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[良い点]
読了したので、感想を書かせてもらいます。
ホラー&ミステリといった感じの作品でしたね。
心理描写が主人公の妙な無邪気さと相まって、どこか狂気じみている様に感じたところは良いな、と思いました。
[気になる点]
ここから先は自分の勝手な意見感想なので……読み飛ばしてもらって一向に構いません。

第一に惜しいと思ったのは、豊富な心理描写や人物描写に比べて情景描写が圧倒的に足りていないと感じられる部分です。
それぞれの人物がどういう行動を取った、ということは丁寧に描写されているのですが、それを取り巻く情景を上手く想像できない感じがもどかしかったです。
こういった情景描写があまり必要のないストーリーというのも勿論あると思うのですが、本作はホラーの一種であると自分は解釈したため、意見させてもらいました。
描写されるのが不良的な若者の言動ばかりなので、どこか寸劇を見ているような気分であまり恐怖を感じませんでした(そのぶん、主人公の内面描写にはある種の恐怖を感じさせてもらいましたが)。
なのでもっと周囲の情景を丹念に描写してもらえると、上手く物語世界に入り込むことができて、更なる恐怖を感じることが出来たのではないかと思います。

あと、義手のくだりは少し唐突かな、と思ってしまいました。
自分の中でこの作品の現実味が薄れてしまい、僕としては少し残念なポイントでした。
もっと描写を重ねて納得させてもらえれば、衝撃に変わっていたかもしれないですね。
 好き勝手なことを言ってしまい、大変申し訳ありません、。
[一言]
自分の感じた惜しい点ばかり書いてしまったのですが、また他の作品も読んでみたいと思える作品でした。
ありがとうございます。また、乱文長文失礼致しました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2014年 01月01日 22時21分
管理
 堤埼さん、感想ありがとうございます!! そして返信遅れて申し訳ありません。
 
 まだ理性が不完全な二次成長期以前の子供というのは、それ故のかわいらしさと同時に危険性も孕んでいると思います。そんな危険性を表現できていたようなのでよかったです。

 情景描写は本当に私の課題です。毎回努力はしているのですがどうも少なくなってしまって……。また語彙力もないので稚拙な文章が多くなってしまいます。本当ならこの作品もこの二倍程度の分量には容易になるのでしょうが、どうしても自分自身が次へ次へと物語を書く手を早めてしまって描写を怠ってしまうのです。これはこれからの執筆で改善していかなければならないポイントです。

 義手のくだり、というのは義手でナイフを受け止めた点ですか? それとも義手であったという話自体でしょうか? 個人的には義手自体は現実味があり、自然な流れだと感じています。もし、義手でナイフを受け止めるという点の方でしたら私も悩んでいました。実際たかだか高校生にナイフの流れを読んで義手で受け止めるなんて言う業は無理でしょう。ヤヒトが義手であること、さらにはそこから彼がナイトであることを衝撃の事実として表す方法を模索していてあのような流れを作りました。もっと上手な流れはなかったのかと今でも思っています。


 堤埼さんからは初めて感想を頂きましたが、他の皆さんともまた違う点からの鋭い指摘でとても参考になりました。好き勝手だなんてとんでもない。これからもご指導いただければと思います。本当にありがとうございました。
 ではまた。
  • みや
  • 2014年 01月05日 01時10分
[一言]
 3話目まで読んで。うわぁ、なるほどそういうことか。と思わずにやけてしまいましたね。「なんか変だな」と引っ掛かっていた部分も、素通りしていた表現も一気に繋がっていって、一話の“男児は右手を腕を失う大怪我”とかも、突発的な事件で腕が切断するのは大げさすぎるだろう、と思ったりしましたが、実際は自分で切っていた、などなど……。

 最終話の種明かしの話。わざとらし過ぎなくて、変な展開が作品の雰囲気を壊すなんてこともなく、無難に着地と言ったところでしょうか。個人的には、作者の答え合わせは必ずしも必要ではないと思います。僕は考えるのも、考えさせるのも好きなので。まあ、僕の好き嫌いの問題なんで、あまり気にしなくても大丈夫です。

 しかし……なんと言っても、伏線のばら撒き方と回収の仕方が見事ですね、紐解かれていく感じがもう快感! いやむしろ、紐解くと言うより、段ボール箱のガムテープを引き剥がす様な勢いでした。

