感想一覧

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[良い点]
 小説家になろう、でようやくまともなのを読んだ気がします。

 世界観はファンタジーで、内容はSFみたいですね。
 外伝ということは、本編があるのでしょうか。たまたまツイッターで見てのぞいただけなんで、本編はまだですが。
 内容もまともだし、結末も「主人公の望んだ結末じゃないけど、でもだからって」と希望があるようで読了感も悪くないです。
[気になる点]
 ただ、作品がもうちょっと良くなったのでは、と思うとこもありました。

 話の流れはものすごく簡潔にしちゃうと、こうでしょうか。
 ・主人公、世界を変えたい。だから『本質の柱』に。
 ・でも、ふれても……
 ・主人公、望みは叶わなかったけど~

 話は悪くないと思います。でも、もっと良くしたいなら、はじめの『主人公が世界を変えたい』という願いが、何でそう思うようになったのか書くべきだったと思います。そこが書かれてたら、主人公に感情移入もできるし、それが叶わなかったときの絶望感も上がります。
 ですが、これは外伝だから本編では語られてるんですかね?
 語られてるんでしたら、失礼しました。

 あと、『本質の柱』で語られてることでも疑問。
 それって、『善悪ってそもそも人が作った概念』と言われたらどうなるんだ。と、気になったり。
 いやまぁ、これは余計ですかね。
[一言]
 他と比べるとかなりまともでした。
 他のも機会があったら読んでいきたいと思います。
 自分も小説書いてますので、よければそちらもよろしくお願いします。
感想ありがとうございます!

確か当時は(あるいは現在も)、『異世界もの』と『SF』を融合させる、みたいなことを考えていたので、そう言っていただけて素直に嬉しいです。

そうですね、これは『『本質の柱』とはなんなのか』を表現したかった、という動機のみで書いたものなので、物語としての『粗』はかなりあると思います。
ただ、主人公の『世界を変えたい』という思いは『本質の柱を感じとれてしまっているから湧き上がってきている感情』であり、自分でも『世界を変えたい』理由は明確にできていない、という感じになっています。一種の本能みたいなものですね。
もちろん、『自分が変われば(死を選ぶか『本質の柱』を意識的に無視するか)解決するんだけど、それができないから『外側を変えたい』と願った』ともいえるわけなのですが。

『善』や『悪』の概念に関しましては、ここ八年ほどで僕の中でもだいぶ考え方が変わってきています。
『生きること』イコール『悪』という感覚は、最新作の『黒き魂を持つ者たち』でも変わっていませんが、その理由というか、表現の仕方というか、そういうものはより明確になってきている気がしますね。

あと、『どうなるんだ』という問いに直接的に答えるならば、『『悪』だと感じた』という主観が大事なのであり、人が作ったものであろうと神が作ったものであろうと、それによって主人公などが苦しむことに変わりはない、となります。

あと、これは『スペリオル外伝』と冠してはいますが、真の意味で『本編』と呼べるのは、いま連載中の『黒き魂を持つ者たち』なのだろうと思います。
『スペリオル外伝』は元々、『ザ・スペリオル』や『スペリオル』では明らかにならなかった『裏側』を描く、というスタンスで書き始めましたので、『ザ・スペリオル』や『スペリオル』で補完できているわけではないのですよね。出せそうにない裏設定を短編形式で出していこう、と思ったのが執筆のきっかけでしたので。
むしろ『外伝』同士(主なものは『永遠の証明』と『絆はここに』)、あるいは『黒き魂を持つ者たち』のほうが繋がりは深いと思われます。実際、『黒き魂を持つ者たち』にも、『本質の柱』は(いまのところは、まだ名前のみですが)出てきていますし。
なので、機会がありましたら、ぜひ。

はい。僕のほうもぜひお邪魔させていただこうと思います。
最後に、読んでくださって本当にありがとうございました!
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