感想一覧

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[一言]
珍しい舞台だけで、十分読めました。
雰囲気はハードボイルドですね。あとはセンテンスを削り、笑い声を描写に変えれば更に鋭さがあるものになったと思います。ただ、そうじゃなくても楽しめました!
  • 投稿者: 筑前助広
  • 30歳~39歳 男性
  • 2016年 01月30日 02時27分
ご感想ありがとうございます。自分の文章としてはひとつの極に位置する作品だと思います。お楽しみ頂けたとのことで欣快でした!
[良い点]
みなさんが感想でおっしゃっているように、流れるような筆致と神話としてのバランス感覚が絶妙でした。
暴力描写も性描写も一連の流れの中でかなり気を配られている感覚でした。
確かに読んでいて、どんよりとよどむような重苦しいものが残らず、ずしりと心に響きながらも読後感がどこか爽やか、というのも確かな描写力のおかげでしょうか。
[一言]
非常に楽しんで読ませていただきました。
錠前の歌、というタイトルもどこかロケンローですね!

アイスランド、北欧のお話をたくさん書いていらっしゃるのですね。
かなり思い入れが強いのでしょうか、北欧という風土の持つ一種独特の空気をご自分のものとして自在に操っておられる印象を受けました。
これからもまた少しずつですが読ませていただきますね。
 感想をいただいていたことに気づかず、お返事大変遅れてしまいました、申し訳ありません。

「鍵」をテーマにした短編競作企画でした。当然に男女の関係性というのが連想されたのですが(おい)、なろうは全年齢作品なのでその辺で頭を捻っているうちに、こんな作品が下りてきたのを覚えています。

 

 風吹き荒れる氷の島で重い荷車を引く男と、不思議な魔術を操る女。それがえらく鮮烈なイメージとなって瞬時に結晶した感覚がありました。

 主人公を成長期の少年に置き換えた、長編ハイファンタジーとして語り直す、という腹案がもう二年近く頭の中にわだかまっています。そのうちお目に掛けることになるかもしれません。
[良い点]
紛れも無くファンタジー、幻想でした。

アイスランドという大地が浮かんでくるようでした。
[一言]
不思議と民話的な雰囲気も感じました。

残酷で、エロスで、袋小路な、どん詰まりな不思議な面白さのある短編でした。

面白かったです。良い短編でした。
 お返事遅くなりました。ご感想ありがとうございます。

 既に何度か語っております通り、視覚的なイメージが一塊に振ってわいた感じの一編でした。ご指摘の通り民話のようでもありますし、残酷さとエロスと閉塞感を詰め込んだ、子供の情操教育に悪い玩具の缶詰といった感じです。

 ちなみに中てたことはありません>缶詰

 個人的にはこういうものがファンタジーだろうと思っているのですが、これを長編でやったりするのは難しいでしょうねえ。

年内に後数回、いくつかの作品を更新できるかと思います。どうぞお楽しみに。
[一言]
一面の深い雪原と寂寥感迫る空が目に浮かんだのです。
杯作品の中で読後のイメージが一番長く残った作品でした。
お話全体を包む静まった暗く深い森のような雰囲気に気圧されました。
内容に比して読後は嫌な味が残らないという不思議。

ありがとうございました。
  • 投稿者: 白桔梗
  • 2013年 12月13日 17時50分
 ご感想ありがとうございます。

 普段は割りとすっとぼけたタッチで小説を書いている(つもり)なのですが、今回は登場人物に極力内心を語らせず、三人称の客観描写と、古めかしい物語の手法とモチーフを放り込むことで寓話的に書きました。
 神話を模倣したような構造のおかげで、読後感がさっぱりしたものになっているのでしょうか。こんな作品はあまりたくさんは生み出せないだろうなと、自分でもちょっと不思議な気分です。
[良い点]
・印象的な擬音語の繰り返しによる、重い世界観の演出
これによって、自然と引き込まれる。作品そのものの印象にも残る。じゃらり。
[一言]
性描写はギリギリ感を感じます。
 ご感想ありがとうございます。擬音語の繰り返しによるリズム、大げさに言えば催眠的な効果はそれなりに狙ったものに近い効果が出せたのではないかと思います。
 ケルトの魔法が天敵とする鉄まさにそのものを媒介とし、性の原初的パワーを巡らせた非ゲーム的魔術の世界観を感じていただけていれば幸いです。