 気になったことを挙げるなら、地の文、主人公の心の言葉が幼稚な感じがしました。主人公が感情的になって言葉が荒々しくなるのは分かるのですが、それはあくまでもセリフにした時に荒々しくなるのであって、地の文は言葉遣いをもっと丁寧にと言うか、上手い言葉が見つからないのですが、乱暴な言葉を連ねるのではなく、読者に言語的な言葉として感情を伝えるべきだったのではないかなと思う部分もありました。


 それでは、この辺で失礼します~~~~~~~~。
  • 投稿者: 憂木冷
  • 男性
  • 2013年 12月03日 16時41分
冷さん感想ありがとうございます。

答え合わせについてですが、私個人としては大抵の人が理解できるオチを目指しています。私自身があまり読解力のない人間なので、オチが理解できなかった時のもやもやはよくわかりますから(笑)
まあ私はオチが読めなくても構わないのですが中にはそれが原因で小説など想像力が物を言うものが嫌いという方もいるのでしょうから。

伏線のこと、褒めていただけてとても嬉しいです!! 最初はおかしいと思ったところが読み返してみると納得できる。そんな流れを目指して作りました。その目標を達成できたようでよかったです。

表現の稚拙さ。やはりバレましたか…
これまでの2作で察していただけたとは思いますが私の語彙力はとても乏しいです。日々精進はしているのですが…これからの成長に期待していただければ幸いです。


今回も適切な指摘ありがとうございました。読者の反応がしっかりわかるのでとても参考になります。
ではまた。
  • みや
  • 2013年 12月07日 14時18分
[良い点]
後半にかけての種明かし的展開は読んでいてワクワクしました。

情景描写も細かく、頭の中に映像がすんなりと浮かびました。
[気になる点]
文章のリズムが悪いな、と感じるところがいくつかありました。読んでいて違和感を感じるのです。

例えば二話目の「こんな場所であんな奴らに態度だのマナーだの言っても無駄なのだろうが」。

私は本を読むときに頭の中で声に変換して読んでいるのですが、特にこの一文は引っかかりました。
[一言]
内容的には驚きもあって、おもしろかったです!

残酷な表現は、もっと生々しくてもいいと思いますよ。

文章に関しては少し残念でした。内容がおもしろいからこそ、文章が良くなればもっと良いものになったと思います。

一度、書いたものを口に出して読んでみたら、分かると思います。

私も人の事は言えないのですが……。笑

これからも期待していますね。
  • 投稿者: 木下秋
  • 2013年 12月01日 21時44分
木下さんありがとうございます!!

わくわくしながら読んでくださっと聞いてとても嬉しいです。

文章のリズム、ですか……確かに今読み直してみたら、こんなこと言わないな、と感じました。
今度からは私も声に出して読んでみます。

残酷描写に関してですが今回は読者の反応を伺うため、またそこに重点を置いていなかったため省略しました。あと、私の表現力不足もあってあまり書き連ねても稚拙な文になってしまうので。
次に書く残酷描写にはもう少ししっかりと書こうと思っています。

的確なアドバイスありがとうございました。
ではまた。
  • みや
  • 2013年 12月02日 11時42分
[一言]
読ませていただきました。

前回のカーネーションに続き、今回表現上こだわっていらっしゃるのは「月」なのかな、と感じます。夜になれば現れるはずの月が隠されていることは、みさきが「そこにいないこと」「夜人を見守ってくれないこと」ついては「夜人の行動を肯定してはいないこと」を暗に示しているのではないでしょうか。(違ったらとんだ深読みですが…)

参考にされたかどうかは分かりませんが、芥川の「藪の中」を彷彿とさせる内容でしたね。こちらは視点の切り替えがありませんのでまた違った独自の面白味が生まれていて良いと思います。正直に言いましょう、私はこういう曖昧でややこしいお話が大好きです。まさに俺得。

ただ、ほんの一例とはいえ本来読者に任せるべき解釈を解説に示してしまうのは勿体ない気がします。「こんな読み方があるよ」と言われると「ああ、なるほど」と納得してそこで思考がストップしてしまう方もいるのでは?読み方がそれぞれな物語を書いた以上、読者を信頼して答えを示さずにおくことも大事なのではないでしょうか。
私たちは「こういう風に読んでほしい」とあれこれ考えながら書くわけですが、そういう意図、伝えたいことをどれだけ文中に込められるかというのが腕の見せ所だとは思いませんか?(^-^)「男なら拳で語れ」って言うじゃないですか…あれ、何か違うか?

