感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[良い点]
俺、という一人称が紡ぎ出す荒涼とした情景が秀逸です。愛娘が紡ぎ出す“残酷な愛情”、ママ、という“絶対寛容”が受け入れられない“秘められた憎悪”、それらを、風景描写に転写して、“ヘビ”や“抜け出られないトンネル”をシンボリックに錯綜させています。短編という狭いキャンバスに、大きな、連続する感嘆符、視点を変えれば実感出来る、多角的トリックとして“はみ出さんばかり”のスケールで描き切っています。作者の情景描写力、心理を風景に溶け込ませる筆の力は、「あげん台」(題名を思い出せません、ごめんなさい)という小説においてボクの読後感を震撼させました。人間の心の底にある“向き合いたくはないモノ”に真っ向から向き合い、憎悪や性(さが)や業(ごう)といったパーツに分解し、多角的に検証し、文章表現として組み立て直す、という、辛く骨が折れ強固な意志が必要な作業を、三つの視点から行い、ストーリー展開として錯綜させ、かつ読む側を納得させるという技は、大きな情念と大きな感情の量が無ければ成せないことだと思います。それが短編小説の文章構成として纏め上げられることは、申し分のない実力として認めざるを得ません。
[気になる点]
これは「MIROC」の対極を成すモノと思われます。息を詰めて読まねばならない仕立てになっています。微笑ましい情景が匕首(あいくち)のような鋭利さを持って突き付けられる時、ボクは戦慄してしまいます。自己投影が感じられ、それが切ないのです。どこかに透明な描写、逃げ込める隙間があれば、と、つい思ってしまうのです。「あげん台」の中で“高いこずえの天辺”を見上げた時のような“澄明さ”です。これは、あくまでボク個人の私的感想でありますのでご容赦願います。
[一言]
とても不思議な“邂逅”であります。久々に「MIROC」に出会い、ボクが書いている舞台もタイやパキスタンやアフガンであることに気付き、感慨深いです。より一層のご活躍を期待しております。Keep in touch!
俺、という一人称が紡ぎ出す荒涼とした情景が秀逸です。愛娘が紡ぎ出す“残酷な愛情”、ママ、という“絶対寛容”が受け入れられない“秘められた憎悪”、それらを、風景描写に転写して、“ヘビ”や“抜け出られないトンネル”をシンボリックに錯綜させています。短編という狭いキャンバスに、大きな、連続する感嘆符、視点を変えれば実感出来る、多角的トリックとして“はみ出さんばかり”のスケールで描き切っています。作者の情景描写力、心理を風景に溶け込ませる筆の力は、「あげん台」(題名を思い出せません、ごめんなさい)という小説においてボクの読後感を震撼させました。人間の心の底にある“向き合いたくはないモノ”に真っ向から向き合い、憎悪や性(さが)や業(ごう)といったパーツに分解し、多角的に検証し、文章表現として組み立て直す、という、辛く骨が折れ強固な意志が必要な作業を、三つの視点から行い、ストーリー展開として錯綜させ、かつ読む側を納得させるという技は、大きな情念と大きな感情の量が無ければ成せないことだと思います。それが短編小説の文章構成として纏め上げられることは、申し分のない実力として認めざるを得ません。
[気になる点]
これは「MIROC」の対極を成すモノと思われます。息を詰めて読まねばならない仕立てになっています。微笑ましい情景が匕首(あいくち)のような鋭利さを持って突き付けられる時、ボクは戦慄してしまいます。自己投影が感じられ、それが切ないのです。どこかに透明な描写、逃げ込める隙間があれば、と、つい思ってしまうのです。「あげん台」の中で“高いこずえの天辺”を見上げた時のような“澄明さ”です。これは、あくまでボク個人の私的感想でありますのでご容赦願います。
[一言]
とても不思議な“邂逅”であります。久々に「MIROC」に出会い、ボクが書いている舞台もタイやパキスタンやアフガンであることに気付き、感慨深いです。より一層のご活躍を期待しております。Keep in touch!
石動さま、真剣に面と向き合ってお読み頂き、しかも真摯なお言葉の数々、本当にありがとうございます。
もう! いつも思うのですが私の作にそこまで踏み込んで下さるとは、恐縮です。いつも襟を正して読ませていただいております。
また、物語を紡ぐ時にますます考えて磨いていかねば、との覚悟も新たにします。
確かに、隙間がないのです。本当に追い詰められた時に書いたものでした。
唯一の救いは「少なくとも何かを救おうとしていた」所なのかもですが、そこも濁らせて終わった点、今後ともこれについては修正は行わない予定ですが今後描く世界には常に、頭に入れて行きたいと心に刻みました(と言いながらまた救いがなかったら本当にすみません(苦笑))
あげん台のお話も覚えていて下さり、とても光栄です!
こちらでもそのうちアップしようと思っておりましたので。
MIROCについても触れて頂き本当に嬉しいです。このシリーズはとても簡易な文体でできるだけ読み易くと目指していましたが、私が『書きたい』と思って突っ走っていた、一番の『秘蔵っ子』でもありますので。ただ読む方によっては一作ごとのディテールを飛ばしまくっているような物足りなさはあるかもしれません。とにかく勢いのみで前のめりに進めてしまいました。
石動さまのような踏み込んだ何かが自作にも欲しいといつも思っております。
また色々と読ませて頂きたいです。これからもよろしくお願いいたします。
重ねて感謝申し上げます!!
もう! いつも思うのですが私の作にそこまで踏み込んで下さるとは、恐縮です。いつも襟を正して読ませていただいております。
また、物語を紡ぐ時にますます考えて磨いていかねば、との覚悟も新たにします。
確かに、隙間がないのです。本当に追い詰められた時に書いたものでした。
唯一の救いは「少なくとも何かを救おうとしていた」所なのかもですが、そこも濁らせて終わった点、今後ともこれについては修正は行わない予定ですが今後描く世界には常に、頭に入れて行きたいと心に刻みました(と言いながらまた救いがなかったら本当にすみません(苦笑))
あげん台のお話も覚えていて下さり、とても光栄です!
こちらでもそのうちアップしようと思っておりましたので。
MIROCについても触れて頂き本当に嬉しいです。このシリーズはとても簡易な文体でできるだけ読み易くと目指していましたが、私が『書きたい』と思って突っ走っていた、一番の『秘蔵っ子』でもありますので。ただ読む方によっては一作ごとのディテールを飛ばしまくっているような物足りなさはあるかもしれません。とにかく勢いのみで前のめりに進めてしまいました。
石動さまのような踏み込んだ何かが自作にも欲しいといつも思っております。
また色々と読ませて頂きたいです。これからもよろしくお願いいたします。
重ねて感謝申し上げます!!
- 柿ノ木コジロー
- 2014年 03月06日 20時45分
― 感想を書く ―