 性描写はかなりぎりぎりだと思います。お叱りがきたら削除かなーw 綺麗っぽく描いてますがその実獣姦ですしね。
 ですがまあ、別の感想返しコメントでも書いたとおり、全部ひっくるめて降りてきたものなので、代替が利かなかったのです。
[一言]
いいもの読んだ。

アイスランドの索漠とした風景が二人の関係ととても合ってますね。
  • 投稿者: ラーさん
  • 30歳~39歳 男性
  • 2013年 12月03日 21時04分
ご感想ありがとうございます。冬のアイスランドが主な舞台なのでそんなはずはないのですが、ともすると脳内映像では『熊』が腰布一つになってしまいがちなのが困りものですw

殺伐とした陰鬱な話なのに映像は美しく感じる、そんなイメージを念頭に書いておりました。
『灰色娘』の赤い唇と白い柔肌、『熊』の黒々とした蓬髪と古めかしい巨剣、伝わっておりましたでしょうか。

切り口を変えるとすごくピュアな愛の物語のような気もします。
[一言]
はじめまして。
読んでいて、物語に入るのではなく、
呑まれました。
小説じゃなく、実際の世界を見ているような。
すごかったです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 12月03日 13時54分
管理
 はじめまして。元々が漫画家志望だったので、頭の中に浮かんだ映像を文章に落とし込むようなやり方で書いていることが多いです。臨場感を感じていただけたとしたら、そういった部分が上手く作用しているのかもしれません。

ご高覧ありがとうございました。お暇でしたら他の作品もどうぞお楽しみください。

[良い点]
7千文字以下で綺麗にまとまっているところです。
[一言]
はじめまして。
熊が自我を取り戻す時が悲しかったです。
最後、熊は灰色娘に対して殺意は覚えなかったのでしょうか?やはり、奴隷と主人以外の思いがそこにあったのかと勝手に想像しました。
7千文字以下で重厚なファンタジーをありがとうございました。
お楽しみいただき、ありがとうございました!
どこかでお目にかかったお名前のように思いましたが、多分参加者の方の割烹にコメントなさっておられた方かと存じます。ご縁と申しますか、読んでいただけて嬉しいです。

ラストシーンで灰色娘が見上げた星がゆがんで滲んだ、と言うのは多分そういうことなのだな、と思っていただけるとよいかと。熊がただ剣を引きずって立ち去るのも。

いろいろあったとしても荒野の寂しい旅を共にすれば、情も移り依存心やかすかないたわりのようなものもあったことでしょう。魔法だけの所為ではなく。
彼女の魔法が破綻したのはそういう部分を無視し、あるいは御し切れなかったからかもしれませんね。
[一言]
タグを見て、読み始めたら主人公が熊とか、またぶっ飛んだ作品かと思いましたが
コレ普通に面白いじゃないですか!

このぐらいのファンタジー度の作品いいですね。
ファンタジーの使い方がかなり自分の好みです。
 ご感想ありがとうございます! 熊といえばぶっ飛んだと思うのは何かの悪い影響ですね!(笑)

 こんな感じのダークファンタジー、大好物です。ばいめたの方は極力「いわゆる」ファンタジー要素を廃してますので、自分でも書いてて気持ちよかったですw
[良い点]
エロスとバイオレンスの加減が絶妙で
非常に素晴らしい出来だと思いました。
ここまで好みにドンピシャだったものは久しぶりで、
無駄にエキサイトしてしまいました。

ありがとうございました!
ご感想ありがとうございます。好みにどんぴしゃ、と言っていただけるほど楽しんでいただけたようで何よりです。
変身シーンで正直お話的にクライマックスになってしまうので、後半をいかにあっさり済ますかにちょっと苦労したり。エロスに関してはどぎつすぎなかったかと心配でしたが意外と好評で胸をなでおろしてますw

御作も後ほど拝見させていただきますね!
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