を失っても希望が見えて来るかも知れませんね。
もうじきプロローグも終わり、本編のシナリオが始まるでしょう。龍太視点の最終章本編、楽しみにしていただければ幸いです。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
ここでようやく、本作初のバトルシーン。一瞬で決着が付いちゃいましたが、やっぱりこういうのが書いてて一番楽しいですね。
今回はジェリバン将軍の身の上話や戦闘シーン、強さなど、彼の特徴を主に取り上げるエピソードになりました。
昔のヒーロー物の悪役とかには、よく「〜大佐」とか「〜将軍」ってキャラがいますからね。着鎧甲冑シリーズでも、そろそろそんな感じのキャラが欲しいところだったのですよ。変身不能ネタや巨大な敵など、ヒーロー物のお約束はだいたいなぞってきたことですし。
そういう意味でもジェリバン将軍は、戦うところとかを書くのが結構楽しいキャラだったりします。まぁ、ダウゥ姫の印象については、後々の展開に期待して頂ければと。
……しかし、よくよく考えてみると古我知って悲惨。両親は瀧上に殺され、自分も半死半生になって改造人間にされ、顔に一生ものの傷が付いたかと思えば、今度は好きな女を年下のつるっぱげに取られて、しまいには新作の冒頭で将軍の踏み台。
別に嫌いなキャラじゃないのに、いざ思い返してみると相当ムゴイ扱いだったことに気づきました。彼の救済措置も考えなくてはなりませんねぇ……。
それから、奇縁についてのご指摘ありがとうございます。なるほど、確かに世間を狭くし過ぎるのも問題でしたね。
ジェリバン将軍の指示を受けつつ、その理由を訝しむ兵士達の描写を加筆させて頂きました。アドバイスありがとうございます!
若者が年配者の考えを変えさせるのは難しいかも知れませんが、息子と同じ顔の子供に詰め寄られたら、結構来るものがあるでしょうね。龍太ならば、両方救うことを最終的な目標としつつ、まずは命から守ろうとするでしょうね。
ダウゥ姫の居場所をダスカリアンに残せれば、王女の地位を失っても希望が見えて来るかも知れませんね。
もうじきプロローグも終わり、本編のシナリオが始まるでしょう。龍太視点の最終章本編、楽しみにしていただければ幸いです。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月18日 00時13分
[良い点]
・過去の過ちが現在に追いつき、再び過ちを産み出そうとしている所。
嘘を隠す為に嘘を重ねる様に、過去の過ちが過ちを産み出そうとしていますね。
嘗て滅びの炎の海に沈んだ国が、助けに差し出された手を掴んで一息ついた時その手を振り払おうとしている様に見えました。その手を離してしまえば此度は過ちの海へと沈み、溺れるのでしょうに。右手で握手を、後ろ手に隠した左でナイフを握る等と揶揄されますが、外交とはそれが必要となるのでしょう。
人の善性と愚かさが現れたお話だと思いました。
・犯した過ちから眼を逸らさない大人達。
償う為にも罪から眼を逸らす事のない大人は立派だと思います。ですが、罪ばかりに集中する事は視野を狭める事とも同義ではないかとも思えるのです。
子供達は自分の前に居る大人の背中を見て育ちます。大人が罪ばかりを見つめていると、大人を通して子供達をも罪を見てしまうのでしょう。しかも悪い事に大人というフィルターを通してしまったが為に歪に歪んだ物を。
ダスカリアン王国で起きている問題は罪を忘れず償おうとする大人達の善性が産み出してしまったのかもしれません。
正しく、愚かであるからこそ愛おしく感じ、犯す過ちに嘆き、それを正し救う存在を求めてしまうのでしょうね。
[一言]
立て続けでまことに恐縮ですが、お邪魔させて頂きます。
正義という名の邪悪の残滓が、国を立て直そうという人の善性を飲み込み駆逐する悪意を生み出してしまっていますね。
憎しむな、恨みを忘れろとは言いませんが、その炎は容易く自らとその周囲を、まるで燎原の炎の様に飲み尽くしてしまうと、炎の海に沈むまでは完全に理解できないのでしょうね。正しき矜持と誇りが過ちを生みだすのならば、歪な心と愚かなまでの愚直さがそれを救う存在となるのでしょうか。
考えすぎて過ちを犯しかねない大人と感情に引きずられて自滅しかねない子供。愚かなお馬鹿が物語の舞台に上る時を楽しみにしています。
お邪魔致しました。