しかしまあ、何度読み返してみても伏線の張り方が素晴らしいですね…「どうやったらみさき姉ちゃんを救えるか。ただその行動を誤っただけ」「必死にかばってそれすらも疎ましく思われて。僕が救ってあげたかった」なんて一見「自分がナイトだったら救えたのに」と思っているように見えて「救いたい一心で誤ってみさきを殺してしまった」という風にもとれるじゃないですか。
もう溜め息が出る思いでした。こういうのを見ると本当に悔しい。もっと精進せねば!と反省するところであります。(-.-;)

ところで素朴な疑問なんですが、夜人が殺した人たち、死体はともかく血痕はどうなっているんでしょうか?警察がトンネルを調べたなら何か出てきそうなものですが…それも見つけられないくらい無能ってことでいいんですかね。


というわけで、かなり真剣に読ませていただいた結果私が感じたのはこんなところです。部長を譲って以来後輩の小説の校正作業もしていませんので、誰かの小説を評価させていただくのは本当に久しぶりでつい熱が入ってしまいました。お気に触ったらすみません。

では、素晴らしい作品に出会わせてくれたご縁に感謝を込めて。




P.S.携帯で打っていたらうっかり文章を全部消してしまい、「ぎゃあああぁぁぁあああ」となったのは内緒です。
  • 投稿者:
  • 15歳~17歳 女性
  • 2013年 11月29日 19時51分
鮃さん。感想ありがとうございます!!

月についてですが大正解です。前回のカーネーションで感情や状態の暗喩はそこそこやったので今回は控えようと思って少ししか書かなかったのでまさかそこに着眼される方がおられるとは…驚きました。

「藪の中」、名前だけは聞いたことがあります。なにぶん文学ともラノベとも縁のない人生を送ってきたもので…。毎回とても有名な作品とネタが被ってしまわないかヒヤヒヤしながら書いてます(笑)
気に入ってもらえたようなのでとても嬉しいです。

最後の解説についてですが反省しています。自分は物書きになりたいと思いつつ、思想家でありたいという思いもあるようで、あのように解説するのが好きみたいです。ですが、私が他人の作品であのようなあとがきをみればまず間違いなく感想に鮃さんと同じようなことを書くと思います。次回からは我慢します。

伏線について褒めていただけるのが一番嬉しいです!! 昔から他人を欺いて驚かしたり楽しませたりするのが大好きで…はい、捻くれてますね。
でも今回の伏線もグレーゾーンでした。さらに精進せねば、と痛感しました。

血痕についてはものすごく悩みました。その場に血が残るだろうし、警察犬でも使えばすぐにバレるのではないか、と。結果として逃げてしまいました。読者はこのくらいなら見逃してくれるだろうって。申し訳ありません。今回はそれだけ警察が無能だったってことにしておいてください。

こんなに詳しい感想をいただけたのに気に障るなんてとんでもない! むしろもっと手厳しくして欲しかったくらいですよ!! 褒められると調子にのるので(笑)

本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

ではまた。

P.S.最後の文章を読んでこの人おもしろいな、と思ったのは内緒です(笑)
  • みや
  • 2013年 11月30日 11時20分
[一言]
おもわずのめり込んでしまいました。描写がとても丁寧に描けていますので、トンネルや、ヒビヤ、ユウトを想像することができました。ラストは私には全く想像できませんでした。でも確かに物事を見る角度を変えれば別の真実があるのかもしれませんね。
少し残念だったことを2点。ユウトとヒビヤの間違いがありました。クライマックスの部分ですので少し混乱してしまいました。
もう一つは、もっと長く読みたかったです!
おっ!おぉっ〜!って思ったところで終わってしまったので、ご自分でも書かれていますが、少し物足りなさを感じてしまいました。解説をつけずとも、例えば、ナイト編、みさき編などを書くことで、真相に迫っていく様な展開もアリだったのかなぁ。なんて思ってしまいます。(実はそれは私がやりたいのですが……)
では、次回作も楽しみにしていますね。
  • 投稿者:
  • 2013年 11月26日 20時04分
感想ありがとうございます!!

風景描写についてはものすごく苦手なのでとても嬉しいです。

ユウトとヒビヤの間違い申し訳ありません。誤字がないか再三確認したのですが…早急に手直ししておきますね。
もう1つの長く読みたい、という意見ですが、すいません。早く次作を作りたいという欲に駆られてしまいました。ただ、この物語はこれで終わるつもりはありませんよ!!
私の理念は全てが何かの一部、ですから。まあいつになるかはわかりませんが…

次回作も読んでいただけると嬉しいです。
ではまた。
  • みや
  • 2013年 11月29日 18時37分
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