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[一言]
 立花悠先生、初めまして。私、鏑(かぶら)と申します。本作品の感想を残させて頂きたく思います。
 プロットは、しっかり練られているように感じました。話に展開がありますし、感情のない主人公の動きも矛盾がないと思います。
 けれど、このお話、骨組は美しいのに肉付けがあまり上手く出来ていないように思えます。読者を作品に感情移入させるためには、主人公の見聞きしたものを追体験させなければならないわけですが、そのために必要になる“細かい情報”が本作品には少ないのです。作者様はこの作品世界のことをすべて見渡せるわけですが、読者は作者様の紡いでくれた文章でしか、作者様の作品世界を覗けないのです。なので、一読者としては、もっとこの作品世界を書き込んでほしかったなァ、と。
 立花悠先生、これからも先生の作品世界を紡いでください。立花先生の作品世界は立花先生にしか紡げないものなのですから。

P.S.この感想は、あくまで一読者・鏑の感想でしかありません。なので、お気に召さぬ感想であれば削除して頂いても結構です。
  • 投稿者: 鏑
  • 2008年 12月28日 22時23分
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