・過去の過ちが現在に追いつき、再び過ちを産み出そうとしている所。
嘘を隠す為に嘘を重ねる様に、過去の過ちが過ちを産み出そうとしていますね。
嘗て滅びの炎の海に沈んだ国が、助けに差し出された手を掴んで一息ついた時その手を振り払おうとしている様に見えました。その手を離してしまえば此度は過ちの海へと沈み、溺れるのでしょうに。右手で握手を、後ろ手に隠した左でナイフを握る等と揶揄されますが、外交とはそれが必要となるのでしょう。
人の善性と愚かさが現れたお話だと思いました。
・犯した過ちから眼を逸らさない大人達。
償う為にも罪から眼を逸らす事のない大人は立派だと思います。ですが、罪ばかりに集中する事は視野を狭める事とも同義ではないかとも思えるのです。
子供達は自分の前に居る大人の背中を見て育ちます。大人が罪ばかりを見つめていると、大人を通して子供達をも罪を見てしまうのでしょう。しかも悪い事に大人というフィルターを通してしまったが為に歪に歪んだ物を。
ダスカリアン王国で起きている問題は罪を忘れず償おうとする大人達の善性が産み出してしまったのかもしれません。
正しく、愚かであるからこそ愛おしく感じ、犯す過ちに嘆き、それを正し救う存在を求めてしまうのでしょうね。
[一言]
立て続けでまことに恐縮ですが、お邪魔させて頂きます。
正義という名の邪悪の残滓が、国を立て直そうという人の善性を飲み込み駆逐する悪意を生み出してしまっていますね。
憎しむな、恨みを忘れろとは言いませんが、その炎は容易く自らとその周囲を、まるで燎原の炎の様に飲み尽くしてしまうと、炎の海に沈むまでは完全に理解できないのでしょうね。正しき矜持と誇りが過ちを生みだすのならば、歪な心と愚かなまでの愚直さがそれを救う存在となるのでしょうか。
考えすぎて過ちを犯しかねない大人と感情に引きずられて自滅しかねない子供。愚かなお馬鹿が物語の舞台に上る時を楽しみにしています。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月16日 02時41分
いつも感想ありがとうございます!
今回からいよいよ現代編……ですが、初っ端からゴチャゴチャしまくりですな。ハーレムラブコメどこ行った。
今回初登場を果たしたダウゥ姫ですが、恐らく第一印象は最悪でしょうな。一応、シリーズ最後のヒロインではあるのですけど。ここからどんなキャラになっていくのか、楽しみに待って頂ければ幸いです。
本作から出る新設定で一番悩んだのが、ダスカリアン王国の設定でした。
ダウゥ姫には褐色ちっぱいの美少女ヒロインらしく、髪型をきちんと設定したいけど、イスラム圏なら女性は髪や肌を隠すことが基本になるわけで。そこで、西欧を含む様々な文明に侵略された歴史の影響で、ある程度その辺が開放的になってる――という設定に落ち着いたのです。我ながらゴリ押しも甚だしい(笑
次回から出るエピソードでは、さらに無理矢理な設定が出て来る……かも知れません。あんまり設定にこだわりすぎてもいけませんが、無茶苦茶過ぎるのも考えものですねぇ。
ダウゥ姫やジェリバン将軍の「自国を滅ぼしてでも最期まで国に留まりたい」という考えは、ダスカリアンのお国柄も関係してる感じですかね。上記のようなイレギュラー過ぎる文化の中で育ってきた王女や将軍が、他国の中で上手くやって行ける保証は皆無ですし。帰巣本能、というのもあるのかも知れません。
さて、この問題に決着を付ける決闘の行く末が、どうなっていくか。どうぞご期待下さい。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
今回からいよいよ現代編……ですが、初っ端からゴチャゴチャしまくりですな。ハーレムラブコメどこ行った。
今回初登場を果たしたダウゥ姫ですが、恐らく第一印象は最悪でしょうな。一応、シリーズ最後のヒロインではあるのですけど。ここからどんなキャラになっていくのか、楽しみに待って頂ければ幸いです。
本作から出る新設定で一番悩んだのが、ダスカリアン王国の設定でした。
ダウゥ姫には褐色ちっぱいの美少女ヒロインらしく、髪型をきちんと設定したいけど、イスラム圏なら女性は髪や肌を隠すことが基本になるわけで。そこで、西欧を含む様々な文明に侵略された歴史の影響で、ある程度その辺が開放的になってる――という設定に落ち着いたのです。我ながらゴリ押しも甚だしい(笑
次回から出るエピソードでは、さらに無理矢理な設定が出て来る……かも知れません。あんまり設定にこだわりすぎてもいけませんが、無茶苦茶過ぎるのも考えものですねぇ。
ダウゥ姫やジェリバン将軍の「自国を滅ぼしてでも最期まで国に留まりたい」という考えは、ダスカリアンのお国柄も関係してる感じですかね。上記のようなイレギュラー過ぎる文化の中で育ってきた王女や将軍が、他国の中で上手くやって行ける保証は皆無ですし。帰巣本能、というのもあるのかも知れません。
さて、この問題に決着を付ける決闘の行く末が、どうなっていくか。どうぞご期待下さい。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月16日 11時04分
[良い点]
・想いだけでは奇跡が起きない所。
人の心は一つの宇宙といっても過言ではないでしょう。そしてそこに宿る力も世界を変えるほどの力を持つでしょう。嘗て空を飛びたいと願った人が居たからこそ人は空を行くようになり、病にて死に行く人を前にして無力だった自らへの怒りが数多くの病を駆逐してきました。ですが、それは多くの想いを重ね、時を重ね、現実へと具現した物です。圧倒的な暴力の前において強き願い、正しき祈りが無力に蹂躙される。無常ながらもこれが普通の世界の姿なのでしょうね。
…………その世界の無常を、壁を打ち砕き乗り越える者こそが「ヒーロー」と呼ばれる存在なのかもしれません。
・時を隔てて絡む人の縁。
巨鎧体搭載の兵器に関っている「ラドロイバー」なる女性。この女性は嘗て空を見上げたのでしょうかね。「悪い奴をやっつける」為に培った力・技術が大いなる破壊と死を撒き散らす。違った形で芽吹いた「一煉寺」の残滓が近しい想いを踏み躙り、その踏み躙った瀧上氏が一煉寺の末裔に打ち倒される。皮肉でもあり、やりきれない思いにつまされる物がありますね。
・瀧上氏の正義という名の邪悪。
戦場にあるからこそ、地下の実験施設にあった時よりも怒りやむかつきを覚える腐った正義を目にした気がします。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
プロローグ、過ぎ去った時間の出来事だけに物語の中でこれ以上の救いはなく、変える事のできない事実として読み手側の意識に強烈に焼き付きますね。
「仏のような顔を持つ巨人」の一文を目にした時、真っ先に覚悟のススメのジャイアントブッダを連想した私はきっと異端です。もしくはガンツという漫画での仏像星人といった感じかもしれませんね。
人がム(無)になると書いて仏と読みますが、確かに瀧上氏は人の心を無くし、ある意味で仏となったのかもしれません。殺戮の方向へ解脱してしまったその姿は仏の姿をした悪魔の所行でしょう。それを打ち倒したのが歪ながらも人の心を持った龍の炎とは、因果を感じてしまいますね。
戦う為に拳を、武器を握り締めた掌は、幸せや大切な人の手を掴み取る事ができないのでしょうね。拳を解き、武器を手放さない限りには。今話での青年・テンニーンも、守る為とはいえ武器を握り締めたが為に幸せと自らの命を掴み止める事が出来ませんでした。一煉寺君がその手に掴む物は何になるのだろうと思わされるお話だったと思います。
世代を越えるほどの時間を「重」ね、幾つもの死と屍を「重」ね、死した者達と遺された者達の願いと想いを「重」ね生まれ出た、心と体を人の形へと止める為の「殻」の物語「重殻」本編が始まるまでにプロローグがどれほどの「何か」を重ねる事となるのか楽しみにしています。
お邪魔致しました。
・想いだけでは奇跡が起きない所。
人の心は一つの宇宙といっても過言ではないでしょう。そしてそこに宿る力も世界を変えるほどの力を持つでしょう。嘗て空を飛びたいと願った人が居たからこそ人は空を行くようになり、病にて死に行く人を前にして無力だった自らへの怒りが数多くの病を駆逐してきました。ですが、それは多くの想いを重ね、時を重ね、現実へと具現した物です。圧倒的な暴力の前において強き願い、正しき祈りが無力に蹂躙される。無常ながらもこれが普通の世界の姿なのでしょうね。
…………その世界の無常を、壁を打ち砕き乗り越える者こそが「ヒーロー」と呼ばれる存在なのかもしれません。
・時を隔てて絡む人の縁。
巨鎧体搭載の兵器に関っている「ラドロイバー」なる女性。この女性は嘗て空を見上げたのでしょうかね。「悪い奴をやっつける」為に培った力・技術が大いなる破壊と死を撒き散らす。違った形で芽吹いた「一煉寺」の残滓が近しい想いを踏み躙り、その踏み躙った瀧上氏が一煉寺の末裔に打ち倒される。皮肉でもあり、やりきれない思いにつまされる物がありますね。
・瀧上氏の正義という名の邪悪。
戦場にあるからこそ、地下の実験施設にあった時よりも怒りやむかつきを覚える腐った正義を目にした気がします。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
プロローグ、過ぎ去った時間の出来事だけに物語の中でこれ以上の救いはなく、変える事のできない事実として読み手側の意識に強烈に焼き付きますね。
「仏のような顔を持つ巨人」の一文を目にした時、真っ先に覚悟のススメのジャイアントブッダを連想した私はきっと異端です。もしくはガンツという漫画での仏像星人といった感じかもしれませんね。
人がム(無)になると書いて仏と読みますが、確かに瀧上氏は人の心を無くし、ある意味で仏となったのかもしれません。殺戮の方向へ解脱してしまったその姿は仏の姿をした悪魔の所行でしょう。それを打ち倒したのが歪ながらも人の心を持った龍の炎とは、因果を感じてしまいますね。
戦う為に拳を、武器を握り締めた掌は、幸せや大切な人の手を掴み取る事ができないのでしょうね。拳を解き、武器を手放さない限りには。今話での青年・テンニーンも、守る為とはいえ武器を握り締めたが為に幸せと自らの命を掴み止める事が出来ませんでした。一煉寺君がその手に掴む物は何になるのだろうと思わされるお話だったと思います。
世代を越えるほどの時間を「重」ね、幾つもの死と屍を「重」ね、死した者達と遺された者達の願いと想いを「重」ね生まれ出た、心と体を人の形へと止める為の「殻」の物語「重殻」本編が始まるまでにプロローグがどれほどの「何か」を重ねる事となるのか楽しみにしています。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月16日 01時52分
いつも感想ありがとうございます!
長〜い過去編もようやくこれで終わり。次回からは現代のお話になります。
今回のエピソードにおける舞台は、前作で瀧上に滅ぼされたという国。本作においては、この国が物語に大きく絡んで来ることになります。
テンニーンは初登場早々に殺されてしまったわけですが、彼は本作の物語において、かなりの重要キャラだったりします。
ラドロイバーという女性の素性や経緯についても、後々明らかになっていくでしょう。楽しみに待っていただければ幸いです。
「ヒルフェマン」を書いてた頃は「なるべく人を殺さない」話を書こうとしていたはずなのに、「ドラッヘンファイヤー」でその信条が完全に崩壊してしまいましたからね。なので、せめて最終章の重要な部分としてこの国を強調しよう、ということになったわけです。殺戮やらかしといて、「復興してます」って触れるだけでほったらかし、というのもあんまりですし。
舞台は移り、次回以降はいよいよ現代。「いつになったらイチャコラハーレム始まるんだコラァ」という読者の皆様の怒りが聞こえてきそうなので、ササッと更新していきたいところです。初っ端からタイトルに「死」が付きまくりですからねぇ……(汗
では、今後の展開も楽しみにして頂ければ幸いです。今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
長〜い過去編もようやくこれで終わり。次回からは現代のお話になります。
今回のエピソードにおける舞台は、前作で瀧上に滅ぼされたという国。本作においては、この国が物語に大きく絡んで来ることになります。
テンニーンは初登場早々に殺されてしまったわけですが、彼は本作の物語において、かなりの重要キャラだったりします。
ラドロイバーという女性の素性や経緯についても、後々明らかになっていくでしょう。楽しみに待っていただければ幸いです。
「ヒルフェマン」を書いてた頃は「なるべく人を殺さない」話を書こうとしていたはずなのに、「ドラッヘンファイヤー」でその信条が完全に崩壊してしまいましたからね。なので、せめて最終章の重要な部分としてこの国を強調しよう、ということになったわけです。殺戮やらかしといて、「復興してます」って触れるだけでほったらかし、というのもあんまりですし。
舞台は移り、次回以降はいよいよ現代。「いつになったらイチャコラハーレム始まるんだコラァ」という読者の皆様の怒りが聞こえてきそうなので、ササッと更新していきたいところです。初っ端からタイトルに「死」が付きまくりですからねぇ……(汗
では、今後の展開も楽しみにして頂ければ幸いです。今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月16日 10時27分
[良い点]
・死を肯定する物語。
確かに死は忌避する物ですが、、避けえぬ現実でもあります。そして人類は死による継承を行う事で発展してきた種でもあるが故に、死を完全に否定する事は自らを否定する事だとも考えています。今話の中で救芽井嬢の母が死によって世代が変わっていく事を肯定的に娘に説明していた所に、感動にも似た感情を抱きました。
・歴史をたどる興奮。
昔日の記憶を紐解き現在を考察するのが歴史家や考古学の醍醐味の一つと聞きますが、見知った物語の登場人物達の来歴を知るのもそれに似た喜びと興奮を感じますね。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
おおぅ。感想を書いている際間違えて消してしまい、書き直している間に更新されているとは、不覚っ!!といってみたくなりました。連続の更新ありがとうございます。
まだプロローグの三話ですが、この物語は様々な意味で受け継ぐという事が中心となりそうな印象を受けました。死による世代の継承とまでは言いませんが、一煉寺君達が今回の物語で何かを受け継ぐのか、それとも受け継がせる側となる物語となるのか。期待がいや増しますね。
今話でのサブタイトル「十九年前の死」とは救芽井嬢の祖母の事でしたか。その友人であった「ヨシエ」さんの死を受け止め生きてきた祖母の死が着鎧甲冑を生むきっかけだったとは。奇しくも一煉寺家も着鎧甲冑誕生の遠因の一つだったのですね。知識の発掘というわけではありませんが、この様に明かされていく情報という物も物語を読む喜びの一つですね。
サブタイトルにて年数が段々と少なくなっていく様を見ていると「死が現在に追いついてくる」という焦燥感が生まれますね。見事な本編への導入としてタイトルすらも駆使するとは、感じ入るばかりです。
開発当初の着鎧甲冑はもしかしたらスーツ型ではなかったかもしれませんね。ハードスキンに収納された人工筋肉で駆動するパワードアーマーみたいだったのかもと妄想してみるのも楽しいです。そういえば現実で佐川電子という所がパワードジャケットMkⅢという物を市販するとニュースで目にしましたが、それに近い形だったのか知れないですね。
粒子化技術というオーバーテクノロジーがブレイクスルーとして生まれたのか、何がしかの外部の助力で生まれたのかによっても一つのストーリーが生まれそうですね。
技術、人物、世界観の土台がきちんとしているからこそ、荒唐無稽な物語が輝きを増すのだと思います。これまでの物語とプロローグによってどこまで輝きを放つ物語となるのか、心から楽しみにしていますね。
まだまだ暑さの厳しい時期です。ご無理のない範囲で頑張ってください。
お邪魔致しました。
・死を肯定する物語。
確かに死は忌避する物ですが、、避けえぬ現実でもあります。そして人類は死による継承を行う事で発展してきた種でもあるが故に、死を完全に否定する事は自らを否定する事だとも考えています。今話の中で救芽井嬢の母が死によって世代が変わっていく事を肯定的に娘に説明していた所に、感動にも似た感情を抱きました。
・歴史をたどる興奮。
昔日の記憶を紐解き現在を考察するのが歴史家や考古学の醍醐味の一つと聞きますが、見知った物語の登場人物達の来歴を知るのもそれに似た喜びと興奮を感じますね。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
おおぅ。感想を書いている際間違えて消してしまい、書き直している間に更新されているとは、不覚っ!!といってみたくなりました。連続の更新ありがとうございます。
まだプロローグの三話ですが、この物語は様々な意味で受け継ぐという事が中心となりそうな印象を受けました。死による世代の継承とまでは言いませんが、一煉寺君達が今回の物語で何かを受け継ぐのか、それとも受け継がせる側となる物語となるのか。期待がいや増しますね。
今話でのサブタイトル「十九年前の死」とは救芽井嬢の祖母の事でしたか。その友人であった「ヨシエ」さんの死を受け止め生きてきた祖母の死が着鎧甲冑を生むきっかけだったとは。奇しくも一煉寺家も着鎧甲冑誕生の遠因の一つだったのですね。知識の発掘というわけではありませんが、この様に明かされていく情報という物も物語を読む喜びの一つですね。
サブタイトルにて年数が段々と少なくなっていく様を見ていると「死が現在に追いついてくる」という焦燥感が生まれますね。見事な本編への導入としてタイトルすらも駆使するとは、感じ入るばかりです。
開発当初の着鎧甲冑はもしかしたらスーツ型ではなかったかもしれませんね。ハードスキンに収納された人工筋肉で駆動するパワードアーマーみたいだったのかもと妄想してみるのも楽しいです。そういえば現実で佐川電子という所がパワードジャケットMkⅢという物を市販するとニュースで目にしましたが、それに近い形だったのか知れないですね。
粒子化技術というオーバーテクノロジーがブレイクスルーとして生まれたのか、何がしかの外部の助力で生まれたのかによっても一つのストーリーが生まれそうですね。
技術、人物、世界観の土台がきちんとしているからこそ、荒唐無稽な物語が輝きを増すのだと思います。これまでの物語とプロローグによってどこまで輝きを放つ物語となるのか、心から楽しみにしていますね。
まだまだ暑さの厳しい時期です。ご無理のない範囲で頑張ってください。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 08月15日 11時17分
いつも感想ありがとうございます!
今回は一煉寺家から少しだけ離れて、シリーズの中核を成す救芽井家と救芽井研究所についてのエピソードです。
よくよく考えてみると、救芽井家って着鎧甲冑を造った家系だというのに、そこが主軸の描写らしい描写がほとんどなかったんですよね。前々作「ヒルフェマン」に加筆されたプロローグで、やっと舞台として触れられた程度でしたし。
本編中が基本的に龍太視点なのが主な原因ではあるのですが、最終章まで来ておいて描写せず仕舞いというのもまずいですからね。
そこで元々プロローグの予定にはなかったのですが、救芽井家の概要について補完するために、新たに書き下ろすことになったわけです。ヨシエさん関係の設定も、この話がきっかけで思い付いたようなものでした。
……ほとんど触れられてすらいない四郷姉妹のと久水兄妹の実家ェ……。
まぁ、今回のエピソードは本編に深く食い込む要素には至りませんが、シリーズ全体のおさらいのようなものと思って頂ければ。
本編の時間軸より前の話を描く過去編も、次で最後になります。そのあとも三話ほどプロローグとなるエピソードを挟んでから本編に向かいますので、どうぞ気長にお待ち下さい。
それでは、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
今回は一煉寺家から少しだけ離れて、シリーズの中核を成す救芽井家と救芽井研究所についてのエピソードです。
よくよく考えてみると、救芽井家って着鎧甲冑を造った家系だというのに、そこが主軸の描写らしい描写がほとんどなかったんですよね。前々作「ヒルフェマン」に加筆されたプロローグで、やっと舞台として触れられた程度でしたし。
本編中が基本的に龍太視点なのが主な原因ではあるのですが、最終章まで来ておいて描写せず仕舞いというのもまずいですからね。
そこで元々プロローグの予定にはなかったのですが、救芽井家の概要について補完するために、新たに書き下ろすことになったわけです。ヨシエさん関係の設定も、この話がきっかけで思い付いたようなものでした。
……ほとんど触れられてすらいない四郷姉妹のと久水兄妹の実家ェ……。
まぁ、今回のエピソードは本編に深く食い込む要素には至りませんが、シリーズ全体のおさらいのようなものと思って頂ければ。
本編の時間軸より前の話を描く過去編も、次で最後になります。そのあとも三話ほどプロローグとなるエピソードを挟んでから本編に向かいますので、どうぞ気長にお待ち下さい。
それでは、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 08月15日 16時42分
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